#AKB48[超话]#
AKB公式ins更新 220905
——
AKB48 17期研究生 「ただいま 恋愛中」公演
お披露目から4ヶ月経った本日
劇場公演デビューを果たしました✨
初々しさもありながら
堂々としたパフォーマンスを披露♀️
アンコール最後には、10名全員で『大声ダイヤモンド』を披露するという初日公演限定のサプライズも
本番前からすでに感極まってウルウルでしたが、本番ではキラキラ笑顔で公演デビューを飾りました☺️
劇場にぜひ会いに来てくださいね
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房子怪圈
振り出しに戻った隣人
没想到,十几年后,我和老黄、老刘又成了邻居。
十数年後、私と黄さん、劉さんが意外にも再び隣人となった。
我们三人,原来在一个单位工作,赶上福利分房,三人分到了同一个单元,同一层。一梯三户,老黄家在东边,老刘家住西边,我住中间。那时候,我们都还年轻,经常在一起喝酒,谈人生,梦想着赚大钱。
われわれ3人は、もともと同じ職場で働いていて、まだ住宅分配制度が行われていた時期だったため、同じアパートの同じ階が分配された。一つのエレベーターを三つの家で共有していて、黄さんは東側、劉さんは西側で、私は真ん中に住んでいた。その時、われわれは皆まだ若く、いつも一緒に酒を飲み、人生を語り、大金を稼ぐことを夢みていた。
后来,单位垮了,我们各谋出路。虽然还是邻居,但碰面的机会越来越少。
後に勤務先が解散し、われわれはそれぞれ生きる道を模索することとなった。隣人であることには変わりなかったが、顔を合わす機会はどんどん減っていった。
一日,老黄忽然来敲门,告诉我:“我把房子卖了。打算自己创业,开个小加工厂。房子卖了20万,勉强够启动资金了。”我说:“那你和家人住哪儿?”他那时刚刚生儿子不久,说:“没事儿,我跟妻子商量好了,先住厂里。等将来挣到大钱了,一定买一套大房子,让她享福。”
ある日、黄さんが突然ドアをノックして、「私は家を売り払ったよ。起業して、小さな加工工場を開くつもりだ。家は20万で売り、どうにか開業資金を捻出したんだ」と言った。私は「じゃあ、あなたと家族はどこに住むつもり?」と聞いた。その時息子が生まれたばかりだった彼は、「大丈夫、妻とはよく話し合って、まずは工場の中に住むことになっている。お金をたくさん稼いだら、大きな家を買って、彼女を幸せにしてやるよ」と言った。
老黄搬走后,大家各忙各的,渐渐就淡忘了。
黄さんが引っ越した後、皆それぞれに忙しく、互いのことはしだいに忘れていった。
过了几年,老刘也搬走了。搬家前一天,他请我喝告别酒,告诉我:“我把这房子卖了,刚好够首付,在新区买了一套90平米的新房子。现在新区房价一天一个价,我买的时候才6000一平,这才一个多月,就涨到快7000了。这个老小区,已经没希望了。我劝你也把房子卖了,咬咬牙,贷款去新区买房子,我们再做邻居。”
数年経つと、劉さんも引っ越した。引っ越しの前日、彼は別れの盃を酌み交わそうと私を誘った。「この家は売ったよ。ちょうど頭金になったので、新興住宅地に90平米(へいべい)の新居を買ったんだ。今その住宅地の価格は日に日に上がっていて、私が買った時には1平米あたり6000元だったのが、一カ月ちょっとでもう7000元に値上がりしたんだ。この古い住宅地はもうだめだね。君ももうこの家は売り払ったほうがいいよ。がんばってお金を借りて、新興住宅地で家を買えば、また隣人になれる」と彼は言った。
