月刊ザテレビジョン
表紙は#道枝駿佑[超话]# 目黒莲# 。#TravisJapan#海賊撮&新ドラマ相関図
●表紙:道枝駿佑&目黒蓮
学園ラブコメで奇跡の初共演!
距離感にドキドキ…夕暮れ教室グラビア
●秋の新ドラマ相関図
52作品160人超を掲載!
BS&WOWOW&海外ドラマも総まとめ
●秋の新番組ぜんぶ見せます
芸人バラエティー&「鬼滅」アニメほか全90本一気見せ
●サイン入り生写真プレゼントも!秋ドラマ主役インタビュー
柳楽優弥&井上真央&加藤シゲアキ
#小栗旬[超话]##米仓凉子[超话]##田中圭[超话]# &安田顕ほか
●グラビア
#相叶雅纪[超话]##高桥海人[超话]#
古田新太松坂桃李[超话]#
山田杏奈&作間龍斗
眞栄田郷敦
●本誌初登場!BE:FIRST
オーディション企画発のスーパールーキーが自己紹介
●新ドラマ「正義の天秤」特集
同い年エピソードも!#亀梨和也[超话]# 、#北山宏光[超话]# インタビュー
●新キャストが伝説を作る!秋舞台リポート
「DREAM BOYS」「少年たち―」
●プレーバック!V6
26年分の月テレ&グラビア増刊を振り返る
●巻末スペシャル!Travis Japan
ジャニーズJr.のてっぺんのその先へ。
野望燃える海賊風グラビア
●TV通が推す!シブいけど面白い番組
●連載第7回「VS魂」浮所飛貴
連載2周め!浮所的ドリームチームを作ろう
●好評連載
草なぎ剛 パラリンピックを振り返る
#桥本环奈[超话]# 特別講師DJ松永にDJを学ぶ!
#横浜流星[超话]# 写真集&パーソナルブック 未公開カット蔵出し!
#浜辺美波[超话]# 、斉藤朱夏、和田雅成
表紙は#道枝駿佑[超话]# 目黒莲# 。#TravisJapan#海賊撮&新ドラマ相関図
●表紙:道枝駿佑&目黒蓮
学園ラブコメで奇跡の初共演!
距離感にドキドキ…夕暮れ教室グラビア
●秋の新ドラマ相関図
52作品160人超を掲載!
BS&WOWOW&海外ドラマも総まとめ
●秋の新番組ぜんぶ見せます
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柳楽優弥&井上真央&加藤シゲアキ
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●グラビア
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古田新太松坂桃李[超话]#
山田杏奈&作間龍斗
眞栄田郷敦
●本誌初登場!BE:FIRST
オーディション企画発のスーパールーキーが自己紹介
●新ドラマ「正義の天秤」特集
同い年エピソードも!#亀梨和也[超话]# 、#北山宏光[超话]# インタビュー
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「DREAM BOYS」「少年たち―」
●プレーバック!V6
26年分の月テレ&グラビア増刊を振り返る
●巻末スペシャル!Travis Japan
ジャニーズJr.のてっぺんのその先へ。
野望燃える海賊風グラビア
●TV通が推す!シブいけど面白い番組
●連載第7回「VS魂」浮所飛貴
連載2周め!浮所的ドリームチームを作ろう
●好評連載
草なぎ剛 パラリンピックを振り返る
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#横浜流星[超话]# 写真集&パーソナルブック 未公開カット蔵出し!
#浜辺美波[超话]# 、斉藤朱夏、和田雅成
俳優・高良健吾さんが、時の道を駆け抜ける
これまでやりたくても「時間」がなくてできなかったことに挑戦する「時間」をセイコー プレザージュが提供するこの企画。
「しまなみ海道を自転車で走ってみたい」
俳優の高良健吾さんは「挑戦してみたかったことはありますか?」との問いかけに、間髪を入れずにそう答えた。その「挑戦」のために、広島県尾道市へ。ここを起点に愛媛県今治市まで、瀬戸内海に浮かぶ島々を七つの橋で結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」を、自慢の愛車で走り抜けた。念願の「道」を走った体験、さらに俳優として歩んできたこれまでの「道」について語ってもらった。
「サイクリストの聖地」を愛車で走りたい
――自転車に興味をもったのはいつごろからですか? どんな魅力を感じていますか。
熊本県の田舎出身なので、幼いころから遊ぶのも学校に行くのも自転車はなくてはならない「足」でした。高校も自転車通学で、まわりはママチャリが多かったけれど、僕はこだわってBMXに乗っていましたね。
高校を卒業し、役者の仕事を始めるために上京してからも、自転車はいつも僕の相棒として活躍してくれました。都内って車だと渋滞に巻き込まれて時間がかかったりする。タクシー代だってバカになりません。その点、自転車は意外に速く移動できるし、お金もかからない。もちろん、風を切って走る気持ちよさも大きな魅力です。
――今回、瀬戸内しまなみ海道を自転車で走っていただきました。
