【新闻】高橋ひかる、応募作品を聴き改めて知った音だけのラジオCMの魅力
<オトナのラジオ暮らし>
音だけで商品やサービスの魅力を伝えるラジオCMには、独特の世界がある。俳優の高橋ひかる(20)は、広告業界の団体が優れたCMを表彰する「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」ラジオ&オーディオ広告部門で、今年度の審査委員を務めた。ラジオ愛全開で、目指すは「ラジオスター」と公言する高橋が「改めて知った」というラジオCMの魅力とは。【取材・構成=秋山惣一郎、遠藤尚子】
-ラジオCMの賞で審査委員を務めました
「ラジオは大好きなんですけど、CMをちゃんと聴いたことはありませんでした。今回、何百作もの応募作をすべて聴きまして。新鮮でしたね。30秒とか限られた時間、しかも音だけという条件で、いかに情報を伝えるか。航空会社のCMでは、機内の音をそのまま使っていました。素早く閉じることができる脚立のCMは、音だけでスピード感を表現していた。改めてラジオCMって、こんなにおもしろいものがたくさんあるんだって」
-審査では、回転すし店「かっぱ寿司」のCMを強く推していました
「割と長いCM(120秒)なんですが、最後の一皿を分け合って食べるドラマ調のところが、カップルのすてきな日常だなという感じで聴いてたら、急にミュージカル調に変わっていくところが楽しい。歌詞もチャーミングでかわいいと思いましたし、メロディーも親しみやすい。つい歌いたくなっちゃう感じが好きです。私たちってTikTokみたいな、短い映像と音楽を組み合わせたものに親しみがあって、映像がないと寂しいかなと思ってました。でも、この曲を使ってTikTokで撮りたくなるようなウキウキ感があって、すごくいいなと思いました」
-他にも音楽が楽しい作品を評価されていました
「ワクワク感を大切にして、もう1回聴きたい、つい歌っちゃう、口ずさんじゃうフレーズとか、音声CMならではの魅力に注目しました」
-自身はCMに出演する側だが、審査を通じて制作者側の視点を持てた
「私は、映像でも何でも、作品を作る側のメッセージや意図をどう受け取って咀嚼(そしゃく)して、表現するかが大事だと考えています。でも制作者側の視点を持つことは難しくて、どういう意図で作ってるんだろう、というのは、なかなか普段、お話しする機会がなくて。(広告会社のクリエーターやラジオ局のプロデューサーら)他の審査委員のみなさんの講評を聞いて、なるほどと思う視点、自分では気づかなかった視点が新鮮でした」-今日は、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組の収録後の取材です。以前の放送で「体が動いちゃう」と言っていた。ブース外から見ていたが、実際にそんな感じですね
「すごい動き回りますね。立ち上がっちゃうこともあるし、ボディーランゲージ大きめで。伝えたいことありすぎて、気持ちが動作にあふれちゃってます」
-ディレクター泣かせですね
「イヤー! 泣かせちゃってるかもしれません。マイクに手が当たっちゃったりするんで気をつけてますけど。ごめんなさい」
-番組を始めてどのぐらいですか
「1年ちょいぐらいですね。まだまだ勉強中ですがフリートークに近いこともできるようになったので、もっと勉強して、ここでこういう話、こういうテーマ、みたいに(自在に)話せるようになったら、こっちのもんです」
-それがまさしくラジオスターだと思います
「がんばります!」
◆高橋ひかる(たかはし・ひかる)2001年(平13)、滋賀県生まれ。14年、第14回全日本国民的美少女コンテストでグランプリ獲得。ドラマ、映画、CM、バラエティーなど幅広く活躍する。ラジオ好きを公言しており、20年10月から「高橋ひかる Highway Runway」(JFN)のパーソナリティーを務める。22年は、WOWOWオリジナルドラマ「青野くんに触りたいから死にたい」のヒロイン、映画「おそ松さん」(東宝)ではトト子を演じる。
#高桥光[超话]##高桥光##髙橋ひかる#
<オトナのラジオ暮らし>
