#河西智美[超话]##宫泽佐江[超话]#
Spice 二人对谈采访
2019年7月21日(日)に開幕するブロードウェイミュージカル『ピーターパン』。ウェンディを演じる河西智美とタイガー・リリー役の宮澤佐江はAKB時代の同期にして大親友という間柄で、本作での共演を心待ちにしていたという。互いの役柄への印象や意気込みはもちろん、夏に控えたとある一大イベントに至るまで語ってもらった仲良し対談をお届けする。
ーー出演が決まった時のご感想をお聞かせください。
河西:今年もこうしてお話をいただいて、また楽しい夏が来るなというワクワク感が大きいです。昨年はプレッシャーや不安があったんですが、もちろんそこも感じつつ今年はより楽しみたいですし、何よりさえがいる。お互いの成長した姿を舞台で見せることができたらいいなと思っています。
宮澤:私事ながら、昨年の夏からお仕事をお休みしておりまして。いつかは戻りたいとは思っていたものの具体的に(復帰の時期は)何も考えていない状況だったのですが、スタッフの方から直接このお話をいただいたとき、自然と「やりたい!」とスイッチがガツンと入ったんです。一度味わったことのあるカンパニーで再スタートを切れるのはとてもありがたいですし、智美と「一緒にやりたかったね」と過去形で話していたことがこうして叶ったことが嬉しくて。スタッフさんにもすぐ「ウェンディはともですか?」って聞いたくらい。緊張感をしっかり持ちつつ、新たな気持ちといろんな感情をタイガー・リリーにぶつけて、等身大を見せられたらと思います。
ーー河西さんが昨年に引き続き、宮澤さんが2年ぶりのご出演となります。前回を踏まえて、改めて役に感じていることは?
河西:何度も作品を観させていただいて、さらに昨年出演させていただいたことである程度自分のなかの“ウェンディ像”が出来上がった気持ちでいたんですけど、作品について深く掘り下げるほど「こんな気持ちになると思わなかった」と感じることがあって。昨年舞台に立てたことでいろんな情報をたくさんもらったので、また新しく深い世界を感じられたらと思っています。
物語のなかでウェンディが唯一、子供から大人になる役。演出の藤田(俊太郎)さんからもその部分は大切に演じてほしいと言われていますし、切り替えは大切にしたいです。
宮澤:今まで舞台やミュージカルで演じた役の中でも、タイガー・リリーが一番難しい。出番がたくさんあるわけではないのに、出た時にすごくエネルギーを使うんです。同じ役を演じるからといって、前回と全く同じものをやるのは絶対に嫌。芯の部分はそのまま活かしつつ、2年前とは違うものをお届けできるよう仕込んでいきたいです。ピーターパンと絡む機会が一番多いのですが、どんどん成長していく(吉柳)咲良についていけば新しいタイガー・リリーが生み出されるんだろうなとワクワクしています。あとは……腹筋づくりを頑張らないと(笑)。
河西:間に合わなかったらおなかに書こうか?
宮澤:本番、油性ペンで書いてたらごめんなさい(笑)
ーーこれまでにお互いのご出演された『ピーターパン』をご観劇されたということですが……。
宮澤:あっ、嫌な予感がする! もしかして恥ずかしいやつじゃないですか?
ーー(笑)。ぜひお互いの役についてご感想を交換していただけないでしょうか?
宮澤:やっぱり(笑)。私はもうこの人が言うことわかってるんですよ。もう、何回も何回も……。
河西:ふふっ(笑)。タイガー・リリーの登場って毎回違うんですけど、私が観に行ったときは客席から出てきたんです。グッとお客さんの気持ちをひとつにして引き込んだかと思うと……仮面を取って「み・や・ざ・わです!」って言わんばかりのドヤ顔!
宮澤:アハハ!
河西:もう、顔の横に吹き出しが浮かんで見えるくらい(笑)。さえのタイガー・リリーは「こんなに出番多かったっけ?」って思うくらい存在感が強い。勝手ながら同期として誇らしい気持ちになりましたし、同時に「私も出たい!」って思いました。
宮澤:私が出演するよりも前から、ともが「ウェンディをやりたい」って言っていたのをずっと聞いていたので、実際に見た時はさすがだなと。ともが演じているって意識することがないくらい完璧なウェンディでした。ここが良かったっていう部分的な感想よりも、全部が素晴らしかった。
河西:(髪をなびかせながら)嬉しい!
宮澤:そうそう、まさにこういう髪の触り方とかスカートのさばき方とか、女の子らしい仕草がすごい。ぶりっ子すぎて嫌だなというよりも「あら、カワイイ!」って素直に感じられる気持ちになれました。
河西:天性だね!
宮澤:……天性のものかどうかは、稽古のなかで見極めたいと思います(笑)
ーーこれから本格的な稽古がスタートしますが(取材時点)、準備しておきたいことはありますか?
河西:フライングのために体幹を鍛えたいです。ソロで飛ぶシーンはワイヤー一本で支えているので、正面をずっと向いて飛ぶのが結構難しくて昨年も苦戦した部分。美しく飛べるようにしたいです。
宮澤:私はブランクがある分、体力づくりを。腹筋はもちろん、自分の家でできるレベルですが今年4月くらいから走っています。「1年空いたからね」と言われない完成度を初日からお見せしたいです。
ーーお休みしている間、お芝居に対してはどういう思いを?
宮澤:この1年、映画や舞台やいろんなお芝居をたくさん見たんですけど客観的になれなかったというか、自分だったらこういう風にセリフを言うだろうなって考えちゃうんです。そういうのでお芝居がやりたいという気持ちを再確認させてもらったような気がします。出せるものを出し切りたいです。
ーー公演期間はちょうど夏休みの時期。もし夏休みがあったら何をしたいですか?