去年、最初の緊急事態宣言が出たころ、新しい自転車を手に入れました。昔からずっと憧れていたニューヨーク生まれのブランド「ブルックリンマシンワークス」のピストバイクです。ピストバイクはもともとトラック競技用の自転車で、通常ギアが固定されていて、ペダルを止めるとホイールが止まります。僕は都内の街走りもしやすいようにフリーギア(ペダルを止めてもホイールが回る普通のギア)にしました。ほかにも、自転車に詳しい友達にアドバイスしてもらい、ほぼカスタムメイドで仕上げた世界に1台だけのこだわりの愛車です。
いつかこの自転車で瀬戸内しまなみ海道を走ってみたい――。瀬戸内しまなみ海道は国内はもちろん海外の自転車乗りの間でも知られ、「サイクリストの聖地」と称されるサイクリングロード。僕もいつかはと憧れていたのです。そんな中、今回の企画のお話をいただいて。即答でしたね(笑)。
――実際に走ってみて、いかがでしたか。
とにかく気持ちがよかった! 美しい海やレモン畑など瀬戸内ならではの景色がとても美しく、中でも橋からの眺めは最高でした。道中いくつもの橋を渡るのですが、高い上に風が吹き抜けるので最初はちょっとヒヤッとして。でも、そのスリリングな感じも走るごとに楽しくなっていきました。この橋を渡る感覚は瀬戸内しまなみ海道ならではの醍醐(だいご)味だと思います。
それに、自分の自転車で走るのが思っていた以上に楽しかった。これまでも旅先で自転車を借りて走ったことはあるのですが、自分の自転車を目的地まで運んでサイクリングするのは今回が初。今はコロナ禍で以前のように自由に旅ができませんが、収束してからも自転車で様々な場所を走り、巡るのは、新しい旅の形としてすごくいいんじゃないかな。
――瀬戸内しまなみ海道は高低差もあり、上り坂がきつい難所も少なくありません。
確かにしんどい場所は何カ所かありましたが、必死にこいで、自分の足だけで上れたときが最高に気持ちいい。頑張ってきたからこその絶景が目の前に広がっている。登山と同じ感覚かもしれませんね。実は今回、「立ち漕ぎはしない」と決めて走りました。きつかったけど、しんどかったけれど、だからこそ楽しいし気持ちいいし、感動もひとしおでした。
真剣に向き合ってくれた監督の言葉が今も支えに
――15年余り続けてきた俳優活動も、しんどい上り坂や難所があったのでは。分岐点となった作品や出会いはありますか?
18歳のときに出演した映画『M』の廣木隆一監督との出会いは、役者としてやっていく上で大きなターニングポイントになりました。当時の僕はまだ熊本に住んでおり、撮影のために東京に通っていました。今でも人前でセリフを言うのは緊張しますが、若くて役者としてもまだまだ駆け出しで、緊張と恥ずかしさでいっぱいでした。「演じる」とは何かもわからない、なんのテクニックもない。そんな僕に、廣木監督はこんな言葉をかけてくれました。
「役としてちゃんとその場にいなさい」
どういう意味だろう? とものすごく考えました。そして、僕の中から役が生まれ自分のものとして演じられるようになることを、監督は待っていてくれた。そのときの感覚は今も大切にしていて、「この役としてどういよう」「どうしたら説得力が出るか」は、どの作品でも常に心に留め、考え、準備をして取り組んでいます。
今思えば、18歳のガキに向き合い、真剣な言葉をかけていただけたのは大きかったなぁと。学生のころってどこか大人をナメているものだけど、廣木監督の言葉で大人に対する印象もガラリと変わりました。
――今回は「セイコー プレザージュ Sharp Edged Series GMT」を身につけて走っていただきました。普段、腕時計は使っていますか?
何本か持っています。以前は、スマホで確認しようが腕時計を見ようが、時間さえわかれば正直どちらでもいいと思っていました。でも、あるとき「こっち(腕時計)だわ」と思えたことがあって。なんていうのかな、もう一つ「味」がほしかった。以来、シチュエーションや気分で腕時計を選ぶことを楽しんでいます。
こだわりは「自分の腕にどう収まるか」。デザインや機能、つけ心地はもちろんですが、いい具合の収まり方があるんです。今回の時計はケースサイズが42.2mmで、腕がそんなに太くない僕にはちょっと大きいかな? と思ったんです。でも着けてみるとものすごく収まりがいい。それなりに厚さもあるのに、このしっくりと収まる感じは初めての感覚でした。
着け心地もとてもよかった。僕はあまり気にせずにガシガシ使いたいタイプ。ちょっと傷がついているぐらいがかっこいいと思っているので。今回のサイクリングのようにアクティブなシーンにもピッタリですね。
――ほかにはどんなシチュエーションで着けてみたいですか?
スタイリッシュなデザインだからスーツにも合うと思います。旅先でサイクリングするときはもちろん、ちょっとフォーマルなレストランに行くときなどにもいいですね。また、GMT機能(時針、分針、秒針の3本に加わる4本目の24時針=GMT針によって、もう一つの時刻を表示する機能)が搭載されているので、海外旅行に連れていったら大活躍してくれるに違いありません。
時間は有限。限りあるなかで挑戦を続けたい
――コロナ禍に見舞われ、世界中の人々がこれまでとは違う時間を過ごしています。改めて「時間」「時」をどうとらえていますか?