音だけで商品やサービスの魅力を伝えるラジオCMには、独特の世界がある。俳優の高橋ひかる(20)は、広告業界の団体が優れたCMを表彰する「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」ラジオ&オーディオ広告部門で、今年度の審査委員を務めた。ラジオ愛全開で、目指すは「ラジオスター」と公言する高橋が「改めて知った」というラジオCMの魅力とは。【取材・構成=秋山惣一郎、遠藤尚子】
-ラジオCMの賞で審査委員を務めました
「ラジオは大好きなんですけど、CMをちゃんと聴いたことはありませんでした。今回、何百作もの応募作をすべて聴きまして。新鮮でしたね。30秒とか限られた時間、しかも音だけという条件で、いかに情報を伝えるか。航空会社のCMでは、機内の音をそのまま使っていました。素早く閉じることができる脚立のCMは、音だけでスピード感を表現していた。改めてラジオCMって、こんなにおもしろいものがたくさんあるんだって」
-審査では、回転すし店「かっぱ寿司」のCMを強く推していました
「割と長いCM(120秒)なんですが、最後の一皿を分け合って食べるドラマ調のところが、カップルのすてきな日常だなという感じで聴いてたら、急にミュージカル調に変わっていくところが楽しい。歌詞もチャーミングでかわいいと思いましたし、メロディーも親しみやすい。つい歌いたくなっちゃう感じが好きです。私たちってTikTokみたいな、短い映像と音楽を組み合わせたものに親しみがあって、映像がないと寂しいかなと思ってました。でも、この曲を使ってTikTokで撮りたくなるようなウキウキ感があって、すごくいいなと思いました」
-他にも音楽が楽しい作品を評価されていました
「ワクワク感を大切にして、もう1回聴きたい、つい歌っちゃう、口ずさんじゃうフレーズとか、音声CMならではの魅力に注目しました」
-自身はCMに出演する側だが、審査を通じて制作者側の視点を持てた
「私は、映像でも何でも、作品を作る側のメッセージや意図をどう受け取って咀嚼(そしゃく)して、表現するかが大事だと考えています。でも制作者側の視点を持つことは難しくて、どういう意図で作ってるんだろう、というのは、なかなか普段、お話しする機会がなくて。(広告会社のクリエーターやラジオ局のプロデューサーら)他の審査委員のみなさんの講評を聞いて、なるほどと思う視点、自分では気づかなかった視点が新鮮でした」-今日は、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組の収録後の取材です。以前の放送で「体が動いちゃう」と言っていた。ブース外から見ていたが、実際にそんな感じですね
「すごい動き回りますね。立ち上がっちゃうこともあるし、ボディーランゲージ大きめで。伝えたいことありすぎて、気持ちが動作にあふれちゃってます」
-ディレクター泣かせですね
「イヤー! 泣かせちゃってるかもしれません。マイクに手が当たっちゃったりするんで気をつけてますけど。ごめんなさい」
-番組を始めてどのぐらいですか
「1年ちょいぐらいですね。まだまだ勉強中ですがフリートークに近いこともできるようになったので、もっと勉強して、ここでこういう話、こういうテーマ、みたいに(自在に)話せるようになったら、こっちのもんです」
-それがまさしくラジオスターだと思います
「がんばります!」
◆高橋ひかる(たかはし・ひかる)2001年(平13)、滋賀県生まれ。14年、第14回全日本国民的美少女コンテストでグランプリ獲得。ドラマ、映画、CM、バラエティーなど幅広く活躍する。ラジオ好きを公言しており、20年10月から「高橋ひかる Highway Runway」(JFN)のパーソナリティーを務める。22年は、WOWOWオリジナルドラマ「青野くんに触りたいから死にたい」のヒロイン、映画「おそ松さん」(東宝)ではトト子を演じる。
#高桥光[超话]##高桥光##髙橋ひかる#
堂本光一×井上芳雄、奇跡のタッグが再び! 「僕たちにできることはとにかくやり続けること」~ミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』製作発表会レポート
https://t.cn/A6IXeC2m
堂本光一(アーサイト役)
