#勇气信念决胜个站[超话]##beyooooonds[超话]#
【20210426高瀬くるみameba博客搬运】
タマエちゃんのこと教えてあげるっ! 高瀬くるみ
皆さんこんばんは!
高瀬くるみです
昨日のブログに、沢山のコメントありがとうございます‼️
それだけ森ビヨが愛されていたんだなぁと嬉しくなりました。
そして、すでに森ビヨロスになってる方もいるのかな?
高瀬はというと、今日のお仕事の合間時間にスペース・ゼロに足を運んだくらいにはロスってます。笑
昨日までここで青春してたんだな〜って、既に懐かしい気持ちにもなった笑
そんな今日は、タマエちゃんについて書こうかなって思います。
この役は、高瀬が久しぶりにいただいた明るい役でした。
今までは、裏切ったりとか、嫌味言ったりとか〜っていう役が多かったから、底抜けに明るい子っていうのは、自分の中でもすごく新鮮だった!笑
観てくれた皆さん的にも、新鮮だったんじゃないかな?
そんなタマエちゃんの座右の銘は
『笑う門には福来る』
笑ってればなんとかなると思ってるし、みんなが笑ってる姿が好き。
だから、率先して変なことするし、ウケ狙いに行こうとする人。
逆に、しんみりした雰囲気とか、気まずい空気が得意じゃなくて、そういう時に笑いを取ろうって行動するタイプだと思って演じていました。
ガヤガヤとみんなに絡みに行く子かなとも思ったから、結構台本にないことも喋ってた笑
そんなタマエちゃんの、最初のイメージは不思議ちゃんでした。
ぽわぽわしたイメージの子。
でも、みんなのキャラクターを見て、一緒に芝居してく中で、違うなって思った。
それで最終的には、あんな感じのムードメーカー的な元気っ子になりました。
だから「せやせや」っていう口癖も、きっと彼女の中で響きが面白いって思って使ってるんじゃないかと。。。笑
(この解釈、関西の方には怒られちゃうかな、、、?)
そんなタマエちゃんを演じるうえで、1番気をつけたのは、新鮮味。
毎回、ちょっとしたネタをやってた部分とかは特に、同じシーンに出てるメンバーの新鮮なリアクションがでるように、違うことを、面白いことをって考えてた!
ネタを用意していくときもあるし、その場の思いつきで動いちゃったりもしてた!笑
ちなみに最終日の2回は、今までやった中で楽しかったのはどれ?ってメンバーに聞いて返ってきた答えのネタをやりました!
映像になると思うので、気にして見てみてね〜
あとはフード!
いろいろ工夫して使ってた!
その時によって、フード被る意味を勝手につくったりもした笑
例えば、タマエの中でフード被るイコール戦闘態勢だったり、ふざけたい場面で被ってたり?笑
あとあと!
タマエちゃんの制服スカートのポッケにいつも入れてたものがあったの!
なんだと思うー???
正解は、、、
リップ
女子高生ってそういうの入ってそうじゃん?←笑
そのリップは、自分の中でノゾミとカナエがタマエに似合うと思うって言ってプレゼントしてくれたものって勝手に決めて、大事に肌身離さず持ち歩いてる設定作ってた笑
ちなみに、本番期間中はずっとそのリップ使ってたよ!
こんな風に、観てる側からしたら細かすぎて伝わらないようなことを考えるのもお芝居の楽しさだから、今回の役は色々設定作れて楽しかった(*^o^*)笑
眠れる森のビヨ | 演劇女子部BEYOOOOONDS主演舞台!2021.4.16(金)〜25(日)こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロgekijyo.net
こんな設定も踏まえた上で、映像を観てもらえたら、また新たな発見があるかも…?
あとさ、舞台って、演じる人がいて、それを支えてくれる人達がいて、そして、観てくれる人がいて初めて完成するって思うんだ。
これはライブも同じだよね(^^)
だから、配信や映像作品でも沢山の方に観てもらえたら嬉しいな!
高瀬ファースト写真集
『くるみイロ』
ホーム :: アーティスト選択 :: アーティスト :: ハロー!プロジェクト :: BEYOOOOONDS :: 高瀬くるみ(BEYOOOOONDS)ファースト写真集「くるみイロ」高瀬くるみ(BEYOOOOONDS)ファースト写真集「くるみイロ」発売決定!! BEYOOOOONDS高瀬くるみのファースト写真集発売が決定しました!! 沖縄県にて撮影された初の写真集は水着、部屋着や浴衣、ワンピースからチャイナドレスなど多数の衣装に身を包んだ、完全撮り下ろし!! 高瀬くるみ22歳のバースデーに発売! 特典として32分にも及ぶメイキング映像を…www.elineupmall.com
発売中です‼️
高瀬くるみ(BEYOOOOONDS)ファースト写真集「くるみイロ」特典DVDダイジェスト映像BEYOOOOONDS高瀬くるみのファースト写真集発売が決定しました!!沖縄県にて撮影された初の写真集は水着、部屋着や浴衣、ワンピースからチャイナドレスなど多数の衣装に身を包んだ、完全撮り下ろし!!高瀬くるみ22歳のバースデーに発売!特典として32分にも及ぶメイキング映像を収録したDVD付き!!e-LineUP!...youtu.be
これも沢山みて、くるみイロに染まってね
⚠️ちょっとだけネタバレ⚠️
最後の方の、ヒカルと対峙するあのシーン。
タマエはすごくすごく苦しかった。
一緒にいたいけど、苦しんでるヒカルを見るのはすごく辛かった。
焦らないでいいから、ヒカルが納得できる答えを出して欲しかった。
だからね、タマエは、ただ、ヒカルがこれからも笑っててくれてればそれでいいって、タマエは思ってると思うよ。
これだけ書いたから、一旦タマエちゃんともバイバイかな〜
ありがとうねタマエちゃん!
