《贤愚因缘经 卷一》（北魏沙门慧觉译、新译圆照法师）

梵天请法六事品第一（4）

又复世尊。过去久远无量阿僧祇劫。此阎浮提有大国王。名曰梵天王。有太子。字昙摩钳。好乐正法。遣使推求。四方周遍。了不能得。尔时太子。求法不获。愁闷懊恼。
时天帝释。知其至诚。化作婆罗门。来诣宫门。言我知法。谁欲闻者。吾当为说。太子闻之。即出奉迎。接足为礼。将至大殿。敷好床座。请令就坐。合掌白言。唯愿大师。垂愍为说。婆罗门言。学事甚难。追师积久。尔乃得之。云何直尔。便欲得闻。理不可也。太子复言。大师所须。愿见告敕。身及妻子。一皆不惜。
婆罗门言。汝今若能作大火坑。令深十丈。满中炽火。自投于中以供养者。吾乃与法。
尔时太子。即如其言作大火坑。王及夫人。群臣婇女。闻是语已。不能自宁。咸悉都集。诣太子宫。谏喻太子。晓婆罗门。唯愿慈愍。以我等故。勿令太子投于火坑。若其所须。国城妻子。及与我身。当为给使。
婆罗门言。吾不相逼随太子意。能如是者我为说法。不者不说。观其志固。各自默然。
尔时大王。即遣使者。乘八万里象。宣告一切阎浮提内。昙摩钳太子。为于法故。却后七日。身投火坑。其欲见者。宜早来会。
时诸小王。四远士民。强弱相扶。悉皆云集。诣太子所。长跪合掌。异口同音。白太子言。我等诸臣。仰凭太子。犹如父母。今若投火。天下丧父。永无所怙。愿愍我曹。莫为一人孤弃一切。
尔时太子。语众人言。我于久远生死之中丧身无数。人中为贪更相斩害。天上寿尽失欲忧苦。地狱之中。火烧汤煮。斧锯刀戟。灰河剑树。一日之中。丧身难计。痛彻心髓。不可具陈。饿鬼之中。百毒钻躯。畜生中苦。身供众口。负重食草。苦亦难数。空荷众苦。唐失身命。未曾善心为于法也。吾今以此臭秽之身。供养法故。汝等云何复欲却我无上道心。我舍此身。为求佛道。后成佛时。当施汝等五分法身。
众人默然。是时太子。立火坑上。白婆罗门。唯愿大师。为我说法。我命傥终。不及闻法。时婆罗门。即便为说此偈。
常行于慈心 除去恚害想
大悲愍众生 矜伤为雨泪
修行大喜心 同己所得法
救护以道意 乃应菩萨行
说是偈已。便欲投火。尔时帝释并梵天王。各捉一手。而复难之。阎浮提内一切生类。赖太子恩。莫不得所。今投火坑。天下丧父。何为自没。孤弃一切。
尔时太子。报谢天王及诸臣民。何为遮我无上道心。天及人众。即各默然。辄自并身。投于火坑。天地大动。虚空诸天。同时号哭。泪如盛雨。即时火坑变成花池。太子于中坐莲花台。诸天雨华乃至于膝。
尔时梵天大王今父王净饭是。尔时母者今摩耶是。尔时太子昙摩钳者今世尊是。世尊。尔时如是求法。为教众生。今已成满。宜当润彼枯槁之类。云何便欲舍至涅槃不肯说法。
【释】五分法身：一戒，二定，三慧，四解脱，五解脱知见，佛之无漏五蕴也。

