#箱子# 有人敲门,祁天成走了进来,手里拿着一封未开启的信。
放到连泽面前,又默默地退了出来。
连泽拿起信,信封上只有四个字:连泽亲启。
信不长,很短,却很有力,至少给了连泽无尽的信心:
连泽吾弟:
战事明天即止,明晚酉时三刻愚兄在天香楼设宴,为吾弟庆功!
信没有落款,但连泽知道天香楼正是天鹰帮的总部所在。
明天,明天到底会怎样?连泽似乎对明天的血腥杀戮有了一丝期待。
连泽满意了,现在只想舒服地睡一觉。(十五)
放到连泽面前,又默默地退了出来。
连泽拿起信,信封上只有四个字:连泽亲启。
信不长,很短,却很有力,至少给了连泽无尽的信心:
连泽吾弟:
战事明天即止,明晚酉时三刻愚兄在天香楼设宴,为吾弟庆功!
信没有落款,但连泽知道天香楼正是天鹰帮的总部所在。
明天,明天到底会怎样?连泽似乎对明天的血腥杀戮有了一丝期待。
连泽满意了,现在只想舒服地睡一觉。(十五)
【中村屋酒店の兄弟】
『中村屋酒店の兄弟』藤原季節さん、長尾卓磨さんインタビュー
―お2人は最初から俳優を目指していらっしゃったんですか?
藤原 僕は物心ついた時から俳優になりたいと思っていました。映画が好きだったんですよ。ジャッキー・チェンに憧れて、絶対俳優になるぞと決めていたので高校卒業後上京しました。
―じゃあ夢を叶えられたんですね。
藤原 まあまだ途中ではありますけれども。一応。
長尾 子どものころ、「先祖が上杉謙信だよ」と聞いて、戦国武将になりたかったんです。現代社会では無理だなと思って、馬に乗って刀振り回すにはこの中に入ればいいのかなって。それが中井貴一さん主演の「武田信玄」(1988年大河ドラマ)。仕事としては大学卒業してから広告代理店に入って、遠回りしました。
―俳優じゃなく”武将”が始まり!だからお城巡りがお好きなんですね。なりたかった武将役は?
長尾 『信虎』(2021/金子修介監督)で上杉景勝(長尾顕景)役をやらせていただきました。やってみたいのは、やはり上杉謙信(長尾景虎)役です。
nakamuraya1.jpg
―役をいただいたときと、演じ終わってから印象の違いはありましたか?
藤原 役をいただいたときは、兄弟との関係性で役を見ているというよりは「和馬」という役にフォーカスして見ていたんです。東京と実家を行き来して居場所を探している青年を演じるんだな、って。演じ終わったときに、長尾さんっていうお兄ちゃんと共演して「兄と一緒にいるときの自分」っていうのは、ある意味弟という役割だったり、仮面をかぶった弟という人間を演じようとしている青年でもあるなと思って。それが自分が働いている、東京でやってきたこととかが兄にバレたりして、そういう身ぐるみ剥がされていくというか正体がバレていくところの変化だったり、関係性においての青年にフォーカスを合わせて見れるようになった。それが演じる前と後では違いました。
長尾 僕も最初の印象では「何を勝手なこと言ってるんだ」と弟に対してあったんですけど、季節くんが、会った瞬間から可愛くて、どんどん可愛くなってきて、なんかずっと横顔を見ていたような感覚がありました。
監督が常々「優しく、もっともっと優しく接してください。怖いほど優しく。全て表面上は優しく」と言っていて。終わったときは、今、季節くんが言ってくれたみたいに、「兄という役割を自分で作っている」「兄としての役割を急に演じなくてはいけないと思いこんだ人間」なんじゃないかなと、同じようなことを考えました。
―優しい、いいお兄ちゃんでした。
藤原 その「優しい、いいお兄ちゃん」っていうのは、弟の前で見せるお兄ちゃんの顔で、本当のところは何もわからない。そういう裏側も見える映画になっていればいいなと思います。
―お兄ちゃんが一瞬怖く見えるところがありますね。お母さんの介護をずっと1人で背負ってきて、数年後に帰ってきた何もしなかった弟に対しての葛藤があると思いました。
藤原 そう見ていただけると嬉しいです。
―お母さんの言う「ありがとう」が他人に対しての「ありがとう」で、そこがお兄ちゃんには辛いだろうと思いました。お2人は、お若いので介護の経験はないでしょう?
