【存档】【采访】EXILE TAKAHIROインタビューPART3 【キーワードトークで素顔に接近!】(女性セブン)
ソロ活動10周年を迎えるEXILE TAKAHIROが、アルバム『EXPLORE』(発売中、リズムゾーン)をリリースする。9月21日には、EXILE加入の最終審査が行われた思い出の日本武道館で一夜限りの単独ライブも開催。ロングインタビューの最終回は、アルバム作品のキーワードトークで、知られざる素顔に接近!
【1】Night →いまの気分で食べたい夕食のメニューは?
握り寿司! 好きなネタはヒラメです。
【2】STAR →自分にとってのスターといえば?
GLAYのTERUさん。小学生の頃から好きで、初めて買ったCDは『BE WITH YOU』でした。
【3】LOVE →愛してやまないものといえば?
犬。いま中型犬と小型犬を飼っています。
【4】ウソナキ→もし嘘をついたらうまくつけると思いますか? バレそうですか?
バレます(笑い)。子供の頃から、嘘はつけませんでした。
【5】Birthday →今までで、特に思い出深い誕生日といえば?
EXILEに加入して最初の年の自分の誕生日に、HIROさんたちがサプライズをしてくれたんです。母と妹と、最後にスペシャルゲストとしておばあちゃんを呼んでくれていたんです。そのとき、会場のBGMが大音量だったので、おばあちゃんが「東京はすごかね~」ってビックリしていました(笑い)。
【6】EXPLORE →冒険という言葉で思い出すエピソードは?
子供の頃は、頻繁に心霊スポットを巡る肝試しの冒険に行っていました。怖い目にもあったことがあるんですけど、それでも行っていました。結構、怖いもの好きなんです。
【7】運命のヒト →運命の●●といえば?
運命が変わる場所といえば、日本武道館。学生の頃に出場した空手の全国大会の会場でもありましたし、EXILEのオーディションの最終審査も日本武道館でした。
【8】TRAIN →もし電車で旅に出るとしたら、どこに行きたいですか?
電車で行ったことはないんですけど、熱海まで電車で行ってみたいですね。車内でお酒を飲んだりしながら、のんびりしたいです。上京したころは美容師だったので、普通に電車で通勤していました。でも、ときどき乗り継ぎで終電に間に合わないことがあって、1時間30分近く歩いて家まで帰ったこともありましたね。
【9】もっと強く →もっと●●したいと思うことは?
最近、全然行けていないので、もっとサーフィンをしたいですね。釣りもいいですね!
【10】道 →ソロ10周年を道で例えるとどんな道のりでしたか?
ずっと一方通行の道を迷っている感覚でした。
ソロ活動10周年を迎えるEXILE TAKAHIROが、アルバム『EXPLORE』(発売中、リズムゾーン)をリリースする。9月21日には、EXILE加入の最終審査が行われた思い出の日本武道館で一夜限りの単独ライブも開催。ロングインタビューの最終回は、アルバム作品のキーワードトークで、知られざる素顔に接近!
【1】Night →いまの気分で食べたい夕食のメニューは?
握り寿司! 好きなネタはヒラメです。
【2】STAR →自分にとってのスターといえば?
GLAYのTERUさん。小学生の頃から好きで、初めて買ったCDは『BE WITH YOU』でした。
【3】LOVE →愛してやまないものといえば?
犬。いま中型犬と小型犬を飼っています。
【4】ウソナキ→もし嘘をついたらうまくつけると思いますか? バレそうですか?
バレます(笑い)。子供の頃から、嘘はつけませんでした。
【5】Birthday →今までで、特に思い出深い誕生日といえば?
EXILEに加入して最初の年の自分の誕生日に、HIROさんたちがサプライズをしてくれたんです。母と妹と、最後にスペシャルゲストとしておばあちゃんを呼んでくれていたんです。そのとき、会場のBGMが大音量だったので、おばあちゃんが「東京はすごかね~」ってビックリしていました(笑い)。
【6】EXPLORE →冒険という言葉で思い出すエピソードは?
子供の頃は、頻繁に心霊スポットを巡る肝試しの冒険に行っていました。怖い目にもあったことがあるんですけど、それでも行っていました。結構、怖いもの好きなんです。
【7】運命のヒト →運命の●●といえば?