【白话文】再者世尊，久远无量阿僧祇劫以前，此阎浮提有一位大国王，名为梵天王。他有一个太子叫昙摩钳，喜爱正法，派人四方寻求，却毫无所得。太子求法不得，十分苦闷。
帝释天知道了他的一片至诚之心，就变成一个婆罗门来到宫门前说：‘我知道正法，谁如果想听，我可以给他讲！’太子听到后，立即出来迎接，接足作礼，将他引到大殿中，铺好座位请其就座。然后合掌说道：‘恳请大师慈悲为我说法。’
婆罗门说：‘学法是艰难的事，必须长期跟随师父，然后才能得到。为什么你这么轻易就想听闻呢？这于理恐怕说不通吧。’太子答道：‘大师需要什么，尽管吩咐，我的身体和妻子、孩子都不足为惜。’
婆罗门说：‘你现在若能造一个大火坑，深十丈，里面充满烈火，自己跳入其中以作供养的话，我才能赐给你法要。’当时太子立即照他的话，造了一个大火坑。国王与夫人、群臣、宫女听了这话，心里极不平静，全都聚集到太子宫中，劝说开导太子，并请求婆罗门：‘请以慈悲为怀，为了我们不要让太子投入火坑。无论您需要什么，国家、城市、妻子、孩子以至我们的身体，都可以供养、侍奉您。’
婆罗门说：‘我不强求，完全随太子决定。能那么做，我就说法，否则不说。’大家看他们决心如此坚定，只得默然不语。于是国王派遣使臣乘八千里象，向阎浮提内一切民众宣布：‘昙摩钳太子为了求法，七天之后将投身火坑，想要观看的人应早来集会。’
这时小国王们和四面八方的民众，扶老携幼，纷纷聚集到太子的住所，长跪着合掌，异口同声对太子说：‘我们臣民就像依靠父母一样仰赖太子，现今如果您投入火坑，天下人都将如丧慈父永无依靠了。希望能怜悯我们，不要因为一个人而抛弃一切众生。’
太子对众人说：‘我在漫长的生死轮回中曾无数次丧失身命：生在人中，因为贪欲而相互杀害；天上寿尽时，感受失去欲乐的忧苦；在地狱中，感受火烧、汤煮以及斧、锯、刀、戟、灰河、剑树等损害之苦，一日之内所丧身体不计其数，痛彻心髓，不可具说；在饿鬼中，百毒钻身；为畜生时，身肉供众人食用，负重吃草，受苦无量。白白感受众多痛苦，唐捐身命，就是不曾为法而发过善心。我现在以此臭秽的身体供养正法，你们为什么想阻止我的无上道心呢？我舍弃这个身体是为求佛道，成佛以后，定会赐予你们五分法身。’
众人听罢默然不语。这时太子站在火坑边上，对婆罗门说：‘恳请大师先给我说法，倘若我先死去，就来不及听法了。’于是婆罗门便为他宣说此偈：
常行于慈心　除去恚害想
大悲愍众生　矜伤为雨泪
修行大喜心　同己所得法
救护以道意　乃应菩萨行
婆罗门说完此偈，太子便准备跳入火坑。这时帝释天和梵天王各抓住太子一只手，责劝道：‘阎浮提内一切众生都仰赖太子的恩德，才无不各得其所。现在你如果跳入火坑，天下众生如丧慈父。为什么一定要自我牺牲而抛弃一切有情呢？’
太子谢绝天王及臣民道：‘你们为何要阻止我的无上道心！’诸天和众人只得默然无语。于是太子就举身跳入火坑。此刻天界和大地震动，虚空中天人们同时哀嚎痛哭，泪如雨下。火坑立即变成了花池，太子于其中坐在莲花台上。诸天人如雨般洒下鲜花，直至膝深。
当时的大王就是现在的净饭父王，当时的母后就是现在的摩耶夫人，当时的太子昙摩钳就是现在的世尊您。世尊！您当时为了教化众生那样勤苦求法，现已功德圆满，更应当以妙法甘露滋润彼等枯槁众生，为什么却要舍弃他们而入涅槃，不肯说法呢？

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【诗词天地】第039期[作揖][鲜花]

