島外避難の三島村住民が帰島
2020年09月09日 10時45分
台風10号に備えて、初めて島外避難を行った鹿児島県三島村の住民がそれぞれの島へ戻るため、避難先の鹿児島市から臨時のフェリーで出港しました。
三島村は鹿児島市から100キロほど南にある3つの島からなる村で、今月4日、台風10号に備えて初めて島外避難を行い、388人の住民のうち半数以上が島を出ました。
避難してきた人たちは、村が鹿児島市内に用意したホテルや知人の家などに滞在していましたが、台風が通り過ぎて安全が確認されたことから、9日、村への臨時のフェリーが運航されることになりました。
鹿児島港の南ふ頭に接岸したフェリーには、それぞれの島へ戻る人や復旧工事に携わる人など145人が乗り込み、午前9時半に出港しました。
三島村では住宅の壁に穴が開いたり、瓦が飛んだりしたほか、港などにも被害が出ているということです。
黒島から妻や子供3人と避難した38歳の男性は「島のライブカメラでずっと様子を見ていましたが、停電のためか突然、画面が暗くなって心配しました。まずは家がどうなっているか確かめようと思います」と話していました。
また、黒島から子供2人を連れて避難した女性は「島に残っていた夫となかなか連絡が取れず心配しました。停電や断水が長期化したら大変だったので、島外に避難してよかったと思います」と話していました。
フェリーは9日午後、到着する予定です。
2020年09月09日 10時45分
台風10号に備えて、初めて島外避難を行った鹿児島県三島村の住民がそれぞれの島へ戻るため、避難先の鹿児島市から臨時のフェリーで出港しました。
三島村は鹿児島市から100キロほど南にある3つの島からなる村で、今月4日、台風10号に備えて初めて島外避難を行い、388人の住民のうち半数以上が島を出ました。
避難してきた人たちは、村が鹿児島市内に用意したホテルや知人の家などに滞在していましたが、台風が通り過ぎて安全が確認されたことから、9日、村への臨時のフェリーが運航されることになりました。
鹿児島港の南ふ頭に接岸したフェリーには、それぞれの島へ戻る人や復旧工事に携わる人など145人が乗り込み、午前9時半に出港しました。
三島村では住宅の壁に穴が開いたり、瓦が飛んだりしたほか、港などにも被害が出ているということです。
黒島から妻や子供3人と避難した38歳の男性は「島のライブカメラでずっと様子を見ていましたが、停電のためか突然、画面が暗くなって心配しました。まずは家がどうなっているか確かめようと思います」と話していました。
また、黒島から子供2人を連れて避難した女性は「島に残っていた夫となかなか連絡が取れず心配しました。停電や断水が長期化したら大変だったので、島外に避難してよかったと思います」と話していました。
フェリーは9日午後、到着する予定です。
海面水温高く 去年の台風15号と同程度強さの台風の可能性も
2020年9月9日 17時13分
去年、千葉県や伊豆諸島などに大きな被害をもたらした台風15号の上陸から、9日で1年がたちました。
日本の南の海面水温は高い状態が続いていて、気象庁は、今後も去年の台風15号と同じ程度の強さの台風が接近する可能性があるとして注意を呼びかけています。
【去年の台風15号は関東の南東海域で発達】
気象庁によりますと、去年の台風15号は、9月5日に南鳥島近海で発生したあと、発達しながら北上を続け、9月9日には960ヘクトパスカルと強い勢力で千葉市付近に上陸しました。
この台風は、小笠原諸島や伊豆諸島がある関東の南東の海域の海面水温が高かったことから発達を続けていました。
【関東の南東海域 今も高い海面水温】
現在の海面水温はどうなっているのか。
8日の時点で、
▽沖縄の東と四国・東海沖の海域ではおよそ28.5度、
▽関東の南東の海域ではおよそ29.5度となっています。
このうち、沖縄の東と四国・東海沖の四国側の海域は、台風10号などの影響で海水がかき混ぜられ、平年と比べて1度余り下がっています。
一方、関東の南東の海域は平年よりおよそ1.5度高いままになっていて、気象庁は、今後発生する台風が去年の台風15号と同じ関東南東の海域を通った場合、同じ程度の勢力に急に発達する可能性があるとしています。
特に、これからの時期は太平洋高気圧の張り出しが弱まり東側に後退していくことから、より関東など東日本に台風が接近するおそれが出てきます。
【気象庁「関東の南東海域進む台風に注意を」】
気象庁は9日から、台風に発達する可能性のある熱帯低気圧の予報を5日先まで延長し、早い段階で進路や強さの情報を提供できるようにしています。
気象庁は「ことしもこの海域を進む台風には注意が必要で、熱帯低気圧が確認されたら、新たな予報を活用しながら早めの防災対策をとるなど十分に注意してほしい」としています。
2020年9月9日 17時13分
去年、千葉県や伊豆諸島などに大きな被害をもたらした台風15号の上陸から、9日で1年がたちました。
日本の南の海面水温は高い状態が続いていて、気象庁は、今後も去年の台風15号と同じ程度の強さの台風が接近する可能性があるとして注意を呼びかけています。
【去年の台風15号は関東の南東海域で発達】