「世の中、まだまだ本当に落ち着かない中ではありますが、こうしてジョンがイギリスから来てくださった。この作品自体がジョンの愛で包まれた作品なんです。改めて台本を読んでいると毎日いろんな発見があって。ニューノーマルと言われているこの時代に沿った作品に感じております。僕自身もこのコロナ禍になってからコンサートや舞台作品をやってきましたが、何よりもお客様がその場所のルールを守ってくださって協力くださっている。我々としては、安心してステージに立てる環境を逆にいただいてしまっているような感覚です。そういった意味でも、たくさんの方の協力があって自分は今ステージに立てているんだなと感じておりますので、感謝を忘れずにいたいなと思います。周りを見渡せば本当に素晴らしい実力のあるキャストの皆さんです。いろんな意味で自分の気持ちを律してステージに立つことができたらなと感じております」
7名が挨拶を終えると、質疑応答の時間が設けられた。
ーーキャストの4人に質問です。再演の稽古に臨んでいる今、改めて感じる『ナイツ・テイル-騎士物語-』の根本的な魅力を聞かせてください。
堂本:千穐楽まで毎日必ず何か発見があるのは、3年前もそうだったんです。ジョンから言われたのは「千穐楽まで答えは見つからないはずだよ。でもそれでいいんだよ。毎日それを楽しんで」と。今稽古に入って、それらを乗り越えてきたいい意味での自信と、素晴らしいキャスト・スタッフに囲まれている安心もあって、3年前よりも落ち着いて稽古場にいることができているんです。その環境で台本を読んでみるとたくさん発見があります。前はそんな余裕なかったんですけれど、今自分の中で深堀りし始めて、それぞれの発見が面白くて。この時代に必要なメッセージがすごく入っているとも思います。僕ら(堂本と井上の役)は頑張れば頑張る程、「あの二人バカだなあ」となるコメディなんですけど(笑)、視点を変えてみると、昔のがんじがらめだった思想がいかにバカらしいか、そこが笑えてくる作品になっているんです。3年前にご覧になったお客様もいらっしゃると思うんですが、そういう方たちにも新しい発見があるんじゃないかなと思います。
ーー堂本さんと井上さんに質問です。エンターテインメントを通して思いを伝える役割のあるお二人から、全国の皆さんに向けて応援のメッセージをお願いします。
堂本:我々はエッセンシャルワーカーではないので、こういったイベントを開催することが良いのか悪いのか、それは日々葛藤でもあったりするんです。でもこういう状況だからこそ、心を豊かにしたいと思われている方がいるのは間違いないことで。泣く泣く観に行くことを断念する方もいると思います。でも今芳雄くんが言ったように、僕らとしては繋げていくことが大切だなとも思うんですよね。もちろん、止めてしまう覚悟というのも今は持っていないといけない。何としてでもやるという気持ちではいけないと思っています。そのバランスがすごく大事なときだなと。とにかく僕たちは繋げていきたいなと感じております。たくさんの方の協力をいただいて、大事にやっていきたいです。
会見の直後には、フォトセッションを挟んで囲み取材が行われた。囲み取材には、堂本、井上、音月、上白石の4名のキャストが登壇。直前まで行われていた緊張感ある会見とは打って変わって、リラックスした雰囲気の笑いの絶えない時間となった。
ーー久しぶりに4人が顔を合わせたときはどんな印象でしたか?
堂本:久しぶりという感覚はあんまりなくて。萌音ちゃんがリモートで繋いでくれていたので、萌音ちゃんの功績が大きいと思います。
井上:今回の稽古に入る前にも久しぶりにリモート飲みをしたので、顔を合わせたような気はしていますね。
堂本:初演のときは本当に大変で、全体像が見えない中でもうすぐ初日というのを乗り越えてきた仲間たちなので、その信頼と自信があります。今稽古で女性陣のシーンを見ていると、3年前も同じことを思ったんですけど、完璧にやっているんですよね。
井上:女性陣は準備がちゃんとしていますよね。
堂本:それを見てちょっとイラッとして(笑)。また僕たちに見せつけてきやがったって(笑)。
井上:僕たちは3年間全然成長がないってことですね(笑)。
堂本:いい意味で乗り越えてきたみんなとの信頼関係というのがすごく厚くなっています。「この作品を良くしよう」「コロナ禍でできる最善を尽くしていこう」という想いが溢れていて、すごく幸せな空間だなあと。