河西:海に行きたいです!
宮澤:(聞き間違えて)飲み!?
河西:う・み! それは普通に行けるでしょ(笑)
宮澤:ああ、海ね(笑)。やだ、日焼けするもん。
河西:あとは川でバーベキューも憧れます。
宮澤:川ならいいよ。
河西:オッケー! ピーターパンチームで行こう! さえのスケジュールは把握できてるので逃しません(笑)。夏はさえの誕生日もありますしね。
宮澤:そう、そうなの!
河西:この人、「誕生日あるからサプライズしてね」って言ってくるんですよ。もう私、それがストレスで(笑)
宮澤:だって、誕生日ですよ? 欲しい物、何にしようかな~。
河西:そうそう、リクエストしておいて。そのほうが楽だから。
ーーこれまでにバースデーサプライズをしてもらったことは?
宮澤:ともからはないです。
河西:私だってさえにされたことないよ(笑)。一昨年、出演者の方にサプライズをしてもらったのがすごくうれしかったみたいで、今年はそれを私に求めてくるんですよ。
宮澤:もちろん。私の誕生日って夏休みの真っ最中なので、家族以外に祝ってもらえることがなかったんです。それがメンバーやファンの方に祝っていただける喜びを知ってしまった(笑)。特に今年は20代最後のバースデーになりますし。
河西:29回も誕生日迎えるならサプライズはもういいでしょ?
宮澤:ええ~やだやだ!
ーー当日が楽しみですね(笑)。最後に、公演へ向けて意気込みをお願いします。
宮澤:過去数回この作品を見てきて感じたのは、タイガー・リリーは大人の女性が憧れるくらいキレイで背も高くスタイルもいい、凛としたイメージ。私は背も高くないし、スタイルもあまりよくない分、インディアンチームの力強さに負けないパワーを見せたいと思っています。「強そう!」って感じてもらえるようなタイガー・リリーを演じたいです。
河西:私が初めて『ピーターパン』を見たときのワクワク感を、観に来てくださった皆様にも感じていただけたら嬉しいです。ファンタジーの世界を堪能して「すごく楽しかった!」って言っていただけたら。もちろん、私たちが一番ワクワクしながら演じたいです。観に来て下った方にとって最高の夏になれば。
宮澤:「ピーターパンになりたい」って思ってもらえたら優勝ですね。
河西:女の子はぜひウェンディに!
宮澤:(笑)。出たい、なりたいって思ってもらいたいね。優勝の夏にしましょう!
河西:ぜひお越しください!
取材・文=潮田茗 撮影=中田智章
Spice 二人对谈采访
2019年7月21日(日)に開幕するブロードウェイミュージカル『ピーターパン』。ウェンディを演じる河西智美とタイガー・リリー役の宮澤佐江はAKB時代の同期にして大親友という間柄で、本作での共演を心待ちにしていたという。互いの役柄への印象や意気込みはもちろん、夏に控えたとある一大イベントに至るまで語ってもらった仲良し対談をお届けする。
ーー出演が決まった時のご感想をお聞かせください。
河西:今年もこうしてお話をいただいて、また楽しい夏が来るなというワクワク感が大きいです。昨年はプレッシャーや不安があったんですが、もちろんそこも感じつつ今年はより楽しみたいですし、何よりさえがいる。お互いの成長した姿を舞台で見せることができたらいいなと思っています。
宮澤:私事ながら、昨年の夏からお仕事をお休みしておりまして。いつかは戻りたいとは思っていたものの具体的に(復帰の時期は)何も考えていない状況だったのですが、スタッフの方から直接このお話をいただいたとき、自然と「やりたい!」とスイッチがガツンと入ったんです。一度味わったことのあるカンパニーで再スタートを切れるのはとてもありがたいですし、智美と「一緒にやりたかったね」と過去形で話していたことがこうして叶ったことが嬉しくて。スタッフさんにもすぐ「ウェンディはともですか?」って聞いたくらい。緊張感をしっかり持ちつつ、新たな気持ちといろんな感情をタイガー・リリーにぶつけて、等身大を見せられたらと思います。
ーー河西さんが昨年に引き続き、宮澤さんが2年ぶりのご出演となります。前回を踏まえて、改めて役に感じていることは?
河西:何度も作品を観させていただいて、さらに昨年出演させていただいたことである程度自分のなかの“ウェンディ像”が出来上がった気持ちでいたんですけど、作品について深く掘り下げるほど「こんな気持ちになると思わなかった」と感じることがあって。昨年舞台に立てたことでいろんな情報をたくさんもらったので、また新しく深い世界を感じられたらと思っています。
物語のなかでウェンディが唯一、子供から大人になる役。演出の藤田(俊太郎)さんからもその部分は大切に演じてほしいと言われていますし、切り替えは大切にしたいです。
宮澤:今まで舞台やミュージカルで演じた役の中でも、タイガー・リリーが一番難しい。出番がたくさんあるわけではないのに、出た時にすごくエネルギーを使うんです。同じ役を演じるからといって、前回と全く同じものをやるのは絶対に嫌。芯の部分はそのまま活かしつつ、2年前とは違うものをお届けできるよう仕込んでいきたいです。ピーターパンと絡む機会が一番多いのですが、どんどん成長していく(吉柳)咲良についていけば新しいタイガー・リリーが生み出されるんだろうなとワクワクしています。あとは……腹筋づくりを頑張らないと(笑)。
河西:間に合わなかったらおなかに書こうか?