気象庁によりますと、去年の台風15号は、9月5日に南鳥島近海で発生したあと、発達しながら北上を続け、9月9日には960ヘクトパスカルと強い勢力で千葉市付近に上陸しました。
この台風は、小笠原諸島や伊豆諸島がある関東の南東の海域の海面水温が高かったことから発達を続けていました。
【関東の南東海域 今も高い海面水温】
現在の海面水温はどうなっているのか。
8日の時点で、
▽沖縄の東と四国・東海沖の海域ではおよそ28.5度、
▽関東の南東の海域ではおよそ29.5度となっています。
このうち、沖縄の東と四国・東海沖の四国側の海域は、台風10号などの影響で海水がかき混ぜられ、平年と比べて1度余り下がっています。
一方、関東の南東の海域は平年よりおよそ1.5度高いままになっていて、気象庁は、今後発生する台風が去年の台風15号と同じ関東南東の海域を通った場合、同じ程度の勢力に急に発達する可能性があるとしています。
特に、これからの時期は太平洋高気圧の張り出しが弱まり東側に後退していくことから、より関東など東日本に台風が接近するおそれが出てきます。
【気象庁「関東の南東海域進む台風に注意を」】
気象庁は9日から、台風に発達する可能性のある熱帯低気圧の予報を5日先まで延長し、早い段階で進路や強さの情報を提供できるようにしています。
気象庁は「ことしもこの海域を進む台風には注意が必要で、熱帯低気圧が確認されたら、新たな予報を活用しながら早めの防災対策をとるなど十分に注意してほしい」としています。
【令和2年 台風第10号に関する情報】
台風第10号は今後発達しながら日本の南を北西へ進み、5日は非常に強い勢力で大東島地方へ接近し、6日は非常に強い勢力を維持したまま奄美地方から西日本にかなり接近するおそれがあります。5日から7日にかけて、南西諸島から西日本、東日本太平洋側の広い範囲で、暴風や警報級の高波、大雨となる可能性があります。
[台風の現況と予想]
台風第10号は、2日3時には小笠原近海にあって、1時間におよそ10キロの速さで西南西へ進んでいます。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心から半径220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風は今後発達しながら日本の南を北西へ進み、5日は非常に強い勢力で大東島地方へ接近し、6日は非常に強い勢力を維持したまま奄美地方から西日本にかなり接近するおそれがあります。
[防災事項]
大東島地方では台風の接近により、4日は風が次第に強まり、5日から6日にかけて暴風の可能性があり、5日から6日にかけて警報級の高波となるおそれがあります。暴風や高波に警戒してください。台風の動向によっては5日から6日にかけて、大荒れの天気となる可能性があります。
南西諸島から西日本、東日本太平洋側の広い範囲で5日から7日にかけて、警報級の高波となるおそれがあります。台風の動向によっては5日から7日にかけて、奄美地方から西日本では、暴風や警報級の大雨となり、大荒れの天気となる可能性があります。
[補足事項]
今後の台風情報や、地元気象台が発表する早期注意情報、警報、注意報、気象情報に留意してください。
次の「令和2年 台風第10号に関する情報(総合情報)」は3日5時頃に発表する予定です。
台風第10号は今後発達しながら日本の南を北西へ進み、5日は非常に強い勢力で大東島地方へ接近し、6日は非常に強い勢力を維持したまま奄美地方から西日本にかなり接近するおそれがあります。5日から7日にかけて、南西諸島から西日本、東日本太平洋側の広い範囲で、暴風や警報級の高波、大雨となる可能性があります。
[台風の現況と予想]
台風第10号は、2日3時には小笠原近海にあって、1時間におよそ10キロの速さで西南西へ進んでいます。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心から半径220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風は今後発達しながら日本の南を北西へ進み、5日は非常に強い勢力で大東島地方へ接近し、6日は非常に強い勢力を維持したまま奄美地方から西日本にかなり接近するおそれがあります。
[防災事項]
大東島地方では台風の接近により、4日は風が次第に強まり、5日から6日にかけて暴風の可能性があり、5日から6日にかけて警報級の高波となるおそれがあります。暴風や高波に警戒してください。台風の動向によっては5日から6日にかけて、大荒れの天気となる可能性があります。
南西諸島から西日本、東日本太平洋側の広い範囲で5日から7日にかけて、警報級の高波となるおそれがあります。台風の動向によっては5日から7日にかけて、奄美地方から西日本では、暴風や警報級の大雨となり、大荒れの天気となる可能性があります。
[補足事項]
今後の台風情報や、地元気象台が発表する早期注意情報、警報、注意報、気象情報に留意してください。
次の「令和2年 台風第10号に関する情報(総合情報)」は3日5時頃に発表する予定です。
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