我摇摇头说:“我在单位收入不高,怕还不起房贷。算了,还是守着这老房子,安生过日子吧。”老刘最终没说动我。
私は首を振って言った。「私の職場は給料が高くないから、住宅ローンを返せないよ。やっぱりこの古い家で、静かに暮らしていくことにするよ」。劉さんはとうとう勧めるのをあきらめた。
老黄和老刘都搬走了。他们两家的房子,像走马灯似的换了好几次房东,只有我一家一直住在这儿。
黄さんと劉さんはどちらも引っ越し、彼らの二つの家は走馬灯のように何度もその持ち主を変え、私の家だけがずっと同じところに住んでいた。
有一次,我在大街上遇到以前单位的领导,从他那儿得知,老黄的生意做得挺不错,赚了不少钱;而老刘呢,前两年将新区的房子卖了,又换了一套更大的房子。单位领导感叹说:“他们都越混越好了,听说你还住在原来单位分的旧房子里?”我讪讪地笑了笑。
ある時、私は道で以前の職場のボスに会った。彼から黄さんの商売はとても順調で、少なからずのお金を稼いでいると聞いた。そして劉さんは、2年ほど前に新興住宅地の家を売り、もっと大きな家を買ったそうだ。ボスはため息をついて、「彼らはみんなうまくやっているみたいだな。あなたは前の職場で分配された古い家にまだ住んでいるんだって?」と言った。私はバツの悪い笑みを浮かべた。
忽一日,有人敲门,竟然是老刘。他激动地对我说:“我们又做邻居啦!”我一脸茫然。老刘指着我家东边说,我将新区的大房子卖了300万,正好买下以前老黄家的房子。
ある日、突然家の戸を叩く人がいた。なんと劉さんだった。彼は興奮して「また隣人になったよ」と私に言った。私はびっくりした。劉さんは私の家の東側を指して、「私は新興住宅地の大きな家を300万で売り、ちょうど以前の黄さんが住んでいた家を買ったんだ」という。
我诧异地看着他:“你疯啦,花300万买这个破房子?”老刘解释:“没办法,儿子马上要读初中了,这里是全市最好的学区,所以价格特别贵。”就这样,老刘又成了我的邻居,只是原来住我家西边,现在住在了东边。
私はいぶかしんで彼を見て「気でも狂ったのかい? 300万も出してこんなぼろ家を買うなんて」と言った。劉さんは「仕方ないんだ。息子が中学校にあがるんだ。ここは全市で一番よい学区なんで、ここの価格は特に高いんだ」と言った。このようにして劉さんは再び私の隣人となり、ただ、前に住んでいたのは西側だったが、今回は東側に住んだ。
又一日,门外响起鞭炮声,开门看,是有人搬家。走在前头的人好面熟,老黄!我问老黄:“你、你怎么帮人搬家?”老黄看见我,也一脸诧异:“你怎么还住在这儿?”
またある日、玄関の外から爆竹の音が響き、戸を開けて見てみると、引っ越しをしている人がいた。先頭を行く人の顔に見覚えがあって、黄さんだった。私は黄さんに「どうして人の引っ越しなんて手伝っているの?」と聞いた。黄さんは私を見て、これもまたいぶかしげに、「君はどうしてまだここに住んでいるんだい?」と言った。
这时,老刘也打开了门看热闹。一聊才知道,老黄不是帮别人搬家,是他自己搬家。他说:“我女儿马上要念初中了,这套老房子学区最好,正好原来老刘家的房子要出售,我就把加工厂卖了,又将现在住的房子也卖了,正好凑够了买这老房子的钱。”
この時、劉さんも戸を開け、何事かと顔をのぞかせた。黄さんによると、人の引っ越しを手伝っているわけではなく、彼の家の引っ越しだという。「娘が間もなく中学に入るので、この家の学区が最もよく、ちょうど以前の劉さんの家が売りに出ていたので、工場を売り、今住んでいる家も売って、どうにかこの古い家を買うお金をつくったんだ」と彼は言った。
就这样,老刘,老黄,还有我,我们又成邻居啦!