宮澤:本番、油性ペンで書いてたらごめんなさい(笑)
ーーこれまでにお互いのご出演された『ピーターパン』をご観劇されたということですが……。
宮澤:あっ、嫌な予感がする! もしかして恥ずかしいやつじゃないですか?
ーー(笑)。ぜひお互いの役についてご感想を交換していただけないでしょうか?
宮澤:やっぱり(笑)。私はもうこの人が言うことわかってるんですよ。もう、何回も何回も……。
河西:ふふっ(笑)。タイガー・リリーの登場って毎回違うんですけど、私が観に行ったときは客席から出てきたんです。グッとお客さんの気持ちをひとつにして引き込んだかと思うと……仮面を取って「み・や・ざ・わです!」って言わんばかりのドヤ顔!
宮澤:アハハ!
河西:もう、顔の横に吹き出しが浮かんで見えるくらい(笑)。さえのタイガー・リリーは「こんなに出番多かったっけ?」って思うくらい存在感が強い。勝手ながら同期として誇らしい気持ちになりましたし、同時に「私も出たい!」って思いました。
宮澤:私が出演するよりも前から、ともが「ウェンディをやりたい」って言っていたのをずっと聞いていたので、実際に見た時はさすがだなと。ともが演じているって意識することがないくらい完璧なウェンディでした。ここが良かったっていう部分的な感想よりも、全部が素晴らしかった。
河西:(髪をなびかせながら)嬉しい!
宮澤:そうそう、まさにこういう髪の触り方とかスカートのさばき方とか、女の子らしい仕草がすごい。ぶりっ子すぎて嫌だなというよりも「あら、カワイイ!」って素直に感じられる気持ちになれました。
河西:天性だね!
宮澤:……天性のものかどうかは、稽古のなかで見極めたいと思います(笑)
ーーこれから本格的な稽古がスタートしますが(取材時点)、準備しておきたいことはありますか?
河西:フライングのために体幹を鍛えたいです。ソロで飛ぶシーンはワイヤー一本で支えているので、正面をずっと向いて飛ぶのが結構難しくて昨年も苦戦した部分。美しく飛べるようにしたいです。
宮澤:私はブランクがある分、体力づくりを。腹筋はもちろん、自分の家でできるレベルですが今年4月くらいから走っています。「1年空いたからね」と言われない完成度を初日からお見せしたいです。
ーーお休みしている間、お芝居に対してはどういう思いを?
宮澤:この1年、映画や舞台やいろんなお芝居をたくさん見たんですけど客観的になれなかったというか、自分だったらこういう風にセリフを言うだろうなって考えちゃうんです。そういうのでお芝居がやりたいという気持ちを再確認させてもらったような気がします。出せるものを出し切りたいです。
ーー公演期間はちょうど夏休みの時期。もし夏休みがあったら何をしたいですか?
河西:海に行きたいです!
宮澤:(聞き間違えて)飲み!?
河西:う・み! それは普通に行けるでしょ(笑)
宮澤:ああ、海ね(笑)。やだ、日焼けするもん。
河西:あとは川でバーベキューも憧れます。
宮澤:川ならいいよ。
河西:オッケー! ピーターパンチームで行こう! さえのスケジュールは把握できてるので逃しません(笑)。夏はさえの誕生日もありますしね。
宮澤:そう、そうなの!
河西:この人、「誕生日あるからサプライズしてね」って言ってくるんですよ。もう私、それがストレスで(笑)
宮澤:だって、誕生日ですよ? 欲しい物、何にしようかな~。
河西:そうそう、リクエストしておいて。そのほうが楽だから。
ーーこれまでにバースデーサプライズをしてもらったことは?
宮澤:ともからはないです。
河西:私だってさえにされたことないよ(笑)。一昨年、出演者の方にサプライズをしてもらったのがすごくうれしかったみたいで、今年はそれを私に求めてくるんですよ。
宮澤:もちろん。私の誕生日って夏休みの真っ最中なので、家族以外に祝ってもらえることがなかったんです。それがメンバーやファンの方に祝っていただける喜びを知ってしまった(笑)。特に今年は20代最後のバースデーになりますし。
河西:29回も誕生日迎えるならサプライズはもういいでしょ?
宮澤:ええ~やだやだ!
ーー当日が楽しみですね(笑)。最後に、公演へ向けて意気込みをお願いします。
宮澤:過去数回この作品を見てきて感じたのは、タイガー・リリーは大人の女性が憧れるくらいキレイで背も高くスタイルもいい、凛としたイメージ。私は背も高くないし、スタイルもあまりよくない分、インディアンチームの力強さに負けないパワーを見せたいと思っています。「強そう!」って感じてもらえるようなタイガー・リリーを演じたいです。
河西:私が初めて『ピーターパン』を見たときのワクワク感を、観に来てくださった皆様にも感じていただけたら嬉しいです。ファンタジーの世界を堪能して「すごく楽しかった!」って言っていただけたら。もちろん、私たちが一番ワクワクしながら演じたいです。観に来て下った方にとって最高の夏になれば。
宮澤:「ピーターパンになりたい」って思ってもらえたら優勝ですね。
河西:女の子はぜひウェンディに!
宮澤:(笑)。出たい、なりたいって思ってもらいたいね。優勝の夏にしましょう!
河西:ぜひお越しください!
