松浦鉄道西九州線の鉄道風景(その1:伊万里~有田)
写真1枚目:松浦鉄道西九州線 山谷駅
(佐賀県西松浦郡有田町下山谷)
日本の棚田百選の一つ「岳の棚田」の最寄駅であることから「棚田百選「岳の棚田」の駅」の愛称が松浦鉄道によって付けられている。単式1面1線ホームの地上駅である。無人駅で駅舎はないが、待合室がある。
写真2枚目:松浦鉄道西九州線 西有田駅
(佐賀県西松浦郡有田町立部)
単式1面1線ホームの地上駅である。煉瓦をあしらったコンクリート製の駅舎があり、アジア文化交流プラザと合築されている。駅周辺は旧西有田町の中心地である。住宅が多い。
写真3枚目:松浦鉄道西九州線 黒川(佐賀県)駅
(佐賀県西松浦郡有田町黒川)
単式1面1線ホームの地上駅である。無人駅で駅舎はないが、待合室がある。
写真4~9枚目:松浦鉄道西九州線、JR佐世保線 有田駅
(佐賀県西松浦郡有田町本町丙)
有田町の代表駅で全列車が停車する。JR九州の佐世保線と、松浦鉄道の西九州線の2路線が乗り入れており、西九州線は当駅が起点である。かつては西九州線も松浦線の名称で国鉄・JR九州が経営していたため旅客駅は国鉄・JR九州の単独使用であったが、1988年に松浦線が松浦鉄道に移管され当駅はJR九州と松浦鉄道の共同使用駅となった。佐世保線の駅としては佐賀県最西端で、当駅と隣の三河内駅の間にある西有田信号場から少し三河内駅寄りに行ったところに佐賀・長崎の県境がある。
佐世保線と西九州線の直通運転は両線の終点である佐世保駅を跨ぐ形で行われており、当駅を跨ぐ直通運転は松浦鉄道の開業以来定期列車では行われたことがない。なお国鉄時代には1966年から1967年まで、博多駅 - 佐世保駅間を筑肥線・当駅経由で運行する急行「からつ」の設定があり、当駅でスイッチバックをしていた。
なお当駅を発着する西九州線の列車は全て伊万里駅で折り返すため、東山代駅以遠に向かうには伊万里駅で乗り換える必要がある。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。1・2番線をJRが、3番線を松浦鉄道が使用している。以前は1番線と2番線の間に中線があって、後述の貨物列車の発着線としてや、有田陶器市の際に運転される臨時列車が留置される事もあったが、2018年頃に撤去された。 互いのホームは跨線橋で連絡している。2011年3月より1番線、2・3番線ホームそれぞれでエレベーターの供用が開始された。エスカレーターと自動改札機の設置はない。また、2・3番線ホームには有田の三右衛門(柿右衛門、今右衛門、源右衛門)による3枚の有田焼の陶板が飾られている。2014年3月15日のダイヤ改正より「ななつ星in九州」(1泊2日コース)が当駅に運転停車するようになったため、「ななつ星in九州」の停車時間(毎週土曜の19時32分から30分間)に合わせて三右衛門の陶板がライトアップされるほか、1番線ホームには「白磁のあかり」が設置された。なお、2015年3月14日のダイヤ改正からは当駅は「ななつ星in九州」の正式な停車駅となっており(毎週土曜の13時07分着・13時17分発)、乗客は当駅到着後、有田町内を散策するなどしてから専用バスで佐世保駅に向かうか、そのまま列車に乗り続けて車内でティータイムを過ごすかのどちらかを選択できる。
共用の改札口を挟んでJR九州と松浦鉄道の駅が別々に設けられている。JR駅はJR九州サービスサポートが業務を行う業務委託駅で、みどりの窓口・マルス・自動券売機が設置されている。2・3番線ホームにも自動券売機が設置され、JR券を販売している。松浦鉄道の駅は松浦鉄道の直営駅で、自動券売機を備えている。かつては駅構内に観光案内所、KIOSKが設けられていたが、観光案内所は2016年10月1日に駅近くにオープンした「KILN ARITA」内に移転、KIOSKは2017年3月31日限りで廃止された後、現在はKIOSKがあったスペースに「有田銘品館」が営業を開始して駅弁などを販売している。
駅の営業時間はJRが7:00 - 21:00、松浦鉄道が9:00 - 18:00である。JRの普通列車の大半と松浦鉄道の全列車はワンマン運転を行っているが、JRの列車は駅の営業時間内は駅での精算、営業時間外は車内精算となる。松浦鉄道の列車は終日車内精算で、乗車の際には整理券を取り、下車の際には運転士から精算証明書を受け取り改札口で駅員に渡す。また松浦鉄道では長崎スマートカードおよびnimoca(SUGOCA、Suicaなどの相互利用ICを含む)の利用が可能であるが駅構内には対応機器がないため、カードを駅員に見せた後で車内で精算することになる。なおJR・松浦鉄道とも、営業時間外でも券売機は使用可能である。
写真1枚目:松浦鉄道西九州線 山谷駅
(佐賀県西松浦郡有田町下山谷)