運命が変わる場所といえば、日本武道館。学生の頃に出場した空手の全国大会の会場でもありましたし、EXILEのオーディションの最終審査も日本武道館でした。
【8】TRAIN →もし電車で旅に出るとしたら、どこに行きたいですか?
電車で行ったことはないんですけど、熱海まで電車で行ってみたいですね。車内でお酒を飲んだりしながら、のんびりしたいです。上京したころは美容師だったので、普通に電車で通勤していました。でも、ときどき乗り継ぎで終電に間に合わないことがあって、1時間30分近く歩いて家まで帰ったこともありましたね。
【9】もっと強く →もっと●●したいと思うことは?
最近、全然行けていないので、もっとサーフィンをしたいですね。釣りもいいですね!
【10】道 →ソロ10周年を道で例えるとどんな道のりでしたか?
ずっと一方通行の道を迷っている感覚でした。
#日译中每日打卡#有感于”我在我生命每个阶段都尽力了“,坚持每天翻译打卡,日译中打卡第609天(2023/09/28),原文和图片均来自于NHK当日或近期(06/29)新闻
新潟 佐渡 野生復帰に向けトキの放鳥訓練始まる
新泻县佐渡市为了让朱鹮放归大自然开始了放生训练
野生復帰を目指す国の特別天然記念物トキの放鳥に向けた訓練が29日から新潟県佐渡市で始まりました。
为了让朱鹮能放归大自然,新泻县佐渡市从6月29日开始进行针对日本国特别天然纪念物朱鹮的放生训练。
訓練を始めたのは1歳から6歳までのオスとメス合わせて15羽で、佐渡市のほか、新潟県長岡市や島根県出雲市など全国4か所の分散飼育地で飼育されたトキや、野外で保護された個体も含まれています。
开始训练的是1岁到6岁之间的15只雄鸟雌鸟,除佐渡市的朱鹮外,还包括在新泻县长冈市、岛根县出云市等全日本4所分散饲养基地饲养的朱鹮,还有在野外受保护的个体。
29日は、トキ保護センター野生復帰ステーションの飼育ケージから管理棟にトキが運び込まれ、職員が個体を識別するための特殊な塗料を羽に着色したあと訓練用の大型ケージに移しました。
6月29日,朱鹮们从朱鹮保护中心回归野生站的饲养笼里转移到了管理栋里,工作人员在朱鹮翅膀上涂上识别个体用的特殊涂料后将它们转移到了训练用的大笼子里。
前回の訓練開始時にはうまく飛ぶことのできないトキ数羽がけがをしたことから、今回はいったん小さな部屋に放し、トキがみずから大型ケージに移動するのを待つ新たな方法に変更されました。
因为上次训练开始的时候有几只不会飞的朱鹮受伤了,所以这次采用的是先将朱鹮们放到小房间里,等朱鹮自己飞到大笼子里的新方法。
トキはケージの中で飛ぶ力をつけたり餌をとったりする訓練を続け、ことし9月下旬には佐渡の自然に放されます。
朱鹮们将持续在笼子里进行飞翔力量和捕捉食物的训练,到今年9月下旬,会将它们放归佐渡的大自然。
環境省の篠崎さえか首席自然保護官は「秋に行われる29回目の放鳥は初めてのトキ放鳥から15年、そして日本のトキが絶滅して20年にあたります。皆さんにトキの野生復帰についてもう一度考えてもらえるよう、佐渡の人たちの思い入れのある場所で放鳥を行いたい」と話していました。
环境省的篠崎纱枝首席自然保护官说道:“将在秋天举行的第29次放生训练距离第一次放生朱鹮已经过去15年了,而日本的朱鹮也灭绝20年了。为了让大家能再一次思考朱鹮放归大自然的意义,我们想在佐渡人花了心思的地方进行放生。”
環境省はトキの放鳥を15年前から続けていて、これまでに462羽が自然に放され、国内の自然界で生存しているトキは去年12月の時点で545羽と推定されています。
日本环境省从15年前就开始朱鹮放生了,到目前为止已放归462只朱鹮到大自然,到去年12月的时点为止,可以推测在日本野外生存的朱鹮数量达到了545只。
