「情けは人の為ならず」とは言うものの
昔話のようで恐縮だが、かつて俺は仕事で日本からホンコンへ行き、そして翌日天津へ飛んだことがある。あいにく空港へ向かうタクシーが渋滞に巻き込まれ、チェックイン終了すれすれの時間に空港にたどり着いた。もちろん、おなじ便に乗るはずのお客さんはすでに手続きを終え、チェックインカウンターには俺しかいなかった。たぶん俺が最後の者のようだ。すると、どこから現れたのか、一人の女の人がニッコリと笑いながら声をかけてきた。
「天津へ行かれますね?」
「そうですが…」
「すみませんが、私の荷物が重量オーバーになっていて困っているところですが、一緒にさせてもらえないでしょうか」。マジで泣き顔をしながら言うのだった。
もちろん、俺は仕事で行っているので、そんなに重い荷物など持っていない。俺は特に何も考えず、彼女の要求を引き受けた。見ると、かなり大量の荷物をカートに載せている。俺はまず彼女を手伝って荷物をコンベアに載せた。なんと6キロも重量オーバーしていた。だが、俺の荷物がそんなに重くなかったので、二人で所定の重量制限を難なくクリアーした。
やっと登場手続きを終えると天津行のお客さんの搭乗の催促の為の放送が流れた。俺らは走った。そしてやっと搭乗口に駆けつけた。機内に入って席に着くと俺はもう汗がタラタラと流れ出した。当たり前のことだが、一緒にチェックインしたので、二人の席は隣り合わせだった。機内は案外空いていた。俺は、とりあえず吹き出る汗を拭きとった。そしてやっと落ち着いて飛行機の離陸を待っていた。4~5分ほど経ったのだろうか、ふと側をみると彼女が隣の席から「消えて」いた。あたりを見回したが、呆れたことに何時の間にか彼女は後ろの方の席に「ふんぞり返って」いる。
そう言えば、彼女はまだ俺に感謝の言葉一つ言っていないじゃないか?俺は別にそれが聞きたくて彼女を助けてやったわけではないが、それにしてもおかしい!もしかして俺を「怪しい者」と思ったのだろうか?それとも俺が「鼻の下を伸ばす」オッチャンにでも見られたのだろうか?
しかし、理由はともかく、何が何でも人にさんざん迷惑をかけ、お世話になったのならば、まずはちゃんとした挨拶をするのがスジではないだろうか?言葉の訛りからみてたぶん天津の者のようだったが、俺だってそんなにレベルの低い人間ではないはずだ。考えれば考えるほど腹が立ってきた。「用が済んだらサヨナラか」「俺を馬鹿にするんだなあ、この腐れまん*」と罵声を浴びせたかった。もちろん、天津に着いて飛行機から降りる時も彼女は顔を見せなかった…
もしも、俺がその時彼女のことを無視してそのまま離れていたら、彼女は間違いなく重量オーバーの料金をがっぽり取られたのだろう。
たいへん失礼な言い方だが、実は彼女は「ブス」とまではいかなくても、決して美人とは程遠い、どこにでもいそうな「おばさん」だった。そんな事を言うならこっちの方がよっぽど「イケメン」だと言いたい。「くそっ!『ぶりっ子』しやがって」と口にしたくなるのが本当の気持ちだった。
あれ以来、俺は飛行機に乗る時、一切人の荷物の依頼など引き受けないことにしている。というのも、万が一その荷物に中に「怪しいモノ」(マ薬など)が入っていたりしたらタダ事では済まないだろう。「情けは人の為ならず」とは言うが、「人を見たら泥棒と思え」とも言うじゃないか、外に出たら用心の上にも用心が肝要である。
それにしても、あの女は例外として、我々中国人は外国人に比べて社会人としていちばん基本的なマナーとなる「ありがとう」「すみません」という言葉を素直に言えないのだろうか?いや、絶対そんなことはない、と言いたい。
昔話のようで恐縮だが、かつて俺は仕事で日本からホンコンへ行き、そして翌日天津へ飛んだことがある。あいにく空港へ向かうタクシーが渋滞に巻き込まれ、チェックイン終了すれすれの時間に空港にたどり着いた。もちろん、おなじ便に乗るはずのお客さんはすでに手続きを終え、チェックインカウンターには俺しかいなかった。たぶん俺が最後の者のようだ。すると、どこから現れたのか、一人の女の人がニッコリと笑いながら声をかけてきた。
「天津へ行かれますね?」
