一途 第116回 もっと、もっと (图via twi)
もっと走れそうだと思った瞬間に違う表現を
試したくなるだけ。すごさを表したいわけじゃない。
どんな時でも冷静でクレバーで、決して相手の予想とおりの球を返すことはない。シニカルでオリジナルな視点から繰り出される変化球は、二宮さんの魅力のひとつだろう。ところが、この連載の取材の時に放映中だったドラマ『ブラックペアン』について、面白かったと感想を伝えると、「面白いよね。マジで」とひと言。照れるでも冗談めかすでも大げさに誇るでもなく、拍子抜けするほどストレートに語る姿が予想外だった。
——演じている渡海先生が本当にカッコいいし、怖くも見えます。
「そう見えてるならうれしいです。やっぱりキャラとして、そうあってほしいと思ってるからね」
——以前、野球の面白さについて「流れか変わる瞬閧が見えるところ」と語っていましたが、『ブラックペアン』でも、渡海先生が登場した瞬間に、ガラッと流れが変わりますよね。これは意図的に?
「渡海がいる意味というか、役割を考えると、自然とそういうお芝居になるよね。たとえば役者さんは台本に『驚く』って書いてあったら、それはプロだから驚けるんだよ。でも、ドキッとしたりビックリしたりっていう反応は、〝する〟のと〝される〟のでは映り方が全然違うと思うんでよね」
——自然と驚かせたいと思ってお芝居している?
「うん、別に考えてやってるわけではないけど、反射的に表現として出るんじゃないかな。『ブラックペアン』は本当に自由にやらせてもらってる部分があって。リハーサルや本番ごとに芝居を試しながら変えてるから。でも、どういう芝居をするかは監督とも相談するし、共演者の方とも話し合ったりしますよ。『ここ表現を変えていいですか?』って。そうすると、『この人、次に何をするんだろう?』って身構えてくれるでしょ(笑)。それが自然な反応につながることもあるじゃないですか。でも、単純なビックリが欲しいわけではないから、ちゃんと事前に言いますよ。私だって大人ですから(笑)」
——タイミングとか、芝居のセンスが必要そうですね。
「でも、その瞬間が圧倒的であれば、センスがよかろうが悪かろうがなんでもいいと思ってる。何か生み出すってこと自体、もうセンスがあるわけだからさ。単純に、『もうちょといけるな』って思うから、違う表現を試してみたくなるだけ。自分のすごさを表したいがためにやってるわけじゃないから(笑)。〝ジャニーズの人は現場に台本を持ってこない〟とか都市伝説みたいに言われてるらしいけど、オレはちゃんと台本片手にやってますよ(笑)。台詞として出す時に、自分の表現を乗っけて芝居してるだけで」
——どんどん変化しつつ進化するかんじで、熱量を感じるチームだし、楽しそうな現場ですね。
「うん、楽しいよ。もし、俯瞰でものごとを見る立場であれば、ひとつのキャラだけをとがらせて全体のバランスを崩すことはしないと思う。でも実際に演じてみると、意外ともっと走っても大丈夫だなっていう瞬間があって。そういう時に、『渡海ならこの表現もアリなんじゃないか』って提案してみてる。チームで力を合わせて作品をつくっていく醍醐味だよね。僕はね、共演者やスタッフの運がすごくいいと思ってる。本当に誇れることだと思ってるんだよね」
役に入り込んだ時の
役者さんにはかなわない
——日常生活では、同じ食事のメニューを注文し続けたり、変化を嫌うイメージがありますが。
「とは言っても、変化を嫌うほど決まってもないし崩れてもないから、あんまり考えたことないかな。毎日同じ生活をしようと思ったって全然違うじゃん。ドラマを撮る日もあればバラエティをやる日もあるわけで。もっと言うとバラエティは、決められた台詞なんて一個もないからね。ボケたりツッコんだり、無限にアドリブやってるようなものだもん(笑)」
——バラエティの経験があるからこそ、演技をする現場でも変化に対して柔軟でいられる?
「そうかもね。でも、役に入り込んだ役者さんって、なんでもできるんだよ。よくバラエティ番組に映画やドラマの宣伝で役者さんが出演することあるじゃない。そこでスラスラと自然に告知できる人は、そんなに多くなかったりするんだよね。それは役を与えられてない、素の状態だからじゃないかな。役が入り込んだ瞬間に抜群に力を発揮できる技術は、やっぱり役者さんにはかなわないよ」
——俳優とバラエティ、ふたつのスイッチを持っていることは、二宮さんならではの強みなのでは?