【1】【七律·竹】步乐樵山人韵
诗 /@四平散人

风云几度历韶华，咬定青山足叹嗟。
滴沥雨声情久远，扶疏月影趣弥赊。
灵根破土犹多笋，剑叶穿天不着花。
江上钓竿垂逸士，空留高节向谁夸？

【2】【七律·咏竹】依韵接龙四平散人
诗 /@乐樵山人

空留高节向谁夸？隐处青山度岁华。
破土伸腰仍笑语，经霜历雪未咨嗟。
叶成个字堪描画，根似虬龙任曲斜。
千古孤标真志士，松梅为友道人家。

【3】【七律·遣怀】接龙四平散人
诗 /@柳堂666

空留高节向谁夸，老去不求青眼加。
三径就荒犹有菊，二毛新雪亦由他。
聊将迟暮供诗赋，且尽馀杯恋物华。
瘦马西风云路远，夕阳无限莫吁嗟。

【4】【七律·咏竹】接龙四平散人
诗 /@三七玉人

空留高节向谁夸，自有虚心不用嗟。
朝雨纹身描绿梦，夕阳剪影着红纱。
迷情已染娥皇泪，贪味曾闻陆羽茶。
莫道来仪皆雅士，知音到此便为家。

【5】【七律·云山清韵】接龙乐樵山人
诗 /@精隆0009

松梅为友道人家，浅叩篱门讨热茶。
细腻朱栏镶菊径，镂空玉碗植兰花。
分明两两堂中客，自在三三石上鸦。
最喜云山清水韵，无喧有月少浮夸。

【6】【七律·烹茶】接龙精隆诗友
诗 /@乐樵山人

无喧有月少浮夸，一任红尘乱似麻。
未羡英雄闲煮酒，还参佛祖笑拈花。
才疏懒与争长短，识浅焉能辨正邪。
世网抛开方自在，何人共我夜烹茶？

【7】【七律·追梦】接龙乐樵山人
诗 /@-清蒸李子-

何人共我夜烹茶，当惜残年半漏沙。
穹宇星稀人北望，腊梅香淡月西斜。
乘风逐梦犹孤赏，建业扬名莫自夸。
酒醉樽前听笛曲，悠闲岂止钓鱼虾。

【8】【七律·回首红尘】接龙清蒸李子诗友
诗 /@乐樵山人

悠闲岂止钓鱼虾，愧我当年一念差。
利禄犹如天上月，功名已识镜中花。
还愁世路情难了，但得红尘志未斜。
回首浮生休懊悔，荣枯一任减还加。

【9】【七律·风来竹语】接龙乐樵山人
诗 /@精隆0009

何人共我夜烹茶？一亩莲围半个家。
但得闻禅生雨露，焉须问曲弄琵琶。
台前水镜难知性，色里菩提不是花。
早已苍园无静处，风来竹语响沙沙。

【10】【七律·难得糊涂】接龙精隆诗友
诗 /@乐樵山人

风来竹语响沙沙，长忆先生卧府衙。
愧我学诗诗未好，思君画竹竹无差。
一身傲骨心常坦，两袖清风酒未赊。
难得糊涂谁解悟？千金一字不须夸。

【作者注】①先生卧府衙：清代郑板桥《潍县署中画竹呈年伯包大中丞括》诗云：

衙斋卧听萧萧竹，疑是民间疾苦声。
些小吾曹州县吏，一枝一叶总关情。

②难得糊涂：郑板桥先生《难得糊涂》书法条幅，有文注曰：“聪明难，糊涂难，由聪明而转入糊涂更难。放一著，退一步，当下心安，非图后来福报也。”