「そうですが…」
「すみませんが、私の荷物が重量オーバーになっていて困っているところですが、一緒にさせてもらえないでしょうか」。マジで泣き顔をしながら言うのだった。
もちろん、俺は仕事で行っているので、そんなに重い荷物など持っていない。俺は特に何も考えず、彼女の要求を引き受けた。見ると、かなり大量の荷物をカートに載せている。俺はまず彼女を手伝って荷物をコンベアに載せた。なんと6キロも重量オーバーしていた。だが、俺の荷物がそんなに重くなかったので、二人で所定の重量制限を難なくクリアーした。
やっと登場手続きを終えると天津行のお客さんの搭乗の催促の為の放送が流れた。俺らは走った。そしてやっと搭乗口に駆けつけた。機内に入って席に着くと俺はもう汗がタラタラと流れ出した。当たり前のことだが、一緒にチェックインしたので、二人の席は隣り合わせだった。機内は案外空いていた。俺は、とりあえず吹き出る汗を拭きとった。そしてやっと落ち着いて飛行機の離陸を待っていた。4~5分ほど経ったのだろうか、ふと側をみると彼女が隣の席から「消えて」いた。あたりを見回したが、呆れたことに何時の間にか彼女は後ろの方の席に「ふんぞり返って」いる。
そう言えば、彼女はまだ俺に感謝の言葉一つ言っていないじゃないか?俺は別にそれが聞きたくて彼女を助けてやったわけではないが、それにしてもおかしい!もしかして俺を「怪しい者」と思ったのだろうか?それとも俺が「鼻の下を伸ばす」オッチャンにでも見られたのだろうか?
しかし、理由はともかく、何が何でも人にさんざん迷惑をかけ、お世話になったのならば、まずはちゃんとした挨拶をするのがスジではないだろうか?言葉の訛りからみてたぶん天津の者のようだったが、俺だってそんなにレベルの低い人間ではないはずだ。考えれば考えるほど腹が立ってきた。「用が済んだらサヨナラか」「俺を馬鹿にするんだなあ、この腐れまん*」と罵声を浴びせたかった。もちろん、天津に着いて飛行機から降りる時も彼女は顔を見せなかった…
もしも、俺がその時彼女のことを無視してそのまま離れていたら、彼女は間違いなく重量オーバーの料金をがっぽり取られたのだろう。
たいへん失礼な言い方だが、実は彼女は「ブス」とまではいかなくても、決して美人とは程遠い、どこにでもいそうな「おばさん」だった。そんな事を言うならこっちの方がよっぽど「イケメン」だと言いたい。「くそっ!『ぶりっ子』しやがって」と口にしたくなるのが本当の気持ちだった。
あれ以来、俺は飛行機に乗る時、一切人の荷物の依頼など引き受けないことにしている。というのも、万が一その荷物に中に「怪しいモノ」(マ薬など)が入っていたりしたらタダ事では済まないだろう。「情けは人の為ならず」とは言うが、「人を見たら泥棒と思え」とも言うじゃないか、外に出たら用心の上にも用心が肝要である。
それにしても、あの女は例外として、我々中国人は外国人に比べて社会人としていちばん基本的なマナーとなる「ありがとう」「すみません」という言葉を素直に言えないのだろうか?いや、絶対そんなことはない、と言いたい。
采访DA PUMP 楽しむことを忘れずに、ベストを尽くす。
2018年にリリースした『U.S.A.』の大ヒットで、年末には『NHK紅白歌合戦』に16年ぶりに出場、再ブレイクを果たしたDA PUMP。8月7日にリリースしたシングル『P.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~』は、『U.S.A.』をほうふつとさせるパーティーチューンだ。作詞は、『U.S.A.』と同じshungo.が手掛けており、その内容はDA PUMPがこれまでどんな気持ちで歩んできたのかを表現したものになっているという。
ISSAこの曲はアメリカ人のアーティストが作曲しているんですが、英語の仮歌が入ったものを聴いた時点で、これはまた楽しくてハッピーな楽曲になりそうだなという印象を持ちましたね。
U-YEAHシンセサイザーの音がリズミカルに響く、誰でもテンションが上がり、踊り出したくなるダンスソングに仕上がっています。きっと『U.S.A.』のように、みんなに受け入れてもらえるんじゃないかなと。