井上:本当その通りだと思います。新しいキャストも自然と楽しそうに稽古していて、それはジョンのおかげが大きいと思います。キャスト同士の繋がりが3年経っても強くて、さらに深まっているというのは本当に珍しいこと。普通、公演中は仲が良くても1年経つと音信不通になるというか、それがカンパニーの常なんです(笑)。でもこの作品は再演が決まっていたこともあったかもしれないですけど、萌音ちゃんのお陰もあって。
堂本:この3年間で一番はねたのが萌音ちゃんだと思うので、そんな萌音ちゃんが僕らを見捨てないでいてくれたっていうのがね。
井上:確かに! ヒヤヒヤしたよねえ〜。萌音ちゃんが変わってたらどうしようって(笑)。
音月:グループLINEから途中退出していたらどうしようってね(笑)。
井上:でも全然変わらず。今も会見の直前に「緊張しますねえ」って言ってて、「あ、まだ萌音ちゃん緊張するんだな」って(笑)。
上白石:私がどうなったと思っているんですか!(笑)
井上:何も動じない、何の心もない、みたいになっていないかなと思っていたけど全然(笑)。だから奇跡のカンパニーだなと思います。
上白石:私はこの作品もカンパニーも本当に大好きで、リモート飲みも楽しいし、個々で連絡を取り合っているときに皆さんが「リモート飲みやりたいな」とおっしゃっていたのでこれはやらなきゃなと(笑)。本当に離れていても同じ場所を向いているってすごく心強いことですし、稽古場で顔を合わせたら本当に全然変わらない空気感があって、座長のお二人もこれだけの大スターなのに、何か全然……。
井上:オーラがない? ただの40代のおじさん? 夕方になるとボーッとしてるなみたいな?(笑)
堂本:おじさんたち疲れちゃってるんだよね。眠くなっちゃうんだよねえ。
上白石:(笑)。変な圧がなくて、どちらかというと脱力系の座長お二人で、全然嫌な緊張感がないんです。みんなが新しいことややってみたいことに挑戦できるお稽古場なので、そういう空気感を作ってくださる脱力系騎士のお二人です。
井上:それ(脱力系騎士)すごい弱そうだよ(笑)。
上白石:ステージに立つと本当に別人のようになられるので、勉強させてもらっているんです。毎日大好きな人たちと顔を合わせられるということで、元気いっぱいです!
ーー音月さんも、座長のお二人が温かい雰囲気を作っているとおっしゃっていましたが。
音月:私たちが稽古をしているときに、お二人の椅子を見たら同じ角度で二人共「スン」ってスイッチがお切れになっていらっしゃるんです(笑)。
堂本:あのねえ、最近3時くらいになるとすごく眠くなるのよ。
井上:時差ボケみたくなっちゃうんだよね。
音月:そういうところまでリンクしているんだなという、夫婦感(笑)。だからすごく私たちは伸び伸びとお稽古場にいます。萌音ちゃん企画のリモート飲みも私は仕事で1時間以上遅れちゃったんですけど、島田歌穂さんが「桂ちゃん! まだやってるから入っておいで!」と連絡をくれて待っていてくださって。岸(祐二)さんがよく面白い発言をされるんですけど、それを光一さんはいつも優しく「ハハハ」って笑っていて、芳雄さんがスパルタでツッコむみたいな感じの図がすごく懐かしくて(笑)。
井上:(ツッコむのは)しょうがなくですよ? 盛り上げるために。今日は岸さんどうしたんですか? 呼ばれてないんだ? 岸さん、今多分すごく怒っていると思います(笑)。
音月:こういう空間がすごく心地良いんです(笑)。
堂本:これは多分ジョンが作る空気感だと思うんですけど、他の人が稽古をしている間もみんなが楽しんで稽古を見ているんですよ。それは素敵な空気感だなあって。稽古場だけど素敵な空気感のあるカンパニーですね。
ーー堂本さんと井上さん、お互いの印象で改めて変わったことがあれば教えてください。
堂本:二つのものがすごく共存しているんです。僕が持っていないものを持っているので、そこは任せればいいやという安心感。あとはステージに立つという部分では実力者なので、うかうかしていると大パンチ食らっちゃうなという緊張感。だから「よし頑張ろう!」って思えるんですよ。そう思えるってすごく幸せなんですね。ずっとその感じが続いています。