取材・文=潮田茗 撮影=中田智章
比较完整的文字报道
嵐が会見、5人が語った。
相葉さん「絆は強くなってる」
松本さん「新たなチャレンジのタイミングになるかも」
二宮さん「リーダーが悪者に見えたら我々の力不足」
大野さん「見たことのない景色を見てみたい」
櫻井さん「5人じゃないと続けない選択」
https://t.cn/EtqKfNm
人気アイドルグループ・嵐が1月27日夜、2020年いっぱいで活動休止することについて都内で記者会見を開き、改めて報告した。会見に先立って、ファンクラブ公式サイトで発表していた。
記者会見に臨んだのは、嵐の大野智さん、櫻井翔さん、相葉雅紀さん、二宮和也さん、松本潤さんの5人。駆けつけた大勢の報道陣を前に頭を下げたが、表情は柔らか。「解散ではない」と断言した。
大野さん「見たことのない景色を見てみたい」。
まず記者会見で口火を切ったのは、活動休止について提案をしたというリーダーの大野さんだった。その理由は「嵐の活動を一旦終えたい。自分は自由に生活がしてみたい」だったという。
その後、何度も何度もメンバー5人と集まってそれぞれの想いを話し合い、2020年末を期限に活動休止と決まったという。事務所にはその後、2018年2月に報告し、6月頃に決断に至ったという。
理由として挙げた「自由な生活」でしたいことを問われたが、大野さんは具体的には「決まっていない。見たことのない景色を見てみたい」。今まで経験したことがない「普通の生活」に興味があったのだという。
大野さんは、事務所には所属も「ゆっくり休んで考えたい」
大野さんは「3年ぐらい休みたいとか都合のいい話はない」と考え、当初はけじめとして「ジャニーズ事務所を辞めなくては」との思いもあったという。しかし、メンバーと事務所との話し合いで「お休みでいいのでは」と判断。
「お言葉に甘えますと、そこに着地しました」と、今後もジャニーズ事務所にタレントとして所属はしつつ、「やりたいことはゆっくり休んで考えたい」とした。
具体的に何年間休むかは決めていないが、少なくとも2021年は休む期間として「一回ちょっと見つめ直す期間。一回立ち止まってみようかな。何も気にせず絵を描いたりするかもしれない。縛られるものを一回払ってみたい。その時に自分が何を思って何をするかに興味はある」。期間などについては「嵐として走り抜いてから」具体的に浮かんでくるのではとした。
また、きっかけについて問われると「正直ないというか、3年くらい前にそういう気持ちが芽生えて、強くなっていった。15周年(記念コンサートなどの行事)が終わって、徐々にそういうことが芽生えてきた。本当に徐々になんです」とし、特段、きっかけとなった出来事があったわけではないとした。
「衝撃でした」(二宮さん)「驚きました」(櫻井さん)
一方、休止の意思を伝えられたメンバーは驚きを持って受け止めたという。
二宮さんは「衝撃でした。4人でも6人でも嵐ではない。5人でないと100%のパフォーマンスはできない」。櫻井さんは「驚きました。グループメールに大野から。もしかしたら意思が固まっているのかなあと解釈しました」とする一方で、「誰か一人のことで、嵐の将来は決められない。どれだけ時間をかけても全員が納得する決着点を見つけたい。それが僕の役目だなと。他の4人の決着点を見つけたい」と考えたと話した。
松本さんは「グループ活動は、強い意志で続けるものだと思っていた。10周年で祝っていただいたり、国立競技場でコンサートをしたり。素晴らしい景色をたくさん見た。いろんなことを経験させていただく中で、大変だと思うことも正直あった。いい感じの時にグループを閉めることも考えた。最初にリーダーに呼ばれたときは、驚きはしなかった。それぞれに思いもあるので、2020年で区切りをつけるのがベストだと判断しました」。
相葉さんは「ひっくり返った」。(櫻井「僕の右でひっくり返ってた」)。しかし「何度も話し合いをして、ちょっとでも同じ方向を向いていないなら、リーダーをずっと付き合わせるのは違うなと。納得してそっちの方向で進めていこうと思いました」。
「正直、申し訳ない気持ちはすごく強い」大野さん
メンバーのコメントを聞いた大野さんは「正直、申し訳ない気持ちはすごく強い」。
一方で「一人変えたら嵐ではないとは心にあった。メンバーの思いを僕の中で感じながら、2020年まで毎日大事に走っていきたい」と嵐として最後まで走り抜く決意を語った。
「嵐でよかったな」(大野さん)「絆は強くなってる」(相葉さん)
「引き止めたメンバーは?」との質問に、二宮さんは「できませんかと話しはした。2つ返事で、じゃあわかりました、はちょっと責任感的にできなかった。できる方法はないのか、そういう話はしました」。
櫻井さんは「賛成・反対で別れるのは難しい。みんなの想いが同じところに着地すること、どこに落とし込むかをひたすらに話していた」
「ケンカはあったのか?」との質問には、二宮さんが「ないです。書きたそうですね(笑)」。相葉さんは「勘違いされちゃうかなと。20年の月日の絆は強くなってますね」として、仲違いが活動休止の原因ではないと改めて言及。
また、二宮さんは「リーダーのせいでこうなったとは思っていない。僕はすごく楽しく活動していた。みんなでやりたい時にやる、やらない時にはなぜかと話し合って気持ちを共有する。リーダーが悪者に見えたら我々の力不足」として、大野さんをかばう発言も。
大野さんは「最終的に期限が決まった時、意見がまとまって気持ちがまとまった時に、『メンバーが最後まで笑っていよう』と言われたときはヤバかった。素直に申し訳ない気持ちがある中で、なんて人たちだろう。嵐でよかったなあ、と、言葉にならなかったな」と、休止の意思を受け止めてくれたメンバーへの感謝を語った。
また、嵐とは?との問いには「宝物以外の何物でもない。人生の半分以上が嵐。永遠に輝き続けるものです。心の中で」とした。
4人のメンバー、2020年の先は?