時間は有限。人生は1回限りでいつかは終わる。その感覚は以前から持っていましたが、より強くそう感じるようになったかもしれません。もちろん、今はコロナで我慢しなければいけないことも多いけど、やりたいこと、行きたいところがあったら、僕はできるだけすぐに行動したいと思っています。40代になったら、50代になったら……というお楽しみもあるけれど、そこまで生きているかなんてわからないから。
それに年齢を重ねるうちに時間の流れがどんどん速くなっている。あっという間にすぎていく。そんな風にも感じています。でも、それは当たり前のことで、ネガティブにはとらえていません。残されている時間が限られているからと、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと焦ったりはしない。今読んでいる本を、今日は昨日よりも1行読み進めることができた……。そのぐらいの感じがいい、と思っています。
――俳優として、これからどんな景色を描いていますか。
外国の人と関われたらいいなと思っています。運とチャンスに恵まれるのなら、海外作品に参加してみたい。そう願っています。
役者の世界に関わらず、僕のまわりには挑戦し続けている大人たちがいる。かっこいい大人もいる。その影響は大きくて、僕も「歳をとる」よりも「歳を重ねて」いきたい。いい枯れ方をしていきたい。限りある「時間」の中で、いろいろな挑戦をポジティブに続けていきたいですね。
(文・中津海麻子 写真・高橋雄大)
※今回の企画は、新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じた上で取材・撮影を行いました。
https://t.cn/A6Mv3h8T
これまでやりたくても「時間」がなくてできなかったことに挑戦する「時間」をセイコー プレザージュが提供するこの企画。
「しまなみ海道を自転車で走ってみたい」
俳優の高良健吾さんは「挑戦してみたかったことはありますか?」との問いかけに、間髪を入れずにそう答えた。その「挑戦」のために、広島県尾道市へ。ここを起点に愛媛県今治市まで、瀬戸内海に浮かぶ島々を七つの橋で結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」を、自慢の愛車で走り抜けた。念願の「道」を走った体験、さらに俳優として歩んできたこれまでの「道」について語ってもらった。
「サイクリストの聖地」を愛車で走りたい
――自転車に興味をもったのはいつごろからですか? どんな魅力を感じていますか。
熊本県の田舎出身なので、幼いころから遊ぶのも学校に行くのも自転車はなくてはならない「足」でした。高校も自転車通学で、まわりはママチャリが多かったけれど、僕はこだわってBMXに乗っていましたね。
高校を卒業し、役者の仕事を始めるために上京してからも、自転車はいつも僕の相棒として活躍してくれました。都内って車だと渋滞に巻き込まれて時間がかかったりする。タクシー代だってバカになりません。その点、自転車は意外に速く移動できるし、お金もかからない。もちろん、風を切って走る気持ちよさも大きな魅力です。
――今回、瀬戸内しまなみ海道を自転車で走っていただきました。
去年、最初の緊急事態宣言が出たころ、新しい自転車を手に入れました。昔からずっと憧れていたニューヨーク生まれのブランド「ブルックリンマシンワークス」のピストバイクです。ピストバイクはもともとトラック競技用の自転車で、通常ギアが固定されていて、ペダルを止めるとホイールが止まります。僕は都内の街走りもしやすいようにフリーギア(ペダルを止めてもホイールが回る普通のギア)にしました。ほかにも、自転車に詳しい友達にアドバイスしてもらい、ほぼカスタムメイドで仕上げた世界に1台だけのこだわりの愛車です。
いつかこの自転車で瀬戸内しまなみ海道を走ってみたい――。瀬戸内しまなみ海道は国内はもちろん海外の自転車乗りの間でも知られ、「サイクリストの聖地」と称されるサイクリングロード。僕もいつかはと憧れていたのです。そんな中、今回の企画のお話をいただいて。即答でしたね(笑)。
――実際に走ってみて、いかがでしたか。
とにかく気持ちがよかった! 美しい海やレモン畑など瀬戸内ならではの景色がとても美しく、中でも橋からの眺めは最高でした。道中いくつもの橋を渡るのですが、高い上に風が吹き抜けるので最初はちょっとヒヤッとして。でも、そのスリリングな感じも走るごとに楽しくなっていきました。この橋を渡る感覚は瀬戸内しまなみ海道ならではの醍醐(だいご)味だと思います。
それに、自分の自転車で走るのが思っていた以上に楽しかった。これまでも旅先で自転車を借りて走ったことはあるのですが、自分の自転車を目的地まで運んでサイクリングするのは今回が初。今はコロナ禍で以前のように自由に旅ができませんが、収束してからも自転車で様々な場所を走り、巡るのは、新しい旅の形としてすごくいいんじゃないかな。
――瀬戸内しまなみ海道は高低差もあり、上り坂がきつい難所も少なくありません。
確かにしんどい場所は何カ所かありましたが、必死にこいで、自分の足だけで上れたときが最高に気持ちいい。頑張ってきたからこその絶景が目の前に広がっている。登山と同じ感覚かもしれませんね。実は今回、「立ち漕ぎはしない」と決めて走りました。きつかったけど、しんどかったけれど、だからこそ楽しいし気持ちいいし、感動もひとしおでした。
真剣に向き合ってくれた監督の言葉が今も支えに
――15年余り続けてきた俳優活動も、しんどい上り坂や難所があったのでは。分岐点となった作品や出会いはありますか?
