我正在看【My Truth - Cocteau Twins - 虾米音乐】,分享给你,一起看吧! https://t.cn/A6b9Yfjb
リリス再生 (整理微博文字这会儿,突然觉得去掉两个名词之间的の,似乎“再生”这个词会更接近动词,更有动态,这是我要的,就准备改了。果然在日本一年多,最有灵性的时光还是被微博牵引着,倒腾微博的日子)
登場人物:
リリス
シンシア
○スクリーン字幕:
遠い神話時代、月の女神シンシア(Cynthia)は天王ゼウスの寵愛の娘であり、貞節の化身であり、希望を感じさせた。リリス(Lilith)はアダムの最初の妻で、世間に誘惑と邪悪の化身とされ、暗月の女神だった。
千数百世代を経て、彼女たちは友達になった。
スクリーン文字が終わると、「ユキムシ」(この楽曲は北海道のバンドsleepy.abのアルバム「Fantasia」から、脚本とともにsleepy.abの「Fantasia」アルバムを封筒に入れた)という映画のbackground音楽が鳴り、音楽とともに映像画面が流れ、「ユキムシ」という曲の 0:00--0:21 この時間帯、映像画面は主に東京の街で現実生活のストレスに暗い顔していて沈黙してる歩行者、或いは道路を行き来する車 両、地下鉄が通る...ロングテーク(Long Take)みたいな映像画面、もしくは映像素材から編集した画像である。
この映像は映画人物の会話の序曲として,画面は必ずしも高解像度のカメラで撮影する必要はなく,逆に民間デジタルDVカメラで粗い映像を撮影することで,より現実生活のリアルで残酷に見え,より感動的である。本番の映画を作るまでの1カ月間、私はできるだけ多くのDVカメラで撮影した映像素材を収集し、その後の映画の編輯に使います。
○楽曲0:21では,徐々に音量が低下し,映画画面が俳優の対話シーンに切り込まれ,background音楽は完全になくなるまで音量を下げ続ける.(注意:俳優の会話は、background音楽が完全に消えてから始まるのではなく、background音楽が消える直前に、映画シーンが俳優のいる屋根に切り替わったときに始まります。)
日曜日の午後2時、リリスの18歳の誕生日のため、二人は屋上の地面に座っています。
シンシア「リリスちゃんは、大人になるの嫌いですよね? 」
リリスはわざとシンシアの質問に正面から答えず、話題を変えて言って...
リリス「ねえ、大人になったら学校とか行かなくてもいいし、自分でそういう悪意ない場所選んで生活できると思ってたら、今、生活にもネットにも通り魔みたいなやつでてきちゃうの辛すぎでしょう。」
シンシア「沖縄あたりに引っ越しすか? 」
リリス「でも最近じゃない? 」
シンシア「ネット通り魔増えだしたの...前からあったけど、酷くなってるよなぁ。職場でいじめとか起きるのは...まあ、私まだ実感したことなくても、気になる...やっぱり、大人の世界はややこしい。」
リリス「どうして大人は学校で何年も教育を受けて、そんなにたくさんの本を読んだのに、結局自分をめちゃくちゃにしたのだろう?どうすれば幸せになれるか知っている人は、何人もいない? 一体、大人の世界ではみんなは何を求めているの? 」
突然、カッティングや編輯された現実生活の中で人々が急いで歩くことや不安、孤独なDV映像を挿入する。音声録音オーディオ部分を閉じ、この部分もbackground音楽を必要とせず、完全に無音で、現実生活が空気の通らない真空瓶の中で苦しんでいるようなことを強調する。(短い3秒ぐらい)
○シーンは屋根の上の二人を切り返す、シンシアは言って...
シンシア「大人は自分と他人を苦しめるのは幸せだと思う? 」
鬱たる空気、お互いに二秒間黙っていたが、リリスは立ち上がり、屋根の垣の手すりに手を寄せ、遠くを見ながら言って...
リリス「シンシアちゃん、知ってる?北海道に雪虫という虫がいる。冬になると、大勢の雪虫が来て、人々の生活に不便をもたらし、雪虫に視線を遮られ、みんなは前の道がよく見えない。雪虫はね、決して苦痛を感じないし、憎しみや悲しみがどういう意味なのかもわからない。 これが、どうして?知っている? 」
シンシアはリリスを見て、真面目にリリスの話を考えて、無言。
リリス「彼らは一生の時間が短すぎて、苦痛を感じる暇もなく、憎しみや悲しみを感じる時間も足りないからだ。」
シンシア「ああ、なんだか、私たちはずっと人生の時間が長いと思っていて、わがままに時間をかけて恨みを感じて、誰かを憎んで、誰かのために悲しんでも、さりげないように、残りの時間はまだ多いと思った。でしょう? 」
リリス「はっ(笑)、しかし私たちの人生の時間は海や星に比べて元々短すぎるのよ。」
シンシア「(独り言の言う)大人になると、彼らは人生の時間の美しさを感じるのが難しくなるかもしれない。例えば、季節の変化の美しさ、生活に感動する瞬間も少なくなってきていた。いつの間にか、時間は大人の世界で永遠に冷たい冬にとどまっていたのかもしれない 大人になって、我慢以外に何が残っているの? 」
リリスは何か大切な事をシンシアに話し忘れたのを思い出したように、補足して...