長尾 祖父母はいますが、そこまでの介護はしていないです。
藤原 僕も未経験です。
―長尾さん、ご兄弟はいらっしゃいますか?
長尾 いません。ひとりっ子です。
―藤原さんは妹さんがいらっしゃるんですよね。
藤原 はい、そうです。姉もいます。
―女の子の間の男の子って特権階級みたいなものです(笑)。優遇されますよね。
長尾・藤原 (笑)そうですね。
藤原 たしかに、優遇という言い方はあれなんですけど、母からは可愛がってもらってたんじゃないかな、と思います。
―「しかたがないなぁ」と思いつつ弟は可愛い。お兄ちゃんは弟が生まれたとたん「お兄ちゃん」でいなくちゃいけなくて、それなのに…という辛さもあります。短い中にいろんなことが詰まっていて、監督さんがお若いのにこのお話、と驚きました。
藤原 僕もそう思いました。
長尾 うん。
―今振り返ってみて、印象に残っているシーンは?
藤原 最後に兄が弟に言う言葉ですね。封筒の。
あの台詞に白磯君が言いたかった兄弟の距離間というものが、全部詰まっているように思います。弟が東京で何をしてきたかということを知って、兄が問い詰めることもできた。でもそれを全部飲み込んで、あの台詞に全てを込めるっていうのがやりたかったことなんじゃないかな。
そのとき自分が演じていた和馬の表情も印象的だなと、自分自身思いました。
―まばたき多くなっていました。
藤原 (笑)
―お兄ちゃんはいかがでしょうか?
長尾 僕はその前夜の2人でタバコを吸うところ。弟がどういう時間を過ごして店の前に出てきたのか、言葉を用意していたのか、しなかったのかという2人の関係。兄ははじめ、次の日に行くことがわかっているのかいないのか。2人のあいだにたゆたう時間、とても印象的でしたね。
IMG_6917 (2).jpg
―この映画で耳に残ったのが、2人が呼ぶ「母ちゃん」なんです。いいな、と思いました。お2人差支えなかったら、お母さんを何と呼んでいらっしゃるか教えてください。
藤原 僕は「かあちゃん」って呼んでますね。
―映画と同じですね。長尾さんは?
長尾 ○○子。さん付けするか、しないか。
―名前を呼ぶんですか?
藤原 長尾さんらしいですね。
長尾 そうかな? 十代から両親は名前で呼んでいます。
―それは、ご両親に言われたわけじゃなくて、自分で?
長尾 はい、自分で。家に来る友達もみんなそう呼んでいました。
―母親という役割より○○子さんが前に出ているって、すごく個人的というか欧米っぽいです。
長尾 反抗期のころで、所詮他人だろうっていうのもあって。その方が人として敬意をもって接することができるだろう、と。お袋っていうのもなんかちょっと。
藤原 父親のことを「親父」って呼べないな、呼んでみたいな、とかありますけど。「所詮他人だろう」っていうのは言い方を変えれば、他人として認識している。「母」ってあてはめちゃうとどうしても甘えが出てきちゃいますが、一人の他人だと認識することで敬意を持てる側面もあると思います。
―個人として尊重しているって感じがしますね。クールだ!とっても(笑)。
藤原 原田芳雄さんも自分の息子に下の名前で呼ばせてたって。
長尾 そうなんだ。
―監督が俳優を選ぶように、俳優も作品を選びますね。そのときに決め手になるものはなんですか?
藤原 やっぱり最初に脚本。その次に過去の作品。スタッフ、で最後にキャストですね。
―自分のほかに誰が出るかということですね。自分の役柄についてこだわりはありますか?
藤原 それよりも、その役柄がその作品にどういった影響を及ぼしているかとか、作品のことをまずは考えて、小さい役でもそれに参加すべきだなと思ったら参加します。
―例えば快楽殺人犯の役とか、自分はちょっとと思うことは?
藤原 新しい感情とか、新しい自分に出逢えるチャンスがあるなら僕は飛び込みたい、と思っています。
―おお、チャレンジャーです! 長尾さんは?