日本の棚田百選の一つ「岳の棚田」の最寄駅であることから「棚田百選「岳の棚田」の駅」の愛称が松浦鉄道によって付けられている。単式1面1線ホームの地上駅である。無人駅で駅舎はないが、待合室がある。
写真2枚目:松浦鉄道西九州線 西有田駅
(佐賀県西松浦郡有田町立部)
単式1面1線ホームの地上駅である。煉瓦をあしらったコンクリート製の駅舎があり、アジア文化交流プラザと合築されている。駅周辺は旧西有田町の中心地である。住宅が多い。
写真3枚目:松浦鉄道西九州線 黒川(佐賀県)駅
(佐賀県西松浦郡有田町黒川)
単式1面1線ホームの地上駅である。無人駅で駅舎はないが、待合室がある。
写真4~9枚目:松浦鉄道西九州線、JR佐世保線 有田駅
(佐賀県西松浦郡有田町本町丙)
有田町の代表駅で全列車が停車する。JR九州の佐世保線と、松浦鉄道の西九州線の2路線が乗り入れており、西九州線は当駅が起点である。かつては西九州線も松浦線の名称で国鉄・JR九州が経営していたため旅客駅は国鉄・JR九州の単独使用であったが、1988年に松浦線が松浦鉄道に移管され当駅はJR九州と松浦鉄道の共同使用駅となった。佐世保線の駅としては佐賀県最西端で、当駅と隣の三河内駅の間にある西有田信号場から少し三河内駅寄りに行ったところに佐賀・長崎の県境がある。
佐世保線と西九州線の直通運転は両線の終点である佐世保駅を跨ぐ形で行われており、当駅を跨ぐ直通運転は松浦鉄道の開業以来定期列車では行われたことがない。なお国鉄時代には1966年から1967年まで、博多駅 - 佐世保駅間を筑肥線・当駅経由で運行する急行「からつ」の設定があり、当駅でスイッチバックをしていた。
なお当駅を発着する西九州線の列車は全て伊万里駅で折り返すため、東山代駅以遠に向かうには伊万里駅で乗り換える必要がある。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。1・2番線をJRが、3番線を松浦鉄道が使用している。以前は1番線と2番線の間に中線があって、後述の貨物列車の発着線としてや、有田陶器市の際に運転される臨時列車が留置される事もあったが、2018年頃に撤去された。 互いのホームは跨線橋で連絡している。2011年3月より1番線、2・3番線ホームそれぞれでエレベーターの供用が開始された。エスカレーターと自動改札機の設置はない。また、2・3番線ホームには有田の三右衛門(柿右衛門、今右衛門、源右衛門)による3枚の有田焼の陶板が飾られている。2014年3月15日のダイヤ改正より「ななつ星in九州」(1泊2日コース)が当駅に運転停車するようになったため、「ななつ星in九州」の停車時間(毎週土曜の19時32分から30分間)に合わせて三右衛門の陶板がライトアップされるほか、1番線ホームには「白磁のあかり」が設置された。なお、2015年3月14日のダイヤ改正からは当駅は「ななつ星in九州」の正式な停車駅となっており(毎週土曜の13時07分着・13時17分発)、乗客は当駅到着後、有田町内を散策するなどしてから専用バスで佐世保駅に向かうか、そのまま列車に乗り続けて車内でティータイムを過ごすかのどちらかを選択できる。
共用の改札口を挟んでJR九州と松浦鉄道の駅が別々に設けられている。JR駅はJR九州サービスサポートが業務を行う業務委託駅で、みどりの窓口・マルス・自動券売機が設置されている。2・3番線ホームにも自動券売機が設置され、JR券を販売している。松浦鉄道の駅は松浦鉄道の直営駅で、自動券売機を備えている。かつては駅構内に観光案内所、KIOSKが設けられていたが、観光案内所は2016年10月1日に駅近くにオープンした「KILN ARITA」内に移転、KIOSKは2017年3月31日限りで廃止された後、現在はKIOSKがあったスペースに「有田銘品館」が営業を開始して駅弁などを販売している。
駅の営業時間はJRが7:00 - 21:00、松浦鉄道が9:00 - 18:00である。JRの普通列車の大半と松浦鉄道の全列車はワンマン運転を行っているが、JRの列車は駅の営業時間内は駅での精算、営業時間外は車内精算となる。松浦鉄道の列車は終日車内精算で、乗車の際には整理券を取り、下車の際には運転士から精算証明書を受け取り改札口で駅員に渡す。また松浦鉄道では長崎スマートカードおよびnimoca(SUGOCA、Suicaなどの相互利用ICを含む)の利用が可能であるが駅構内には対応機器がないため、カードを駅員に見せた後で車内で精算することになる。なおJR・松浦鉄道とも、営業時間外でも券売機は使用可能である。
緊急事態宣言の7都府県「仕事は原則自宅で」。安倍首相が会見
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、安倍首相は政府の対策本部で7都府県を対象に、法律に基づく「緊急事態宣言」を4月7日に発令した。5月6日までの1カ月間の範囲で、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡が対象となる。