井上:ありがたいですね。元からわかっていたことなんですけど、やっぱりスターなんだなって改めて思います。普段は隣をパッと見たら寝ているということもあるんですけど(笑)。常に自分を更新し続けていっているアーティストであり大スター。でも一緒にいるときはだれよりもシンプルというか素朴というか、飾りっ気がないんですよね。ステージ上に立っている光一くんと普段の光一くんのギャップがすごいんですけど、それがスターなんだなって年々思います。今久しぶりにやってみて、3年前よりエネルギッシュにいろんなことをしているんだなとも。今もコンサートをやりながら他の作品の演出もやって、自分の稽古もやっている。光一くんの役割が増えてそれを嬉々としてやっていて、その結果ちょっと夕方に眠くはなっていますけど(笑)、それくらいフル回転していてエネルギッシュにやっているなって。
堂本:一緒に寝てるじゃな〜い(笑)。
井上:僕なんかはこの稽古しかやってないのに寝てますけど(笑)。今の光一くんには、エネルギッシュさを感じますね。すごいなあ、更新してるなあって思います。
取材・文=松村蘭(らんねえ)
https://t.cn/A6IXeC2m
堂本光一(アーサイト役)
「世の中、まだまだ本当に落ち着かない中ではありますが、こうしてジョンがイギリスから来てくださった。この作品自体がジョンの愛で包まれた作品なんです。改めて台本を読んでいると毎日いろんな発見があって。ニューノーマルと言われているこの時代に沿った作品に感じております。僕自身もこのコロナ禍になってからコンサートや舞台作品をやってきましたが、何よりもお客様がその場所のルールを守ってくださって協力くださっている。我々としては、安心してステージに立てる環境を逆にいただいてしまっているような感覚です。そういった意味でも、たくさんの方の協力があって自分は今ステージに立てているんだなと感じておりますので、感謝を忘れずにいたいなと思います。周りを見渡せば本当に素晴らしい実力のあるキャストの皆さんです。いろんな意味で自分の気持ちを律してステージに立つことができたらなと感じております」
7名が挨拶を終えると、質疑応答の時間が設けられた。
ーーキャストの4人に質問です。再演の稽古に臨んでいる今、改めて感じる『ナイツ・テイル-騎士物語-』の根本的な魅力を聞かせてください。
堂本:千穐楽まで毎日必ず何か発見があるのは、3年前もそうだったんです。ジョンから言われたのは「千穐楽まで答えは見つからないはずだよ。でもそれでいいんだよ。毎日それを楽しんで」と。今稽古に入って、それらを乗り越えてきたいい意味での自信と、素晴らしいキャスト・スタッフに囲まれている安心もあって、3年前よりも落ち着いて稽古場にいることができているんです。その環境で台本を読んでみるとたくさん発見があります。前はそんな余裕なかったんですけれど、今自分の中で深堀りし始めて、それぞれの発見が面白くて。この時代に必要なメッセージがすごく入っているとも思います。僕ら(堂本と井上の役)は頑張れば頑張る程、「あの二人バカだなあ」となるコメディなんですけど(笑)、視点を変えてみると、昔のがんじがらめだった思想がいかにバカらしいか、そこが笑えてくる作品になっているんです。3年前にご覧になったお客様もいらっしゃると思うんですが、そういう方たちにも新しい発見があるんじゃないかなと思います。
ーー堂本さんと井上さんに質問です。エンターテインメントを通して思いを伝える役割のあるお二人から、全国の皆さんに向けて応援のメッセージをお願いします。
堂本:我々はエッセンシャルワーカーではないので、こういったイベントを開催することが良いのか悪いのか、それは日々葛藤でもあったりするんです。でもこういう状況だからこそ、心を豊かにしたいと思われている方がいるのは間違いないことで。泣く泣く観に行くことを断念する方もいると思います。でも今芳雄くんが言ったように、僕らとしては繋げていくことが大切だなとも思うんですよね。もちろん、止めてしまう覚悟というのも今は持っていないといけない。何としてでもやるという気持ちではいけないと思っています。そのバランスがすごく大事なときだなと。とにかく僕たちは繋げていきたいなと感じております。たくさんの方の協力をいただいて、大事にやっていきたいです。
会見の直後には、フォトセッションを挟んで囲み取材が行われた。囲み取材には、堂本、井上、音月、上白石の4名のキャストが登壇。直前まで行われていた緊張感ある会見とは打って変わって、リラックスした雰囲気の笑いの絶えない時間となった。
ーー久しぶりに4人が顔を合わせたときはどんな印象でしたか?