長尾 監督含め、撮りたい方々が…なんとなくこういうと生意気かもしれないですけど、今の世の中に対してどう思っているかということが感じられると嬉しいですね。参加する身としては。自分が生きている環境、取り巻いている世界に対して、どういうものを持って表現したいかを、監督、脚本から感じ取れると参加させてもらえる意義を感じる気がします。
―監督さんにもよると思いますが、たとえば自分の役作りでたくさんディスカッションしたいほうですか? 任されたいほうですか?
長尾 どっちでも(笑)。
藤原 長尾さん結構、「向こうが望むなら僕はするし」という、なんかいい意味での受け入れというか、懐の深さがある人だなと現場で思いました。
―受け入れる間口広いんですね。かなり広いんですか?
長尾 それで季節くんをとまどわせてしまったかも(笑)。
藤原 最初とまどいました。
―広いと嬉しくないですか?ストライクゾーン広くて、どんなのも受け止めてくれる。
藤原 多少イラっとすることとか、これは言わなきゃっていうことも長尾さんは絶対言わない。全部受け止める。この人何考えてるんだろうと、最初思いましたね。
長尾(笑)
―映画の中村兄弟みたいですね。
藤原 そうですね。スタッフが映画を撮ったことのないチームだったので、最初はやり方がわからない中でしたが、3,4日経つと長尾さんや僕が望んでいた動き方に自然となっていきました。お芝居の中で起きたことを撮る。最初は「撮る」ことが目的なんですけど、僕たち2人の中で起きたことを撮ろうという流れに変わっていったんです。まずお芝居を見てから、何を撮るか考えよう、みんなでって。それは長尾さんが初日から黙っていたことで、自然発生的に起きていったことでしたね。
―呼び水。黙って。
長尾 そんなたいそうなもんじゃない(笑)。
―ご本人はそんなに意識しないでやっていたんでしょうか?
長尾 しないと言ったらウソになるかと思うんですけど。なんか見ないようにしようと思って(笑)、変な言い方だけど。
IMG_6919.jpg
―では最後にこの映画のテーマのひとつでもある「消えてほしくないもの」はなんですか?パッと思いついたことを。
藤原 パッと思いつくもの。手書きの手紙とか捨てられないです。新しくいろんなものが生まれていって、人の体温の残っている直筆の手紙は減っていくのかもしれないですけど、消えてほしくないなと思いますね。
―お母さんからの手紙はとってあるんですか?
藤原 ずーっと全部とってあります。捨てられないです。
―10年分?! お返事は出しています?
藤原 出してませんね。
―親って手紙すごく待っているんですよ。
藤原 そうですよね、書いてみます。やっぱりメールとかと違いますよね。
―違いますよー。お母さんを思って時間かけて書くんですから。
ハガキでいいですし、何と書いてあったって親は嬉しいものです。
藤原 はい、わかりました。
―長尾さんの消えてほしくないものは?
長尾 僕は「家族との思い出」ですかね。ぱっと思い浮かぶのは。どこかに行ったとか忘れてることって意外とたくさんあるなと思って。
―思い出は自分だけのものですものね。形のあるものでは何か?
長尾 その辺の再開発で、好きだった古くからの料理屋さんとかがなくなるのはとっても悲しい。
藤原 「家族との思い出」ってハッとしますね。全部消えていくものじゃないですか。
長尾 うんうん。
藤原 なんか切ないですね。それは。
―この映画で、お母さんが忘れていってしまうのにも繫がりますよね。和馬とお兄ちゃんにも。
藤原 それをわかったうえで「家族の思い出」って着想する長尾さんにぐっとくるものがあります。
長尾(笑)
―素敵なお答えをいただけました。ありがとうございました。
『中村屋酒店の兄弟』藤原季節さん、長尾卓磨さんインタビュー
―お2人は最初から俳優を目指していらっしゃったんですか?
藤原 僕は物心ついた時から俳優になりたいと思っていました。映画が好きだったんですよ。ジャッキー・チェンに憧れて、絶対俳優になるぞと決めていたので高校卒業後上京しました。
―じゃあ夢を叶えられたんですね。
藤原 まあまだ途中ではありますけれども。一応。
長尾 子どものころ、「先祖が上杉謙信だよ」と聞いて、戦国武将になりたかったんです。現代社会では無理だなと思って、馬に乗って刀振り回すにはこの中に入ればいいのかなって。それが中井貴一さん主演の「武田信玄」(1988年大河ドラマ)。仕事としては大学卒業してから広告代理店に入って、遠回りしました。
―俳優じゃなく”武将”が始まり!だからお城巡りがお好きなんですね。なりたかった武将役は?