同日午後7時から官邸で行われた記者会見の冒頭で安倍首相は、7都府県の人々に「生活の維持に必要な場合を除き、みだりに外出しないよう要請すべきと考えます」とした上で、「社会機能を維持するために必要な職種を除きオフィスでの仕事は原則自宅で行うように」と訴えた。
安倍首相の冒頭発言の抜粋
「医療現場はまさに危機的な状況です。現状ではまだ全国的かつ急速な蔓延には至っていないとしても、医療提供体制が逼迫している地域が生じていることを踏まえれば、もはや時間の猶予はないとの結論に至りました。この状況は国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがあると判断いたしました。
本日はこの記者会見に尾見(茂)先生にも同席いただいておりますが、先ほど諮問委員会のご賛同も得ましたので、特別措置法第32条に基づき緊急事態宣言を発出することといたします。対象となる範囲は関東の一都三県、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県、関西の大阪府と兵庫県、そして九州の福岡県であります。
最も感染者が多い東京都では政府として、今月中を目途に五輪関係施設を改修し800名規模で軽症者を受け入れる施設を整備する予定です。今回の緊急事態宣言に伴い必要があればここに自衛隊などの医療スタッフを動員し、特別措置法48条に基づく臨時の医療施設として活用することも可能であると考えています。
医療への負荷を抑えるために最も重要なことは、感染者の数を拡大させないことです。そしてそのためには何よりも国民の皆様の行動変容つまり行動を変えることが大切です。特別措置法上の権限はあくまで都道府県の知事が行使するものでありますが、政府として関東の一都三県、大阪府と兵庫県、そして福岡県の皆様には特別措置法45条第1項に基づき、生活の維持に必要な場合を除き、みだりに外出しないよう要請すべきと考えます。
事態は切迫しています。東京都では感染者の累計が1000人を超えました。足元では5日(間)で2倍になるペースで感染者が増加を続けており、このペースで感染拡大が続けば、2週間後には1万人、1カ月後には8万人を超えることとなります。しかし専門家の試算では、私たち全員が努力を重ね、人と人との接触機会を最低7割、極力8割削減することができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせることができます。
そうすれば、爆発的な感染者の増加を回避できるだけでなく、クラスター対策による封じ込めの可能性も出てくると考えます。その効果を見極める期間も含めゴールデンウィークが終わる5月6日までの1カ月に限定して7割から8割削減をめざし、外出自粛をお願いいたします。
繰り返しになりますが、この緊急事態を1カ月で脱出するためには人と人との接触を7割から8割削減することが前提です。これは並み大抵のことではありません。これまでもテレワークの実施などをお願いして参りましたが、社会機能を維持するために必要な職種を除きオフィスでの仕事は原則自宅で行うようにしていただきたいと思います。
どうしても出勤が必要な場合もローテーションを組むなどによって、出勤者の数を最低7割は減らす。時差出勤を行う。人の距離を十分にとるといった取り組みを実施して行けるよう全ての事業者の皆様にお願いします」
写真:4月7日、記者会見する安倍首相
最終更新:4/7(火) 21:46ハフポスト日本版
注:
ぼうとう[0]【冒頭】
( 名 ) スル
① 文章・談話のはじめ。また、一般に物事のはじめ。 「 -に述べる」 「会議は-から険悪な雰囲気に包まれた」
② 前置き。また、前置すること。 「信じ難い話ですがと-して話しはじめた」 「二十四で奥さんが御有りなさるのは当り前ぞなもしと-を置いて/坊っちゃん 漱石」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
みだり[1]【乱り・妄▽り・濫▽り・猥▼り】
( 形動 ) [文] ナリ
〔動詞「乱る」の連用形から〕
①(規制などを受けずに)勝手気ままなさま。ほしいまま。多く「みだりに」の形で用いられる。
②考えの浅いさま。思慮のないさま。無分別。多く「みだりに」の形で用いられる。
③ 「みだら」に同じ。 「姫は我向ひに坐りて、我-なる物語に耳かたむけ/浴泉記 喜美子」
④秩序のないさま。筋道の立たないさま。 「国の成敗-なるに依て、国人挙て是を背きけるにや/太平記 38」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