またいつか会おうね✨
みんなから見たタマエちゃんについても、よかったら教えてね(*^o^*)
高瀬くるみ♡
【20210426高瀬くるみameba博客搬运】
タマエちゃんのこと教えてあげるっ! 高瀬くるみ
皆さんこんばんは!
高瀬くるみです
昨日のブログに、沢山のコメントありがとうございます‼️
それだけ森ビヨが愛されていたんだなぁと嬉しくなりました。
そして、すでに森ビヨロスになってる方もいるのかな?
高瀬はというと、今日のお仕事の合間時間にスペース・ゼロに足を運んだくらいにはロスってます。笑
昨日までここで青春してたんだな〜って、既に懐かしい気持ちにもなった笑
そんな今日は、タマエちゃんについて書こうかなって思います。
この役は、高瀬が久しぶりにいただいた明るい役でした。
今までは、裏切ったりとか、嫌味言ったりとか〜っていう役が多かったから、底抜けに明るい子っていうのは、自分の中でもすごく新鮮だった!笑
観てくれた皆さん的にも、新鮮だったんじゃないかな?
そんなタマエちゃんの座右の銘は
『笑う門には福来る』
笑ってればなんとかなると思ってるし、みんなが笑ってる姿が好き。
だから、率先して変なことするし、ウケ狙いに行こうとする人。
逆に、しんみりした雰囲気とか、気まずい空気が得意じゃなくて、そういう時に笑いを取ろうって行動するタイプだと思って演じていました。
ガヤガヤとみんなに絡みに行く子かなとも思ったから、結構台本にないことも喋ってた笑
そんなタマエちゃんの、最初のイメージは不思議ちゃんでした。
ぽわぽわしたイメージの子。
でも、みんなのキャラクターを見て、一緒に芝居してく中で、違うなって思った。
それで最終的には、あんな感じのムードメーカー的な元気っ子になりました。
だから「せやせや」っていう口癖も、きっと彼女の中で響きが面白いって思って使ってるんじゃないかと。。。笑
(この解釈、関西の方には怒られちゃうかな、、、?)
そんなタマエちゃんを演じるうえで、1番気をつけたのは、新鮮味。
毎回、ちょっとしたネタをやってた部分とかは特に、同じシーンに出てるメンバーの新鮮なリアクションがでるように、違うことを、面白いことをって考えてた!
ネタを用意していくときもあるし、その場の思いつきで動いちゃったりもしてた!笑
ちなみに最終日の2回は、今までやった中で楽しかったのはどれ?ってメンバーに聞いて返ってきた答えのネタをやりました!
映像になると思うので、気にして見てみてね〜
あとはフード!
いろいろ工夫して使ってた!
その時によって、フード被る意味を勝手につくったりもした笑
例えば、タマエの中でフード被るイコール戦闘態勢だったり、ふざけたい場面で被ってたり?笑
あとあと!
タマエちゃんの制服スカートのポッケにいつも入れてたものがあったの!
なんだと思うー???
正解は、、、
リップ
女子高生ってそういうの入ってそうじゃん?←笑
そのリップは、自分の中でノゾミとカナエがタマエに似合うと思うって言ってプレゼントしてくれたものって勝手に決めて、大事に肌身離さず持ち歩いてる設定作ってた笑
ちなみに、本番期間中はずっとそのリップ使ってたよ!
こんな風に、観てる側からしたら細かすぎて伝わらないようなことを考えるのもお芝居の楽しさだから、今回の役は色々設定作れて楽しかった(*^o^*)笑
眠れる森のビヨ | 演劇女子部BEYOOOOONDS主演舞台!2021.4.16(金)〜25(日)こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロgekijyo.net
こんな設定も踏まえた上で、映像を観てもらえたら、また新たな発見があるかも…?
あとさ、舞台って、演じる人がいて、それを支えてくれる人達がいて、そして、観てくれる人がいて初めて完成するって思うんだ。
これはライブも同じだよね(^^)
だから、配信や映像作品でも沢山の方に観てもらえたら嬉しいな!