長尾 『信虎』(2021/金子修介監督)で上杉景勝(長尾顕景)役をやらせていただきました。やってみたいのは、やはり上杉謙信(長尾景虎)役です。
nakamuraya1.jpg
―役をいただいたときと、演じ終わってから印象の違いはありましたか?
藤原 役をいただいたときは、兄弟との関係性で役を見ているというよりは「和馬」という役にフォーカスして見ていたんです。東京と実家を行き来して居場所を探している青年を演じるんだな、って。演じ終わったときに、長尾さんっていうお兄ちゃんと共演して「兄と一緒にいるときの自分」っていうのは、ある意味弟という役割だったり、仮面をかぶった弟という人間を演じようとしている青年でもあるなと思って。それが自分が働いている、東京でやってきたこととかが兄にバレたりして、そういう身ぐるみ剥がされていくというか正体がバレていくところの変化だったり、関係性においての青年にフォーカスを合わせて見れるようになった。それが演じる前と後では違いました。
長尾 僕も最初の印象では「何を勝手なこと言ってるんだ」と弟に対してあったんですけど、季節くんが、会った瞬間から可愛くて、どんどん可愛くなってきて、なんかずっと横顔を見ていたような感覚がありました。
監督が常々「優しく、もっともっと優しく接してください。怖いほど優しく。全て表面上は優しく」と言っていて。終わったときは、今、季節くんが言ってくれたみたいに、「兄という役割を自分で作っている」「兄としての役割を急に演じなくてはいけないと思いこんだ人間」なんじゃないかなと、同じようなことを考えました。
―優しい、いいお兄ちゃんでした。
藤原 その「優しい、いいお兄ちゃん」っていうのは、弟の前で見せるお兄ちゃんの顔で、本当のところは何もわからない。そういう裏側も見える映画になっていればいいなと思います。
―お兄ちゃんが一瞬怖く見えるところがありますね。お母さんの介護をずっと1人で背負ってきて、数年後に帰ってきた何もしなかった弟に対しての葛藤があると思いました。
藤原 そう見ていただけると嬉しいです。
―お母さんの言う「ありがとう」が他人に対しての「ありがとう」で、そこがお兄ちゃんには辛いだろうと思いました。お2人は、お若いので介護の経験はないでしょう?
長尾 祖父母はいますが、そこまでの介護はしていないです。
藤原 僕も未経験です。
―長尾さん、ご兄弟はいらっしゃいますか?
長尾 いません。ひとりっ子です。
―藤原さんは妹さんがいらっしゃるんですよね。
藤原 はい、そうです。姉もいます。
―女の子の間の男の子って特権階級みたいなものです(笑)。優遇されますよね。
長尾・藤原 (笑)そうですね。
藤原 たしかに、優遇という言い方はあれなんですけど、母からは可愛がってもらってたんじゃないかな、と思います。
―「しかたがないなぁ」と思いつつ弟は可愛い。お兄ちゃんは弟が生まれたとたん「お兄ちゃん」でいなくちゃいけなくて、それなのに…という辛さもあります。短い中にいろんなことが詰まっていて、監督さんがお若いのにこのお話、と驚きました。
藤原 僕もそう思いました。
長尾 うん。
―今振り返ってみて、印象に残っているシーンは?
藤原 最後に兄が弟に言う言葉ですね。封筒の。
あの台詞に白磯君が言いたかった兄弟の距離間というものが、全部詰まっているように思います。弟が東京で何をしてきたかということを知って、兄が問い詰めることもできた。でもそれを全部飲み込んで、あの台詞に全てを込めるっていうのがやりたかったことなんじゃないかな。
そのとき自分が演じていた和馬の表情も印象的だなと、自分自身思いました。
―まばたき多くなっていました。
藤原 (笑)
―お兄ちゃんはいかがでしょうか?