ばっすい[0]【抜粋・抜萃▼】
( 名 ) スル
① 書物などから必要な部分だけを抜き出すこと。また、抜き出したもの。 「一節を-する」
② 多くの中で、とび抜けてすぐれていること。 「生れて異相有り、-にして聡敏なり/盛衰記 39」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
ひっぱく[0]【逼▼迫】
( 名 ) スル
① 行き詰まって、ゆとりのない状態になること。 「生活が-する」 「事態が-する」
② 苦痛が身に迫ること。 「直義朝臣俄に邪気に侵され、身心悩乱して、五体-しければ/太平記 23」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、安倍首相は政府の対策本部で7都府県を対象に、法律に基づく「緊急事態宣言」を4月7日に発令した。5月6日までの1カ月間の範囲で、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡が対象となる。
同日午後7時から官邸で行われた記者会見の冒頭で安倍首相は、7都府県の人々に「生活の維持に必要な場合を除き、みだりに外出しないよう要請すべきと考えます」とした上で、「社会機能を維持するために必要な職種を除きオフィスでの仕事は原則自宅で行うように」と訴えた。
安倍首相の冒頭発言の抜粋
「医療現場はまさに危機的な状況です。現状ではまだ全国的かつ急速な蔓延には至っていないとしても、医療提供体制が逼迫している地域が生じていることを踏まえれば、もはや時間の猶予はないとの結論に至りました。この状況は国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがあると判断いたしました。
本日はこの記者会見に尾見(茂)先生にも同席いただいておりますが、先ほど諮問委員会のご賛同も得ましたので、特別措置法第32条に基づき緊急事態宣言を発出することといたします。対象となる範囲は関東の一都三県、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県、関西の大阪府と兵庫県、そして九州の福岡県であります。
最も感染者が多い東京都では政府として、今月中を目途に五輪関係施設を改修し800名規模で軽症者を受け入れる施設を整備する予定です。今回の緊急事態宣言に伴い必要があればここに自衛隊などの医療スタッフを動員し、特別措置法48条に基づく臨時の医療施設として活用することも可能であると考えています。
医療への負荷を抑えるために最も重要なことは、感染者の数を拡大させないことです。そしてそのためには何よりも国民の皆様の行動変容つまり行動を変えることが大切です。特別措置法上の権限はあくまで都道府県の知事が行使するものでありますが、政府として関東の一都三県、大阪府と兵庫県、そして福岡県の皆様には特別措置法45条第1項に基づき、生活の維持に必要な場合を除き、みだりに外出しないよう要請すべきと考えます。
事態は切迫しています。東京都では感染者の累計が1000人を超えました。足元では5日(間)で2倍になるペースで感染者が増加を続けており、このペースで感染拡大が続けば、2週間後には1万人、1カ月後には8万人を超えることとなります。しかし専門家の試算では、私たち全員が努力を重ね、人と人との接触機会を最低7割、極力8割削減することができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせることができます。
そうすれば、爆発的な感染者の増加を回避できるだけでなく、クラスター対策による封じ込めの可能性も出てくると考えます。その効果を見極める期間も含めゴールデンウィークが終わる5月6日までの1カ月に限定して7割から8割削減をめざし、外出自粛をお願いいたします。
繰り返しになりますが、この緊急事態を1カ月で脱出するためには人と人との接触を7割から8割削減することが前提です。これは並み大抵のことではありません。これまでもテレワークの実施などをお願いして参りましたが、社会機能を維持するために必要な職種を除きオフィスでの仕事は原則自宅で行うようにしていただきたいと思います。
どうしても出勤が必要な場合もローテーションを組むなどによって、出勤者の数を最低7割は減らす。時差出勤を行う。人の距離を十分にとるといった取り組みを実施して行けるよう全ての事業者の皆様にお願いします」
写真:4月7日、記者会見する安倍首相
最終更新:4/7(火) 21:46ハフポスト日本版
注:
ぼうとう[0]【冒頭】
( 名 ) スル
① 文章・談話のはじめ。また、一般に物事のはじめ。 「 -に述べる」 「会議は-から険悪な雰囲気に包まれた」