堂本:久しぶりという感覚はあんまりなくて。萌音ちゃんがリモートで繋いでくれていたので、萌音ちゃんの功績が大きいと思います。
井上:今回の稽古に入る前にも久しぶりにリモート飲みをしたので、顔を合わせたような気はしていますね。
堂本:初演のときは本当に大変で、全体像が見えない中でもうすぐ初日というのを乗り越えてきた仲間たちなので、その信頼と自信があります。今稽古で女性陣のシーンを見ていると、3年前も同じことを思ったんですけど、完璧にやっているんですよね。
井上:女性陣は準備がちゃんとしていますよね。
堂本:それを見てちょっとイラッとして(笑)。また僕たちに見せつけてきやがったって(笑)。
井上:僕たちは3年間全然成長がないってことですね(笑)。
堂本:いい意味で乗り越えてきたみんなとの信頼関係というのがすごく厚くなっています。「この作品を良くしよう」「コロナ禍でできる最善を尽くしていこう」という想いが溢れていて、すごく幸せな空間だなあと。
井上:本当その通りだと思います。新しいキャストも自然と楽しそうに稽古していて、それはジョンのおかげが大きいと思います。キャスト同士の繋がりが3年経っても強くて、さらに深まっているというのは本当に珍しいこと。普通、公演中は仲が良くても1年経つと音信不通になるというか、それがカンパニーの常なんです(笑)。でもこの作品は再演が決まっていたこともあったかもしれないですけど、萌音ちゃんのお陰もあって。
堂本:この3年間で一番はねたのが萌音ちゃんだと思うので、そんな萌音ちゃんが僕らを見捨てないでいてくれたっていうのがね。
井上:確かに! ヒヤヒヤしたよねえ〜。萌音ちゃんが変わってたらどうしようって(笑)。
音月:グループLINEから途中退出していたらどうしようってね(笑)。
井上:でも全然変わらず。今も会見の直前に「緊張しますねえ」って言ってて、「あ、まだ萌音ちゃん緊張するんだな」って(笑)。
上白石:私がどうなったと思っているんですか!(笑)
井上:何も動じない、何の心もない、みたいになっていないかなと思っていたけど全然(笑)。だから奇跡のカンパニーだなと思います。
上白石:私はこの作品もカンパニーも本当に大好きで、リモート飲みも楽しいし、個々で連絡を取り合っているときに皆さんが「リモート飲みやりたいな」とおっしゃっていたのでこれはやらなきゃなと(笑)。本当に離れていても同じ場所を向いているってすごく心強いことですし、稽古場で顔を合わせたら本当に全然変わらない空気感があって、座長のお二人もこれだけの大スターなのに、何か全然……。
井上:オーラがない? ただの40代のおじさん? 夕方になるとボーッとしてるなみたいな?(笑)
堂本:おじさんたち疲れちゃってるんだよね。眠くなっちゃうんだよねえ。
上白石:(笑)。変な圧がなくて、どちらかというと脱力系の座長お二人で、全然嫌な緊張感がないんです。みんなが新しいことややってみたいことに挑戦できるお稽古場なので、そういう空気感を作ってくださる脱力系騎士のお二人です。
井上:それ(脱力系騎士)すごい弱そうだよ(笑)。
上白石:ステージに立つと本当に別人のようになられるので、勉強させてもらっているんです。毎日大好きな人たちと顔を合わせられるということで、元気いっぱいです!
ーー音月さんも、座長のお二人が温かい雰囲気を作っているとおっしゃっていましたが。
音月:私たちが稽古をしているときに、お二人の椅子を見たら同じ角度で二人共「スン」ってスイッチがお切れになっていらっしゃるんです(笑)。
堂本:あのねえ、最近3時くらいになるとすごく眠くなるのよ。
井上:時差ボケみたくなっちゃうんだよね。
音月:そういうところまでリンクしているんだなという、夫婦感(笑)。だからすごく私たちは伸び伸びとお稽古場にいます。萌音ちゃん企画のリモート飲みも私は仕事で1時間以上遅れちゃったんですけど、島田歌穂さんが「桂ちゃん! まだやってるから入っておいで!」と連絡をくれて待っていてくださって。岸(祐二)さんがよく面白い発言をされるんですけど、それを光一さんはいつも優しく「ハハハ」って笑っていて、芳雄さんがスパルタでツッコむみたいな感じの図がすごく懐かしくて(笑)。
井上:(ツッコむのは)しょうがなくですよ? 盛り上げるために。今日は岸さんどうしたんですか? 呼ばれてないんだ? 岸さん、今多分すごく怒っていると思います(笑)。