長尾 僕はその前夜の2人でタバコを吸うところ。弟がどういう時間を過ごして店の前に出てきたのか、言葉を用意していたのか、しなかったのかという2人の関係。兄ははじめ、次の日に行くことがわかっているのかいないのか。2人のあいだにたゆたう時間、とても印象的でしたね。
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―この映画で耳に残ったのが、2人が呼ぶ「母ちゃん」なんです。いいな、と思いました。お2人差支えなかったら、お母さんを何と呼んでいらっしゃるか教えてください。
藤原 僕は「かあちゃん」って呼んでますね。
―映画と同じですね。長尾さんは?
長尾 ○○子。さん付けするか、しないか。
―名前を呼ぶんですか?
藤原 長尾さんらしいですね。
長尾 そうかな? 十代から両親は名前で呼んでいます。
―それは、ご両親に言われたわけじゃなくて、自分で?
長尾 はい、自分で。家に来る友達もみんなそう呼んでいました。
―母親という役割より○○子さんが前に出ているって、すごく個人的というか欧米っぽいです。
長尾 反抗期のころで、所詮他人だろうっていうのもあって。その方が人として敬意をもって接することができるだろう、と。お袋っていうのもなんかちょっと。
藤原 父親のことを「親父」って呼べないな、呼んでみたいな、とかありますけど。「所詮他人だろう」っていうのは言い方を変えれば、他人として認識している。「母」ってあてはめちゃうとどうしても甘えが出てきちゃいますが、一人の他人だと認識することで敬意を持てる側面もあると思います。
―個人として尊重しているって感じがしますね。クールだ!とっても(笑)。
藤原 原田芳雄さんも自分の息子に下の名前で呼ばせてたって。
長尾 そうなんだ。
―監督が俳優を選ぶように、俳優も作品を選びますね。そのときに決め手になるものはなんですか?
藤原 やっぱり最初に脚本。その次に過去の作品。スタッフ、で最後にキャストですね。
―自分のほかに誰が出るかということですね。自分の役柄についてこだわりはありますか?
藤原 それよりも、その役柄がその作品にどういった影響を及ぼしているかとか、作品のことをまずは考えて、小さい役でもそれに参加すべきだなと思ったら参加します。
―例えば快楽殺人犯の役とか、自分はちょっとと思うことは?
藤原 新しい感情とか、新しい自分に出逢えるチャンスがあるなら僕は飛び込みたい、と思っています。
―おお、チャレンジャーです! 長尾さんは?
長尾 監督含め、撮りたい方々が…なんとなくこういうと生意気かもしれないですけど、今の世の中に対してどう思っているかということが感じられると嬉しいですね。参加する身としては。自分が生きている環境、取り巻いている世界に対して、どういうものを持って表現したいかを、監督、脚本から感じ取れると参加させてもらえる意義を感じる気がします。
―監督さんにもよると思いますが、たとえば自分の役作りでたくさんディスカッションしたいほうですか? 任されたいほうですか?
長尾 どっちでも(笑)。
藤原 長尾さん結構、「向こうが望むなら僕はするし」という、なんかいい意味での受け入れというか、懐の深さがある人だなと現場で思いました。
―受け入れる間口広いんですね。かなり広いんですか?
長尾 それで季節くんをとまどわせてしまったかも(笑)。
藤原 最初とまどいました。
―広いと嬉しくないですか?ストライクゾーン広くて、どんなのも受け止めてくれる。
藤原 多少イラっとすることとか、これは言わなきゃっていうことも長尾さんは絶対言わない。全部受け止める。この人何考えてるんだろうと、最初思いましたね。
長尾(笑)
―映画の中村兄弟みたいですね。
藤原 そうですね。スタッフが映画を撮ったことのないチームだったので、最初はやり方がわからない中でしたが、3,4日経つと長尾さんや僕が望んでいた動き方に自然となっていきました。お芝居の中で起きたことを撮る。最初は「撮る」ことが目的なんですけど、僕たち2人の中で起きたことを撮ろうという流れに変わっていったんです。まずお芝居を見てから、何を撮るか考えよう、みんなでって。それは長尾さんが初日から黙っていたことで、自然発生的に起きていったことでしたね。
―呼び水。黙って。
長尾 そんなたいそうなもんじゃない(笑)。
―ご本人はそんなに意識しないでやっていたんでしょうか?