2020年以降、「お休みする」と語った大野。他の4人のメンバーの今後はどうなるのだろうか?
相葉さんは「どんな気持ちになるのか想像もつかない。お休みする予定はない」とした。また、松本さんは「新たなチャレンジができるタイミングになるかも。何か探して見つかった際にはチャレンジできるタイミングにしたい。ファンの皆さんと楽しい時間を考えるのが今することです」。
また、櫻井さんは「5人じゃないと続けない選択をしたので、嵐の2020年12月31日までしか頭にない。その先は想像していない」。二宮さんは「何も考えていない。2020年末まで5人で活動できるのは幸せでよろこびなので、1個でも思い出を作っていきたい」。
また、5人で出演しているテレビ番組などについては、「今後スタッフと話をしたい」として明言はしなかった。
嵐が会見、5人が語った。
相葉さん「絆は強くなってる」
松本さん「新たなチャレンジのタイミングになるかも」
二宮さん「リーダーが悪者に見えたら我々の力不足」
大野さん「見たことのない景色を見てみたい」
櫻井さん「5人じゃないと続けない選択」
https://t.cn/EtqKfNm
人気アイドルグループ・嵐が1月27日夜、2020年いっぱいで活動休止することについて都内で記者会見を開き、改めて報告した。会見に先立って、ファンクラブ公式サイトで発表していた。
記者会見に臨んだのは、嵐の大野智さん、櫻井翔さん、相葉雅紀さん、二宮和也さん、松本潤さんの5人。駆けつけた大勢の報道陣を前に頭を下げたが、表情は柔らか。「解散ではない」と断言した。
大野さん「見たことのない景色を見てみたい」。
まず記者会見で口火を切ったのは、活動休止について提案をしたというリーダーの大野さんだった。その理由は「嵐の活動を一旦終えたい。自分は自由に生活がしてみたい」だったという。
その後、何度も何度もメンバー5人と集まってそれぞれの想いを話し合い、2020年末を期限に活動休止と決まったという。事務所にはその後、2018年2月に報告し、6月頃に決断に至ったという。
理由として挙げた「自由な生活」でしたいことを問われたが、大野さんは具体的には「決まっていない。見たことのない景色を見てみたい」。今まで経験したことがない「普通の生活」に興味があったのだという。
大野さんは、事務所には所属も「ゆっくり休んで考えたい」
大野さんは「3年ぐらい休みたいとか都合のいい話はない」と考え、当初はけじめとして「ジャニーズ事務所を辞めなくては」との思いもあったという。しかし、メンバーと事務所との話し合いで「お休みでいいのでは」と判断。
「お言葉に甘えますと、そこに着地しました」と、今後もジャニーズ事務所にタレントとして所属はしつつ、「やりたいことはゆっくり休んで考えたい」とした。
具体的に何年間休むかは決めていないが、少なくとも2021年は休む期間として「一回ちょっと見つめ直す期間。一回立ち止まってみようかな。何も気にせず絵を描いたりするかもしれない。縛られるものを一回払ってみたい。その時に自分が何を思って何をするかに興味はある」。期間などについては「嵐として走り抜いてから」具体的に浮かんでくるのではとした。
また、きっかけについて問われると「正直ないというか、3年くらい前にそういう気持ちが芽生えて、強くなっていった。15周年(記念コンサートなどの行事)が終わって、徐々にそういうことが芽生えてきた。本当に徐々になんです」とし、特段、きっかけとなった出来事があったわけではないとした。
「衝撃でした」(二宮さん)「驚きました」(櫻井さん)
一方、休止の意思を伝えられたメンバーは驚きを持って受け止めたという。
二宮さんは「衝撃でした。4人でも6人でも嵐ではない。5人でないと100%のパフォーマンスはできない」。櫻井さんは「驚きました。グループメールに大野から。もしかしたら意思が固まっているのかなあと解釈しました」とする一方で、「誰か一人のことで、嵐の将来は決められない。どれだけ時間をかけても全員が納得する決着点を見つけたい。それが僕の役目だなと。他の4人の決着点を見つけたい」と考えたと話した。
松本さんは「グループ活動は、強い意志で続けるものだと思っていた。10周年で祝っていただいたり、国立競技場でコンサートをしたり。素晴らしい景色をたくさん見た。いろんなことを経験させていただく中で、大変だと思うことも正直あった。いい感じの時にグループを閉めることも考えた。最初にリーダーに呼ばれたときは、驚きはしなかった。それぞれに思いもあるので、2020年で区切りをつけるのがベストだと判断しました」。
相葉さんは「ひっくり返った」。(櫻井「僕の右でひっくり返ってた」)。しかし「何度も話し合いをして、ちょっとでも同じ方向を向いていないなら、リーダーをずっと付き合わせるのは違うなと。納得してそっちの方向で進めていこうと思いました」。
「正直、申し訳ない気持ちはすごく強い」大野さん
メンバーのコメントを聞いた大野さんは「正直、申し訳ない気持ちはすごく強い」。
一方で「一人変えたら嵐ではないとは心にあった。メンバーの思いを僕の中で感じながら、2020年まで毎日大事に走っていきたい」と嵐として最後まで走り抜く決意を語った。
「嵐でよかったな」(大野さん)「絆は強くなってる」(相葉さん)
「引き止めたメンバーは?」との質問に、二宮さんは「できませんかと話しはした。2つ返事で、じゃあわかりました、はちょっと責任感的にできなかった。できる方法はないのか、そういう話はしました」。
櫻井さんは「賛成・反対で別れるのは難しい。みんなの想いが同じところに着地すること、どこに落とし込むかをひたすらに話していた」
「ケンカはあったのか?」との質問には、二宮さんが「ないです。書きたそうですね(笑)」。相葉さんは「勘違いされちゃうかなと。20年の月日の絆は強くなってますね」として、仲違いが活動休止の原因ではないと改めて言及。
また、二宮さんは「リーダーのせいでこうなったとは思っていない。僕はすごく楽しく活動していた。みんなでやりたい時にやる、やらない時にはなぜかと話し合って気持ちを共有する。リーダーが悪者に見えたら我々の力不足」として、大野さんをかばう発言も。
大野さんは「最終的に期限が決まった時、意見がまとまって気持ちがまとまった時に、『メンバーが最後まで笑っていよう』と言われたときはヤバかった。素直に申し訳ない気持ちがある中で、なんて人たちだろう。嵐でよかったなあ、と、言葉にならなかったな」と、休止の意思を受け止めてくれたメンバーへの感謝を語った。
また、嵐とは?との問いには「宝物以外の何物でもない。人生の半分以上が嵐。永遠に輝き続けるものです。心の中で」とした。
4人のメンバー、2020年の先は?