こうして、劉さんと黄さん、そして私が再び隣人となったのだ。
翻訳にあたって
タイトルの「振り出し」とは、双六(すごろく)ゲームでサイコロを振り始める最初の状態のことで、「振り出しに戻る」は出発地点に戻るという意味。“单位”はちょうどぴったりの言葉がないために日本語の訳語に困る言葉のひとつで、その文章での使われ方によって、職場、勤務先、団体、会社、企業、機関、部門、組織などさまざまに訳語が変化する。ここでは職場・勤務先などの言葉がふさわしい。
#为什么建议要体面分手##油画##刘耀文#
振り出しに戻った隣人
没想到,十几年后,我和老黄、老刘又成了邻居。
十数年後、私と黄さん、劉さんが意外にも再び隣人となった。
我们三人,原来在一个单位工作,赶上福利分房,三人分到了同一个单元,同一层。一梯三户,老黄家在东边,老刘家住西边,我住中间。那时候,我们都还年轻,经常在一起喝酒,谈人生,梦想着赚大钱。
われわれ3人は、もともと同じ職場で働いていて、まだ住宅分配制度が行われていた時期だったため、同じアパートの同じ階が分配された。一つのエレベーターを三つの家で共有していて、黄さんは東側、劉さんは西側で、私は真ん中に住んでいた。その時、われわれは皆まだ若く、いつも一緒に酒を飲み、人生を語り、大金を稼ぐことを夢みていた。
后来,单位垮了,我们各谋出路。虽然还是邻居,但碰面的机会越来越少。
後に勤務先が解散し、われわれはそれぞれ生きる道を模索することとなった。隣人であることには変わりなかったが、顔を合わす機会はどんどん減っていった。
一日,老黄忽然来敲门,告诉我:“我把房子卖了。打算自己创业,开个小加工厂。房子卖了20万,勉强够启动资金了。”我说:“那你和家人住哪儿?”他那时刚刚生儿子不久,说:“没事儿,我跟妻子商量好了,先住厂里。等将来挣到大钱了,一定买一套大房子,让她享福。”
ある日、黄さんが突然ドアをノックして、「私は家を売り払ったよ。起業して、小さな加工工場を開くつもりだ。家は20万で売り、どうにか開業資金を捻出したんだ」と言った。私は「じゃあ、あなたと家族はどこに住むつもり?」と聞いた。その時息子が生まれたばかりだった彼は、「大丈夫、妻とはよく話し合って、まずは工場の中に住むことになっている。お金をたくさん稼いだら、大きな家を買って、彼女を幸せにしてやるよ」と言った。
老黄搬走后,大家各忙各的,渐渐就淡忘了。
黄さんが引っ越した後、皆それぞれに忙しく、互いのことはしだいに忘れていった。
过了几年,老刘也搬走了。搬家前一天,他请我喝告别酒,告诉我:“我把这房子卖了,刚好够首付,在新区买了一套90平米的新房子。现在新区房价一天一个价,我买的时候才6000一平,这才一个多月,就涨到快7000了。这个老小区,已经没希望了。我劝你也把房子卖了,咬咬牙,贷款去新区买房子,我们再做邻居。”
数年経つと、劉さんも引っ越した。引っ越しの前日、彼は別れの盃を酌み交わそうと私を誘った。「この家は売ったよ。ちょうど頭金になったので、新興住宅地に90平米(へいべい)の新居を買ったんだ。今その住宅地の価格は日に日に上がっていて、私が買った時には1平米あたり6000元だったのが、一カ月ちょっとでもう7000元に値上がりしたんだ。この古い住宅地はもうだめだね。君ももうこの家は売り払ったほうがいいよ。がんばってお金を借りて、新興住宅地で家を買えば、また隣人になれる」と彼は言った。
我摇摇头说:“我在单位收入不高,怕还不起房贷。算了,还是守着这老房子,安生过日子吧。”老刘最终没说动我。
私は首を振って言った。「私の職場は給料が高くないから、住宅ローンを返せないよ。やっぱりこの古い家で、静かに暮らしていくことにするよ」。劉さんはとうとう勧めるのをあきらめた。
老黄和老刘都搬走了。他们两家的房子,像走马灯似的换了好几次房东,只有我一家一直住在这儿。