リリス「でも雪虫はね、こんなにできるだけ短い命を楽しんでいたが、うっかりして、ルールに従って毎日痺れて暮らしている大人の生活を邪魔した… 」
ショットは2人の会話から離れ,5秒間遠くを眺めるロングテーク(Long Take)を挿入する。音声録音を閉じる必要はなく、撮影の感覚は自然に人の目が遠くを眺めるようにすればいいです。これは映画のリズムの移行と転換のために存在するロングテーク(Long Take)である.
○一瞬、リリスは急に重苦しい雰囲気を変えて,興奮してシンシアに言って...
リリス「じゃ、秘密打ち明ける時間 !! 私はずっとイギリスの独立カンパニーSarah Recordsのレコードジャケット大好きよ !! 」
この会話の時間の隙間にSarah Recordsの美しい色フィルタ付きレンズで撮影したレコードジャケットを挿入できればよい。スクリーンの画面が極速に閃いたのは十枚ほど鮮やかなSarah Recordsジャケット画像だった、十枚の中に積み重ねられたSarah Recordsのジャケット写真も含まれていてもいい、積み重ねたジャケットは、視覚的衝撃力がもっと強い。(一緒に封筒に入れたのはSarah Recordsレコードのジャケットに印刷された画像が10枚あり、先生たちにSarah Recordsレコードのジャケットの美感を具体的に理解してもらうためです。もし映画編集に用いる際には,より良い解像度と彩度を持つために,このような印刷された紙ではなく,デジタルの原図を用いて,映画2人の会話の時間の隙間に挿入する。)
シンシア「えっ ? Sarah Records ?! ジャケット ?! これはなに ?! 」
リリス「それらのジャケットの写真は様々な色のフィルターで世界を別の姿に変えてる。だから、大人になっても、私は自分に色のあるフィルターを贈りたい、フィルターでこの世界を別の色と見たい...シンシアちゃん、ほら !! 」
リリスは小さなフィルターのような赤いプラスチックの紙を手に取り、自分の目の前(カメラのレンズの前)に置き、映画の画面を純赤にし、視線を遠くの風景を眺める。
○リリスは新鮮な空気を大口で吸っていて、この瞬間スーパーモデルのようにポーズを作ってる。シンシアは赤いフィルターを付けたカメラでリリスに写真を撮っている。同時間,background音楽である楽曲「ユキムシ」は,楽曲の02:34から、ピアノ音のある部分から始まって映画画面とともに映画終了前まで。
つまり、このときから映画が終了する前まで,撮影カメラはずっと赤フィルタを付けてリリスを撮影している、あるいは,映画後期のデジタル処理を行い,撮影した画面を純赤色にしている。フィルターについては、赤色以外のカラーフィルタの色を変換してみてもいい、薄い緑色、濃い黄色、紫、空色など。他の色を変換し続けてみると、単一で変わらず赤フィルタを使うより映画の情緒表現に役立つ可能性があります。劇中のキャラクターとしたシンシアは、カメラを持ってリリスの写真を撮ってから、映画の画面には現れなくなった。
○最終、映画画面が完全に暗くなっていく.
真っ暗なスクリ—ン画面の中で、リリスの最後の独白(リリスの声だけで、画面はずっと真っ暗になります)...
リリス「ちゃんと生きたい ! 」
胡呈境 HU CHENGJING
大概就该这样结束了,虽然不是特别满意,但很有成就感,这是我第一个正式的剧本,虽然是为短篇而做的。在经过自己慢慢编辑字体、对白与执行指导的字行间距后,尤觉得很有成就感。选不选我这个我大概没办法左右,别人才不管我是不是第一次第二次呢,不骗自己的话,其实残忍、冷漠、低劣是世间的常态。之前也说过,授课老师那些关于剧本的引导,什么剧情起伏,在我这里都是淡漠掉的。不对他们的胃口,一点都不奇怪。但我在按照我认为美好的方式在写出来,这样就很足够了。多谢最初石婷的红宝石项链给我灵感。
リリス再生 (整理微博文字这会儿,突然觉得去掉两个名词之间的の,似乎“再生”这个词会更接近动词,更有动态,这是我要的,就准备改了。果然在日本一年多,最有灵性的时光还是被微博牵引着,倒腾微博的日子)
登場人物:
リリス
シンシア
○スクリーン字幕:
遠い神話時代、月の女神シンシア(Cynthia)は天王ゼウスの寵愛の娘であり、貞節の化身であり、希望を感じさせた。リリス(Lilith)はアダムの最初の妻で、世間に誘惑と邪悪の化身とされ、暗月の女神だった。
千数百世代を経て、彼女たちは友達になった。
スクリーン文字が終わると、「ユキムシ」(この楽曲は北海道のバンドsleepy.abのアルバム「Fantasia」から、脚本とともにsleepy.abの「Fantasia」アルバムを封筒に入れた)という映画のbackground音楽が鳴り、音楽とともに映像画面が流れ、「ユキムシ」という曲の 0:00--0:21 この時間帯、映像画面は主に東京の街で現実生活のストレスに暗い顔していて沈黙してる歩行者、或いは道路を行き来する車 両、地下鉄が通る...ロングテーク(Long Take)みたいな映像画面、もしくは映像素材から編集した画像である。
この映像は映画人物の会話の序曲として,画面は必ずしも高解像度のカメラで撮影する必要はなく,逆に民間デジタルDVカメラで粗い映像を撮影することで,より現実生活のリアルで残酷に見え,より感動的である。本番の映画を作るまでの1カ月間、私はできるだけ多くのDVカメラで撮影した映像素材を収集し、その後の映画の編輯に使います。
○楽曲0:21では,徐々に音量が低下し,映画画面が俳優の対話シーンに切り込まれ,background音楽は完全になくなるまで音量を下げ続ける.(注意:俳優の会話は、background音楽が完全に消えてから始まるのではなく、background音楽が消える直前に、映画シーンが俳優のいる屋根に切り替わったときに始まります。)
日曜日の午後2時、リリスの18歳の誕生日のため、二人は屋上の地面に座っています。
シンシア「リリスちゃんは、大人になるの嫌いですよね? 」
リリスはわざとシンシアの質問に正面から答えず、話題を変えて言って...