YORI前作のシングル『桜』で、一度ミディアムテンポの楽曲を挟んだことも大きいですね。僕らの音楽性の幅を見せられたし、きっとファンの方にとっては、今作のような楽曲への期待値が上がったところもあると思いますし。
DAICHIサウンドもそうですが、歌詞もすごくポジティブなものになっているんです。shungo.さんが、本当にいい歌詞を書いてくれたなって。
KIMI「エンジョイしなきゃもったいない/だって、人生は一回」という部分が僕は好きですね。この1年で感じたのは、生きているうちにマイナスなことよりもプラスなことが少しでも多いほうがやっぱりいいなってことなので。
KENZO僕は、「つまずいたって構わない、七転び八起きスタイル」という箇所が心に刺さりました。頑張っていればいつか必ず報われると信じてやってきた自分たちとリンクするんですよね。
ISSA僕たちは全国のショッピングモールを回るなど、地道にライブ活動を続けてきました。でもどんな状況でも、1日1日楽しむことを忘れずにベストを尽くしてきた。それを言葉にするのは気恥ずかしいんですけど、歌でなら素直に伝えられる。そういう意味で、今作は歌に思いを込めやすかったです。自分たちに言い聞かせながらも、聴いた人の背中を押せるような1曲になっていると思います。
海外の人気ダンスから着想
ダンスの振り付けは、『U.S.A.』で「いいねダンス」を生み出した、TOMOが担当。今作では海外のトレンドを取り入れながら、「バイーンダンス」「ゾンビウォーク」「レインボージャンプ」といった、見た人がまねをしたくなるキャッチーな振りが盛り込まれている。
TOMO「バイーンダンス」は振りをカチッと決めた後に、音に合わせてみんなで揺れるんです。これはアメリカの若者の間ではやっている「ウォーダンス」から着想したものになっています。
KENZOTOMOくんに提案された時は、メンバー全員この振りが海外で人気だと知っていたので、「この曲ならこの動きだよね」と、すぐにみんな納得した感じでしたね。
KIMIネーミングは、揺れる感じの擬音とメンバー全員大好きな志村けんさんの“アイーン”を掛け合わせて、「バイーンがよくない?」みたいな(笑)。ファンの人たちが話題にする時にも、「#(ハッシュタグ)」を付けやすいだろうなって。
TOMO「ゾンビウォーク」は、足をヘビのようにクネらせて進む「スネークウォーク」と呼ばれる昔からある動きなんです。それをアメリカの若者たちが今風にアレンジしてSNSにいっぱい上げていて。これは日本の若い子たちにもきっとウケるんじゃないかと思ったんです。
DAICHIそしたら、「この動きゾンビっぽくない?」とISSAくんが言い出して、「ゾンビウォークでよくない?」みたいに決まっていったよね。
TOMOあと「レインボージャンプ」は、ISSAくんが衣装カラーの虹をキーワードに入れたいということで、胸の前で虹を描きスーパーマンのように飛び跳ねるイメージで作っています。
U-YEAH正直なことを言うと、昔は自分たちのダンススキルやかっこいい部分を見せたいという思いが強かったんです。ただ、あえてそういう部分を削ぎ落とした『U.S.A.』が世間に受け入れられ、「こういう見せ方もあるんだ!」と気付かされました。
DAICHI僕は『U.S.A.』の音源をパソコンで初めて聴いた時に「ダサい!」と思ってしまい、速攻で閉じた記憶があるんです……(苦笑)。でも今作を聴いた時には、「さらにノリノリのパーティーソングになっている!」みたいな感じで、迷いは全くなくなりました。
YORIある意味『U.S.A.』のお陰で、変なボーダーラインが僕たちのなかでなくなったというか(笑)。今はいい意味で怖いものがなくなり、何でも受け入れられる状態になっています。
TOMOあと、コミカルで親しみやすい振りでも、海外のダンストレンドをいち早く伝えるものにしようという思いも強くなってきていますね。
音楽以外の活動も多彩に