黄さんと劉さんはどちらも引っ越し、彼らの二つの家は走馬灯のように何度もその持ち主を変え、私の家だけがずっと同じところに住んでいた。
有一次,我在大街上遇到以前单位的领导,从他那儿得知,老黄的生意做得挺不错,赚了不少钱;而老刘呢,前两年将新区的房子卖了,又换了一套更大的房子。单位领导感叹说:“他们都越混越好了,听说你还住在原来单位分的旧房子里?”我讪讪地笑了笑。
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忽一日,有人敲门,竟然是老刘。他激动地对我说:“我们又做邻居啦!”我一脸茫然。老刘指着我家东边说,我将新区的大房子卖了300万,正好买下以前老黄家的房子。
ある日、突然家の戸を叩く人がいた。なんと劉さんだった。彼は興奮して「また隣人になったよ」と私に言った。私はびっくりした。劉さんは私の家の東側を指して、「私は新興住宅地の大きな家を300万で売り、ちょうど以前の黄さんが住んでいた家を買ったんだ」という。
我诧异地看着他:“你疯啦,花300万买这个破房子?”老刘解释:“没办法,儿子马上要读初中了,这里是全市最好的学区,所以价格特别贵。”就这样,老刘又成了我的邻居,只是原来住我家西边,现在住在了东边。
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又一日,门外响起鞭炮声,开门看,是有人搬家。走在前头的人好面熟,老黄!我问老黄:“你、你怎么帮人搬家?”老黄看见我,也一脸诧异:“你怎么还住在这儿?”
またある日、玄関の外から爆竹の音が響き、戸を開けて見てみると、引っ越しをしている人がいた。先頭を行く人の顔に見覚えがあって、黄さんだった。私は黄さんに「どうして人の引っ越しなんて手伝っているの?」と聞いた。黄さんは私を見て、これもまたいぶかしげに、「君はどうしてまだここに住んでいるんだい?」と言った。
这时,老刘也打开了门看热闹。一聊才知道,老黄不是帮别人搬家,是他自己搬家。他说:“我女儿马上要念初中了,这套老房子学区最好,正好原来老刘家的房子要出售,我就把加工厂卖了,又将现在住的房子也卖了,正好凑够了买这老房子的钱。”
この時、劉さんも戸を開け、何事かと顔をのぞかせた。黄さんによると、人の引っ越しを手伝っているわけではなく、彼の家の引っ越しだという。「娘が間もなく中学に入るので、この家の学区が最もよく、ちょうど以前の劉さんの家が売りに出ていたので、工場を売り、今住んでいる家も売って、どうにかこの古い家を買うお金をつくったんだ」と彼は言った。
就这样,老刘,老黄,还有我,我们又成邻居啦!
こうして、劉さんと黄さん、そして私が再び隣人となったのだ。
翻訳にあたって
タイトルの「振り出し」とは、双六(すごろく)ゲームでサイコロを振り始める最初の状態のことで、「振り出しに戻る」は出発地点に戻るという意味。“单位”はちょうどぴったりの言葉がないために日本語の訳語に困る言葉のひとつで、その文章での使われ方によって、職場、勤務先、団体、会社、企業、機関、部門、組織などさまざまに訳語が変化する。ここでは職場・勤務先などの言葉がふさわしい。
#为什么建议要体面分手##油画##刘耀文#
特殊詐欺のラスボスは中国人 「受け子」に日本人を利用する狡猾手口
#为什么大学生的行李越来越少了##超负荷用眼危害有多大#
警察官になりすまして高齢者から多額の現金をだまし取ったとして、大阪府警は6月下旬、詐欺容疑で中国籍の男2人を逮捕した。2人は詐欺グループの一員で、だまし取った金を回収して保管する「金庫役」。府警はこれまでにグループのメンバー10人超を逮捕したが、被害者と直接やりとりする実行役を担っていたのは、いずれも日本人だった。捕まるリスクの高い末端は日本人から〝調達〟し、上位者には中国人が就いて国外から詐欺を主導する-。こうした詐欺グループが複数暗躍している可能性が高いが、府警幹部は「中国の拠点から指揮しており、実態の解明が困難になっている」としている。