高瀬ファースト写真集
『くるみイロ』
ホーム :: アーティスト選択 :: アーティスト :: ハロー!プロジェクト :: BEYOOOOONDS :: 高瀬くるみ(BEYOOOOONDS)ファースト写真集「くるみイロ」高瀬くるみ(BEYOOOOONDS)ファースト写真集「くるみイロ」発売決定!! BEYOOOOONDS高瀬くるみのファースト写真集発売が決定しました!! 沖縄県にて撮影された初の写真集は水着、部屋着や浴衣、ワンピースからチャイナドレスなど多数の衣装に身を包んだ、完全撮り下ろし!! 高瀬くるみ22歳のバースデーに発売! 特典として32分にも及ぶメイキング映像を…www.elineupmall.com
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これも沢山みて、くるみイロに染まってね
⚠️ちょっとだけネタバレ⚠️
最後の方の、ヒカルと対峙するあのシーン。
タマエはすごくすごく苦しかった。
一緒にいたいけど、苦しんでるヒカルを見るのはすごく辛かった。
焦らないでいいから、ヒカルが納得できる答えを出して欲しかった。
だからね、タマエは、ただ、ヒカルがこれからも笑っててくれてればそれでいいって、タマエは思ってると思うよ。
これだけ書いたから、一旦タマエちゃんともバイバイかな〜
ありがとうねタマエちゃん!
またいつか会おうね✨
みんなから見たタマエちゃんについても、よかったら教えてね(*^o^*)
高瀬くるみ♡
【WEB】20210429 Real Sound interview
#中川大志#、10代から現在までを振り返る 主演作『#FUNNYBUNNY#』は「現時点での集大成」
映画『FUNNY BUNNY』が4月29日より全国の劇場で公開、auスマートパスプレミアムにて配信される。『ステップ』『虹色デイズ』『荒川アンダー ザ ブリッジ』などの飯塚健監督が手がけ、のちに監督自らの手によって小説化もされた、2012年上演の同名舞台を映画化した。
リアルサウンド映画部では、自称小説家の主人公・剣持聡を演じた主演の中川大志にインタビュー。これまで多くの作品でタッグを組んできた飯塚監督と出会った当時を振り返りながら、「これまでの集大成」と語る本作での挑戦と自信を明かしてくれた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画&コメント動画あり】
「映画は自分が死んだ後も一生残っていくもの」
ーー本作で中川さんが演じた剣持は、今までの中川さんのイメージにはないワイルドなキャラクターです。
中川大志(以下、中川):そうですね。かなりエネルギーを使うキャラクターでもあったので、終わった後は本当に抜け殻状態でした。とにかく、疲れる役でした(笑)。だけど、それだけ剣持を演じきったことに達成感がありますし、完成したものを観たときに飯塚監督の世界観が詰まった、すごくかっこいい映画だと純粋に感じられたことが何より嬉しいです。いろいろなメッセージが込められている作品ですが、純粋にエンタメとしても楽しめると思います。自信を持って「観てほしい」と言える映画です。
ーー役作りはどのように進めましたか?
中川:まず、原作に出会ったのが何年も前のことなんです。飯塚監督と初めて出会ってちょっとしたくらいの頃にふと渡されたんです。そのときは映画化の話は全くなかったし、まさか僕が剣持を演じるなんて思いもせずに読んでいました。読み進める中で、剣持にはこうあってほしいという自分の中での“剣持像”が勝手に出来上がっていたことが、演じる上でプレッシャーにはなりましたね。自分にない要素が多いキャラクターでもありますし。ただ、そういう部分を実際にいそうな人物として落とし込む必要がありました。日常生活のちょっとした所作も心がけて、時間をかけて作っていきました。
ーー見方を変えれば、悪役とも取れるキャラクターですよね。
中川:そうですね。一方で、人や物事に命をかけてぶつかっていける勇気と、そんな状況でも楽しめるユーモアもある。そういう剣持独自の思想やキャラクターに説得力を持たせられなかったら、この映画は成り立たないと思うんです。お客さんが剣持についてこれないと“ただの痛いやつ”になってしまう。そこは、自分の中でも大事にしていたことです。どうやったら剣持の言葉に重みを出せるのか考えたときに、やっぱり剣持が背負っている過去や痛みのようなものを自分も背負わないといけないと気づきました。自分が痛みを分かっているからこそ人の痛みに寄り添えるし、過酷な現実を見ているからこそ、手を差し伸べるだけが優しさじゃないということも分かっている。そんな剣持が背負っているものと同じぐらいの痛みが自分にはあるのかを考えて、自分の過去の実体験や記憶を堀り返して演じました。
ーーそれは辛い作業でもありますよね。
中川:辛いです。あまり思い出したくない(笑)。普段は考えたくないことにも向き合わないといけないですし。ただ、それを乗り越えられないとこの映画が完成しないと分かっていたので、やり切りましたね。映画は自分が死んだ後も一生残っていくものだから、そのことを考えたら、撮影の間だけでも一生懸命自分の痛みに向き合うことは、決しておかしなことではないと思いますし。「痛いのは一瞬だけだから」と思っていました。すごく難しいことにチャレンジしなきゃいけないという覚悟は、映画のお話をいただいた段階からしていましたね。
「今の自分ができるだけのことはやった」
ーー作品のテイストも、ほかの作品と少し異なっていて、どこか戯曲・ミュージカルのような印象も受けました。
中川:そういった感想をいただくことは多いんですよね。でも、僕らとしては、現場で演じていたときはそういう感覚はあまりなくて。監督ともそのことについて話していて気づいたことなのですが、図書館という最初の舞台設定が大きいかもしれないです。足音だったり、本のページをめくる音だったり、一つ一つがよく響く場所だから、お客さんが没入しやすいのかもしれない。
ーー確かに同じシチュエーションでの撮影がほとんどです。
中川:毎晩図書館に行っていましたから(笑)。宮城県にあるのですが、撮影でお借りした図書館が本当に素敵だったんですよ。実際の日中の営業が終わったあとに、スタッフさんたちが撮影の準備をして、朝まで撮影したら、僕らは昼に寝て、また夜から撮影するというルーティンでしたね。「早くここから脱出したい」と思ったこともあったんですが(笑)、その疲労感もある意味演技に反映されてリアリティが増したかもしれないです。順撮りで進行していたから、僕らも役に入り込みやすい環境でした。
ーー本作では、岡山天音さん演じる漆原聡とはバディのような関係です。
中川:漆原が天音くんでよかったと心から思っています。図書館での最後のシーンは、リハーサルを何回もしたりせずに、本番までエネルギーを温存して2人で演じました。あの場面は『FUNNY BUNNY』の象徴的なシーンだと思いますし、自分もすごく思い入れがあります。
ーー本作を観たあとにどんな気持ちで観客の方々に劇場を後にしてほしいですか?