長尾 しないと言ったらウソになるかと思うんですけど。なんか見ないようにしようと思って(笑)、変な言い方だけど。
IMG_6919.jpg
―では最後にこの映画のテーマのひとつでもある「消えてほしくないもの」はなんですか?パッと思いついたことを。
藤原 パッと思いつくもの。手書きの手紙とか捨てられないです。新しくいろんなものが生まれていって、人の体温の残っている直筆の手紙は減っていくのかもしれないですけど、消えてほしくないなと思いますね。
―お母さんからの手紙はとってあるんですか?
藤原 ずーっと全部とってあります。捨てられないです。
―10年分?! お返事は出しています?
藤原 出してませんね。
―親って手紙すごく待っているんですよ。
藤原 そうですよね、書いてみます。やっぱりメールとかと違いますよね。
―違いますよー。お母さんを思って時間かけて書くんですから。
ハガキでいいですし、何と書いてあったって親は嬉しいものです。
藤原 はい、わかりました。
―長尾さんの消えてほしくないものは?
長尾 僕は「家族との思い出」ですかね。ぱっと思い浮かぶのは。どこかに行ったとか忘れてることって意外とたくさんあるなと思って。
―思い出は自分だけのものですものね。形のあるものでは何か?
長尾 その辺の再開発で、好きだった古くからの料理屋さんとかがなくなるのはとっても悲しい。
藤原 「家族との思い出」ってハッとしますね。全部消えていくものじゃないですか。
長尾 うんうん。
藤原 なんか切ないですね。それは。
―この映画で、お母さんが忘れていってしまうのにも繫がりますよね。和馬とお兄ちゃんにも。
藤原 それをわかったうえで「家族の思い出」って着想する長尾さんにぐっとくるものがあります。
長尾(笑)
―素敵なお答えをいただけました。ありがとうございました。
#标价万元的专特供酒成本只有几十元#【标价成千上万的“专特供”酒,成本只有几十元!】#假酒背后的骗局和猫腻#XX机关特供酒、XXX机关接待专用酒,动辄上千元,贵的近万元……虽然相关部门2013年就禁止中央和国家机关各部门及所属行政事业单位使用、自行或授权制售冠以“特供”“专供”等标识的物品,但仍有不法分子制售假酒牟取暴利。
“3·15”国际消费者权益日前夕,记者走访了解到,去年12月至今,北京环食药旅警方持续开展打击制售假酒专项行动,先后破获各类假酒案件25起,查获假酒4万余瓶、包材40余万件,其中就包括了大量专特供酒和高端品牌白酒。这些假酒背后藏着怎样的骗局和猫腻?
暗藏玄机:低档散酒作坊灌装,可劲儿增加“特权”效应
采访中记者了解到,市场上包装内藏“玄机”,通常用作高档宴请和送礼的专特供酒,竟是在小作坊里灌装而成。
北京警方近期打掉的一个制售假酒团伙中,嫌疑人从外省购买包材,躲在北京某郊区乡村一处偏远的自建房里实施制假。据介绍,团伙造假的流程十分简单,使用灌装机、激光打标机、打码机和封箱机等就能完成。这些销售时卖到上千元的所谓专特供酒,灌装的只是每斤20元左右的散酒。
“为了让假酒喝上去不那么‘假’,制假团伙还会在灌装过程中‘勾兑’一定比例同一香型的低价酒。”北京市公安局环食药旅总队食药支队副支队长王安说,对以往打击的案件梳理发现,为了提升专特供酒的可信度,一些不法分子利用北京寄递物流发达和特殊区位的特点,将在外省市灌装而成的专特供酒,先寄往北京“中转”一道,再由北京集中发往外地,营造产品来自首都的假象。
记者走访发现,在许多酒类销售店,并没有所谓的专特供酒流通销售,那么这类酒是如何分销呢?