新潟 佐渡 野生復帰に向けトキの放鳥訓練始まる
新泻县佐渡市为了让朱鹮放归大自然开始了放生训练
野生復帰を目指す国の特別天然記念物トキの放鳥に向けた訓練が29日から新潟県佐渡市で始まりました。
为了让朱鹮能放归大自然,新泻县佐渡市从6月29日开始进行针对日本国特别天然纪念物朱鹮的放生训练。
訓練を始めたのは1歳から6歳までのオスとメス合わせて15羽で、佐渡市のほか、新潟県長岡市や島根県出雲市など全国4か所の分散飼育地で飼育されたトキや、野外で保護された個体も含まれています。
开始训练的是1岁到6岁之间的15只雄鸟雌鸟,除佐渡市的朱鹮外,还包括在新泻县长冈市、岛根县出云市等全日本4所分散饲养基地饲养的朱鹮,还有在野外受保护的个体。
29日は、トキ保護センター野生復帰ステーションの飼育ケージから管理棟にトキが運び込まれ、職員が個体を識別するための特殊な塗料を羽に着色したあと訓練用の大型ケージに移しました。
6月29日,朱鹮们从朱鹮保护中心回归野生站的饲养笼里转移到了管理栋里,工作人员在朱鹮翅膀上涂上识别个体用的特殊涂料后将它们转移到了训练用的大笼子里。
前回の訓練開始時にはうまく飛ぶことのできないトキ数羽がけがをしたことから、今回はいったん小さな部屋に放し、トキがみずから大型ケージに移動するのを待つ新たな方法に変更されました。
因为上次训练开始的时候有几只不会飞的朱鹮受伤了,所以这次采用的是先将朱鹮们放到小房间里,等朱鹮自己飞到大笼子里的新方法。
トキはケージの中で飛ぶ力をつけたり餌をとったりする訓練を続け、ことし9月下旬には佐渡の自然に放されます。
朱鹮们将持续在笼子里进行飞翔力量和捕捉食物的训练,到今年9月下旬,会将它们放归佐渡的大自然。
環境省の篠崎さえか首席自然保護官は「秋に行われる29回目の放鳥は初めてのトキ放鳥から15年、そして日本のトキが絶滅して20年にあたります。皆さんにトキの野生復帰についてもう一度考えてもらえるよう、佐渡の人たちの思い入れのある場所で放鳥を行いたい」と話していました。
环境省的篠崎纱枝首席自然保护官说道:“将在秋天举行的第29次放生训练距离第一次放生朱鹮已经过去15年了,而日本的朱鹮也灭绝20年了。为了让大家能再一次思考朱鹮放归大自然的意义,我们想在佐渡人花了心思的地方进行放生。”
環境省はトキの放鳥を15年前から続けていて、これまでに462羽が自然に放され、国内の自然界で生存しているトキは去年12月の時点で545羽と推定されています。
日本环境省从15年前就开始朱鹮放生了,到目前为止已放归462只朱鹮到大自然,到去年12月的时点为止,可以推测在日本野外生存的朱鹮数量达到了545只。
家康の正室・瀬名ってどんな食事をしていたの?
毎日元気に過ごすために、全体に欠かせないことの1つが食事! 徳川家康の妻・瀬名も、日々食事をとっていました。「教科書に登場する“あの”偉人はどんなご飯を食べていたんだろう?」という疑問を、彼らの好きだった食べ物からひも解いていきます。
■「偉人メシ」ってなに?
「歴史は苦手!でも料理や食べることは大好き!」というキッズたち、教科書に登場する歴史上の人物たちが食べていたといわれる料理を作ってみませんか?
料理を監修してくれるのは、食事復元研究の第一人者で御年90歳ながら現役で大活躍中!食文化研究家の永山久夫先生!
「でも、偉人たちが食べていたご飯では、今のボクたちの味の好みとは合わないかも・・・」そんな不安を解決してくれるのは、人気料理研究家のきじまりゅうたさん!令和版にアレンジした栄養満点&映える『偉人メシ』に、ぜひ親子でチャレンジしてみよう!
今回は、徳川家康の最初の正室(正式な妻)だった瀬名。彼女はいったいどんなご飯を食べていたんだろう?
■瀬名って、どんな偉人?