② 前置き。また、前置すること。 「信じ難い話ですがと-して話しはじめた」 「二十四で奥さんが御有りなさるのは当り前ぞなもしと-を置いて/坊っちゃん 漱石」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
みだり[1]【乱り・妄▽り・濫▽り・猥▼り】
( 形動 ) [文] ナリ
〔動詞「乱る」の連用形から〕
①(規制などを受けずに)勝手気ままなさま。ほしいまま。多く「みだりに」の形で用いられる。
②考えの浅いさま。思慮のないさま。無分別。多く「みだりに」の形で用いられる。
③ 「みだら」に同じ。 「姫は我向ひに坐りて、我-なる物語に耳かたむけ/浴泉記 喜美子」
④秩序のないさま。筋道の立たないさま。 「国の成敗-なるに依て、国人挙て是を背きけるにや/太平記 38」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
ばっすい[0]【抜粋・抜萃▼】
( 名 ) スル
① 書物などから必要な部分だけを抜き出すこと。また、抜き出したもの。 「一節を-する」
② 多くの中で、とび抜けてすぐれていること。 「生れて異相有り、-にして聡敏なり/盛衰記 39」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
ひっぱく[0]【逼▼迫】
( 名 ) スル
① 行き詰まって、ゆとりのない状態になること。 「生活が-する」 「事態が-する」
② 苦痛が身に迫ること。 「直義朝臣俄に邪気に侵され、身心悩乱して、五体-しければ/太平記 23」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
【新型コロナ】ジムの日常一変 書き入れ時に大打撃 薄氷経営、尽きぬ不安…「政府は補償を」
終息の見えない新型コロナウイルス感染拡大が、スポーツ界にも深刻なダメージをもたらしている。個人経営者らは身を切るような日々を強いられており、KG大和ボクシングジム(神奈川県大和市)の片渕剛太会長(46)もその一人だ。「人生に一度あるかないかの厳しい状況」と薄氷を踏む思いでジム経営を続けている。
スポーツ界を活動休止状態に陥れた災いは、ジムの日常も一変させた。
一般向けのフィットネスも手掛ける同ジムでは例年、新年度の4、5月に20~30人が新規加入するという。その“書き入れ時”を直撃し、逆に30人ほど減って現在の会員数は約230人。1日に60~70人が汗を流すジム内はおよそ半分になってしまい、片渕会長は「春は増える時期なんですけどね」と頭を抱える。
感染予防で「密集」「密閉」「密接」を避けるよう指示した政府の要請は、ボクシングジムにとっても無縁ではない。
ジムの入り口では手の消毒、検温を義務づけ、レンタル・グローブの使用を禁止。営業中は窓を開放して換気し、空気殺菌剤も室内各所に設置した。トレーナーはマスクを着用し、選手との間隔を空けて指導するなど予防対策を徹底している。自治体が公表する感染状況情報のチェックにも余念がない。それでもなお、片渕会長に「やれることはやっているけれど、天に任せるしかない」と見えない不安は尽きない。
最も懸念するのは資金繰りという。仮に1カ月の休業を強いられれば、人件費や諸経費を合わせ約150万円の赤字が発生する。蓄えから穴埋めするしかないのだが、小規模で「足腰が弱いジムは2、3カ月も持たないかもしれない」と片渕会長は指摘する。
一度減ってしまった会員を取り戻すのは至難の業だ。急場しのぎで運転資金を借り入れても、損失前を上回る収入を得られる保証はない。ボディーブローのようなダメージで畳まざるを得ないケースが出てくるかもしれない。
万策を尽くしても、ジムを開くことは危険と隣り合わせである。ただ、雇用者を守る経営者として、そして3児の父として「自分にも生活はある。だから(月収入の)7割でいいから政府が補償してくれれば、いつでも休んでもいい」と苦しい胸の内を明かす。
「自分まで暗くならないように」と 選手への気配りを欠かさない。ボクサーにとって、厳しい減量を経て臨む一試合の意味は重たい。4月に予定していた自主興行の試合も延期の末に流れた。無観客の実施なら約500万円の赤字になるため仕切り直し。選手の活躍の場が奪われている。
先行きの見えない状況でも「踏ん張るしかない」とファイティングポーズを取り続けながら、片渕会長はこう付け加えた。「普通でいられた時のありがたみが分かる」
写真:感染症の予防対策に心を砕きながら指導を続ける片渕会長(左)=大和市
最終更新:4/6(月) 5:00カナロコ by 神奈川新聞
注:
ジム[1]【gym】
〔原義は「体操場・体育館」〕
① トレーニングのための屋内施設。ジムナジウム。
② プロボクシングの選手を養成し、試合の交渉や選手の世話などをする組織。
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