【イラストでみる】あなたは大丈夫?特殊詐欺被害にあわないために
■帰化人が「金庫役」
6月下旬、新大阪駅(大阪市淀川区)で、府警の捜査員数人に囲まれ、うつむきながら歩く男2人の姿があった。腰縄をかけられ、捜査員が東京から大阪へ身柄を移送する最中だった。
府警に詐欺容疑で逮捕されたのはいずれも中国籍の顔騰(イエンタン)(34)と沈琪(シェンチー)(44)の両被告=ともに詐欺罪で起訴。警察官をかたり「家にあるお金が偽札の可能性があり、調べるため預かる」などとだまし、2人の高齢者から現金計8200万円を詐取した疑いが持たれている。2人は特殊詐欺グループの一員で、「受け子」や「出し子」の上位にいる回収役から金を受け取る金庫役だった。
2人の下には、交流サイト(SNS)で集められた23~55歳の日本人計7人が実行役として活動。警察官や銀行員などになりすまし、被害者と直接会ったりATMから金を引き出したりする役割を請け負っていた。詐取した金のうち、2人には計7400万円が渡り、差額は実行役の報酬に使われたとみられる。
このグループをめぐっては、府警が6月に東京都江東区内の貴金属関連企業を家宅捜索。翌7月には2人が保管した現金を回収したとして、詐欺容疑でこの会社の役員を務める横山征龍(せいりゅう)容疑者(40)を逮捕した。会社を詐欺の隠れ蓑に、被害金の回収を行っていたと考えられる。横山容疑者は中国から日本に帰化しており、「ビジネス」として中国への送金も繰り返し行っていたという。
府警によるとこれまでに、両被告や横山容疑者と同一の詐欺グループのメンバーとみられる計10人超を逮捕。被害額は少なくとも1億円以上に上る。
■足取りつかみにくく
大阪府警では他にも、特殊詐欺を主導したとして中国人を摘発している。
警察官をかたって大津市の80代女性から現金100万円を窃取したとして6月、中国籍の男女2人を逮捕した事件では、女の自宅から帯が付いた札束計3千数百万円を発見。2人は「回収役」を担っており、まとまった金をグループの上層部へ送金する直前だったという。この事件でも、日本人が受け子や出し子として摘発された。
いずれの事件も、グループの上層部は中国にいるとみられるが、詳しい拠点などは判然としていない。グループ内で役割が細分化され、上下のつながりが見えにくいためだ。被害者への電話はIP電話を使用するなどして発信元を容易にたどれず、送金にも足取りのつかみにくい暗号資産が使われる場合が大半という。
■中国本土でも横行
府警によると、詐欺に関与していた中国人は従来、受け子や出し子といった末端の実行役まで担うケースが多かった。しかし、新型コロナウイルス禍で海外との往来が少なくなったためか、在日中国人が指示役などを担い、SNSで簡単に集まる日本人を実行役に従えるようになったという。
指示役の在日中国人が中国本土とのパイプ役も果たしていたとみられ、捜査関係者は「中国国内でも日本と同様の特殊詐欺が横行している。拠点を中国本土に置いたグループが、日本にも犯行の手を広げているのではないか」と指摘する。
警察庁によると、中国人犯罪グループは地縁や血縁を利用したり、職場の同僚を誘い込むなどして結成される場合が多いと分析している。府警幹部は「府警が摘発した中国籍の容疑者は氷山の一角。彼らは独自のコミュニティーを持っており、全国に同様のグループが複数暗躍しているとも考えられる」と推察。「詐欺グループの実態解明と撲滅に向けて、着実に捜査を進めたい」と述べた。
#为什么大学生的行李越来越少了##超负荷用眼危害有多大#
警察官になりすまして高齢者から多額の現金をだまし取ったとして、大阪府警は6月下旬、詐欺容疑で中国籍の男2人を逮捕した。2人は詐欺グループの一員で、だまし取った金を回収して保管する「金庫役」。府警はこれまでにグループのメンバー10人超を逮捕したが、被害者と直接やりとりする実行役を担っていたのは、いずれも日本人だった。捕まるリスクの高い末端は日本人から〝調達〟し、上位者には中国人が就いて国外から詐欺を主導する-。こうした詐欺グループが複数暗躍している可能性が高いが、府警幹部は「中国の拠点から指揮しており、実態の解明が困難になっている」としている。