名門・今川家の重臣である関口親永(せきぐちちかなが)の娘として生まれた瀬名(のちの築山殿)。母は東海道一の武将・今川義元の妹で、瀬名という名は父の元々の名前・瀬名義広が由来と言われています。
16歳で徳川家康と結婚し、一男一女をもうけましたが、桶狭間の戦いを機に彼女を取り巻く情勢が悪化し、のちに武田勝頼と内通(敵に味方の情報を漏らすこと)しているとの疑いをかけられ、家康の命により長男・信康とともに命を落としました。
■たんぱく質と食物繊維が豊富な『鶏肉とごぼうの煮物』
瀬名が好んで食した、鶏肉とごぼうの煮物
【材料】
鶏もも肉:1枚 ごぼう:50g 大根:200g
カブの葉:2個分 八丁味噌:大さじ2
【作り方】
(1)鶏もも肉は6等分に、ごぼうは5cm長さの縦四つ割りに切る。大根は1cm幅の半月切りにする。
(2)鍋にごぼうと大根を入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、煮立ったら鶏肉を入れる。
(3)アクを引いてフタをして弱火で5~6分煮る。
(4)八丁味噌を入れ、蓋をとってさらに5~6分煮る。
(5)茹でたカブの葉を添える。
■バランスのよい食事で、美しさに磨きをかけた瀬名
徳川家康は、今川義元の人質になっていた時代に16歳で結婚。その相手が今川家の重臣の娘の瀬名で、のちの築山殿です。美しさで評判の女性でした。
2年後に長男の信康が生まれ、仲もよく、順調な滑り出しに見えました。ところが、義元が桶狭間の合戦で、織田信長に討たれてしまうのです。
家康は今川家を見限り、岡崎城に帰り、城主になりました。後を追って来た瀬名を含め、家族仲よく生活をはじめます。
食事は麦めし好きの家康と一緒で、瀬名も麦めしを中心に、豆味噌の味噌汁、漬け物、魚料理、それに鷹狩りで家康が獲ってくる、山鳥や鴨などの肉が時々つきました。
また、田舎でよく食べられていた鶏肉とごぼうの煮物などの料理で、豊富なたんぱく質と食物繊維をとっていたようです。
質素倹約な暮らしぶりでありながらも、非常に栄養バランスのよい食事内容です。とくに味噌汁を通して、大豆成分のイソフラボンを食事のたびにとったことで、瀬名はますます美しくなっていきました。イソフラボンは、美人ホルモンとも呼ばれている成分で、納豆などにも多く、現在でも人気の高い美容成分です。
その頃、家康は甲斐の武田信玄と敵対関係にあり、境界線を守るために、岡崎城を長男の信康に任せて、浜松城に移ってしまいます。
浜松城に移った家康は、次々と側室(当時、正式な妻以外に認められた側妻や愛人)を持ち、瀬名は激しく嫉妬します。行状(日頃の行い)も荒れ、その挙げ句、武田氏と内通していると疑われ、同盟関係にある織田信長から親子の殺害を忠告され、家康自身の命によって長男の信康ともども、死罪ということになってしまうのです。
信康は二俣城で切腹となり、瀬名も殺されるという悲劇の結末。瀬名は38歳という、最も美しい年頃でした。
歴史人2023年5月号より
監修/永山久夫
ながやま ひさお/1932年福島県生まれ。食文化史研究家。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。長寿食や健脳食の研究も行う。新聞や雑誌、テレビなどでも活躍中。
料理監修/きじまりゅうた
きじま りゅうた/1981年東京都生まれ。料理研究家一家の三代目。男性のリアルな視点から家庭料理を提案している。NHK「きじまりゅうたの小腹すいてませんか?」を始め、
テレビや雑誌等を中心に活躍中。
編集:杉田俊人 撮影:渡部聡 スタイリスト:吉岡彰子
永山久夫
毎日元気に過ごすために、全体に欠かせないことの1つが食事! 徳川家康の妻・瀬名も、日々食事をとっていました。「教科書に登場する“あの”偉人はどんなご飯を食べていたんだろう?」という疑問を、彼らの好きだった食べ物からひも解いていきます。
■「偉人メシ」ってなに?
「歴史は苦手!でも料理や食べることは大好き!」というキッズたち、教科書に登場する歴史上の人物たちが食べていたといわれる料理を作ってみませんか?
料理を監修してくれるのは、食事復元研究の第一人者で御年90歳ながら現役で大活躍中!食文化研究家の永山久夫先生!