中川:剣持は「世界を救うのは想像力なんだよ」と言っていますが、今の時代だからこそより重く響くメッセージに感じます。調べればなんでも出てきて、顔を見ずにやり取りする機会もいっぱいあると思うんですよ。そういうたくさんの情報が溢れかえっている中にいることで、全てを分かった気になってしまうのってやっぱり怖いことですよね。今、目の前にあるものを疑ったり、自分が発した言葉が他の人にとってどんな意味を持つのか、別の角度から見てみたりするのがすごく大事だと思いますし、この映画がそういうきっかけになれたら嬉しいですね。
ーー中川さんは、飯塚監督とはこれまでも『全員、片思い』や『虹色デイズ』など多くの作品でタッグを組んできました。飯塚監督と出会った当時から今までの道のりをどのように振り返りますか?
中川:飯塚さんと初めて出会ったのはドラマのオーディションのときで、自分は何十人何百人といる中の1人だったんです。第一印象は「めちゃくちゃ怖そう」なんですが(笑)、今では一番一緒にお仕事をしている監督です。これだけお仕事できるということはもちろん嬉しいことですが、回が重なるほどにプレッシャーにもなります。やっぱりその都度、自分の成長を見せたいですし。そんな中で、この『FUNNY BUNNY』は現時点での集大成だと思っています。今までの飯塚さんとの関係性がなかったらたぶんできなかったことだとも感じます。これだけ濃厚な作品なのですが、飯塚さんとは現場では役や演技に関しては、ほとんど話していないんですよ。それだけ同じ“剣持像”や作品のテーマを共有できているという感覚が自分にはありましたし、飯塚さんもそうだったのかもしれません。10代から20代になった今の自分ができるだけのことはやったという達成感が今はあります。だから、この先はこれを超えるものを生み出し続けないといけないということなので、僕ももっといろんな現場を経験して大きくなって、また監督と映画を作りたいですね。
https://t.cn/A6cEiJeE
▼中川大志 チェキプレゼント▼
中川大志のチェキを2名様にプレゼント。応募要項は以下のとおり。
【応募方法】
リアルサウンド映画部の公式Twitterをフォロー&該当ツイートをRTいただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンド映画部の公式TwitterアカウントよりDMをお送りさせていただきます。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※複数のお申し込みが発覚した場合、ご応募は無効とさせていただく場合がございます。
※営利目的の転売は固くお断りいたします。発見した場合は然るべき対応をとらせていただきます。
<リアルサウンド映画部 公式Twitter>
https://t.cn/AirGjLBh
<応募締切>
5月12日(水)
#中川大志#、10代から現在までを振り返る 主演作『#FUNNYBUNNY#』は「現時点での集大成」
映画『FUNNY BUNNY』が4月29日より全国の劇場で公開、auスマートパスプレミアムにて配信される。『ステップ』『虹色デイズ』『荒川アンダー ザ ブリッジ』などの飯塚健監督が手がけ、のちに監督自らの手によって小説化もされた、2012年上演の同名舞台を映画化した。
リアルサウンド映画部では、自称小説家の主人公・剣持聡を演じた主演の中川大志にインタビュー。これまで多くの作品でタッグを組んできた飯塚監督と出会った当時を振り返りながら、「これまでの集大成」と語る本作での挑戦と自信を明かしてくれた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画&コメント動画あり】
「映画は自分が死んだ後も一生残っていくもの」
ーー本作で中川さんが演じた剣持は、今までの中川さんのイメージにはないワイルドなキャラクターです。
中川大志(以下、中川):そうですね。かなりエネルギーを使うキャラクターでもあったので、終わった後は本当に抜け殻状態でした。とにかく、疲れる役でした(笑)。だけど、それだけ剣持を演じきったことに達成感がありますし、完成したものを観たときに飯塚監督の世界観が詰まった、すごくかっこいい映画だと純粋に感じられたことが何より嬉しいです。いろいろなメッセージが込められている作品ですが、純粋にエンタメとしても楽しめると思います。自信を持って「観てほしい」と言える映画です。
ーー役作りはどのように進めましたか?