リリス「ねえ、大人になったら学校とか行かなくてもいいし、自分でそういう悪意ない場所選んで生活できると思ってたら、今、生活にもネットにも通り魔みたいなやつでてきちゃうの辛すぎでしょう。」
シンシア「沖縄あたりに引っ越しすか? 」
リリス「でも最近じゃない? 」
シンシア「ネット通り魔増えだしたの...前からあったけど、酷くなってるよなぁ。職場でいじめとか起きるのは...まあ、私まだ実感したことなくても、気になる...やっぱり、大人の世界はややこしい。」
リリス「どうして大人は学校で何年も教育を受けて、そんなにたくさんの本を読んだのに、結局自分をめちゃくちゃにしたのだろう?どうすれば幸せになれるか知っている人は、何人もいない? 一体、大人の世界ではみんなは何を求めているの? 」
突然、カッティングや編輯された現実生活の中で人々が急いで歩くことや不安、孤独なDV映像を挿入する。音声録音オーディオ部分を閉じ、この部分もbackground音楽を必要とせず、完全に無音で、現実生活が空気の通らない真空瓶の中で苦しんでいるようなことを強調する。(短い3秒ぐらい)
○シーンは屋根の上の二人を切り返す、シンシアは言って...
シンシア「大人は自分と他人を苦しめるのは幸せだと思う? 」
鬱たる空気、お互いに二秒間黙っていたが、リリスは立ち上がり、屋根の垣の手すりに手を寄せ、遠くを見ながら言って...
リリス「シンシアちゃん、知ってる?北海道に雪虫という虫がいる。冬になると、大勢の雪虫が来て、人々の生活に不便をもたらし、雪虫に視線を遮られ、みんなは前の道がよく見えない。雪虫はね、決して苦痛を感じないし、憎しみや悲しみがどういう意味なのかもわからない。 これが、どうして?知っている? 」
シンシアはリリスを見て、真面目にリリスの話を考えて、無言。
リリス「彼らは一生の時間が短すぎて、苦痛を感じる暇もなく、憎しみや悲しみを感じる時間も足りないからだ。」
シンシア「ああ、なんだか、私たちはずっと人生の時間が長いと思っていて、わがままに時間をかけて恨みを感じて、誰かを憎んで、誰かのために悲しんでも、さりげないように、残りの時間はまだ多いと思った。でしょう? 」
リリス「はっ(笑)、しかし私たちの人生の時間は海や星に比べて元々短すぎるのよ。」
シンシア「(独り言の言う)大人になると、彼らは人生の時間の美しさを感じるのが難しくなるかもしれない。例えば、季節の変化の美しさ、生活に感動する瞬間も少なくなってきていた。いつの間にか、時間は大人の世界で永遠に冷たい冬にとどまっていたのかもしれない 大人になって、我慢以外に何が残っているの? 」
リリスは何か大切な事をシンシアに話し忘れたのを思い出したように、補足して...
リリス「でも雪虫はね、こんなにできるだけ短い命を楽しんでいたが、うっかりして、ルールに従って毎日痺れて暮らしている大人の生活を邪魔した… 」
ショットは2人の会話から離れ,5秒間遠くを眺めるロングテーク(Long Take)を挿入する。音声録音を閉じる必要はなく、撮影の感覚は自然に人の目が遠くを眺めるようにすればいいです。これは映画のリズムの移行と転換のために存在するロングテーク(Long Take)である.
○一瞬、リリスは急に重苦しい雰囲気を変えて,興奮してシンシアに言って...
リリス「じゃ、秘密打ち明ける時間 !! 私はずっとイギリスの独立カンパニーSarah Recordsのレコードジャケット大好きよ !! 」
この会話の時間の隙間にSarah Recordsの美しい色フィルタ付きレンズで撮影したレコードジャケットを挿入できればよい。スクリーンの画面が極速に閃いたのは十枚ほど鮮やかなSarah Recordsジャケット画像だった、十枚の中に積み重ねられたSarah Recordsのジャケット写真も含まれていてもいい、積み重ねたジャケットは、視覚的衝撃力がもっと強い。(一緒に封筒に入れたのはSarah Recordsレコードのジャケットに印刷された画像が10枚あり、先生たちにSarah Recordsレコードのジャケットの美感を具体的に理解してもらうためです。もし映画編集に用いる際には,より良い解像度と彩度を持つために,このような印刷された紙ではなく,デジタルの原図を用いて,映画2人の会話の時間の隙間に挿入する。)
シンシア「えっ ? Sarah Records ?! ジャケット ?! これはなに ?! 」
リリス「それらのジャケットの写真は様々な色のフィルターで世界を別の姿に変えてる。だから、大人になっても、私は自分に色のあるフィルターを贈りたい、フィルターでこの世界を別の色と見たい...シンシアちゃん、ほら !! 」
リリスは小さなフィルターのような赤いプラスチックの紙を手に取り、自分の目の前(カメラのレンズの前)に置き、映画の画面を純赤にし、視線を遠くの風景を眺める。
○リリスは新鮮な空気を大口で吸っていて、この瞬間スーパーモデルのようにポーズを作ってる。シンシアは赤いフィルターを付けたカメラでリリスに写真を撮っている。同時間,background音楽である楽曲「ユキムシ」は,楽曲の02:34から、ピアノ音のある部分から始まって映画画面とともに映画終了前まで。
つまり、このときから映画が終了する前まで,撮影カメラはずっと赤フィルタを付けてリリスを撮影している、あるいは,映画後期のデジタル処理を行い,撮影した画面を純赤色にしている。フィルターについては、赤色以外のカラーフィルタの色を変換してみてもいい、薄い緑色、濃い黄色、紫、空色など。他の色を変換し続けてみると、単一で変わらず赤フィルタを使うより映画の情緒表現に役立つ可能性があります。劇中のキャラクターとしたシンシアは、カメラを持ってリリスの写真を撮ってから、映画の画面には現れなくなった。
○最終、映画画面が完全に暗くなっていく.