【イラストでみる】あなたは大丈夫?特殊詐欺被害にあわないために
■帰化人が「金庫役」
6月下旬、新大阪駅(大阪市淀川区)で、府警の捜査員数人に囲まれ、うつむきながら歩く男2人の姿があった。腰縄をかけられ、捜査員が東京から大阪へ身柄を移送する最中だった。
府警に詐欺容疑で逮捕されたのはいずれも中国籍の顔騰(イエンタン)(34)と沈琪(シェンチー)(44)の両被告=ともに詐欺罪で起訴。警察官をかたり「家にあるお金が偽札の可能性があり、調べるため預かる」などとだまし、2人の高齢者から現金計8200万円を詐取した疑いが持たれている。2人は特殊詐欺グループの一員で、「受け子」や「出し子」の上位にいる回収役から金を受け取る金庫役だった。
2人の下には、交流サイト(SNS)で集められた23~55歳の日本人計7人が実行役として活動。警察官や銀行員などになりすまし、被害者と直接会ったりATMから金を引き出したりする役割を請け負っていた。詐取した金のうち、2人には計7400万円が渡り、差額は実行役の報酬に使われたとみられる。
このグループをめぐっては、府警が6月に東京都江東区内の貴金属関連企業を家宅捜索。翌7月には2人が保管した現金を回収したとして、詐欺容疑でこの会社の役員を務める横山征龍(せいりゅう)容疑者(40)を逮捕した。会社を詐欺の隠れ蓑に、被害金の回収を行っていたと考えられる。横山容疑者は中国から日本に帰化しており、「ビジネス」として中国への送金も繰り返し行っていたという。
府警によるとこれまでに、両被告や横山容疑者と同一の詐欺グループのメンバーとみられる計10人超を逮捕。被害額は少なくとも1億円以上に上る。
■足取りつかみにくく
大阪府警では他にも、特殊詐欺を主導したとして中国人を摘発している。
警察官をかたって大津市の80代女性から現金100万円を窃取したとして6月、中国籍の男女2人を逮捕した事件では、女の自宅から帯が付いた札束計3千数百万円を発見。2人は「回収役」を担っており、まとまった金をグループの上層部へ送金する直前だったという。この事件でも、日本人が受け子や出し子として摘発された。
いずれの事件も、グループの上層部は中国にいるとみられるが、詳しい拠点などは判然としていない。グループ内で役割が細分化され、上下のつながりが見えにくいためだ。被害者への電話はIP電話を使用するなどして発信元を容易にたどれず、送金にも足取りのつかみにくい暗号資産が使われる場合が大半という。
■中国本土でも横行
府警によると、詐欺に関与していた中国人は従来、受け子や出し子といった末端の実行役まで担うケースが多かった。しかし、新型コロナウイルス禍で海外との往来が少なくなったためか、在日中国人が指示役などを担い、SNSで簡単に集まる日本人を実行役に従えるようになったという。
指示役の在日中国人が中国本土とのパイプ役も果たしていたとみられ、捜査関係者は「中国国内でも日本と同様の特殊詐欺が横行している。拠点を中国本土に置いたグループが、日本にも犯行の手を広げているのではないか」と指摘する。
警察庁によると、中国人犯罪グループは地縁や血縁を利用したり、職場の同僚を誘い込むなどして結成される場合が多いと分析している。府警幹部は「府警が摘発した中国籍の容疑者は氷山の一角。彼らは独自のコミュニティーを持っており、全国に同様のグループが複数暗躍しているとも考えられる」と推察。「詐欺グループの実態解明と撲滅に向けて、着実に捜査を進めたい」と述べた。
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