何にでも挑戦していく姿勢は、音楽活動以外にも広がっている。今作は『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』の主題歌に抜てきされたことから、メンバー全員が俳優として出演。バラエティ番組に呼ばれる機会も増えている。
ISSA『仮面ライダー』には昔から思い入れが強いので、変身シーンを演じた時は、やっぱりテンションが上がりました(笑)。
KENZO全員で立ち回るシーンがあるんですが、導線や空間の埋め方が意外とスムーズにいったんです。普段のライブでのステージの使い方が生きた感じがしましたね。
U-YEAH監督にも「勘がいいね」と褒められましたし、抜群のチームワークが出たのかなと。
YORIあとテレビでは、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)で、KIMIのリアクションが好評で、今やドッキリスターとして人気者になっていますからね。
KIMIどんな形であれ(笑)、個人を知ってもらえるのはうれしいです。それがきっかけで、DA PUMPのファンになってもらえることもあると思うので。
6月には約16年半ぶりの日本武道館公演を開催、7月には大阪城ホール公演も行うなど、ステージはどんどん大きくなっており、夢も広がるばかりだ。
DAICHI日本武道館や大阪城ホールのライブには、小学生ぐらいの子どもたちもたくさん来てくれて、本当にありがたかったですね。
KENZOまさに「愛のある空間」でした。今後もより大きな場所でライブを開催して、今まで見たことのない景色をファンの方たちに見せたいと、一層強く思うようになりました。
TOMO今の僕たちって、曲やダンスを含めて、表面的にはファニーとかポップなイメージが強いと思うんです。だけど、2時間半歌って踊り続けるライブを見てもらえれば、そのパフォーマンスのすごさはきっと伝わるはず。それが今後も目指していくべき姿かなと思っています。
YORIあと、この7人では初となるオリジナルアルバムを出したいですね。いつかは7人の曲だけで構成するライブもできたら面白いんじゃないかなと。
ISSAファンクラブも4月に新しく発足したので、一緒にファンの方たちと遊べるような、距離の近いイベントも今後はやっていきたいですね。
U-YEAH僕らが直接ダンスを教えるようなこともいつかできたらいいなと思います。
『P.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~』今年3月発売の『桜』から、5カ月でのリリースとなる2019年の第2弾シングル。「パーティー感」と「お祭り感」を表現したダンサブルなシンセサイザーに乗せて、人生を楽しむことの大切さを歌う。作曲を手掛けたのは、セレーナ・ゴメスといった海外のトップアーティストに楽曲を提供する、アメリカ人作曲家のドリュー・ライアン・スコット。また今作のミュージックビデオはニューヨークで撮影が行われ、絵コンテはメンバーのU-YEAHが担当した。(エイベックス/1000円・税別)
(ライター 中桐基善)
[日経エンタテインメント! 2019年9月号の記事を再構成]
2018年にリリースした『U.S.A.』の大ヒットで、年末には『NHK紅白歌合戦』に16年ぶりに出場、再ブレイクを果たしたDA PUMP。8月7日にリリースしたシングル『P.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~』は、『U.S.A.』をほうふつとさせるパーティーチューンだ。作詞は、『U.S.A.』と同じshungo.が手掛けており、その内容はDA PUMPがこれまでどんな気持ちで歩んできたのかを表現したものになっているという。
ISSAこの曲はアメリカ人のアーティストが作曲しているんですが、英語の仮歌が入ったものを聴いた時点で、これはまた楽しくてハッピーな楽曲になりそうだなという印象を持ちましたね。
U-YEAHシンセサイザーの音がリズミカルに響く、誰でもテンションが上がり、踊り出したくなるダンスソングに仕上がっています。きっと『U.S.A.』のように、みんなに受け入れてもらえるんじゃないかなと。