2020年以降、「お休みする」と語った大野。他の4人のメンバーの今後はどうなるのだろうか?
相葉さんは「どんな気持ちになるのか想像もつかない。お休みする予定はない」とした。また、松本さんは「新たなチャレンジができるタイミングになるかも。何か探して見つかった際にはチャレンジできるタイミングにしたい。ファンの皆さんと楽しい時間を考えるのが今することです」。
また、櫻井さんは「5人じゃないと続けない選択をしたので、嵐の2020年12月31日までしか頭にない。その先は想像していない」。二宮さんは「何も考えていない。2020年末まで5人で活動できるのは幸せでよろこびなので、1個でも思い出を作っていきたい」。
また、5人で出演しているテレビ番組などについては、「今後スタッフと話をしたい」として明言はしなかった。
結成20周年! 野島健児&菅沼久義のユニット“COCO”、2ndアルバムリリース記念ロングインタビュー第1弾をお届け!
今年で結成20周年を迎える野島健児さん&菅沼久義さんのふたりユニット「COCO」。前作のアルバムリリースから11年の時を経て、待望のセカンドアルバム『あぶく』が10月9日に発売に。
結成秘話から最新のアルバムにかける想いまで、たっぷり語っていただいたビーズログ11月号のグラビア&ロングインタビューに引き続き、誌面には入りきらなかったおふたりの熱い想いを2回にわたってお届けします。
さらに、2018年10月6日・7日には、吉祥寺・スターパインズカフェにてCOCO LIVE「あぶく」(2days4ステージ)の開催も決定!
チケットの一般販売は9月22日10時~となっています。あわせてチェックしてください。
――アルバムに収録されるソロ曲はすでにレコーディングされているとのことですが(取材時は8月中旬)、収録はいかがでしたか?
野島 今回は今までのレコーディングとは違う録りかたをしていて。だいたいAメロを歌ってみて、上手く録れたら2番のAメロを歌うというようにパートごとで歌うことが多かったんです。でも今回は、曲の頭から最後まで歌いきるという、生っぽくライブ感のある収録の方法をとっています。集中力や体力も必要になってきますが、ひとつの作品としてのまとまりが初めから掴みやすいです。
菅沼 バラバラに録るのが悪いというわけではなくて。
野島 今回は“生っぽさ”、“ライブ感”を重視してこういった収録のしかたなんですよね。あのライブでお客さんを前にして歌っている時のような。歌の中の世界観とともに、それを聴いてくださっているファンの方々ひとりひとりの顔が思い浮かんできました。そんなことを感じながら歌えたので、それはまさに今回のレコーディングのやりかたあってのことだと思います。今回は歌の“荒”にも捉えられる部分もひとつの世界観として、ひとつの作品となって出来上がっています。そういったものも“味”として完成されていくんだと感じてもらえると嬉しいです。
――デュエットの曲はどういう形で収録をされたんでしょうか?
菅沼 デュエットの曲も同じく、最初から最後まで収録するやりかたでレコーディングしています。最初にのじさんが土台作りとして、まず世界観を作って収録をして。
野島 すがぽんのパートもね(笑)。
菅沼 僕のパートだからといって手を抜いているわけではなく、ちゃんと歌っているんです。僕もその気持を踏襲するために、制作過程も聴いておこうと思ってなるべく早くスタジオに入っていました。サウンドプロデューサーのQoonieさんが「次はこういう世界観で歌ってみてください」とおっしゃったら、次にのじさんが歌ったときには世界観がコロッと変わるんですよ。のじさんは直接は聞いていないかもしれないですけど、「今度はこういう感じでと言ったら、これだけ世界観を変えられるのは凄いですよね」というお話をQoonieさんがされていたんです。
野島 超嬉しい話を聞きましたね、いま(笑)。
菅沼 実際、僕もそう思いながら聴いていますからね。そうやってのじさんが作った世界観の上に、僕がまた世界観を乗せていくという作りかたでした。
野島 僕の土台作りという作業も大変だとは思うんですけど、出来上がっている中にすがぽん自身の良さだったり、世界観だったりを乗せていくのも大変だと思うんですよ。僕が早いもの勝ちで歌った部分に寄り添っていくというか。
菅沼 のじさん独自の節回しが最大限に生かされているので、中には譜面通りの歌いかたではない部分もあるんですよ。それで僕がいちばん苦労したのが『みんな探してる』という曲の「もうちょっとだけ」というフレーズです。
野島 ハモっているところだね。「もうちょっとだけ」の“だけ”の部分を、本来のメロディーラインよりもニュアンスでわざと下げたんですよ。
菅沼 それがいいテイクだから生かされているんですけど。言いかたが悪いですけど、それのせいで(笑)、ハモリが難しくなってしまったんですよ! なので、僕は何度も録り直して。でも、何度も歌い直したので、自信があります。ぜひとも皆さん、のじさんがメインを歌っていて、僕がハモっている1回目の「もうちょっとだけ」の部分に注目してください!