真っ暗なスクリ—ン画面の中で、リリスの最後の独白(リリスの声だけで、画面はずっと真っ暗になります)...
リリス「ちゃんと生きたい ! 」
胡呈境 HU CHENGJING
大概就该这样结束了,虽然不是特别满意,但很有成就感,这是我第一个正式的剧本,虽然是为短篇而做的。在经过自己慢慢编辑字体、对白与执行指导的字行间距后,尤觉得很有成就感。选不选我这个我大概没办法左右,别人才不管我是不是第一次第二次呢,不骗自己的话,其实残忍、冷漠、低劣是世间的常态。之前也说过,授课老师那些关于剧本的引导,什么剧情起伏,在我这里都是淡漠掉的。不对他们的胃口,一点都不奇怪。但我在按照我认为美好的方式在写出来,这样就很足够了。多谢最初石婷的红宝石项链给我灵感。
❸#泽野弘之##SawanoHiroyuki[nZk]#
https://t.cn/A6wvqKDp
僕だったらボーカリストを逆にしてるはず
──今回のベスト盤は通常盤は2枚組ですが、初回限定盤にはDISC 3と、昨年12月に行われたライブ映像を収めたBlu-rayが付いているんですよね。
そうなんです。DISC 3に入っている3曲はボーナスとして、現時点でCD化されていない曲を入れさせてもらいました。1、2曲目は「機動戦隊アイアンサーガ」というスマホアプリの楽曲で、[nZk]名義ではないんですけど、どちらもTielleさんとmizukiさんという[nZk]に参加してくれているボーカリストに歌ってもらった曲だったので、併せて聴いてもらえたらと思って。
──初回限定盤だけにしておくのはもったいないぐらい、濃い3曲だと思いました。
ありがとうございます。
──1曲目の「N01R」はTielleさんがボーカルの、和の雰囲気が感じられるバラードですね。
「N01R」は「アイアンサーガ」のエンディングテーマなんですけど、オファーをいただいてから新規で作ったというよりは、過去のストックの中にこの曲の原型があって、もしかしたら作品に合うかなと思ってアレンジをし直したんです。たぶん20歳かそこらのときに作った曲で、おっしゃる通り、当時は和を意識した感じの曲をよく作ってたんですよね。
──2曲目の「Sea of Fire」はラウドなダンスロックで、ボーカルはmizukiさん。
こちらは「アイアンサーガ」のオープニングテーマで、「アップテンポな曲」というオーダーをいただいていたので、こういうアプローチになりました。この2曲って、僕だったらボーカリストを逆にしてるはずなんですよ。つまりバラードの「N01R」をmizukiさんに、アップテンポな「Sea of Fire」をTielleさんに歌ってもらったと思うんですけど、実は先方からボーカリストの指定がありまして。だから第三者からの提案によって偶然今回の組み合わせになって、なおかつそれが効果的に作用したという。僕としても面白い体験でした。
──3曲目の「Unordinary」は澤野さんにしては珍しい、アコースティックなアレンジのバラードですね。
そうですね。この曲は「3594e -三国志英歌-」というスマホアプリのエンディングテーマなのですが、アプリ自体はもうサービスが終了しています。サントラでもいろいろ曲を作っていて、歌モノの中にはわりとロック&エレクトロニカもあったんですけど、エンディングはしっとりした曲がいいのかなと。「アイアンサーガ」の2曲はこれから出るサントラにも入る予定なんですけど、この「Unordinary」はひょっとしたらもうCD化されないかもしれないので、この機会に聴いてもらえるとありがたいですね。
サバプロYoshが歌う15周年のテーマ曲
──[nZk]盤であるDISC 2の最後には、Yoshさんがボーカルを務める新曲の「BELONG」も収録されています。
この「BELONG」は、小説・コミック「Fate/strange Fake」のCMソングにしていただいたんですけど、デモみたいなものは去年の頭にはもう作っていて。その後、15周年のタイミングでベスト盤を出せることが決まったので、その15周年のテーマ曲と言ったら大袈裟ですけど、そういう曲にできたらいいなと思ってYoshさんに歌ってもらいました。
──ラウドロックとクラブミュージックのクロスオーバーと言いましょうか、アップテンポなロックナンバーでありつつEDM的な高揚感がありますね。澤野さんらしいバランス感覚が発揮された曲だと思いました。
ありがとうございます。そこはやっぱりYoshさんのボーカルアプローチも大きいと思うんですよね。僕はBPM160以上とかの曲はあまり作らないんですけど、Yoshさんは普段サバプロでそういう曲をバンバン歌っていて。そんなYoshさんに[nZk]としては初めてアップテンポな曲を歌ってもらったので、僕自身もすごく新鮮でやりがいがありました。あと、Yoshさんは僕のライブでお客さんを盛り上げてくれるボーカリストでもあるので、やっぱりアレンジにしてもライブを意識したところはありますね。
──レコーディングでは、Yoshさんとどのようなやりとりを?