18歳のときに出演した映画『M』の廣木隆一監督との出会いは、役者としてやっていく上で大きなターニングポイントになりました。当時の僕はまだ熊本に住んでおり、撮影のために東京に通っていました。今でも人前でセリフを言うのは緊張しますが、若くて役者としてもまだまだ駆け出しで、緊張と恥ずかしさでいっぱいでした。「演じる」とは何かもわからない、なんのテクニックもない。そんな僕に、廣木監督はこんな言葉をかけてくれました。
「役としてちゃんとその場にいなさい」
どういう意味だろう? とものすごく考えました。そして、僕の中から役が生まれ自分のものとして演じられるようになることを、監督は待っていてくれた。そのときの感覚は今も大切にしていて、「この役としてどういよう」「どうしたら説得力が出るか」は、どの作品でも常に心に留め、考え、準備をして取り組んでいます。
今思えば、18歳のガキに向き合い、真剣な言葉をかけていただけたのは大きかったなぁと。学生のころってどこか大人をナメているものだけど、廣木監督の言葉で大人に対する印象もガラリと変わりました。
――今回は「セイコー プレザージュ Sharp Edged Series GMT」を身につけて走っていただきました。普段、腕時計は使っていますか?
何本か持っています。以前は、スマホで確認しようが腕時計を見ようが、時間さえわかれば正直どちらでもいいと思っていました。でも、あるとき「こっち(腕時計)だわ」と思えたことがあって。なんていうのかな、もう一つ「味」がほしかった。以来、シチュエーションや気分で腕時計を選ぶことを楽しんでいます。
こだわりは「自分の腕にどう収まるか」。デザインや機能、つけ心地はもちろんですが、いい具合の収まり方があるんです。今回の時計はケースサイズが42.2mmで、腕がそんなに太くない僕にはちょっと大きいかな? と思ったんです。でも着けてみるとものすごく収まりがいい。それなりに厚さもあるのに、このしっくりと収まる感じは初めての感覚でした。
着け心地もとてもよかった。僕はあまり気にせずにガシガシ使いたいタイプ。ちょっと傷がついているぐらいがかっこいいと思っているので。今回のサイクリングのようにアクティブなシーンにもピッタリですね。
――ほかにはどんなシチュエーションで着けてみたいですか?
スタイリッシュなデザインだからスーツにも合うと思います。旅先でサイクリングするときはもちろん、ちょっとフォーマルなレストランに行くときなどにもいいですね。また、GMT機能(時針、分針、秒針の3本に加わる4本目の24時針=GMT針によって、もう一つの時刻を表示する機能)が搭載されているので、海外旅行に連れていったら大活躍してくれるに違いありません。
時間は有限。限りあるなかで挑戦を続けたい
――コロナ禍に見舞われ、世界中の人々がこれまでとは違う時間を過ごしています。改めて「時間」「時」をどうとらえていますか?
時間は有限。人生は1回限りでいつかは終わる。その感覚は以前から持っていましたが、より強くそう感じるようになったかもしれません。もちろん、今はコロナで我慢しなければいけないことも多いけど、やりたいこと、行きたいところがあったら、僕はできるだけすぐに行動したいと思っています。40代になったら、50代になったら……というお楽しみもあるけれど、そこまで生きているかなんてわからないから。
それに年齢を重ねるうちに時間の流れがどんどん速くなっている。あっという間にすぎていく。そんな風にも感じています。でも、それは当たり前のことで、ネガティブにはとらえていません。残されている時間が限られているからと、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと焦ったりはしない。今読んでいる本を、今日は昨日よりも1行読み進めることができた……。そのぐらいの感じがいい、と思っています。
――俳優として、これからどんな景色を描いていますか。
外国の人と関われたらいいなと思っています。運とチャンスに恵まれるのなら、海外作品に参加してみたい。そう願っています。
役者の世界に関わらず、僕のまわりには挑戦し続けている大人たちがいる。かっこいい大人もいる。その影響は大きくて、僕も「歳をとる」よりも「歳を重ねて」いきたい。いい枯れ方をしていきたい。限りある「時間」の中で、いろいろな挑戦をポジティブに続けていきたいですね。
(文・中津海麻子 写真・高橋雄大)
※今回の企画は、新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じた上で取材・撮影を行いました。
https://t.cn/A6Mv3h8T
9月12日的Flow 木村拓哉对话中村安
【多亏了有狗才能身体健康这种话真是…[笑cry]AMU表示狂笑】
第百六十二回目「拓哉キャプテン × 中村アン」Part2
今月9月のゲストは、9月17日から公開となる映画『マスカレード・ナイト』でも共演している、中村アンさん。ここでしか聞けないトーク、お楽しみに!
中村:“ワルツ““酔う“で一回調べましたもん。
木村:(笑)。
中村:“これ病気かなぁ“と思って不安になって(笑)。それで先生に「タンゴとかワルツを踊って酔う人はいないんですか?」って聞いたら「初めの頃はいますよ〜」って言われて、“タンゴとかワルツで普通に酔う人がいるにはいるんだ。良かった!”とか思って(笑)。
木村:でも、アンちゃんって、高校で…だっけ?