野島 2回目の「もうちょっとだけ」は僕がハモリも先に録ってしまったので、1回目のその1箇所しかないんですよ(笑)。
菅沼 最後の「明日のその向こう」というフレーズも少し本来の譜面とは違っているんですよ。
野島 メロディーは変えていないんですけど、リズムを少しゆっくりにしているんです。そもそもこの曲はノリが難しい曲なんですけど、中でも最後をいい空気感にしたくて。
菅沼 これがまた難しかった……。のじさんが収録を終えて帰るときに「すがぽんには宿題を出してあるから」と言っていたんですよ。ドキっとしましたね(笑)。でもきちんと合わさって決まったときは気持ち良かったです!
野島 絶対合わせてくれると確信があってやった部分もあるんですよ。
――確信を持っていたと。
野島 多分、ミュージシャン1本でやっている方だと、そこを合わせてくるって難しいこともあると思うんですよ。でも、僕たちは声優なので。ある意味、仕事の多くは“合わせる”ことでもあると思うんですよ。
菅沼 そういう部分で、“耳のプロフェッショナル”と言われることもありますからね。
野島 よく大人数の収録で、掛け声も言わずにセリフを合わせることがあるんですよ。
菅沼 だいたい真ん中の人が指揮をとるんですけど、「俺がやるよ」とも言わずに。
野島 “息を合わせる”という言葉の通り、その人の息を吸う音を聞いて合わせるんですよ。
菅沼 それは我々の技術ですよね。
野島 そういうことを20年もやっている人だし、僕といっしょに歌をやっていますからね。
菅沼 ただ合わせるだけではなく、そこに表現も乗せて。これは20年の仲だからこそできたことだと思います。そういう部分が『みんな探してる』だけではなく、ふたりで歌っている曲にはふんだんにあります。
――聴き込むといろんな発見がありそうですね。
菅沼 最初は世界観を楽しんでいただいて。何回も聴くにあたっては、そういった細かい部分も聴いて頂けると。
野島 ふたりの寄り添い具合を(笑)。
菅沼 個々に異なる大変さがありますからね。のじさんは0から1を作り出す大変さ、僕はその生み出された1をより大きく広げていくという。
――アルバム発売に合わせて特典やグッズの発売などもあるんですよね。
野島 現在(取材時:8月中旬)は、鋭意制作中ですね。あとは『うっかりCD』もあるという。僕らはアルバムよりも遥かな枚数『うっかりCD』というCDを出しているんですけども。
菅沼 ワンコインで楽しめるものなんですけど。ヒドイ内容ですよね(笑)。いちばんヒドイなと思ったのが、のじさんの家で収録をしているときに宅配便が来ちゃって。「ピンポーン」って。
野島 それはカットしたっけ(笑)?
菅沼 カットしたと思いますよ! そのぐらい緩いCDになっているんですけども。『コウントダウセン』という岸尾だいすけさんが来てくださったときは、そこに岸尾さんも交えてもっとヒドイ内容になっていて(笑)。下ネタもありつつ。
野島 年齢制限が必要になるやつですね。
菅沼 でも、ビーズログ読者の中にはもっと年齢の若い方もいらっしゃるとのことですからね。
野島 なので、なるべく若い方のことも考慮した内容にね。
菅沼 できるかなー? 気をつけたいと思います(笑)!
(第2弾につづく)
今年で結成20周年を迎える野島健児さん&菅沼久義さんのふたりユニット「COCO」。前作のアルバムリリースから11年の時を経て、待望のセカンドアルバム『あぶく』が10月9日に発売に。
結成秘話から最新のアルバムにかける想いまで、たっぷり語っていただいたビーズログ11月号のグラビア&ロングインタビューに引き続き、誌面には入りきらなかったおふたりの熱い想いを2回にわたってお届けします。
さらに、2018年10月6日・7日には、吉祥寺・スターパインズカフェにてCOCO LIVE「あぶく」(2days4ステージ)の開催も決定!
チケットの一般販売は9月22日10時~となっています。あわせてチェックしてください。
――アルバムに収録されるソロ曲はすでにレコーディングされているとのことですが(取材時は8月中旬)、収録はいかがでしたか?
野島 今回は今までのレコーディングとは違う録りかたをしていて。だいたいAメロを歌ってみて、上手く録れたら2番のAメロを歌うというようにパートごとで歌うことが多かったんです。でも今回は、曲の頭から最後まで歌いきるという、生っぽくライブ感のある収録の方法をとっています。集中力や体力も必要になってきますが、ひとつの作品としてのまとまりが初めから掴みやすいです。
菅沼 バラバラに録るのが悪いというわけではなくて。
野島 今回は“生っぽさ”、“ライブ感”を重視してこういった収録のしかたなんですよね。あのライブでお客さんを前にして歌っている時のような。歌の中の世界観とともに、それを聴いてくださっているファンの方々ひとりひとりの顔が思い浮かんできました。そんなことを感じながら歌えたので、それはまさに今回のレコーディングのやりかたあってのことだと思います。今回は歌の“荒”にも捉えられる部分もひとつの世界観として、ひとつの作品となって出来上がっています。そういったものも“味”として完成されていくんだと感じてもらえると嬉しいです。
――デュエットの曲はどういう形で収録をされたんでしょうか?