音月:こういう空間がすごく心地良いんです(笑)。
堂本:これは多分ジョンが作る空気感だと思うんですけど、他の人が稽古をしている間もみんなが楽しんで稽古を見ているんですよ。それは素敵な空気感だなあって。稽古場だけど素敵な空気感のあるカンパニーですね。
ーー堂本さんと井上さん、お互いの印象で改めて変わったことがあれば教えてください。
堂本:二つのものがすごく共存しているんです。僕が持っていないものを持っているので、そこは任せればいいやという安心感。あとはステージに立つという部分では実力者なので、うかうかしていると大パンチ食らっちゃうなという緊張感。だから「よし頑張ろう!」って思えるんですよ。そう思えるってすごく幸せなんですね。ずっとその感じが続いています。
井上:ありがたいですね。元からわかっていたことなんですけど、やっぱりスターなんだなって改めて思います。普段は隣をパッと見たら寝ているということもあるんですけど(笑)。常に自分を更新し続けていっているアーティストであり大スター。でも一緒にいるときはだれよりもシンプルというか素朴というか、飾りっ気がないんですよね。ステージ上に立っている光一くんと普段の光一くんのギャップがすごいんですけど、それがスターなんだなって年々思います。今久しぶりにやってみて、3年前よりエネルギッシュにいろんなことをしているんだなとも。今もコンサートをやりながら他の作品の演出もやって、自分の稽古もやっている。光一くんの役割が増えてそれを嬉々としてやっていて、その結果ちょっと夕方に眠くはなっていますけど(笑)、それくらいフル回転していてエネルギッシュにやっているなって。
堂本:一緒に寝てるじゃな〜い(笑)。
井上:僕なんかはこの稽古しかやってないのに寝てますけど(笑)。今の光一くんには、エネルギッシュさを感じますね。すごいなあ、更新してるなあって思います。
取材・文=松村蘭(らんねえ)
【是vr】
Love Tranquilizer ~キミだけが知っている~ VR松澤佐 (CV.佐和真中)
2021年2月12日
VR空間で過ごす、松澤佐との「いつもの日常」
たった一人に感じる「愛おしさ」とは……
全く違う種類の気持ちだけど
【CD】
『Love Tranquilizer ~キミだけが知っている~ VR松澤佐 二人の日常/ショートボイス集』
松澤佐と過ごす様々な日常風景を描いたシチュエーションドラマCD
≪あらすじ≫
◆日常/Mode Business
写真撮影で珍しくNGが続いている佐。休憩中何故かアナタが「佐の色気」について語ることになり……?
マネージャーとしてのアナタと俳優・松澤佐の”日常”
◆日常/Side A Stuffed Bear
佐の良き(?)相談相手であるぬいぐるみ「ベア太郎センパイ」視点で聞く、アナタと佐の”日常”
◆日常/Mode Private
2人揃っての休日。佐から「久々に外でデートをしよう」と誘われて――恋人としてのアナタと佐の”日常”
◆[ショートボイス集/たすくといっしょ]
「おはよう」や「おやすみ」、励まし系から変わり種まで……?毎日を佐と過ごすアナタのためのショートボイス20選
≪トラックリスト≫
01.日常/Mode Business
02.日常/Side A Stuffed Bear
03.日常/Mode Private
[ショートボイス集/たすくといっしょ]
04.おはよう①
05.おはよう②
06.目覚まし/佐アラーム
07.目覚まし/ヤバッ!
08.おやすみ①
09.おやすみ②
10.寝なさい
11.眠れない?
12.ハッピーバースデー!
13.投げキッス
14.ニャン♪
15.応援
16.だーれだ?
17.嫉妬
18.よしよし
19.お疲れ様!
20.オマエ甘やかしマシン
21.労わり
22.週の始まり
23.ずっとそばに
※全編ダミーヘッドマイク使用
【VR】
『Love Tranquilizer ~キミだけが知っている~ VR松澤佐』
シチュエーションVR本編映像(3D映像)
≪トラックリスト≫
01.屋外散策と仮定
[あらすじ]
雑誌の撮影で大学のキャンパスを訪れているアナタと佐。
休憩時間に入るなり姿を消した佐を探していたアナタは、撮影隊から少し離れた場所で佐を発見する。
人通りのない屋外で、つかの間の恋人気分を楽しんでいたはずが――?