かきいれ[0]【書(き)入れ】
①本などに書き込むこと。また、その文字や言葉。
②「書き入れ時」の略。
③江戸時代、抵当物件名が書かれた借金の証文。また、その抵当。
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
かきいれどき[0]【書(き)入れ時】
〔帳簿の記入に忙しい時の意から〕
商売が繁盛してもうけの非常に多い時。 「盆と暮れは商店街の-だ」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
うすごおり[3][0]【薄氷】
薄く張った氷。うすらひ。
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
しゅうそく[0]【終息・終熄▼】
( 名 ) スル
やむこと。終結すること。 「インフレが-する」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
ダメージ[2][1]【damage】
損害。痛手。 「 -を与える」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
薄氷を履む
非常に危険な場面にのぞむことのたとえ。
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
いっぺん[0]【一変】
( 名 ) スル
すっかり変わること。また、変えること。 「情勢が-する」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
むえん[0]【無縁】
( 名 ・形動 ) [文] ナリ
縁のないこと。関係ないこと。また、そのさま。 「事件とは-である」 「我々とは-な世界の出来事」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
しなん[1][0]【至難】
( 名 ・形動 )
きわめて難しいさま。 「計画を遂行するのは-なことだ」 「 -の業(わざ)」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
ばんさく[0]【万策】
ありとあらゆる方法。可能な限りのすべての手段。 「 -尽きる」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
さきゆき[0]【先行き】
〔「さきいき」とも〕
①前途。将来。ゆくえ。 「経営の-は明るい」 「子供の-が不安だ」
②将来の相場の動向。 「 -指標」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
ふんばる[3]【踏ん張る】
( 動ラ五[四] )
〔「踏み張る」の転〕
①足に力をいれて立ち、倒れたり、動いたりしまいとする。 「土俵ぎわで-・る」
②つらさなどをこらえて頑張る。他人に従ったりせずに、自説を通そうとする。がんばる。 「君がいくら新体詩家だつて-・つても/吾輩は猫である 漱石」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
終息の見えない新型コロナウイルス感染拡大が、スポーツ界にも深刻なダメージをもたらしている。個人経営者らは身を切るような日々を強いられており、KG大和ボクシングジム(神奈川県大和市)の片渕剛太会長(46)もその一人だ。「人生に一度あるかないかの厳しい状況」と薄氷を踏む思いでジム経営を続けている。
スポーツ界を活動休止状態に陥れた災いは、ジムの日常も一変させた。
一般向けのフィットネスも手掛ける同ジムでは例年、新年度の4、5月に20~30人が新規加入するという。その“書き入れ時”を直撃し、逆に30人ほど減って現在の会員数は約230人。1日に60~70人が汗を流すジム内はおよそ半分になってしまい、片渕会長は「春は増える時期なんですけどね」と頭を抱える。
感染予防で「密集」「密閉」「密接」を避けるよう指示した政府の要請は、ボクシングジムにとっても無縁ではない。
ジムの入り口では手の消毒、検温を義務づけ、レンタル・グローブの使用を禁止。営業中は窓を開放して換気し、空気殺菌剤も室内各所に設置した。トレーナーはマスクを着用し、選手との間隔を空けて指導するなど予防対策を徹底している。自治体が公表する感染状況情報のチェックにも余念がない。それでもなお、片渕会長に「やれることはやっているけれど、天に任せるしかない」と見えない不安は尽きない。
最も懸念するのは資金繰りという。仮に1カ月の休業を強いられれば、人件費や諸経費を合わせ約150万円の赤字が発生する。蓄えから穴埋めするしかないのだが、小規模で「足腰が弱いジムは2、3カ月も持たないかもしれない」と片渕会長は指摘する。