中川:まず、原作に出会ったのが何年も前のことなんです。飯塚監督と初めて出会ってちょっとしたくらいの頃にふと渡されたんです。そのときは映画化の話は全くなかったし、まさか僕が剣持を演じるなんて思いもせずに読んでいました。読み進める中で、剣持にはこうあってほしいという自分の中での“剣持像”が勝手に出来上がっていたことが、演じる上でプレッシャーにはなりましたね。自分にない要素が多いキャラクターでもありますし。ただ、そういう部分を実際にいそうな人物として落とし込む必要がありました。日常生活のちょっとした所作も心がけて、時間をかけて作っていきました。
ーー見方を変えれば、悪役とも取れるキャラクターですよね。
中川:そうですね。一方で、人や物事に命をかけてぶつかっていける勇気と、そんな状況でも楽しめるユーモアもある。そういう剣持独自の思想やキャラクターに説得力を持たせられなかったら、この映画は成り立たないと思うんです。お客さんが剣持についてこれないと“ただの痛いやつ”になってしまう。そこは、自分の中でも大事にしていたことです。どうやったら剣持の言葉に重みを出せるのか考えたときに、やっぱり剣持が背負っている過去や痛みのようなものを自分も背負わないといけないと気づきました。自分が痛みを分かっているからこそ人の痛みに寄り添えるし、過酷な現実を見ているからこそ、手を差し伸べるだけが優しさじゃないということも分かっている。そんな剣持が背負っているものと同じぐらいの痛みが自分にはあるのかを考えて、自分の過去の実体験や記憶を堀り返して演じました。
ーーそれは辛い作業でもありますよね。
中川:辛いです。あまり思い出したくない(笑)。普段は考えたくないことにも向き合わないといけないですし。ただ、それを乗り越えられないとこの映画が完成しないと分かっていたので、やり切りましたね。映画は自分が死んだ後も一生残っていくものだから、そのことを考えたら、撮影の間だけでも一生懸命自分の痛みに向き合うことは、決しておかしなことではないと思いますし。「痛いのは一瞬だけだから」と思っていました。すごく難しいことにチャレンジしなきゃいけないという覚悟は、映画のお話をいただいた段階からしていましたね。
「今の自分ができるだけのことはやった」
ーー作品のテイストも、ほかの作品と少し異なっていて、どこか戯曲・ミュージカルのような印象も受けました。
中川:そういった感想をいただくことは多いんですよね。でも、僕らとしては、現場で演じていたときはそういう感覚はあまりなくて。監督ともそのことについて話していて気づいたことなのですが、図書館という最初の舞台設定が大きいかもしれないです。足音だったり、本のページをめくる音だったり、一つ一つがよく響く場所だから、お客さんが没入しやすいのかもしれない。
ーー確かに同じシチュエーションでの撮影がほとんどです。
中川:毎晩図書館に行っていましたから(笑)。宮城県にあるのですが、撮影でお借りした図書館が本当に素敵だったんですよ。実際の日中の営業が終わったあとに、スタッフさんたちが撮影の準備をして、朝まで撮影したら、僕らは昼に寝て、また夜から撮影するというルーティンでしたね。「早くここから脱出したい」と思ったこともあったんですが(笑)、その疲労感もある意味演技に反映されてリアリティが増したかもしれないです。順撮りで進行していたから、僕らも役に入り込みやすい環境でした。
ーー本作では、岡山天音さん演じる漆原聡とはバディのような関係です。
中川:漆原が天音くんでよかったと心から思っています。図書館での最後のシーンは、リハーサルを何回もしたりせずに、本番までエネルギーを温存して2人で演じました。あの場面は『FUNNY BUNNY』の象徴的なシーンだと思いますし、自分もすごく思い入れがあります。
ーー本作を観たあとにどんな気持ちで観客の方々に劇場を後にしてほしいですか?
中川:剣持は「世界を救うのは想像力なんだよ」と言っていますが、今の時代だからこそより重く響くメッセージに感じます。調べればなんでも出てきて、顔を見ずにやり取りする機会もいっぱいあると思うんですよ。そういうたくさんの情報が溢れかえっている中にいることで、全てを分かった気になってしまうのってやっぱり怖いことですよね。今、目の前にあるものを疑ったり、自分が発した言葉が他の人にとってどんな意味を持つのか、別の角度から見てみたりするのがすごく大事だと思いますし、この映画がそういうきっかけになれたら嬉しいですね。
ーー中川さんは、飯塚監督とはこれまでも『全員、片思い』や『虹色デイズ』など多くの作品でタッグを組んできました。飯塚監督と出会った当時から今までの道のりをどのように振り返りますか?