「うまい人たちの中でやってるから、それなりに見えるだけじゃないかな(笑)。われわれはスキマ産業だから、あっち行ったりこっち行ったり大変なんですよ(笑)」
もっと走れそうだと思った瞬間に違う表現を
試したくなるだけ。すごさを表したいわけじゃない。
どんな時でも冷静でクレバーで、決して相手の予想とおりの球を返すことはない。シニカルでオリジナルな視点から繰り出される変化球は、二宮さんの魅力のひとつだろう。ところが、この連載の取材の時に放映中だったドラマ『ブラックペアン』について、面白かったと感想を伝えると、「面白いよね。マジで」とひと言。照れるでも冗談めかすでも大げさに誇るでもなく、拍子抜けするほどストレートに語る姿が予想外だった。
——演じている渡海先生が本当にカッコいいし、怖くも見えます。
「そう見えてるならうれしいです。やっぱりキャラとして、そうあってほしいと思ってるからね」
——以前、野球の面白さについて「流れか変わる瞬閧が見えるところ」と語っていましたが、『ブラックペアン』でも、渡海先生が登場した瞬間に、ガラッと流れが変わりますよね。これは意図的に?
「渡海がいる意味というか、役割を考えると、自然とそういうお芝居になるよね。たとえば役者さんは台本に『驚く』って書いてあったら、それはプロだから驚けるんだよ。でも、ドキッとしたりビックリしたりっていう反応は、〝する〟のと〝される〟のでは映り方が全然違うと思うんでよね」
——自然と驚かせたいと思ってお芝居している?
「うん、別に考えてやってるわけではないけど、反射的に表現として出るんじゃないかな。『ブラックペアン』は本当に自由にやらせてもらってる部分があって。リハーサルや本番ごとに芝居を試しながら変えてるから。でも、どういう芝居をするかは監督とも相談するし、共演者の方とも話し合ったりしますよ。『ここ表現を変えていいですか?』って。そうすると、『この人、次に何をするんだろう?』って身構えてくれるでしょ(笑)。それが自然な反応につながることもあるじゃないですか。でも、単純なビックリが欲しいわけではないから、ちゃんと事前に言いますよ。私だって大人ですから(笑)」
——タイミングとか、芝居のセンスが必要そうですね。
「でも、その瞬間が圧倒的であれば、センスがよかろうが悪かろうがなんでもいいと思ってる。何か生み出すってこと自体、もうセンスがあるわけだからさ。単純に、『もうちょといけるな』って思うから、違う表現を試してみたくなるだけ。自分のすごさを表したいがためにやってるわけじゃないから(笑)。〝ジャニーズの人は現場に台本を持ってこない〟とか都市伝説みたいに言われてるらしいけど、オレはちゃんと台本片手にやってますよ(笑)。台詞として出す時に、自分の表現を乗っけて芝居してるだけで」
——どんどん変化しつつ進化するかんじで、熱量を感じるチームだし、楽しそうな現場ですね。
「うん、楽しいよ。もし、俯瞰でものごとを見る立場であれば、ひとつのキャラだけをとがらせて全体のバランスを崩すことはしないと思う。でも実際に演じてみると、意外ともっと走っても大丈夫だなっていう瞬間があって。そういう時に、『渡海ならこの表現もアリなんじゃないか』って提案してみてる。チームで力を合わせて作品をつくっていく醍醐味だよね。僕はね、共演者やスタッフの運がすごくいいと思ってる。本当に誇れることだと思ってるんだよね」
役に入り込んだ時の
役者さんにはかなわない
——日常生活では、同じ食事のメニューを注文し続けたり、変化を嫌うイメージがありますが。
「とは言っても、変化を嫌うほど決まってもないし崩れてもないから、あんまり考えたことないかな。毎日同じ生活をしようと思ったって全然違うじゃん。ドラマを撮る日もあればバラエティをやる日もあるわけで。もっと言うとバラエティは、決められた台詞なんて一個もないからね。ボケたりツッコんだり、無限にアドリブやってるようなものだもん(笑)」
——バラエティの経験があるからこそ、演技をする現場でも変化に対して柔軟でいられる?