YORI前作のシングル『桜』で、一度ミディアムテンポの楽曲を挟んだことも大きいですね。僕らの音楽性の幅を見せられたし、きっとファンの方にとっては、今作のような楽曲への期待値が上がったところもあると思いますし。
DAICHIサウンドもそうですが、歌詞もすごくポジティブなものになっているんです。shungo.さんが、本当にいい歌詞を書いてくれたなって。
KIMI「エンジョイしなきゃもったいない/だって、人生は一回」という部分が僕は好きですね。この1年で感じたのは、生きているうちにマイナスなことよりもプラスなことが少しでも多いほうがやっぱりいいなってことなので。
KENZO僕は、「つまずいたって構わない、七転び八起きスタイル」という箇所が心に刺さりました。頑張っていればいつか必ず報われると信じてやってきた自分たちとリンクするんですよね。
ISSA僕たちは全国のショッピングモールを回るなど、地道にライブ活動を続けてきました。でもどんな状況でも、1日1日楽しむことを忘れずにベストを尽くしてきた。それを言葉にするのは気恥ずかしいんですけど、歌でなら素直に伝えられる。そういう意味で、今作は歌に思いを込めやすかったです。自分たちに言い聞かせながらも、聴いた人の背中を押せるような1曲になっていると思います。
海外の人気ダンスから着想
ダンスの振り付けは、『U.S.A.』で「いいねダンス」を生み出した、TOMOが担当。今作では海外のトレンドを取り入れながら、「バイーンダンス」「ゾンビウォーク」「レインボージャンプ」といった、見た人がまねをしたくなるキャッチーな振りが盛り込まれている。
TOMO「バイーンダンス」は振りをカチッと決めた後に、音に合わせてみんなで揺れるんです。これはアメリカの若者の間ではやっている「ウォーダンス」から着想したものになっています。
KENZOTOMOくんに提案された時は、メンバー全員この振りが海外で人気だと知っていたので、「この曲ならこの動きだよね」と、すぐにみんな納得した感じでしたね。
KIMIネーミングは、揺れる感じの擬音とメンバー全員大好きな志村けんさんの“アイーン”を掛け合わせて、「バイーンがよくない?」みたいな(笑)。ファンの人たちが話題にする時にも、「#(ハッシュタグ)」を付けやすいだろうなって。
TOMO「ゾンビウォーク」は、足をヘビのようにクネらせて進む「スネークウォーク」と呼ばれる昔からある動きなんです。それをアメリカの若者たちが今風にアレンジしてSNSにいっぱい上げていて。これは日本の若い子たちにもきっとウケるんじゃないかと思ったんです。
DAICHIそしたら、「この動きゾンビっぽくない?」とISSAくんが言い出して、「ゾンビウォークでよくない?」みたいに決まっていったよね。
TOMOあと「レインボージャンプ」は、ISSAくんが衣装カラーの虹をキーワードに入れたいということで、胸の前で虹を描きスーパーマンのように飛び跳ねるイメージで作っています。
U-YEAH正直なことを言うと、昔は自分たちのダンススキルやかっこいい部分を見せたいという思いが強かったんです。ただ、あえてそういう部分を削ぎ落とした『U.S.A.』が世間に受け入れられ、「こういう見せ方もあるんだ!」と気付かされました。
DAICHI僕は『U.S.A.』の音源をパソコンで初めて聴いた時に「ダサい!」と思ってしまい、速攻で閉じた記憶があるんです……(苦笑)。でも今作を聴いた時には、「さらにノリノリのパーティーソングになっている!」みたいな感じで、迷いは全くなくなりました。
YORIある意味『U.S.A.』のお陰で、変なボーダーラインが僕たちのなかでなくなったというか(笑)。今はいい意味で怖いものがなくなり、何でも受け入れられる状態になっています。
TOMOあと、コミカルで親しみやすい振りでも、海外のダンストレンドをいち早く伝えるものにしようという思いも強くなってきていますね。
音楽以外の活動も多彩に
何にでも挑戦していく姿勢は、音楽活動以外にも広がっている。今作は『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』の主題歌に抜てきされたことから、メンバー全員が俳優として出演。バラエティ番組に呼ばれる機会も増えている。