中川:飯塚さんと初めて出会ったのはドラマのオーディションのときで、自分は何十人何百人といる中の1人だったんです。第一印象は「めちゃくちゃ怖そう」なんですが(笑)、今では一番一緒にお仕事をしている監督です。これだけお仕事できるということはもちろん嬉しいことですが、回が重なるほどにプレッシャーにもなります。やっぱりその都度、自分の成長を見せたいですし。そんな中で、この『FUNNY BUNNY』は現時点での集大成だと思っています。今までの飯塚さんとの関係性がなかったらたぶんできなかったことだとも感じます。これだけ濃厚な作品なのですが、飯塚さんとは現場では役や演技に関しては、ほとんど話していないんですよ。それだけ同じ“剣持像”や作品のテーマを共有できているという感覚が自分にはありましたし、飯塚さんもそうだったのかもしれません。10代から20代になった今の自分ができるだけのことはやったという達成感が今はあります。だから、この先はこれを超えるものを生み出し続けないといけないということなので、僕ももっといろんな現場を経験して大きくなって、また監督と映画を作りたいですね。
https://t.cn/A6cEiJeE
▼中川大志 チェキプレゼント▼
中川大志のチェキを2名様にプレゼント。応募要項は以下のとおり。
【応募方法】
リアルサウンド映画部の公式Twitterをフォロー&該当ツイートをRTいただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンド映画部の公式TwitterアカウントよりDMをお送りさせていただきます。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※複数のお申し込みが発覚した場合、ご応募は無効とさせていただく場合がございます。
※営利目的の転売は固くお断りいたします。発見した場合は然るべき対応をとらせていただきます。
<リアルサウンド映画部 公式Twitter>
https://t.cn/AirGjLBh
<応募締切>
5月12日(水)
【WEB】#中川大志#がダークヒーローに、クリスマスをともに過ごした飯塚健と「#FUNNY BUNNY#」語る
クリスマスに2人で牛タンを食べたんです(飯塚)
──中川さんのカメオ出演を含めると、お二方がタッグを組むのは今作で6回目になります。俳優・監督として信頼し合っている証拠だと思うのですが、どのようにして今の関係が築かれたのでしょうか?
中川大志 最初はドラマの「REPLAY & DESTROY」(2015年放送)ですよね? ゲストで出演させてもらって。
飯塚健 それが出会いですね。オーディションに大志が来たときは16歳くらいだったんですけど、そのときはたぶんすげえ怖い人だと思われてました。
中川 (笑)。オーディションで初めて監督と会って、山田孝之さんといった先輩たちがいる現場に参加させていただくことになりました。短い時間だったんですが、監督と話しながらの撮影が楽しかったのは今でもよく覚えてます。
──その後、中川さんは「全員、片想い」「虹色デイズ」など飯塚監督の映画に出演します。監督は中川さんのどんなところに魅力を?
飯塚 合う部分と合わない部分がちょうどいいんです。まったく合わなくても合いすぎても発展していかないと思うので。大志は昔から「こうしたいです」という意見を伝えてくれるし、僕としても言いなりになってくれる人は求めてなくて自分の発想を持っている人が好きだから、俳優と監督として健全に仕事ができると言いますか。そのキャッチボールをずっと続けていたら自然と今の関係性になっていました。
中川 僕は監督の頭の中に興味があるんです。もちろん役や作品をこういうものにしたいという思いを持って撮影に臨みますが、自分の脳みそでは到底思い付かないことが起きるので、それがすごく楽しくて。思いもよらないところに連れて行ってもらえる感覚を毎作品楽しみにしています。
飯塚 あと、「ステップ」を撮る前に「そろそろ飯行こう」と話したことがあったんですが、大志が提案してきた日程がクリスマスだったんですよ。なんでクリスマスなんだ?と思いつつ、結局25日に2人で牛タンを食べたんです(笑)。映像化は決まってませんでしたが、そのときに「FUNNY BUNNY」の話もしました。
中川 それより前に監督から小説はいただいていて。いつか形にしたいですね、という話はちょこちょこしていました。
ユーモアでバランスを取っていて、バランスが崩れたら立てなくなる(中川)
──先ほど監督から中川さんは自分の意見を伝えてくれるという話がありましたが、今作ではどんな考えを持って撮影に臨んだんですか?
中川 数年前に小説を読み、剣持聡というキャラクターに出会ってから長い時間が経過していたので、自分の中に剣持像ができあがっていました。自分が演じるかどうかは関係なく、映像化したら剣持はこういう人であってほしいという思いが強くあって。
──それはどんな人物像でしょう?
中川 ダークヒーローという言葉がすごくハマると思っています。ユーモアがあって、何事にも動じず、いつも物事を楽しんでいる男なんですが、なぜそういう人間になったのかを考えると、過去に経験した出来事によって生まれた闇があるからだと感じました。ユーモアによってバランスを取っていて、そのバランスが崩れてしまったらたぶん立てなくなってしまうんです。小説では描かれていない家庭環境にも想像を巡らせて役を作っていきました。ヒーローの面で言うと、何事にも命を懸けて向き合えるのはかっこいいと思いましたし、男としても憧れました。
──飯塚監督から中川さんに「そこはちょっと違う」と言うことはなかったですか?