Yoshさんのレコーディングはいつもわりとスムーズというか、普通にYoshさんから出てくるものが、自分の求めている歌声でもあるんですよね。きっとYoshさんも何回も一緒に録っているから、「たぶん澤野はここでこういくイメージなんだろうな」みたいに察してリハをしたうえで本番に挑んでくれているので、レコーディング中に「違う」とはまったくならなかったですね。サビに入ったときに声を張ってくれたりして、「よくおわかりで。ありがとうございます」みたいな感じで(笑)、めちゃくちゃ早く進みました。
なんだこの人、めちゃくちゃカッコいいな!
──今のYoshさんのパターンとは逆で、澤野さんが想像していたボーカルとは全然違ったけど「でも、いい!」みたいになった曲などはありますか?
ああ、それならDISC 1に入っている、Laco(EOW)さんに歌ってもらった「Zero Eclipse」ですね。これはアニメ「進撃の巨人 Season3」の劇中歌なんですけど、単純にLacoさんの歌の資料を聴かせてもらって「この人が歌ったらどうなるんだろう?」と興味が湧いて。で、実際にレコーディングで彼女が歌った瞬間に、なんて言うんですかね……曲を作ったときのイメージとは離れていたんだけど、「違う」というのではなくて、ただただ圧倒されて。「なんだこの人、めちゃくちゃカッコいいな!」とびっくりしたのをよく覚えています。
──その圧倒された感じをもう少し具体的に言葉にできます?
いやあ、難しいですね。事前にいただいた歌の資料ではちょっとR&B寄りな歌声ではあったんですけど、本番ではよりパワフルというか、とにかく表現力が豊かで。僕としても「こうやって歌ってほしい」みたいなイメージを多少持っていたんですけど「別にイメージ通りじゃなくてもいいや!」と思わせる説得力が彼女の歌声にはあったんですよね。とにかくレコーディング中ずっと興奮していましたし、この曲がきっかけでその後もLacoさんにオファーすることになったんですよ。「これからもいろんなことができそうだな」という期待を抱かせてくれる歌声でもありました。
──そのLacoさんも出演されるライブが、6月に東京・豊洲PITで予定されていますね。初日が「Side SawanoHiroyuki[nZk]」で、2日目が「Side 澤野弘之」ということなので……。
このベストアルバムのDISC 1、2と同じ分け方ができたらいいなと。ボーカリストも、[nZk]とサントラそれぞれの形で見せられるのは初めてなので、より面白いステージにできるように考えている最中です。新型コロナウイルスの影響が心配ではあるんですけど、安心できる環境で、皆さんと一緒に楽しみたいです。
──無事開催できるといいですね。澤野さんご自身も、相当ライブ慣れしてきているのでは?
いやあ、慣れはないです。やっぱり毎回緊張しますし、自分がテンパってる間にライブが終わっちゃうこともあるんですよ。でもそれは、裏を返せばお客さんの反応とかが変わることによって、毎回なんらかの刺激をもらっているということでもあると思うんです。例えばお客さんの反応がいつも同じだったら、悪い意味で慣れちゃうかもしれない。そういう意味では、僕もお客さんも慣れないライブを続けなきゃいけないですよね。
https://t.cn/A6wvqKDp
僕だったらボーカリストを逆にしてるはず
──今回のベスト盤は通常盤は2枚組ですが、初回限定盤にはDISC 3と、昨年12月に行われたライブ映像を収めたBlu-rayが付いているんですよね。
そうなんです。DISC 3に入っている3曲はボーナスとして、現時点でCD化されていない曲を入れさせてもらいました。1、2曲目は「機動戦隊アイアンサーガ」というスマホアプリの楽曲で、[nZk]名義ではないんですけど、どちらもTielleさんとmizukiさんという[nZk]に参加してくれているボーカリストに歌ってもらった曲だったので、併せて聴いてもらえたらと思って。
──初回限定盤だけにしておくのはもったいないぐらい、濃い3曲だと思いました。
ありがとうございます。
──1曲目の「N01R」はTielleさんがボーカルの、和の雰囲気が感じられるバラードですね。
「N01R」は「アイアンサーガ」のエンディングテーマなんですけど、オファーをいただいてから新規で作ったというよりは、過去のストックの中にこの曲の原型があって、もしかしたら作品に合うかなと思ってアレンジをし直したんです。たぶん20歳かそこらのときに作った曲で、おっしゃる通り、当時は和を意識した感じの曲をよく作ってたんですよね。
──2曲目の「Sea of Fire」はラウドなダンスロックで、ボーカルはmizukiさん。
こちらは「アイアンサーガ」のオープニングテーマで、「アップテンポな曲」というオーダーをいただいていたので、こういうアプローチになりました。この2曲って、僕だったらボーカリストを逆にしてるはずなんですよ。つまりバラードの「N01R」をmizukiさんに、アップテンポな「Sea of Fire」をTielleさんに歌ってもらったと思うんですけど、実は先方からボーカリストの指定がありまして。だから第三者からの提案によって偶然今回の組み合わせになって、なおかつそれが効果的に作用したという。僕としても面白い体験でした。