「そうかもね。でも、役に入り込んだ役者さんって、なんでもできるんだよ。よくバラエティ番組に映画やドラマの宣伝で役者さんが出演することあるじゃない。そこでスラスラと自然に告知できる人は、そんなに多くなかったりするんだよね。それは役を与えられてない、素の状態だからじゃないかな。役が入り込んだ瞬間に抜群に力を発揮できる技術は、やっぱり役者さんにはかなわないよ」
——俳優とバラエティ、ふたつのスイッチを持っていることは、二宮さんならではの強みなのでは?
「うまい人たちの中でやってるから、それなりに見えるだけじゃないかな(笑)。われわれはスキマ産業だから、あっち行ったりこっち行ったり大変なんですよ(笑)」
一途 第112回 愛のありか
「自分の存在以上に作品で喜ばせたい。贅沢な悩みだとわかっていても、その気持ちはずっと変わらない」
「ドイツの2人組のダンサーさんたちの踊りで、見たことない類だったし、きっとお客さんも楽しいんじゃないかなと。だから、振付けはそのダンサーさんにお願いしたけど、ダンス以外の前後の演出とかは考えたよ。」
「バラエティ番組とかもそうだけど、いかにも面白い曲で面白いことやっても面白くないと思っちゃう性質なんだよ(笑)。ライブの『UB』に関しては、このふたりの関係性で、 いかにも感動的なことをやるのはどうかなって。これだけ長くやってれば、何をすればファンの皆さんが喜んでくれるのかは、だいたいわかってるつもり。たとえば、変わらずに仲のよい、じゃれあう5人の姿が観たいと思ってくれてる人は多いと思う。でも、自分たち自身も時代も止まらず、どんどん変化や進化をしてるから。やっぱり、その先にある、もっと面白いものや新しいものも提供したいし、観てほしいって気持ちは、いつも、ずっとある」
「つまり、イメージの産物にすぎないと思う。だから、正直、好感度なんて気にしたこともないし、それほど意味のあるものだとも思わない。やっぱり、その時々で素直にいいと思うもの、面白いものを周囲の人たちと一 緒につくって、それを皆さんに観てもらい、喜んでもらいたい。本当にシンプルにそれだけなんだよ」
「自分の存在以上に作品で喜ばせたい。贅沢な悩みだとわかっていても、その気持ちはずっと変わらない」
「ドイツの2人組のダンサーさんたちの踊りで、見たことない類だったし、きっとお客さんも楽しいんじゃないかなと。だから、振付けはそのダンサーさんにお願いしたけど、ダンス以外の前後の演出とかは考えたよ。」
「バラエティ番組とかもそうだけど、いかにも面白い曲で面白いことやっても面白くないと思っちゃう性質なんだよ(笑)。ライブの『UB』に関しては、このふたりの関係性で、 いかにも感動的なことをやるのはどうかなって。これだけ長くやってれば、何をすればファンの皆さんが喜んでくれるのかは、だいたいわかってるつもり。たとえば、変わらずに仲のよい、じゃれあう5人の姿が観たいと思ってくれてる人は多いと思う。でも、自分たち自身も時代も止まらず、どんどん変化や進化をしてるから。やっぱり、その先にある、もっと面白いものや新しいものも提供したいし、観てほしいって気持ちは、いつも、ずっとある」
「つまり、イメージの産物にすぎないと思う。だから、正直、好感度なんて気にしたこともないし、それほど意味のあるものだとも思わない。やっぱり、その時々で素直にいいと思うもの、面白いものを周囲の人たちと一 緒につくって、それを皆さんに観てもらい、喜んでもらいたい。本当にシンプルにそれだけなんだよ」
好きな人が死ぬ夢を夢占いで調べてみたけど、あんまり悪い意味は無さそう。かといってアイドルとヲタクなので関係性が変わることはないし(変わるようなアクションは起こさない)、これが一番気になった。夢の中で侑李が浮気して罪悪感を持ったこと。これが私の分身なら納得。今まで侑李に一途だったのに、ここ三年前からるはんとえくそにハマって侑李のことあんまり追わなくなった時期が有って。今はその時期に関してとても後悔してて。結局私は侑李とそれ以外に浮気してる状態で、侑李に負い目を感じてるし(アイドルとヲタクの関係だから感じる必要は正直ないと言われそうだけど)、それでも侑李がやっぱり一番だなっていつも思ってて。えくそのファンやってることは侑李に絶対バレたくない。侑李の前では一途な私を演じていたい。
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