中村:そうです! 高校、大学ってチアリーディングをしてたんです。
木村:その時は問題なかったの?
中村:私は下で支える方だったんです。上で回る子じゃなかったんです。
木村:下の子だったんだ。
中村:上で回る子だったら多分ダメだったなと、アレをやって思いました。上で回る子って、こんな気持ちなんだって…あんな7年間もやったのに(笑)。だから、落ちてきたものを「支える」とか「飛ばす」とか「耐える」っていう方だったので大丈夫でしたね。
木村:アンちゃん、トレーニングってどれぐらいやってるの?
中村:今は姿勢改善とかを。
木村:姿勢改善?
中村:なんか肩甲骨を寄せるとか、なんて言うんですか…筋膜リリース!
木村:出た! 一番嫌なやつ(笑)。
中村:ええ〜(笑)。
木村:一番嫌なやつ(笑)。
中村:うそぉ! あれ嫌いですか?
木村:いや…あの…その〜…。
中村:痛いから?(笑)
木村:『木村さ〜〜ん!』ってやつでやらされたんですけど…。
中村:(笑)。
木村:何アレ?
中村:えっ、むしろ、あのコロコロローラーとかでやっていると思ってました。
木村:あんな痛ってぇーのやんないよ。
中村:え〜! 癒着してるんですって。
木村:だとしたら俺は相当、癒着してますよ。やだもん、あんな痛いの…。
中村:(笑)。重いもの持ったりしてると、くびれとかできないんですって。その癒着を取ると呼吸もしやすくなるし、女性らしい身体になるんですって。だから解してます。自粛を機に“家でできることはなんだろう?”って思って出会ったんですけど、だからひたすら(やってます)。痛いですよね。
木村:痛いよ!
中村:(笑)。嫌ですか?
木村:いや〜…うん。どちらかと言うとSの方なんで。
中村:そうですよね。私はMの方なので、たぶん大丈夫なんですよね。
木村:そうなんですか。
中村:でも、痛いを超えると、めちゃくちゃ気持ち良いに変わりますよ。
木村:もう、ずっと痛いですよ。それをちゃんとやってるんだ。
中村:週に1回行って、それをやっています。
木村:どっかに行ってやってるの?
中村:そういう先生がいるんですよ。
木村:筋膜リリース…。“筋膜”って聞いただけでも痛いもん。
中村:じゃあ、筋トレが良いですか? トレーニングは何してるんですか?
木村:いや、そんなにしてない。あ、雨が降らない限り歩いてはいますね。
中村:そっか! ワンちゃんとね。インスタグラムを見ていると、歩いている歩数がけっこうすごいですよね。1時間か2時間くらい歩くんですか?
木村:2時間弱。
中村:ええっ。
木村:でもこの間、「健康歩数っていうのが昔と今は違いますよ」って言われて。昔は(健康歩数は)1万歩って言われたらしいですけど、1万歩っていうのが「わりと歩きすぎですよ」とか言われましたね。
中村:そうなんですか?
木村:今(健康歩数は)8000歩ぐらいらしいですね。
中村:でも散歩でもしない限り8000歩も歩かないですよね。歩きますか?
木村:だから、犬がいるおかげでフィジカルは整っている感じがありますね。
最初こういうお仕事をする前、大学生の時は就職活動って経験したんですか?
中村:(就職試験は)受けなかったんですけど、エントリーシートは書きました。普通に就職してほしいって言う両親の元で育ったので、割と就職活動はしたんですよ。ビッグサイトとかでやるアパレルとかの就職説明会とかにも行きました。大学にチアリーディングの推薦を使って入ったので、スカウトとかもしていただいていたんですけど、あまりそういう活動ができなくて(チアリーディングを)引退して、“どんな仕事に就こう”ってなった時に、ずっと引っかかってたんですよね。“何か芸能のお仕事やってみたいなぁ”みたいな。でも親は銀行とか保険会社とか、わりと堅めな安定志向だったので。誠意を見せるだけ、色々やってみようと思って(笑)。
木村:じゃあ、芸能に進むきっかけはどこから?
中村:きっかけは、本当に興味本位で、事務所でお話しをいただいていた所に行ってみて、もう“やってみたい!”っていう一心で強行突破しちゃった感じです。
木村:その反対してた両親とは?
中村:「3年だけ見ててほしい!」って言って説得しました。全然納得してなかったですけど(笑)。
木村・中村:(笑)。
中村:光が見えなかったら潔く諦めて、ちゃんと働くって言って3年目…まあ4年目ぐらいの最後の方で、ちょっと光が見えて。光と言っても朝の番組のレギュラーとかなんですけど、何か繋ぎ止めてもらってるような感じを上手いことごまかして(笑)。
木村:(笑)。
中村:25歳で「バラエティ番組に挑戦しよう!」っていうことで、そこから(両親を)納得させられるように頑張った感じですかね。
木村:でも、「無造作かきあげヘアー」っていうのを女子たち、みんなやってたじゃん。
中村:あれは大学生の頃からやっていたんですよ(笑)。小さい時にお母さんがすぐ髪を切っちゃうんで、自分の意思で伸ばせるようになったら髪をかきあげたいって、ずっと思ってたんですよ(笑)。
木村:そうなんだ(笑)。
中村:「大人になったら、いくらでもやりなさいよ」みたいな感じで(笑)。
木村:けっこう、お父さんもお母さんも「アンちゃん! アンちゃん!」じゃなかったんだね。
中村:全然。今思うと、けっこうスパルタでしたよ。だから「自立した人になりなさい」って、すごい言われました。
木村:で、2015年に連続ドラマに出演されて。
中村:そこからバラエティで、(髪を)かきあげ出した頃も…。
木村:かきあげだした(笑)。
中村:かきあげてる頃も(笑)。
木村:天ぷらっぽく言うなよ(笑)。
中村:いろんな発言というか、思ったこをと言うっていうのが…。両親はヒヤヒヤしてたでしょうけど、ドラマとかをやってからはすごい喜んでくれますね。だから、私も両親から離れてスイッチが入った感じがします。26(歳)ぐらいで一人暮らしをして、そこからは自分でもスイッチを入れることができました。
木村:お芝居は、もう面白くなりました?