──3曲目の「Unordinary」は澤野さんにしては珍しい、アコースティックなアレンジのバラードですね。
そうですね。この曲は「3594e -三国志英歌-」というスマホアプリのエンディングテーマなのですが、アプリ自体はもうサービスが終了しています。サントラでもいろいろ曲を作っていて、歌モノの中にはわりとロック&エレクトロニカもあったんですけど、エンディングはしっとりした曲がいいのかなと。「アイアンサーガ」の2曲はこれから出るサントラにも入る予定なんですけど、この「Unordinary」はひょっとしたらもうCD化されないかもしれないので、この機会に聴いてもらえるとありがたいですね。
サバプロYoshが歌う15周年のテーマ曲
──[nZk]盤であるDISC 2の最後には、Yoshさんがボーカルを務める新曲の「BELONG」も収録されています。
この「BELONG」は、小説・コミック「Fate/strange Fake」のCMソングにしていただいたんですけど、デモみたいなものは去年の頭にはもう作っていて。その後、15周年のタイミングでベスト盤を出せることが決まったので、その15周年のテーマ曲と言ったら大袈裟ですけど、そういう曲にできたらいいなと思ってYoshさんに歌ってもらいました。
──ラウドロックとクラブミュージックのクロスオーバーと言いましょうか、アップテンポなロックナンバーでありつつEDM的な高揚感がありますね。澤野さんらしいバランス感覚が発揮された曲だと思いました。
ありがとうございます。そこはやっぱりYoshさんのボーカルアプローチも大きいと思うんですよね。僕はBPM160以上とかの曲はあまり作らないんですけど、Yoshさんは普段サバプロでそういう曲をバンバン歌っていて。そんなYoshさんに[nZk]としては初めてアップテンポな曲を歌ってもらったので、僕自身もすごく新鮮でやりがいがありました。あと、Yoshさんは僕のライブでお客さんを盛り上げてくれるボーカリストでもあるので、やっぱりアレンジにしてもライブを意識したところはありますね。
──レコーディングでは、Yoshさんとどのようなやりとりを?
Yoshさんのレコーディングはいつもわりとスムーズというか、普通にYoshさんから出てくるものが、自分の求めている歌声でもあるんですよね。きっとYoshさんも何回も一緒に録っているから、「たぶん澤野はここでこういくイメージなんだろうな」みたいに察してリハをしたうえで本番に挑んでくれているので、レコーディング中に「違う」とはまったくならなかったですね。サビに入ったときに声を張ってくれたりして、「よくおわかりで。ありがとうございます」みたいな感じで(笑)、めちゃくちゃ早く進みました。
なんだこの人、めちゃくちゃカッコいいな!
──今のYoshさんのパターンとは逆で、澤野さんが想像していたボーカルとは全然違ったけど「でも、いい!」みたいになった曲などはありますか?
ああ、それならDISC 1に入っている、Laco(EOW)さんに歌ってもらった「Zero Eclipse」ですね。これはアニメ「進撃の巨人 Season3」の劇中歌なんですけど、単純にLacoさんの歌の資料を聴かせてもらって「この人が歌ったらどうなるんだろう?」と興味が湧いて。で、実際にレコーディングで彼女が歌った瞬間に、なんて言うんですかね……曲を作ったときのイメージとは離れていたんだけど、「違う」というのではなくて、ただただ圧倒されて。「なんだこの人、めちゃくちゃカッコいいな!」とびっくりしたのをよく覚えています。
──その圧倒された感じをもう少し具体的に言葉にできます?
いやあ、難しいですね。事前にいただいた歌の資料ではちょっとR&B寄りな歌声ではあったんですけど、本番ではよりパワフルというか、とにかく表現力が豊かで。僕としても「こうやって歌ってほしい」みたいなイメージを多少持っていたんですけど「別にイメージ通りじゃなくてもいいや!」と思わせる説得力が彼女の歌声にはあったんですよね。とにかくレコーディング中ずっと興奮していましたし、この曲がきっかけでその後もLacoさんにオファーすることになったんですよ。「これからもいろんなことができそうだな」という期待を抱かせてくれる歌声でもありました。
──そのLacoさんも出演されるライブが、6月に東京・豊洲PITで予定されていますね。初日が「Side SawanoHiroyuki[nZk]」で、2日目が「Side 澤野弘之」ということなので……。
このベストアルバムのDISC 1、2と同じ分け方ができたらいいなと。ボーカリストも、[nZk]とサントラそれぞれの形で見せられるのは初めてなので、より面白いステージにできるように考えている最中です。新型コロナウイルスの影響が心配ではあるんですけど、安心できる環境で、皆さんと一緒に楽しみたいです。
──無事開催できるといいですね。澤野さんご自身も、相当ライブ慣れしてきているのでは?