【11】【七律·红尘净土】接龙乐樵山人
诗 /@精隆0009

千金一字不须夸，弟懂山人佛性佳。
白象骑来黄翡翠，斜阳照出紫袈裟。
非为素念坛前果，实乃禅心树上花。
你我初衷从未改，红尘净土别无差。

【12】【七律·随缘】接龙精隆诗友
诗/@乐樵山人

红尘净土别无差，觉后随缘度岁华。
止念平心参佛谒，登山涉水拜袈裟。
功名利禄何堪羡，诗酒田园岂用赊。
算起百般浑若梦，荣枯恰似镜中花。

【13】【七律·烹茶夜游吟】接龙乐樵山人
诗 /@東岳詩劍客

何人共我夜烹茶，静看碧穹圆月斜。
踏雪寻梅穿曲径，凝眸舞雁落平沙。
松逢墨客容先醉，竹向骚人心已遐。
酌酒品文吟故国，云屏似锦缀千家。

【14】【七律·心净】接龙乐樵山人
诗 /@123321沉着淡定

何人共我夜烹茶，挥笔题词意自遐。
素雪寒梅铮傲骨，青灯冷月绽芳华。
倾心万物皆能赞，放眼千繁岂用夸？
净有禅莲尘不染，无烦无恼自无邪。

【15】【七律·梅】接龙乐樵山人
诗 /@123321沉着淡定

何人共我夜烹茶，淡品禅心境里花。
等若寒梅铮傲骨，非同白雪塑芳华。
冰心不向尘烟俗，冷蕊偏留雅韵夸。
未羡三千金玉缕，犹怜一袭素袈裟。

【16】【七律·心梦】接龙四平散人
诗 /@-清蒸李子-

空留高节向谁夸，可比青松可比花。
赤足迎风奔世路，轻身沐雨洗尘沙。
晨看东海流云散，暮赏西山落日斜。
岂是晴川非锦绣，只因心梦远无涯。

【17】【七律·遣怀】接龙柳堂
诗 /@玉米w1205

夕阳无限莫吁嗟，黛瓦灰墙共晚霞。
一事无成休怨命，残年有幸此为家。
探囊涩涩寻铜板，下地欣欣看木麻。
浊酒薄书舒寂寞，清风明月伴生涯。

【18】【七律·草根家】接龙乐樵山人
诗 /@小舍有大葱

荣枯恰似镜中花，枕水清辉井底蛙。
提酒红尘圆旧梦，捧茶绿野满新芽。
寻寻觅觅千条路，浅浅深深半岭霞。
夕照黄昏秋色赋，天真永葆草根家。

【19】【七律·咏竹】接龙乐樵山人
诗 /@用户松华仕杰（老酒）

松梅为友道人家，浩渺潇湘楚水斜。
一竹百寻收血泪，二妃千里演悲笳。
虚心自古多言善，高节从来少妄夸。
万物终归遵定数，平生何必慕浮华。

【20】【七律·访贤】接龙乐樵山人
诗 /@柳堂666

松梅为友道人家，倚卧修林啸紫霞。
高士何妨千日醉，圣朝难许一清嘉。
广陵散后知音绝，凡鸟题归夕照斜。
拜访时逢冬至节，霜飞竹海语沙沙。

【21】【七律·卜来世】接龙玉米
诗 /@柳堂666

清风明月伴生涯，朝饮芳甘夕饮霞。
鼎鼎高明儒道释，芸芸众类酒烟茶。
未能超脱功和利，亦共沉浮国与家。
今世休论来世卜，皈依我佛著袈裟。

【22】【七律·冬日情怀】依韵接龙柳堂
诗 /@抿嘴看风

来生我也着袈裟，远避尘间佞与邪。
采菊东篱观雁鹜，扬帆曲水逐烟霞。
清霜洗月千杯酒，玉雪凝梅一盏茶。
梦在南柯还化蝶，春秋不问有无涯。

【编者注】以上作品，均为《平水韵·下平六麻》。

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【今日接龙】[作揖][鲜花]

【排律】冬至
诗 /@紫菩提700

留吟未信一阳生，不见葭灰动玉蘅。
至日寒冲荒白草，其时涩冷绝黄英。
灯昏石巷门轻闭，曲腻茶楼客慢行。
冻蕊空存千瓣泪，冰轮错失半江情。
云愁偶对苍山寂，雾厚常思竹月明。
小雀田肥书鹤字，孤亭柳瘦响瑶筝。
微微兽炭蒙禅趣，暖暖貂裘待士卿。
重墨粗文寻短句，柔心亮烛剪深更。
虽无雁过何须怪，总有花飞不必惊。
入画丹青多凤爪，凭栏寂寞少梅声。
由从岁尾听春韵，此向年关减日庚。
金羽扑窗成幻蝶，银团挂树作娇莺。
浑铺黑土停松水，醉下长安染帝京。
画叠三三红数尽，寒消九九梦纷呈。
人祥觉智添新绪，景瑞笙歌赴旧盟。
反复天机谁造化，轮回季节月摇清。
门泥贺客能拴马，草芥胡刀可塑兵。
楚塞严凝薰布晚，吴江慢忆紫微迎。
晓寒南域刚彰示，酷冷关东便出征。
上合鸾鸣喧色界，冰魂借雪点龙睛。