飯塚 剣持に関しては、ほとんど預けてます。自分が過去に書いたものに縛られるのが嫌だったので、決めすぎたくないという思いもありました。細かい説明はしないまま撮影に入ったんですが、原作や脚本を相当読み込んでいましたね。それは(岡山)天音も。
中川 自分で作っていったものを本読みやリハーサルのときに試したんですが、監督から「剣持ってそういう人なんだね。OK」と言われたことがあって。長い時間を掛けて自分の中にできた剣持像を監督が受け止めてくれた瞬間でした。
自分がここ1、2年で考えていたことを剣持の言葉に乗せて演じた(中川)
──映画の終盤には、あるキャラクターの「人生にはいくつもの衝撃が訪れる」というセリフがあります。ゆうたろうさん演じる田所や田中俊介さん演じる藤井といった故人が出てくることからも、身近な人の死が1つのテーマになっていると感じました。
飯塚 死生観で言うと、僕は早くに親を亡くしているんです。余命がわかっている状態で亡くなることもあれば、交通事故などでこの世を去ってしまうこともあって、どちらも悲しいし、人は突然いなくなってしまうものだと思います。そのときにどういう向き合い方をすれば、いずれは前を向いて生きていけるようになるのかは考えていました。人が生きていく中で、もっともしんどいことが誰かの死と向き合うことだと思うんです。
──なるほど。中川さんも死というテーマは頭にありましたか?
中川 自分の身近な人が死んだとき、憶測でものを言っている人たちがいて、ショックを受けたり嫌な思いをしたことがありました。生きている人は好き勝手に言えるんだなと。それがすごく悔しくて、自分がここ1、2年で考えていたことを剣持の言葉に乗せて演じました。
「映画館に来てほしい」と言うだけでは届けられない現状(飯塚)
──新型コロナウイルスの感染拡大によって、より一層配信で映画を楽しむ機会は増えましたが、劇場公開と同日に配信される作品は多くはありません。映画を配信で観ることについて、お二方はどうお考えですか?
飯塚 基本、映画は映画館で観るべきものです。ただ映画は劇場公開しないといけないもの、というわけじゃない時代が来たと思います。数年前はポン・ジュノ監督の「Okja/オクジャ」のように、「配信前提に作られた映画は映画なのか?」といった謎の議論がありましたが。
中川 去年は音楽のライブも配信が多かったじゃないですか。でもアーティストが実際に自分の前にいて、会場で体感することからは間違いなくパワーをもらえると思うんです。それは映画も同じだと思っていて。若い方たちは特に映画を配信で観ることが多いかもしれませんが、劇場に行って“入り込む感覚”は味わってほしいです。一方で、1人でも多くの方に観てもらうことが役者としては一番うれしいので、配信という選択肢が増えるのはうれしいですね。
飯塚 映画を配信で観ることが当たり前の方たちがいるなら、作り手としてそれは無視できない。それに行きたくても映画館に行けない人はいるだろうし、「映画館に来てほしい」と言うだけでは届けられない現状がある。映画館で観てもらうために作ってはいますが、選択肢はいくつかあってもいいじゃないかと、柔軟でありたい。あと、昔はホームシアターってお金を持っている人じゃないと手が出せなかったと思うんですが、今はサウンドバー1つでそれなりのサラウンド感を出せて、テレビもずいぶん大きくなった。家が劣悪な環境だとは言えなくなってきている。配信でも楽しんでもらいつつ、映画館で一緒に観た人とあれこれ話したり、好きな人を映画デートに誘ったりする文化もなくなってほしくないです。
https://t.cn/A6cODg5r
クリスマスに2人で牛タンを食べたんです(飯塚)
──中川さんのカメオ出演を含めると、お二方がタッグを組むのは今作で6回目になります。俳優・監督として信頼し合っている証拠だと思うのですが、どのようにして今の関係が築かれたのでしょうか?
中川大志 最初はドラマの「REPLAY & DESTROY」(2015年放送)ですよね? ゲストで出演させてもらって。
飯塚健 それが出会いですね。オーディションに大志が来たときは16歳くらいだったんですけど、そのときはたぶんすげえ怖い人だと思われてました。
中川 (笑)。オーディションで初めて監督と会って、山田孝之さんといった先輩たちがいる現場に参加させていただくことになりました。短い時間だったんですが、監督と話しながらの撮影が楽しかったのは今でもよく覚えてます。
──その後、中川さんは「全員、片想い」「虹色デイズ」など飯塚監督の映画に出演します。監督は中川さんのどんなところに魅力を?
飯塚 合う部分と合わない部分がちょうどいいんです。まったく合わなくても合いすぎても発展していかないと思うので。大志は昔から「こうしたいです」という意見を伝えてくれるし、僕としても言いなりになってくれる人は求めてなくて自分の発想を持っている人が好きだから、俳優と監督として健全に仕事ができると言いますか。そのキャッチボールをずっと続けていたら自然と今の関係性になっていました。
中川 僕は監督の頭の中に興味があるんです。もちろん役や作品をこういうものにしたいという思いを持って撮影に臨みますが、自分の脳みそでは到底思い付かないことが起きるので、それがすごく楽しくて。思いもよらないところに連れて行ってもらえる感覚を毎作品楽しみにしています。
飯塚 あと、「ステップ」を撮る前に「そろそろ飯行こう」と話したことがあったんですが、大志が提案してきた日程がクリスマスだったんですよ。なんでクリスマスなんだ?と思いつつ、結局25日に2人で牛タンを食べたんです(笑)。映像化は決まってませんでしたが、そのときに「FUNNY BUNNY」の話もしました。
中川 それより前に監督から小説はいただいていて。いつか形にしたいですね、という話はちょこちょこしていました。
ユーモアでバランスを取っていて、バランスが崩れたら立てなくなる(中川)
──先ほど監督から中川さんは自分の意見を伝えてくれるという話がありましたが、今作ではどんな考えを持って撮影に臨んだんですか?