中村:おかげさまで。私の中でドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)は、すごく大きかったです。フードライターで木村さんたちに仕返しするために潜んでたじゃないですか。あのチームでやらせていただいて、(演技の)「何が楽しい」って言えるまでに全然到達もしてないし、(演技が何か)わからないまま、でも“頑張りたい”と思ってやっていたんですけど、あの辺りから“もっと(演技を)やってみたい!”と思うようになりました。
木村:マジですか?
中村:はい。
木村:良かったです。でも本当に良い現場だったからね。
中村:素敵な現場でした。なんだろ、みんな木村さんのことが好き。
木村:ん?
中村:(笑)。やっぱり木村さんの話をする時とか、(みんな)けっこう目がキラキラしますもん。それはスタッフさんもそうだし、この前、ドラマ『グランメゾン東京』でパティシエを演っていた吉谷彩子さんに会った時も、『グランメゾン』の話をしていて。ご自身だったら多分わからないと思いますけど、木村さんのパワーはすごいです。
木村:全くわからないです。
中村:なんていうんですかね。昨日とかも考えてたんですよ。これはご一緒させていただいて感じることというか…ん〜、純粋に、みんな木村さんのことが好きです。座長でもあるけど、“ついて行こう”っていうか、気付いたら“ついて行くしか(ない)”っていうか…。なんだろ、上手く言えなくてごめんなさい(笑)。みんな、木村さんと一緒にお芝居できることは楽しいっていうのはあると思います。
木村:マジですか。
中村:逆に、木村さんは何か意識してることは?
木村:意識していることは…普段も役で作業する時も100で相手を感じたいなぁっていうのありますね。
中村:うんうん。
木村:普段もお芝居、本番中も100かな。
中村:なるほど。
木村:100で感じてると、例えば普段のアンちゃんの時に“今疲れてんなぁ”とか“今はちょっと一人タイムだなぁ”とかいうのも何となく自分なりに感じられると思うし。本番は本番で役としてですけど、木村(拓哉)として感じるというよりは、『グランメゾン』の時であれば、尾花として感じられるというか。あとは何も考えてないですね。
中村:そうなんですね。何て言うんですかね…木村さんは全員に平等だなって思います。相手が誰であれ、何をやってきたとかも関係なく、平等に接してくれるってすごい。
木村:どうですかね。そんなことないですよ。
中村:あとは、自分が映ってない時も、それこそ100っていうか、全力なんですよね。そういうのって、すごい感じますよね。
木村:いやいや、違うことやったらダメでしょ。
中村:でも、なんかいろんな人がいるじゃないですか。
木村:僕は、なんかそうするのが好きじゃないです。
中村:そうですよね、相手ありきの。
木村:だって相手がいてくれて成り立つものだから。
中村:あと、優しいですね。
木村:誰が?
中村:木村さん。
木村:俺? 全然普通っすよ。
中村:なんかちゃんと言ってくれるし。スタッフさんとかにも言うじゃないですか。
木村:何を?
中村:『グランメゾン』の時に、1回機材を雑に扱っている人がいて、「そういうのはちゃんと丁寧に持て」みたいなことを木村さんが言ってて。「確かにそうだよな」ってみんなで言ってたんですよね。そういう人いないから(笑)。
木村:だから僕は、ちょっとうるさいんですよ。お節介おじさんなんですよ。
中村:お節介おじさんではないですよ。それを言われなかったら、その人はずっと雑に扱ってるじゃないですか。
木村:だって、すごい大事なものだからね。それを雑に扱うっていうのはね。(機材は)大事っていうのをわかってもらいたいと思って、あの時言っちゃったんですよね。
中村:”すごい!さすがだな!”と思って。言いづらいことをすんなり言ってくれるみたいな。それで木村さんがうるさいとは、絶対に思わないですよ。
M1.RECIPE(レシピ)/山下達郎
【多亏了有狗才能身体健康这种话真是…[笑cry]AMU表示狂笑】
第百六十二回目「拓哉キャプテン × 中村アン」Part2
今月9月のゲストは、9月17日から公開となる映画『マスカレード・ナイト』でも共演している、中村アンさん。ここでしか聞けないトーク、お楽しみに!