菅沼 デュエットの曲も同じく、最初から最後まで収録するやりかたでレコーディングしています。最初にのじさんが土台作りとして、まず世界観を作って収録をして。
野島 すがぽんのパートもね(笑)。
菅沼 僕のパートだからといって手を抜いているわけではなく、ちゃんと歌っているんです。僕もその気持を踏襲するために、制作過程も聴いておこうと思ってなるべく早くスタジオに入っていました。サウンドプロデューサーのQoonieさんが「次はこういう世界観で歌ってみてください」とおっしゃったら、次にのじさんが歌ったときには世界観がコロッと変わるんですよ。のじさんは直接は聞いていないかもしれないですけど、「今度はこういう感じでと言ったら、これだけ世界観を変えられるのは凄いですよね」というお話をQoonieさんがされていたんです。
野島 超嬉しい話を聞きましたね、いま(笑)。
菅沼 実際、僕もそう思いながら聴いていますからね。そうやってのじさんが作った世界観の上に、僕がまた世界観を乗せていくという作りかたでした。
野島 僕の土台作りという作業も大変だとは思うんですけど、出来上がっている中にすがぽん自身の良さだったり、世界観だったりを乗せていくのも大変だと思うんですよ。僕が早いもの勝ちで歌った部分に寄り添っていくというか。
菅沼 のじさん独自の節回しが最大限に生かされているので、中には譜面通りの歌いかたではない部分もあるんですよ。それで僕がいちばん苦労したのが『みんな探してる』という曲の「もうちょっとだけ」というフレーズです。
野島 ハモっているところだね。「もうちょっとだけ」の“だけ”の部分を、本来のメロディーラインよりもニュアンスでわざと下げたんですよ。
菅沼 それがいいテイクだから生かされているんですけど。言いかたが悪いですけど、それのせいで(笑)、ハモリが難しくなってしまったんですよ! なので、僕は何度も録り直して。でも、何度も歌い直したので、自信があります。ぜひとも皆さん、のじさんがメインを歌っていて、僕がハモっている1回目の「もうちょっとだけ」の部分に注目してください!
野島 2回目の「もうちょっとだけ」は僕がハモリも先に録ってしまったので、1回目のその1箇所しかないんですよ(笑)。
菅沼 最後の「明日のその向こう」というフレーズも少し本来の譜面とは違っているんですよ。
野島 メロディーは変えていないんですけど、リズムを少しゆっくりにしているんです。そもそもこの曲はノリが難しい曲なんですけど、中でも最後をいい空気感にしたくて。
菅沼 これがまた難しかった……。のじさんが収録を終えて帰るときに「すがぽんには宿題を出してあるから」と言っていたんですよ。ドキっとしましたね(笑)。でもきちんと合わさって決まったときは気持ち良かったです!
野島 絶対合わせてくれると確信があってやった部分もあるんですよ。
――確信を持っていたと。
野島 多分、ミュージシャン1本でやっている方だと、そこを合わせてくるって難しいこともあると思うんですよ。でも、僕たちは声優なので。ある意味、仕事の多くは“合わせる”ことでもあると思うんですよ。
菅沼 そういう部分で、“耳のプロフェッショナル”と言われることもありますからね。
野島 よく大人数の収録で、掛け声も言わずにセリフを合わせることがあるんですよ。
菅沼 だいたい真ん中の人が指揮をとるんですけど、「俺がやるよ」とも言わずに。
野島 “息を合わせる”という言葉の通り、その人の息を吸う音を聞いて合わせるんですよ。
菅沼 それは我々の技術ですよね。
野島 そういうことを20年もやっている人だし、僕といっしょに歌をやっていますからね。
菅沼 ただ合わせるだけではなく、そこに表現も乗せて。これは20年の仲だからこそできたことだと思います。そういう部分が『みんな探してる』だけではなく、ふたりで歌っている曲にはふんだんにあります。
――聴き込むといろんな発見がありそうですね。
菅沼 最初は世界観を楽しんでいただいて。何回も聴くにあたっては、そういった細かい部分も聴いて頂けると。
野島 ふたりの寄り添い具合を(笑)。
菅沼 個々に異なる大変さがありますからね。のじさんは0から1を作り出す大変さ、僕はその生み出された1をより大きく広げていくという。
――アルバム発売に合わせて特典やグッズの発売などもあるんですよね。
野島 現在(取材時:8月中旬)は、鋭意制作中ですね。あとは『うっかりCD』もあるという。僕らはアルバムよりも遥かな枚数『うっかりCD』というCDを出しているんですけども。
菅沼 ワンコインで楽しめるものなんですけど。ヒドイ内容ですよね(笑)。いちばんヒドイなと思ったのが、のじさんの家で収録をしているときに宅配便が来ちゃって。「ピンポーン」って。
野島 それはカットしたっけ(笑)?
菅沼 カットしたと思いますよ! そのぐらい緩いCDになっているんですけども。『コウントダウセン』という岸尾だいすけさんが来てくださったときは、そこに岸尾さんも交えてもっとヒドイ内容になっていて(笑)。下ネタもありつつ。
野島 年齢制限が必要になるやつですね。
菅沼 でも、ビーズログ読者の中にはもっと年齢の若い方もいらっしゃるとのことですからね。
野島 なので、なるべく若い方のことも考慮した内容にね。
菅沼 できるかなー? 気をつけたいと思います(笑)!
(第2弾につづく)
✋热门推荐