调查发现,制售专特供酒的团伙专挑有着不错工作待遇、打扮体面的人作为下家进行分销,再编造出体制内“有渠道、有关系”的话术来获取客户的信任,这些“客户”以熟人为主。警方破获的一起案件中,售假的不法分子本身就在某国企工作,对外声称有特供酒渠道,当他联系的买家来取酒时,还装模作势地从单位把整箱假酒搬出来交给对方。
手段多端:有的钻孔打眼,有的“里应外合”
记者注意到,在警方破获的案件中,家族式团伙作案现象较为突出,且不法分子手段多端。
警方打掉的一个家族式团伙中,嫌疑人把妻子、女儿和亲家一同发展为同伙,把三家的3套住房改成灌装和储存假酒的仓库。这起案件中,警方查获假冒品牌白酒1300余箱;此外,多起销售假冒高端品牌白酒案中,不法分子将存放假酒的库房与自己经营的门店分开,有的隔了100米远,有的干脆将面包车停在附近作为“流动库房”。办案民警说,这些人员的店铺柜台里摆放的都是真酒,但实际则靠销售假酒牟利。
据了解,制售假酒过程中,包装的选取是非常关键的一步,有的不法分子利用钻孔、抽酒的方式“调包”,有的则与酒店服务员达成“协议”收包装。
在警方侦办的一起假冒某知名品牌白酒案中,嫌疑人制售的假酒外包装、酒瓶都是真的,只有瓶里的真酒换成了低端白酒。原来,嫌疑人事先把标签揭开一角,然后在标签位置用特制工具打上很细小的针孔,用针管将真酒抽出,再将假酒注入瓶中,最后把标签贴好;还有团伙专门负责从部分酒店、饭店回收正品酒瓶和包装材料,提供给灌装窝点。
一位团伙人员称,为了达到以假乱真的目的,他们与服务员勾结,让他们在帮客人打开酒盒时,尽量保证酒瓶和包装完好,再用回收来的真酒瓶灌装假酒。
记者注意到,除了酒瓶和外包装,可用于制作专特供酒、假冒年份品牌白酒的瓶贴,在一些网络购物平台上能轻易购买到。在某平台上,知名品牌白酒年份酒、内供酒的正反面瓶贴、飘带售价约30元20套、17元10根,此外,一些商家还表示可以根据客户需求定制瓶贴内容。
黑灰产业要猛打 扭曲观念需掰正
记者了解到,目前,北京环食药旅警方通过发挥“专业带动、全警行动、部门联动、群众发动”的“四动”经验,在打击相关领域违法犯罪方面取得成效。特别是在打击制售假酒方面,同市场监管和商标权利人方建立了明确的线索排查、联动执法和专业鉴定的常态化协作机制。王安表示,近年来,北京地区制售假酒违法犯罪总体已呈现下降趋势。
但警方同时提醒,制售假酒团伙地域性、家族性特征明显,一些犯罪分子虽经过法律制裁仍然重操旧业的情况依然存在,此外,在农村地区,一些价格亲民的平价酒也有被不法分子盯上的时候,这类假酒的制作成本更加低廉,利润率却高得惊人。因此,消费者更要擦亮双眼,从正规渠道购买品牌商品,并留好购物凭证,发现问题及时向行政部门举报或向公安机关报案。
北京航空航天大学公共管理学院教授任建明指出,假冒专特供酒和高端白酒之所以大有市场,折射出当前一些人的特权思想仍比较顽固,除加大对制售假酒黑灰产业链全链条打击、鼓励消费者举报维权以外,还要从制度入手,坚决同特权思想和特权现象做斗争,加大对官僚主义整治,保持警醒和自觉,通过规则意识及时纠偏。
“3·15”国际消费者权益日前夕,记者走访了解到,去年12月至今,北京环食药旅警方持续开展打击制售假酒专项行动,先后破获各类假酒案件25起,查获假酒4万余瓶、包材40余万件,其中就包括了大量专特供酒和高端品牌白酒。这些假酒背后藏着怎样的骗局和猫腻?
暗藏玄机:低档散酒作坊灌装,可劲儿增加“特权”效应
采访中记者了解到,市场上包装内藏“玄机”,通常用作高档宴请和送礼的专特供酒,竟是在小作坊里灌装而成。
北京警方近期打掉的一个制售假酒团伙中,嫌疑人从外省购买包材,躲在北京某郊区乡村一处偏远的自建房里实施制假。据介绍,团伙造假的流程十分简单,使用灌装机、激光打标机、打码机和封箱机等就能完成。这些销售时卖到上千元的所谓专特供酒,灌装的只是每斤20元左右的散酒。
“为了让假酒喝上去不那么‘假’,制假团伙还会在灌装过程中‘勾兑’一定比例同一香型的低价酒。”北京市公安局环食药旅总队食药支队副支队长王安说,对以往打击的案件梳理发现,为了提升专特供酒的可信度,一些不法分子利用北京寄递物流发达和特殊区位的特点,将在外省市灌装而成的专特供酒,先寄往北京“中转”一道,再由北京集中发往外地,营造产品来自首都的假象。
记者走访发现,在许多酒类销售店,并没有所谓的专特供酒流通销售,那么这类酒是如何分销呢?