いやあ、慣れはないです。やっぱり毎回緊張しますし、自分がテンパってる間にライブが終わっちゃうこともあるんですよ。でもそれは、裏を返せばお客さんの反応とかが変わることによって、毎回なんらかの刺激をもらっているということでもあると思うんです。例えばお客さんの反応がいつも同じだったら、悪い意味で慣れちゃうかもしれない。そういう意味では、僕もお客さんも慣れないライブを続けなきゃいけないですよね。
新型ウイルス クルーズ船 乗客の下船始まる 約500人が下船へ
2020年2月19日 12時13分
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船で、船内に残っている乗客の下船がさきほどから始まりました。厚生労働省によりますと、19日は乗客およそ500人が下船する見通しです。
これまでに542人の感染が確認された横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内には、17日正午の時点で3100人の乗員と乗客が残っています。
厚生労働省は全員にウイルス検査を実施し、結果が陰性で症状が見られない人は14日間の健康観察期間が終了する19日から、順次、下船してもらうことを決めていました。
乗客の下船は19日午前から始まりました。
午前11時前、NHKのカメラでとらえた映像では、スーツケースなど大きな荷物を両手に持った人たちがクルーズ船を降りて船の脇を歩いていきました。夫婦や家族連れとみられる人たちもいて、下船したあとクルーズ船を振り返り船に残っている人たちに手を振る姿も見られました。
また、クルーズ船でも多くの人たちがデッキに出て、下船し帰宅の途についた人たちを見送っていました。
ふ頭の駐車場では、10台以上のバスが待機していて、バスは午前11時すぎから主要な駅などに向けて順次、出発しています。
そして10人近くを乗せた1台目のバスは、横浜駅近くのバス停留所に午前11時40分ごろ到着しました。マスクを着用した人が多く、バスから荷物を下ろしたあとスーツケースを引きながら横浜駅の方向に歩いていました。
乗客はそれぞれ帰宅することになっています。
厚生労働省は、下船した人たちについて、自宅などで通常の生活を送ってもらい、数日間は健康状態を電話で確認することにしています。
厚生労働省によりますと、19日一日でおよそ500人の乗客が船を下りる見通しで、乗客の下船は21日ごろまでには終える見通しです。
ただし、感染が確認された人と同じ部屋にいた場合は、検査結果が陰性でも感染した人が部屋を離れてから14日間は船内に残り、健康状態に問題がなければ下船してもらうことにしています。
一方、乗員については、乗客の下船を優先して進めたあとで、クルーズ船の運航会社と協議し、希望者を下船させるなどの対応を検討するということです。
【下船した乗客は…】
結婚40年の記念に妻とクルーズ船に乗船したという神奈川県の71歳の男性は「客室内のテレビのニュースで陽性の人が次々に増えていくのを見て、自分たちも早く検査の結果を知りたいと思っていました。きのう正式に陰性だと知らされたときはほっとしました。客室内ではテレビを見ながらラジオ体操などをして過ごしていましたが、14日間は長かったです。家に帰ってお茶漬けなどを食べてゆっくりしたいです」と話していました。
クルーズ船から降りて神奈川県内の自宅に帰るという乗客の70代の女性は「きのうの夜、陰性だとわかりました。陰性だとは思っていましたが、感染してみんなにうつしてはいけないと思って、指示があるまで船室にずっといました。思いがけないクルーズになってびっくりしました。家に帰ったらおすしやラーメンを食べたいです」と話していました。
妻と2人でクルーズ船に乗船していたという千葉県の62歳の男性は「検査を受けたあと、結果が出るまでの間、もし陽性反応がでたらどうしようと、不安の日々を過ごしていた。結果的に陰性となりほっとしたが、疲労がたまっているのでゆっくり寝たいです。孫たちに会いたいですが、すぐに会うわけにもいかないと思い、複雑な気持ちです」と話していました。
また、船内での生活について「持病の薬などは事前に陸にいる娘に必要なものを知らせておいたので、スムーズに配達してもらえました。窓がなく太陽の光が入らない部屋だったので、気分的に落ち込むことが多く、精神的に苦労しました」と話していました。
【豪州など航空機派遣へ】
菅官房長官は午前の記者会見で、「きょう未明、早期の下船を希望する韓国人などの乗客3人と乗員4人が韓国のチャーター機を利用して出国した。オーストラリアもすでに自国チャーター機で自国民を帰国させる意向を固め、航空機の運航日程について最終調整中との報告を受けている」と述べました。
このほか、現時点で、カナダ、イタリア、イスラエル、イギリス、香港、台湾が帰国のための航空機を派遣する意向を示していることも明らかにしました。
【加藤厚生労働相「下船後 隔離必要なし」】
加藤厚生労働大臣は、衆議院予算委員会で、下船した乗客の隔離の必要性を指摘され「国立感染症研究所からは、14日間しっかり管理され、検査が陰性で、最終的に健康確認されていれば公共交通機関を使ってもいいという示唆があり、最終的に判断した。懸念もあるので、乗客の皆さんには健康カードを渡して、何か生じれば直通で話をいただく。また地域においてフォローアップもしっかりやらせていただく」と述べ、隔離は必要ないという認識を示しました。
また、加藤大臣は、船内での対応について「発症してから感染までの期間を考えると、船が横浜港に入港する前に感染したと思われる。私どもは民間の力を借りながら多くの医師や自衛隊など総勢300人で最大限の対応をした。残念ながら感染者は出ているが、重症化を防ぐために病院への搬送など適切な対応をできるかぎりしている」と述べました。
【立民 逢坂政調会長「政府は十分なサポートを」】