ISSA『仮面ライダー』には昔から思い入れが強いので、変身シーンを演じた時は、やっぱりテンションが上がりました(笑)。
KENZO全員で立ち回るシーンがあるんですが、導線や空間の埋め方が意外とスムーズにいったんです。普段のライブでのステージの使い方が生きた感じがしましたね。
U-YEAH監督にも「勘がいいね」と褒められましたし、抜群のチームワークが出たのかなと。
YORIあとテレビでは、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)で、KIMIのリアクションが好評で、今やドッキリスターとして人気者になっていますからね。
KIMIどんな形であれ(笑)、個人を知ってもらえるのはうれしいです。それがきっかけで、DA PUMPのファンになってもらえることもあると思うので。
6月には約16年半ぶりの日本武道館公演を開催、7月には大阪城ホール公演も行うなど、ステージはどんどん大きくなっており、夢も広がるばかりだ。
DAICHI日本武道館や大阪城ホールのライブには、小学生ぐらいの子どもたちもたくさん来てくれて、本当にありがたかったですね。
KENZOまさに「愛のある空間」でした。今後もより大きな場所でライブを開催して、今まで見たことのない景色をファンの方たちに見せたいと、一層強く思うようになりました。
TOMO今の僕たちって、曲やダンスを含めて、表面的にはファニーとかポップなイメージが強いと思うんです。だけど、2時間半歌って踊り続けるライブを見てもらえれば、そのパフォーマンスのすごさはきっと伝わるはず。それが今後も目指していくべき姿かなと思っています。
YORIあと、この7人では初となるオリジナルアルバムを出したいですね。いつかは7人の曲だけで構成するライブもできたら面白いんじゃないかなと。
ISSAファンクラブも4月に新しく発足したので、一緒にファンの方たちと遊べるような、距離の近いイベントも今後はやっていきたいですね。
U-YEAH僕らが直接ダンスを教えるようなこともいつかできたらいいなと思います。
『P.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~』今年3月発売の『桜』から、5カ月でのリリースとなる2019年の第2弾シングル。「パーティー感」と「お祭り感」を表現したダンサブルなシンセサイザーに乗せて、人生を楽しむことの大切さを歌う。作曲を手掛けたのは、セレーナ・ゴメスといった海外のトップアーティストに楽曲を提供する、アメリカ人作曲家のドリュー・ライアン・スコット。また今作のミュージックビデオはニューヨークで撮影が行われ、絵コンテはメンバーのU-YEAHが担当した。(エイベックス/1000円・税別)
(ライター 中桐基善)
[日経エンタテインメント! 2019年9月号の記事を再構成]
IGNITE レポ(自担相关)
・日刊スポーツ
KAT-TUNが11日、全国ツアーの横浜アリーナ公演を開催した。「燃え上がらせる」という意味のツアータイトル「IGNITE」にちなんで、炎や火花を計500発使用したド派手なステージを披露した。冒頭、爆音とともに火柱や火花があがり、「Diamond Sky」を披露。
中丸雄一(35)も「おめでとうだし、これから頑張ってほしい」と期待を込め、「高地は、連絡来るたび『ボイパ(ボイスパーカッション)教えてください』しか言ってこないので、用件はそれだけなのかと問いたい!」とジョークを飛ばした。
中丸は「最後のほうまで、ずっと『薬丸』って呼ばれていた」と言って笑いを誘い、「『ユーのボイパ、世界一だね』って言われてすごくうれしかった」と振り返った。
・ティリー