中川 数年前に小説を読み、剣持聡というキャラクターに出会ってから長い時間が経過していたので、自分の中に剣持像ができあがっていました。自分が演じるかどうかは関係なく、映像化したら剣持はこういう人であってほしいという思いが強くあって。
──それはどんな人物像でしょう?
中川 ダークヒーローという言葉がすごくハマると思っています。ユーモアがあって、何事にも動じず、いつも物事を楽しんでいる男なんですが、なぜそういう人間になったのかを考えると、過去に経験した出来事によって生まれた闇があるからだと感じました。ユーモアによってバランスを取っていて、そのバランスが崩れてしまったらたぶん立てなくなってしまうんです。小説では描かれていない家庭環境にも想像を巡らせて役を作っていきました。ヒーローの面で言うと、何事にも命を懸けて向き合えるのはかっこいいと思いましたし、男としても憧れました。
──飯塚監督から中川さんに「そこはちょっと違う」と言うことはなかったですか?
飯塚 剣持に関しては、ほとんど預けてます。自分が過去に書いたものに縛られるのが嫌だったので、決めすぎたくないという思いもありました。細かい説明はしないまま撮影に入ったんですが、原作や脚本を相当読み込んでいましたね。それは(岡山)天音も。
中川 自分で作っていったものを本読みやリハーサルのときに試したんですが、監督から「剣持ってそういう人なんだね。OK」と言われたことがあって。長い時間を掛けて自分の中にできた剣持像を監督が受け止めてくれた瞬間でした。
自分がここ1、2年で考えていたことを剣持の言葉に乗せて演じた(中川)
──映画の終盤には、あるキャラクターの「人生にはいくつもの衝撃が訪れる」というセリフがあります。ゆうたろうさん演じる田所や田中俊介さん演じる藤井といった故人が出てくることからも、身近な人の死が1つのテーマになっていると感じました。
飯塚 死生観で言うと、僕は早くに親を亡くしているんです。余命がわかっている状態で亡くなることもあれば、交通事故などでこの世を去ってしまうこともあって、どちらも悲しいし、人は突然いなくなってしまうものだと思います。そのときにどういう向き合い方をすれば、いずれは前を向いて生きていけるようになるのかは考えていました。人が生きていく中で、もっともしんどいことが誰かの死と向き合うことだと思うんです。
──なるほど。中川さんも死というテーマは頭にありましたか?
中川 自分の身近な人が死んだとき、憶測でものを言っている人たちがいて、ショックを受けたり嫌な思いをしたことがありました。生きている人は好き勝手に言えるんだなと。それがすごく悔しくて、自分がここ1、2年で考えていたことを剣持の言葉に乗せて演じました。
「映画館に来てほしい」と言うだけでは届けられない現状(飯塚)
──新型コロナウイルスの感染拡大によって、より一層配信で映画を楽しむ機会は増えましたが、劇場公開と同日に配信される作品は多くはありません。映画を配信で観ることについて、お二方はどうお考えですか?
飯塚 基本、映画は映画館で観るべきものです。ただ映画は劇場公開しないといけないもの、というわけじゃない時代が来たと思います。数年前はポン・ジュノ監督の「Okja/オクジャ」のように、「配信前提に作られた映画は映画なのか?」といった謎の議論がありましたが。
中川 去年は音楽のライブも配信が多かったじゃないですか。でもアーティストが実際に自分の前にいて、会場で体感することからは間違いなくパワーをもらえると思うんです。それは映画も同じだと思っていて。若い方たちは特に映画を配信で観ることが多いかもしれませんが、劇場に行って“入り込む感覚”は味わってほしいです。一方で、1人でも多くの方に観てもらうことが役者としては一番うれしいので、配信という選択肢が増えるのはうれしいですね。
飯塚 映画を配信で観ることが当たり前の方たちがいるなら、作り手としてそれは無視できない。それに行きたくても映画館に行けない人はいるだろうし、「映画館に来てほしい」と言うだけでは届けられない現状がある。映画館で観てもらうために作ってはいますが、選択肢はいくつかあってもいいじゃないかと、柔軟でありたい。あと、昔はホームシアターってお金を持っている人じゃないと手が出せなかったと思うんですが、今はサウンドバー1つでそれなりのサラウンド感を出せて、テレビもずいぶん大きくなった。家が劣悪な環境だとは言えなくなってきている。配信でも楽しんでもらいつつ、映画館で一緒に観た人とあれこれ話したり、好きな人を映画デートに誘ったりする文化もなくなってほしくないです。
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