一度減ってしまった会員を取り戻すのは至難の業だ。急場しのぎで運転資金を借り入れても、損失前を上回る収入を得られる保証はない。ボディーブローのようなダメージで畳まざるを得ないケースが出てくるかもしれない。
万策を尽くしても、ジムを開くことは危険と隣り合わせである。ただ、雇用者を守る経営者として、そして3児の父として「自分にも生活はある。だから(月収入の)7割でいいから政府が補償してくれれば、いつでも休んでもいい」と苦しい胸の内を明かす。
「自分まで暗くならないように」と 選手への気配りを欠かさない。ボクサーにとって、厳しい減量を経て臨む一試合の意味は重たい。4月に予定していた自主興行の試合も延期の末に流れた。無観客の実施なら約500万円の赤字になるため仕切り直し。選手の活躍の場が奪われている。
先行きの見えない状況でも「踏ん張るしかない」とファイティングポーズを取り続けながら、片渕会長はこう付け加えた。「普通でいられた時のありがたみが分かる」
写真:感染症の予防対策に心を砕きながら指導を続ける片渕会長(左)=大和市
最終更新:4/6(月) 5:00カナロコ by 神奈川新聞
注:
ジム[1]【gym】
〔原義は「体操場・体育館」〕
① トレーニングのための屋内施設。ジムナジウム。
② プロボクシングの選手を養成し、試合の交渉や選手の世話などをする組織。
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
かきいれ[0]【書(き)入れ】
①本などに書き込むこと。また、その文字や言葉。
②「書き入れ時」の略。
③江戸時代、抵当物件名が書かれた借金の証文。また、その抵当。
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
かきいれどき[0]【書(き)入れ時】
〔帳簿の記入に忙しい時の意から〕
商売が繁盛してもうけの非常に多い時。 「盆と暮れは商店街の-だ」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
うすごおり[3][0]【薄氷】
薄く張った氷。うすらひ。
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
しゅうそく[0]【終息・終熄▼】
( 名 ) スル
やむこと。終結すること。 「インフレが-する」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
ダメージ[2][1]【damage】
損害。痛手。 「 -を与える」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
薄氷を履む
非常に危険な場面にのぞむことのたとえ。
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
いっぺん[0]【一変】
( 名 ) スル
すっかり変わること。また、変えること。 「情勢が-する」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
むえん[0]【無縁】
( 名 ・形動 ) [文] ナリ
縁のないこと。関係ないこと。また、そのさま。 「事件とは-である」 「我々とは-な世界の出来事」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
しなん[1][0]【至難】
( 名 ・形動 )
きわめて難しいさま。 「計画を遂行するのは-なことだ」 「 -の業(わざ)」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
ばんさく[0]【万策】
ありとあらゆる方法。可能な限りのすべての手段。 「 -尽きる」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
さきゆき[0]【先行き】
〔「さきいき」とも〕
①前途。将来。ゆくえ。 「経営の-は明るい」 「子供の-が不安だ」
②将来の相場の動向。 「 -指標」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
ふんばる[3]【踏ん張る】
( 動ラ五[四] )
〔「踏み張る」の転〕
①足に力をいれて立ち、倒れたり、動いたりしまいとする。 「土俵ぎわで-・る」
②つらさなどをこらえて頑張る。他人に従ったりせずに、自説を通そうとする。がんばる。 「君がいくら新体詩家だつて-・つても/吾輩は猫である 漱石」
出典:『三省堂 大辞林 第三版』
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