KAT-TUNのライブツアー「IGNITE」神奈川公演が11日、横浜アリーナで行われた。野性味が魅力の3人にふさわしく、特殊効果約500発分の炎でステージを華麗に演出。「Diamond Sky」など全26曲で魅了した。デイリースポーツなどの取材に応じた3人は、来年のCDデビューが決まったジャニーズJr.のユニット「Snow Man」と「SixTONES」に言及、かつてバックダンサーを務めた後輩にエールを送った。熱い炎とともに幕を開けた。KAT-TUNのアリーナツアー史上最多の火を使ったステージング。アルバムとツアーのタイトル「IGNITE」は「発火する、燃え上がらせる」の意だ。
中丸雄一(35)作詞の「We are KAT-TUN」では「ペンライトほぼ武器 空港検査引っかかる」、「火強すぎ 消防法厳守」と“KAT-TUNあるある”をふんだんに盛り込んだ歌詞でヒートアップ。
エンターテイナーとしての貫禄を存分に発揮した3人。開演前の取材では、来年の同日デビューが決まった「Snow Man」と「SixTONES」を祝福した。中丸「まずは最大の目標を達成できたこと、おめでとう」と喜びました。
2006年に「Real Face」でデビューし、ミリオンセラーを記録。走り続ける3人は、先輩としての矜持(きょうじ)をにじませた。
・ORICON NEWS
人気グループ・KAT-TUNが9日~11日、横浜アリーナで全国ツアー『KAT-TUN LIVE TOUR 2019 IGNITE』を開催。先月発売の新アルバム『IGNITE』のタイトルが意味する「発火する、燃え上がらす」を体現したパフォーマンスで駆けつけたファンを熱狂させた。
「火」をテーマした新アルバムは、楽曲もライブでのパフォーマンスを視野に入れてセレクトし、この日のライブでも収録曲を中心に披露。歌やダンスだけでなく、さまざまな場所から火薬、炎、火花を使用した総発数約500発のド派手演出で、会場の熱気はさらに高まった。
幕が上がるとメンバーたちが「派手に暴れようぜ!」「しっかり盛り上がって帰れよ!」と煽り、ファンのボルテージは最高潮に。炎を使った演出も序盤から惜しみなく連発しました。
ライブ中盤では、中丸雄一も映像やバックダンサーとシンクロしたダンスで魅了。3人それぞれの持ち味、さらに“炎”という新しいスパイスを加えてスタートした同ツアーは、全国7都市19公演で22万5000人を動員する。
・スポーツ報知
KAT―TUNが11日、全国ツアー(7か所19公演)の幕開けを飾る横浜アリーナ公演を行った。9日から同所3日間5公演で7万5000人を動員。8日のJr.単独19年ぶり東京ドーム公演で来年に同日デビューすることが発表された6人組「SixTONES(ストーンズ)」、9人組「Snow Man」にエールを送った。
自身たちは結成から5年のJr.期間を経て、デビュー直前には東京ドームを含めたツアーを行い、06年にド派手デビューを飾った。デビュー前から圧倒的人気を誇り、デビューシングル「Real Face」の初週売上75・4万枚は、いまだ破られていない史上最多記録。
6人体制でデビューしてから紆余(うよ)曲折を経ての今がある。中丸雄一(35)は「やさしい世界じゃないけど、まずはここからがスタート」と先輩としてアドバイス。「Six―」の高地優吾(25)からボイスパーカッションの相談を受けることも多いという。3人それぞれ新たな後輩の登場に刺激を受けながら、今ツアーではアリーナ会場の演出としては過去最大となる500発の火薬を使った特効を織り交ぜたステージを展開。「発火する」「燃え上がらせる」を意味するアルバム「IGNITE」を引っさげ、26曲のうちアルバム収録14曲すべてを盛り込んだ。
・中日スポーツ
8月12日(月)
中丸雄一 さんは
「事前にスタッフが全く
熱くないと言っていたのに
正直めっちゃ熱い!!」と苦笑
・日刊スポーツ
KAT-TUNが11日、全国ツアーの横浜アリーナ公演を開催した。「燃え上がらせる」という意味のツアータイトル「IGNITE」にちなんで、炎や火花を計500発使用したド派手なステージを披露した。冒頭、爆音とともに火柱や火花があがり、「Diamond Sky」を披露。
中丸雄一(35)も「おめでとうだし、これから頑張ってほしい」と期待を込め、「高地は、連絡来るたび『ボイパ(ボイスパーカッション)教えてください』しか言ってこないので、用件はそれだけなのかと問いたい!」とジョークを飛ばした。