中村:“ワルツ““酔う“で一回調べましたもん。
木村:(笑)。
中村:“これ病気かなぁ“と思って不安になって(笑)。それで先生に「タンゴとかワルツを踊って酔う人はいないんですか?」って聞いたら「初めの頃はいますよ〜」って言われて、“タンゴとかワルツで普通に酔う人がいるにはいるんだ。良かった!”とか思って(笑)。
木村:でも、アンちゃんって、高校で…だっけ?
中村:そうです! 高校、大学ってチアリーディングをしてたんです。
木村:その時は問題なかったの?
中村:私は下で支える方だったんです。上で回る子じゃなかったんです。
木村:下の子だったんだ。
中村:上で回る子だったら多分ダメだったなと、アレをやって思いました。上で回る子って、こんな気持ちなんだって…あんな7年間もやったのに(笑)。だから、落ちてきたものを「支える」とか「飛ばす」とか「耐える」っていう方だったので大丈夫でしたね。
木村:アンちゃん、トレーニングってどれぐらいやってるの?
中村:今は姿勢改善とかを。
木村:姿勢改善?
中村:なんか肩甲骨を寄せるとか、なんて言うんですか…筋膜リリース!
木村:出た! 一番嫌なやつ(笑)。
中村:ええ〜(笑)。
木村:一番嫌なやつ(笑)。
中村:うそぉ! あれ嫌いですか?
木村:いや…あの…その〜…。
中村:痛いから?(笑)
木村:『木村さ〜〜ん!』ってやつでやらされたんですけど…。
中村:(笑)。
木村:何アレ?
中村:えっ、むしろ、あのコロコロローラーとかでやっていると思ってました。
木村:あんな痛ってぇーのやんないよ。
中村:え〜! 癒着してるんですって。
木村:だとしたら俺は相当、癒着してますよ。やだもん、あんな痛いの…。
中村:(笑)。重いもの持ったりしてると、くびれとかできないんですって。その癒着を取ると呼吸もしやすくなるし、女性らしい身体になるんですって。だから解してます。自粛を機に“家でできることはなんだろう?”って思って出会ったんですけど、だからひたすら(やってます)。痛いですよね。
木村:痛いよ!
中村:(笑)。嫌ですか?
木村:いや〜…うん。どちらかと言うとSの方なんで。
中村:そうですよね。私はMの方なので、たぶん大丈夫なんですよね。
木村:そうなんですか。
中村:でも、痛いを超えると、めちゃくちゃ気持ち良いに変わりますよ。
木村:もう、ずっと痛いですよ。それをちゃんとやってるんだ。
中村:週に1回行って、それをやっています。
木村:どっかに行ってやってるの?
中村:そういう先生がいるんですよ。
木村:筋膜リリース…。“筋膜”って聞いただけでも痛いもん。
中村:じゃあ、筋トレが良いですか? トレーニングは何してるんですか?
木村:いや、そんなにしてない。あ、雨が降らない限り歩いてはいますね。
中村:そっか! ワンちゃんとね。インスタグラムを見ていると、歩いている歩数がけっこうすごいですよね。1時間か2時間くらい歩くんですか?
木村:2時間弱。
中村:ええっ。
木村:でもこの間、「健康歩数っていうのが昔と今は違いますよ」って言われて。昔は(健康歩数は)1万歩って言われたらしいですけど、1万歩っていうのが「わりと歩きすぎですよ」とか言われましたね。
中村:そうなんですか?
木村:今(健康歩数は)8000歩ぐらいらしいですね。
中村:でも散歩でもしない限り8000歩も歩かないですよね。歩きますか?
木村:だから、犬がいるおかげでフィジカルは整っている感じがありますね。
最初こういうお仕事をする前、大学生の時は就職活動って経験したんですか?
中村:(就職試験は)受けなかったんですけど、エントリーシートは書きました。普通に就職してほしいって言う両親の元で育ったので、割と就職活動はしたんですよ。ビッグサイトとかでやるアパレルとかの就職説明会とかにも行きました。大学にチアリーディングの推薦を使って入ったので、スカウトとかもしていただいていたんですけど、あまりそういう活動ができなくて(チアリーディングを)引退して、“どんな仕事に就こう”ってなった時に、ずっと引っかかってたんですよね。“何か芸能のお仕事やってみたいなぁ”みたいな。でも親は銀行とか保険会社とか、わりと堅めな安定志向だったので。誠意を見せるだけ、色々やってみようと思って(笑)。
木村:じゃあ、芸能に進むきっかけはどこから?
中村:きっかけは、本当に興味本位で、事務所でお話しをいただいていた所に行ってみて、もう“やってみたい!”っていう一心で強行突破しちゃった感じです。
木村:その反対してた両親とは?