《平水韵·下平八庚》

【截稿时间】今日12：30——明日（12月22日）12：30截稿。感兴趣者，欢迎参加。参与作品只要达标，将收录于专辑中。特此说明！[作揖][鲜花]

#井浦新##最愛# 新采访【井浦新：「最愛」加瀬“真犯人”説に「そう簡単にフラグ立たせてたまるか」　「蛇にピアス」から13年、吉高由里子に尊敬の念も】

連続ドラマ「最愛」（TBS系、金曜午後10時）に出演する俳優の井浦新さん。あらゆる手段を使って真田梨央（吉高由里子さん）をフォローし、守っている弁護士・加瀬賢一郎を演じており、SNSでは「加瀬キュン」「加瀬さんかっこよすぎる」などと話題を集めている。一方で、12月3日放送の第8話のラストでは、渡辺昭（酒向芳さん）の遺体と一緒に池から発見された“赤いペン”にまつわるエピソードが描かれ、加瀬が意味深に映し出されたことから“真犯人”説も浮上している。「そう簡単に犯人フラグ立たせてたまるかと思っています」と話す井浦さんに、“加瀬キュン”にまつわるエピソードや、「尊敬への念が突然膨れ上がった」という吉高さんへの思いを聞いた。

　◇加瀬は「すごくシンプルなマインドの人物」
　「最愛」は、殺人事件の重要参考人となった実業家の真田梨央、その初恋の相手で事件の真相を追う刑事・宮崎大輝（松下洸平さん）、弁護士・加瀬賢一郎を中心にしたラブサスペンス。井浦さん演じる加瀬は、「真田ウェルネス」の法務部に所属する弁護士で、早くに両親を亡くしながらも、東大法学部を首席で卒業した努力の人。頭の回転が速く論理的だが、どこか不器用なところもある……という役どころ。

　加瀬を演じるにあたり、「常に梨央に優しく寄り添う。そこがぶれないように徹底してきた」という井浦さん。橘しおり（田中みな実さん）の取材を受けるな、と伝えていても会ってしまう“おてんば”な梨央社長。梨央が引き起こしてしまうさまざまなスキャンダルに、「大変だな」と思うことはあるものの、第1話から積み重ねてきた加瀬の人間性が、だんだんと明確になってきたことを感じていると話す。

　第6話（11月19日放送）では、加瀬の尽力により、優（高橋文哉さん）は昭の死には関与していないことが証明され、梨央、優、加瀬の3人でハグをする場面が登場。また、第8話では、梨央への思いを「家族だと思っている」と話す加瀬の姿が描かれた。

　井浦さんは、「（加瀬は）大切なものにかける情熱は、数多く持っているわけではなくて、ただひたすら真田ファミリーを支え続けている。支えることで、梨央の夢や、見ようとしている景色を一緒に見たいという思いだけというか……。すごくシンプルなマインドの人物なんだなと、演じてきて確信してきたという感じです」と話す。

　◇“本人発信”の「加瀬キュン」　「バチフレ」って？
　第6話では、加瀬が梨央とカフェに訪れるシーンも登場。クリームなどがたっぷりとのったパフェを頬張る加瀬に、梨央は「なんでこんな可愛いお店知ってるの？」と質問すると、「言わなきゃダメそれ？」と照れくさそうにする加瀬が描かれた。

　SNSでは「加瀬キュン」と盛り上がりを見せたが、この“加瀬キュン”について、「加瀬キュン、大（大輝）キュンは僕が勝手に作ったやつで（笑い）」と裏側を明かした井浦さん。「僕は普段、（キュンなどは）興味なくて。でも新井Pが『このドラマはジリキュンだよね』って言っていて面白いなと思って。僕がSNSでいじり始めて……」と振り返る。