中丸は「最後のほうまで、ずっと『薬丸』って呼ばれていた」と言って笑いを誘い、「『ユーのボイパ、世界一だね』って言われてすごくうれしかった」と振り返った。
・ティリー
KAT-TUNのライブツアー「IGNITE」神奈川公演が11日、横浜アリーナで行われた。野性味が魅力の3人にふさわしく、特殊効果約500発分の炎でステージを華麗に演出。「Diamond Sky」など全26曲で魅了した。デイリースポーツなどの取材に応じた3人は、来年のCDデビューが決まったジャニーズJr.のユニット「Snow Man」と「SixTONES」に言及、かつてバックダンサーを務めた後輩にエールを送った。熱い炎とともに幕を開けた。KAT-TUNのアリーナツアー史上最多の火を使ったステージング。アルバムとツアーのタイトル「IGNITE」は「発火する、燃え上がらせる」の意だ。
中丸雄一(35)作詞の「We are KAT-TUN」では「ペンライトほぼ武器 空港検査引っかかる」、「火強すぎ 消防法厳守」と“KAT-TUNあるある”をふんだんに盛り込んだ歌詞でヒートアップ。
エンターテイナーとしての貫禄を存分に発揮した3人。開演前の取材では、来年の同日デビューが決まった「Snow Man」と「SixTONES」を祝福した。中丸「まずは最大の目標を達成できたこと、おめでとう」と喜びました。
2006年に「Real Face」でデビューし、ミリオンセラーを記録。走り続ける3人は、先輩としての矜持(きょうじ)をにじませた。
・ORICON NEWS
人気グループ・KAT-TUNが9日~11日、横浜アリーナで全国ツアー『KAT-TUN LIVE TOUR 2019 IGNITE』を開催。先月発売の新アルバム『IGNITE』のタイトルが意味する「発火する、燃え上がらす」を体現したパフォーマンスで駆けつけたファンを熱狂させた。
「火」をテーマした新アルバムは、楽曲もライブでのパフォーマンスを視野に入れてセレクトし、この日のライブでも収録曲を中心に披露。歌やダンスだけでなく、さまざまな場所から火薬、炎、火花を使用した総発数約500発のド派手演出で、会場の熱気はさらに高まった。
幕が上がるとメンバーたちが「派手に暴れようぜ!」「しっかり盛り上がって帰れよ!」と煽り、ファンのボルテージは最高潮に。炎を使った演出も序盤から惜しみなく連発しました。
ライブ中盤では、中丸雄一も映像やバックダンサーとシンクロしたダンスで魅了。3人それぞれの持ち味、さらに“炎”という新しいスパイスを加えてスタートした同ツアーは、全国7都市19公演で22万5000人を動員する。
・スポーツ報知
KAT―TUNが11日、全国ツアー(7か所19公演)の幕開けを飾る横浜アリーナ公演を行った。9日から同所3日間5公演で7万5000人を動員。8日のJr.単独19年ぶり東京ドーム公演で来年に同日デビューすることが発表された6人組「SixTONES(ストーンズ)」、9人組「Snow Man」にエールを送った。
自身たちは結成から5年のJr.期間を経て、デビュー直前には東京ドームを含めたツアーを行い、06年にド派手デビューを飾った。デビュー前から圧倒的人気を誇り、デビューシングル「Real Face」の初週売上75・4万枚は、いまだ破られていない史上最多記録。
6人体制でデビューしてから紆余(うよ)曲折を経ての今がある。中丸雄一(35)は「やさしい世界じゃないけど、まずはここからがスタート」と先輩としてアドバイス。「Six―」の高地優吾(25)からボイスパーカッションの相談を受けることも多いという。3人それぞれ新たな後輩の登場に刺激を受けながら、今ツアーではアリーナ会場の演出としては過去最大となる500発の火薬を使った特効を織り交ぜたステージを展開。「発火する」「燃え上がらせる」を意味するアルバム「IGNITE」を引っさげ、26曲のうちアルバム収録14曲すべてを盛り込んだ。
・中日スポーツ
8月12日(月)
中丸雄一 さんは
「事前にスタッフが全く
熱くないと言っていたのに
正直めっちゃ熱い!!」と苦笑
✋热门推荐