中村:「3年だけ見ててほしい!」って言って説得しました。全然納得してなかったですけど(笑)。
木村・中村:(笑)。
中村:光が見えなかったら潔く諦めて、ちゃんと働くって言って3年目…まあ4年目ぐらいの最後の方で、ちょっと光が見えて。光と言っても朝の番組のレギュラーとかなんですけど、何か繋ぎ止めてもらってるような感じを上手いことごまかして(笑)。
木村:(笑)。
中村:25歳で「バラエティ番組に挑戦しよう!」っていうことで、そこから(両親を)納得させられるように頑張った感じですかね。
木村:でも、「無造作かきあげヘアー」っていうのを女子たち、みんなやってたじゃん。
中村:あれは大学生の頃からやっていたんですよ(笑)。小さい時にお母さんがすぐ髪を切っちゃうんで、自分の意思で伸ばせるようになったら髪をかきあげたいって、ずっと思ってたんですよ(笑)。
木村:そうなんだ(笑)。
中村:「大人になったら、いくらでもやりなさいよ」みたいな感じで(笑)。
木村:けっこう、お父さんもお母さんも「アンちゃん! アンちゃん!」じゃなかったんだね。
中村:全然。今思うと、けっこうスパルタでしたよ。だから「自立した人になりなさい」って、すごい言われました。
木村:で、2015年に連続ドラマに出演されて。
中村:そこからバラエティで、(髪を)かきあげ出した頃も…。
木村:かきあげだした(笑)。
中村:かきあげてる頃も(笑)。
木村:天ぷらっぽく言うなよ(笑)。
中村:いろんな発言というか、思ったこをと言うっていうのが…。両親はヒヤヒヤしてたでしょうけど、ドラマとかをやってからはすごい喜んでくれますね。だから、私も両親から離れてスイッチが入った感じがします。26(歳)ぐらいで一人暮らしをして、そこからは自分でもスイッチを入れることができました。
木村:お芝居は、もう面白くなりました?
中村:おかげさまで。私の中でドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)は、すごく大きかったです。フードライターで木村さんたちに仕返しするために潜んでたじゃないですか。あのチームでやらせていただいて、(演技の)「何が楽しい」って言えるまでに全然到達もしてないし、(演技が何か)わからないまま、でも“頑張りたい”と思ってやっていたんですけど、あの辺りから“もっと(演技を)やってみたい!”と思うようになりました。
木村:マジですか?
中村:はい。
木村:良かったです。でも本当に良い現場だったからね。
中村:素敵な現場でした。なんだろ、みんな木村さんのことが好き。
木村:ん?
中村:(笑)。やっぱり木村さんの話をする時とか、(みんな)けっこう目がキラキラしますもん。それはスタッフさんもそうだし、この前、ドラマ『グランメゾン東京』でパティシエを演っていた吉谷彩子さんに会った時も、『グランメゾン』の話をしていて。ご自身だったら多分わからないと思いますけど、木村さんのパワーはすごいです。
木村:全くわからないです。
中村:なんていうんですかね。昨日とかも考えてたんですよ。これはご一緒させていただいて感じることというか…ん〜、純粋に、みんな木村さんのことが好きです。座長でもあるけど、“ついて行こう”っていうか、気付いたら“ついて行くしか(ない)”っていうか…。なんだろ、上手く言えなくてごめんなさい(笑)。みんな、木村さんと一緒にお芝居できることは楽しいっていうのはあると思います。
木村:マジですか。
中村:逆に、木村さんは何か意識してることは?
木村:意識していることは…普段も役で作業する時も100で相手を感じたいなぁっていうのありますね。
中村:うんうん。
木村:普段もお芝居、本番中も100かな。
中村:なるほど。
木村:100で感じてると、例えば普段のアンちゃんの時に“今疲れてんなぁ”とか“今はちょっと一人タイムだなぁ”とかいうのも何となく自分なりに感じられると思うし。本番は本番で役としてですけど、木村(拓哉)として感じるというよりは、『グランメゾン』の時であれば、尾花として感じられるというか。あとは何も考えてないですね。
中村:そうなんですね。何て言うんですかね…木村さんは全員に平等だなって思います。相手が誰であれ、何をやってきたとかも関係なく、平等に接してくれるってすごい。
木村:どうですかね。そんなことないですよ。
中村:あとは、自分が映ってない時も、それこそ100っていうか、全力なんですよね。そういうのって、すごい感じますよね。
木村:いやいや、違うことやったらダメでしょ。
中村:でも、なんかいろんな人がいるじゃないですか。
木村:僕は、なんかそうするのが好きじゃないです。
中村:そうですよね、相手ありきの。
木村:だって相手がいてくれて成り立つものだから。
中村:あと、優しいですね。
木村:誰が?
中村:木村さん。
木村:俺? 全然普通っすよ。
中村:なんかちゃんと言ってくれるし。スタッフさんとかにも言うじゃないですか。
木村:何を?
中村:『グランメゾン』の時に、1回機材を雑に扱っている人がいて、「そういうのはちゃんと丁寧に持て」みたいなことを木村さんが言ってて。「確かにそうだよな」ってみんなで言ってたんですよね。そういう人いないから(笑)。
木村:だから僕は、ちょっとうるさいんですよ。お節介おじさんなんですよ。
中村:お節介おじさんではないですよ。それを言われなかったら、その人はずっと雑に扱ってるじゃないですか。
木村:だって、すごい大事なものだからね。それを雑に扱うっていうのはね。(機材は)大事っていうのをわかってもらいたいと思って、あの時言っちゃったんですよね。
中村:”すごい!さすがだな!”と思って。言いづらいことをすんなり言ってくれるみたいな。それで木村さんがうるさいとは、絶対に思わないですよ。
M1.RECIPE(レシピ)/山下達郎
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