　自身のツイッターでは、「新井順子プロデューサーへ　ジリキュンがいまいち浸透しないので新しいワードお願いします」と投稿するなど、“いじって”いた井浦さん。「だんだん面白くなって、全部にキュンをつけておこうと思って。本当に適当に、『加瀬キュン』、大輝にキュンで『大キュン』と勝手にやってたら、視聴者の方たちもありがたいことにひろってくださって」と明かす。

　最近は飽きてしまい、「加瀬キュン」は使っていないという井浦さんだが、「広がっていくってすごいなとも思いますし、楽しんでくださっていることは本当にありがたいな」と笑顔を見せる。

　ほかにも、「大輝と加瀬はバチフレです」とつぶやいたこともある井浦さん。バチフレとは「バチバチフレッシュ」の略。加瀬と大輝は、何度も“バチバチ”としたやりとりが登場したが、「バチバチの芝居をしていくのも、やっていくと予定調和になっていったり、慣れてしまったりもするので、そうはならないぞ！　と、僕の中では目標みたいなものだった」と明かす。

　井浦さんによると、松下さんは「体の中に流れているリズムが個性的」という。「こんなところで止めてきて、最後の言葉はこんなふうに吐き出してくるんだって。それを受ける加瀬がまたリズムが狂わされて、加瀬のリズムにもってくるためにも、自分の中でもエンジンがどんどん回転する」と明かしながら、「自分が予測したものじゃないものが毎回くるので、ホント楽しいなと思います」と話す。「大輝と加瀬のお芝居の間合い、空気感がいまだにフレッシュでいられているのは、洸平くんのおかげだと感謝しています」と続ける。

　◇「蛇にピアス」から13年　吉高由里子に「ありがたい」
　映画「蛇にピアス」（2008年公開、蜷川幸雄監督）でも共演した吉高さんについての思いを聞いてみると、「これは人様には言いたくないんですけど……」としつつも、語り始めた井浦さん。

　撮影現場では、新井さんらスタッフから「天才」と言われているという吉高さんだが、「僕はそんな天才と思っていなくて。そんな簡単に天才というひと言でくくれるタイプじゃない」と話す。

　「不器用だと思っていますし、不器用だからこそ努力を惜しまない。彼女は力で芝居しないので、そこに流れている空気感や、彼女自身の体に流れているリズムを最大限に自然にいかすことにたけた人なんだなと思う」と表現。吉高さんの芝居が自然に見えることについては、「どんなときでも肩の力を抜いて、役と本人を同化させることができるタイプの女優さんだからだと思う。それって誰でもできることでない」と話す。

　「（『蛇にピアス」撮影当時は）彼女は19歳、僕も34歳とかで、今でもそうですけど、お互いにとてもとても未熟な時期に会っていますから。そんな未熟者同士だった二人が、また十数年たって、『まだまだ未熟者だね』と感じ取れてしまうのが気恥ずかしい」とも続ける。

　梨央と加瀬の関係性を“芝居場”だけで作るのは「正直簡単」という井浦さんだが、「お互いの関係性や、気恥ずかしさを織り交ぜながら、梨央と加瀬を作れるのはなかなかできないことでもある」と話す。「吉高さんにありがたいな、って思ったことなんかなかったのに、今回、自分の中でもびっくりするぐらい、彼女に対して尊敬の念というものが、突然大きく膨れ上がりました」と明かしていた。

　最後に、視聴者に向けて、「8話までに積み重ねてきたそれぞれの最愛の大きさが、9話、10話とそれがぶつかりあったり、混ざりあったり、どんどん開いていったり、閉じていく人もいるかも……」と予告しつつ、「2話にかけて、人間ドラマがさらに加速していくと思うので、犯人捜し以上に、登場人物たちの最愛の物語を楽しんでいただけるのではないのか」と呼びかけていた。