「でも、偉人たちが食べていたご飯では、今のボクたちの味の好みとは合わないかも・・・」そんな不安を解決してくれるのは、人気料理研究家のきじまりゅうたさん!令和版にアレンジした栄養満点&映える『偉人メシ』に、ぜひ親子でチャレンジしてみよう!
今回は、徳川家康の最初の正室(正式な妻)だった瀬名。彼女はいったいどんなご飯を食べていたんだろう?
■瀬名って、どんな偉人?
名門・今川家の重臣である関口親永(せきぐちちかなが)の娘として生まれた瀬名(のちの築山殿)。母は東海道一の武将・今川義元の妹で、瀬名という名は父の元々の名前・瀬名義広が由来と言われています。
16歳で徳川家康と結婚し、一男一女をもうけましたが、桶狭間の戦いを機に彼女を取り巻く情勢が悪化し、のちに武田勝頼と内通(敵に味方の情報を漏らすこと)しているとの疑いをかけられ、家康の命により長男・信康とともに命を落としました。
■たんぱく質と食物繊維が豊富な『鶏肉とごぼうの煮物』
瀬名が好んで食した、鶏肉とごぼうの煮物
【材料】
鶏もも肉:1枚 ごぼう:50g 大根:200g
カブの葉:2個分 八丁味噌:大さじ2
【作り方】
(1)鶏もも肉は6等分に、ごぼうは5cm長さの縦四つ割りに切る。大根は1cm幅の半月切りにする。
(2)鍋にごぼうと大根を入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、煮立ったら鶏肉を入れる。
(3)アクを引いてフタをして弱火で5~6分煮る。
(4)八丁味噌を入れ、蓋をとってさらに5~6分煮る。
(5)茹でたカブの葉を添える。
■バランスのよい食事で、美しさに磨きをかけた瀬名
徳川家康は、今川義元の人質になっていた時代に16歳で結婚。その相手が今川家の重臣の娘の瀬名で、のちの築山殿です。美しさで評判の女性でした。
2年後に長男の信康が生まれ、仲もよく、順調な滑り出しに見えました。ところが、義元が桶狭間の合戦で、織田信長に討たれてしまうのです。
家康は今川家を見限り、岡崎城に帰り、城主になりました。後を追って来た瀬名を含め、家族仲よく生活をはじめます。
食事は麦めし好きの家康と一緒で、瀬名も麦めしを中心に、豆味噌の味噌汁、漬け物、魚料理、それに鷹狩りで家康が獲ってくる、山鳥や鴨などの肉が時々つきました。
また、田舎でよく食べられていた鶏肉とごぼうの煮物などの料理で、豊富なたんぱく質と食物繊維をとっていたようです。
質素倹約な暮らしぶりでありながらも、非常に栄養バランスのよい食事内容です。とくに味噌汁を通して、大豆成分のイソフラボンを食事のたびにとったことで、瀬名はますます美しくなっていきました。イソフラボンは、美人ホルモンとも呼ばれている成分で、納豆などにも多く、現在でも人気の高い美容成分です。
その頃、家康は甲斐の武田信玄と敵対関係にあり、境界線を守るために、岡崎城を長男の信康に任せて、浜松城に移ってしまいます。
浜松城に移った家康は、次々と側室(当時、正式な妻以外に認められた側妻や愛人)を持ち、瀬名は激しく嫉妬します。行状(日頃の行い)も荒れ、その挙げ句、武田氏と内通していると疑われ、同盟関係にある織田信長から親子の殺害を忠告され、家康自身の命によって長男の信康ともども、死罪ということになってしまうのです。
信康は二俣城で切腹となり、瀬名も殺されるという悲劇の結末。瀬名は38歳という、最も美しい年頃でした。
歴史人2023年5月号より
監修/永山久夫
ながやま ひさお/1932年福島県生まれ。食文化史研究家。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。長寿食や健脳食の研究も行う。新聞や雑誌、テレビなどでも活躍中。
料理監修/きじまりゅうた
きじま りゅうた/1981年東京都生まれ。料理研究家一家の三代目。男性のリアルな視点から家庭料理を提案している。NHK「きじまりゅうたの小腹すいてませんか?」を始め、
テレビや雑誌等を中心に活躍中。
編集:杉田俊人 撮影:渡部聡 スタイリスト:吉岡彰子
永山久夫
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