02.問診、あるいは戯れ
[あらすじ]
番組収録の合間に楽屋で出版社から送られてきた取材用のアンケートに目を通していたアナタ。
休憩で戻ってきた佐から「この休憩中に答えてしまおう」と提案され、急遽インタビュアーを務めることに――
※全編ダミーヘッドマイク使用
※本商品にVRゴーグルは含まれておりません。
※動画視聴用PINコード/取扱説明書 封入
≪VR動画視聴方法≫
01. スマートフォンで同封のQRコードを読み込みハコスコアプリをインストールします。
02. インストール後、アカウント登録を行います。
03. ログイン後、「マイアカウント」から「限定動画」を選択し、同梱のPINコードを入力します。
04. 映像をスタート。360度の映像が繰り広げられます。
一眼と二眼の表示切り替えが可能です。
スマートフォン用VRゴーグルをご利用の場合は二眼モードに切り替えてご利用ください。
≪対応機種≫
スマートフォン機種・OSは下記サイトをご確認下さい。
https://t.cn/AiCGifD0
Love Tranquilizer ~キミだけが知っている~ VR松澤佐 (CV.佐和真中)
2021年2月12日
VR空間で過ごす、松澤佐との「いつもの日常」
たった一人に感じる「愛おしさ」とは……
全く違う種類の気持ちだけど
【CD】
『Love Tranquilizer ~キミだけが知っている~ VR松澤佐 二人の日常/ショートボイス集』
松澤佐と過ごす様々な日常風景を描いたシチュエーションドラマCD
≪あらすじ≫
◆日常/Mode Business
写真撮影で珍しくNGが続いている佐。休憩中何故かアナタが「佐の色気」について語ることになり……?
マネージャーとしてのアナタと俳優・松澤佐の”日常”
◆日常/Side A Stuffed Bear
佐の良き(?)相談相手であるぬいぐるみ「ベア太郎センパイ」視点で聞く、アナタと佐の”日常”
◆日常/Mode Private
2人揃っての休日。佐から「久々に外でデートをしよう」と誘われて――恋人としてのアナタと佐の”日常”
◆[ショートボイス集/たすくといっしょ]
「おはよう」や「おやすみ」、励まし系から変わり種まで……?毎日を佐と過ごすアナタのためのショートボイス20選
≪トラックリスト≫
01.日常/Mode Business
02.日常/Side A Stuffed Bear
03.日常/Mode Private
[ショートボイス集/たすくといっしょ]
04.おはよう①
05.おはよう②
06.目覚まし/佐アラーム
07.目覚まし/ヤバッ!
08.おやすみ①
09.おやすみ②
10.寝なさい
11.眠れない?
12.ハッピーバースデー!
13.投げキッス
14.ニャン♪
15.応援
16.だーれだ?
17.嫉妬
18.よしよし
19.お疲れ様!
20.オマエ甘やかしマシン
21.労わり
22.週の始まり
23.ずっとそばに
※全編ダミーヘッドマイク使用
【VR】
『Love Tranquilizer ~キミだけが知っている~ VR松澤佐』
シチュエーションVR本編映像(3D映像)
≪トラックリスト≫
01.屋外散策と仮定
[あらすじ]
雑誌の撮影で大学のキャンパスを訪れているアナタと佐。
休憩時間に入るなり姿を消した佐を探していたアナタは、撮影隊から少し離れた場所で佐を発見する。
人通りのない屋外で、つかの間の恋人気分を楽しんでいたはずが――?
02.問診、あるいは戯れ
[あらすじ]
番組収録の合間に楽屋で出版社から送られてきた取材用のアンケートに目を通していたアナタ。
休憩で戻ってきた佐から「この休憩中に答えてしまおう」と提案され、急遽インタビュアーを務めることに――
※全編ダミーヘッドマイク使用
※本商品にVRゴーグルは含まれておりません。
※動画視聴用PINコード/取扱説明書 封入
≪VR動画視聴方法≫
01. スマートフォンで同封のQRコードを読み込みハコスコアプリをインストールします。
02. インストール後、アカウント登録を行います。
03. ログイン後、「マイアカウント」から「限定動画」を選択し、同梱のPINコードを入力します。
04. 映像をスタート。360度の映像が繰り広げられます。
一眼と二眼の表示切り替えが可能です。
スマートフォン用VRゴーグルをご利用の場合は二眼モードに切り替えてご利用ください。
≪対応機種≫
スマートフォン機種・OSは下記サイトをご確認下さい。
https://t.cn/AiCGifD0
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