调查发现,制售专特供酒的团伙专挑有着不错工作待遇、打扮体面的人作为下家进行分销,再编造出体制内“有渠道、有关系”的话术来获取客户的信任,这些“客户”以熟人为主。警方破获的一起案件中,售假的不法分子本身就在某国企工作,对外声称有特供酒渠道,当他联系的买家来取酒时,还装模作势地从单位把整箱假酒搬出来交给对方。
手段多端:有的钻孔打眼,有的“里应外合”
记者注意到,在警方破获的案件中,家族式团伙作案现象较为突出,且不法分子手段多端。
警方打掉的一个家族式团伙中,嫌疑人把妻子、女儿和亲家一同发展为同伙,把三家的3套住房改成灌装和储存假酒的仓库。这起案件中,警方查获假冒品牌白酒1300余箱;此外,多起销售假冒高端品牌白酒案中,不法分子将存放假酒的库房与自己经营的门店分开,有的隔了100米远,有的干脆将面包车停在附近作为“流动库房”。办案民警说,这些人员的店铺柜台里摆放的都是真酒,但实际则靠销售假酒牟利。
据了解,制售假酒过程中,包装的选取是非常关键的一步,有的不法分子利用钻孔、抽酒的方式“调包”,有的则与酒店服务员达成“协议”收包装。
在警方侦办的一起假冒某知名品牌白酒案中,嫌疑人制售的假酒外包装、酒瓶都是真的,只有瓶里的真酒换成了低端白酒。原来,嫌疑人事先把标签揭开一角,然后在标签位置用特制工具打上很细小的针孔,用针管将真酒抽出,再将假酒注入瓶中,最后把标签贴好;还有团伙专门负责从部分酒店、饭店回收正品酒瓶和包装材料,提供给灌装窝点。
一位团伙人员称,为了达到以假乱真的目的,他们与服务员勾结,让他们在帮客人打开酒盒时,尽量保证酒瓶和包装完好,再用回收来的真酒瓶灌装假酒。
记者注意到,除了酒瓶和外包装,可用于制作专特供酒、假冒年份品牌白酒的瓶贴,在一些网络购物平台上能轻易购买到。在某平台上,知名品牌白酒年份酒、内供酒的正反面瓶贴、飘带售价约30元20套、17元10根,此外,一些商家还表示可以根据客户需求定制瓶贴内容。
黑灰产业要猛打 扭曲观念需掰正
记者了解到,目前,北京环食药旅警方通过发挥“专业带动、全警行动、部门联动、群众发动”的“四动”经验,在打击相关领域违法犯罪方面取得成效。特别是在打击制售假酒方面,同市场监管和商标权利人方建立了明确的线索排查、联动执法和专业鉴定的常态化协作机制。王安表示,近年来,北京地区制售假酒违法犯罪总体已呈现下降趋势。
但警方同时提醒,制售假酒团伙地域性、家族性特征明显,一些犯罪分子虽经过法律制裁仍然重操旧业的情况依然存在,此外,在农村地区,一些价格亲民的平价酒也有被不法分子盯上的时候,这类假酒的制作成本更加低廉,利润率却高得惊人。因此,消费者更要擦亮双眼,从正规渠道购买品牌商品,并留好购物凭证,发现问题及时向行政部门举报或向公安机关报案。
北京航空航天大学公共管理学院教授任建明指出,假冒专特供酒和高端白酒之所以大有市场,折射出当前一些人的特权思想仍比较顽固,除加大对制售假酒黑灰产业链全链条打击、鼓励消费者举报维权以外,还要从制度入手,坚决同特权思想和特权现象做斗争,加大对官僚主义整治,保持警醒和自觉,通过规则意识及时纠偏。
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