立憲民主党の逢坂政調会長は、記者団に対し「下船できてよかったという声がある一方、通常の生活に入ることに不安を感じている人もいるようだ。政府には、十分なサポートをしてほしいし、国民の不安を払拭(ふっしょく)できるよう最大限の対応をしてほしい」と述べました。
2020年2月19日 12時13分
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船で、船内に残っている乗客の下船がさきほどから始まりました。厚生労働省によりますと、19日は乗客およそ500人が下船する見通しです。
これまでに542人の感染が確認された横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内には、17日正午の時点で3100人の乗員と乗客が残っています。
厚生労働省は全員にウイルス検査を実施し、結果が陰性で症状が見られない人は14日間の健康観察期間が終了する19日から、順次、下船してもらうことを決めていました。
乗客の下船は19日午前から始まりました。
午前11時前、NHKのカメラでとらえた映像では、スーツケースなど大きな荷物を両手に持った人たちがクルーズ船を降りて船の脇を歩いていきました。夫婦や家族連れとみられる人たちもいて、下船したあとクルーズ船を振り返り船に残っている人たちに手を振る姿も見られました。
また、クルーズ船でも多くの人たちがデッキに出て、下船し帰宅の途についた人たちを見送っていました。
ふ頭の駐車場では、10台以上のバスが待機していて、バスは午前11時すぎから主要な駅などに向けて順次、出発しています。
そして10人近くを乗せた1台目のバスは、横浜駅近くのバス停留所に午前11時40分ごろ到着しました。マスクを着用した人が多く、バスから荷物を下ろしたあとスーツケースを引きながら横浜駅の方向に歩いていました。
乗客はそれぞれ帰宅することになっています。
厚生労働省は、下船した人たちについて、自宅などで通常の生活を送ってもらい、数日間は健康状態を電話で確認することにしています。
厚生労働省によりますと、19日一日でおよそ500人の乗客が船を下りる見通しで、乗客の下船は21日ごろまでには終える見通しです。
ただし、感染が確認された人と同じ部屋にいた場合は、検査結果が陰性でも感染した人が部屋を離れてから14日間は船内に残り、健康状態に問題がなければ下船してもらうことにしています。
一方、乗員については、乗客の下船を優先して進めたあとで、クルーズ船の運航会社と協議し、希望者を下船させるなどの対応を検討するということです。
【下船した乗客は…】
結婚40年の記念に妻とクルーズ船に乗船したという神奈川県の71歳の男性は「客室内のテレビのニュースで陽性の人が次々に増えていくのを見て、自分たちも早く検査の結果を知りたいと思っていました。きのう正式に陰性だと知らされたときはほっとしました。客室内ではテレビを見ながらラジオ体操などをして過ごしていましたが、14日間は長かったです。家に帰ってお茶漬けなどを食べてゆっくりしたいです」と話していました。
クルーズ船から降りて神奈川県内の自宅に帰るという乗客の70代の女性は「きのうの夜、陰性だとわかりました。陰性だとは思っていましたが、感染してみんなにうつしてはいけないと思って、指示があるまで船室にずっといました。思いがけないクルーズになってびっくりしました。家に帰ったらおすしやラーメンを食べたいです」と話していました。
妻と2人でクルーズ船に乗船していたという千葉県の62歳の男性は「検査を受けたあと、結果が出るまでの間、もし陽性反応がでたらどうしようと、不安の日々を過ごしていた。結果的に陰性となりほっとしたが、疲労がたまっているのでゆっくり寝たいです。孫たちに会いたいですが、すぐに会うわけにもいかないと思い、複雑な気持ちです」と話していました。
また、船内での生活について「持病の薬などは事前に陸にいる娘に必要なものを知らせておいたので、スムーズに配達してもらえました。窓がなく太陽の光が入らない部屋だったので、気分的に落ち込むことが多く、精神的に苦労しました」と話していました。
【豪州など航空機派遣へ】
菅官房長官は午前の記者会見で、「きょう未明、早期の下船を希望する韓国人などの乗客3人と乗員4人が韓国のチャーター機を利用して出国した。オーストラリアもすでに自国チャーター機で自国民を帰国させる意向を固め、航空機の運航日程について最終調整中との報告を受けている」と述べました。
このほか、現時点で、カナダ、イタリア、イスラエル、イギリス、香港、台湾が帰国のための航空機を派遣する意向を示していることも明らかにしました。
【加藤厚生労働相「下船後 隔離必要なし」】
加藤厚生労働大臣は、衆議院予算委員会で、下船した乗客の隔離の必要性を指摘され「国立感染症研究所からは、14日間しっかり管理され、検査が陰性で、最終的に健康確認されていれば公共交通機関を使ってもいいという示唆があり、最終的に判断した。懸念もあるので、乗客の皆さんには健康カードを渡して、何か生じれば直通で話をいただく。また地域においてフォローアップもしっかりやらせていただく」と述べ、隔離は必要ないという認識を示しました。
また、加藤大臣は、船内での対応について「発症してから感染までの期間を考えると、船が横浜港に入港する前に感染したと思われる。私どもは民間の力を借りながら多くの医師や自衛隊など総勢300人で最大限の対応をした。残念ながら感染者は出ているが、重症化を防ぐために病院への搬送など適切な対応をできるかぎりしている」と述べました。
【立民 逢坂政調会長「政府は十分なサポートを」】
立憲民主党の逢坂政調会長は、記者団に対し「下船できてよかったという声がある一方、通常の生活に入ることに不安を感じている人もいるようだ。政府には、十分なサポートをしてほしいし、国民の不安を払拭(ふっしょく)できるよう最大限の対応をしてほしい」と述べました。
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