【試練】
THÍ LUYỆN
宝石は磨かなければ光らない。人は試練がなければ完成しない。
Ngọc không mài không sáng, người không luyện không thành.
ダイヤモンドやエメラルド、サファイヤ、ルビーなどいろんな種類の宝石がありますが、光り輝く宝石は本当に美しいです。
Có nhiều loại đá quý khác nhau như kim cương, ngọc lục bảo, bích ngọc, hồng ngọc, v.v., những viên đá tỏa sáng thật đẹp.
しかし、どの宝石類もプロの職人が磨き上げるから光り輝くのであって、磨かなければ単なる石であり、見た目はそこら辺に落ちている石と何も変わらないのです。
Nhưng, dù là loại đá quý nào đi nữa thì cũng vì được đánh bóng bởi người thợ thủ công chuyên nghiệp mà tỏa sáng, nếu không đánh bóng thì nó cũng chỉ là một viên đá, và trông không khác gì những viên đá bạn thấy xung quanh.
人間も同じです。
Con người cũng vậy.
人間は、他の生き物とは優れた脳を持っており、創造力、考える能力、行動する能力が他の動物よりも優れています。
Con người có bộ não vượt trội so với các sinh vật sống khác, về khả năng sáng tạo, suy nghĩ cũng như hành động.
しかし、どんなに優れた能力を持っているとしても、それを磨き上げることもせず、誰かのために、社会のために使わなければ、あまり意味はないのです。
Tuy nhiên, dù khả năng của bạn có tốt đến đâu, nếu bạn không trau dồi và sử dụng chúng vì lợi ích của người khác và xã hội, thì chúng cũng trở nên vô nghĩa.
せっかく優れた能力を持っているのに、その能力を発揮することもなく、社会に役立てようとしないのは本当にもったいないことです。
Người có khả năng lớn mà không thể hiện khả năng của mình, không cố gắng đóng góp cho xã hội thì thật là đáng tiếc.
これから５年先、１０年先、どんな世界が広がっていくのか、予想もできませんが。
Chúng ta không thể dự đoán thế giới sẽ như thế nào sau năm hoặc mười năm nữa.
Nhưng,
私たち人間には無限の可能性があります。
Con người chúng ta có khả năng vô hạn.
そしていつか、あなたが宝石のように光り輝く日が訪れるかもしれませんよ。信じて。
Và ngày nào đó, ngày mà bạn tỏa sáng như một viên ngọc quý có thể sẽ đến. Hãy tin vào điều đó!
St & dịch: Hinxu Tanoshii
THÍ LUYỆN
宝石は磨かなければ光らない。人は試練がなければ完成しない。
Ngọc không mài không sáng, người không luyện không thành.
ダイヤモンドやエメラルド、サファイヤ、ルビーなどいろんな種類の宝石がありますが、光り輝く宝石は本当に美しいです。
Có nhiều loại đá quý khác nhau như kim cương, ngọc lục bảo, bích ngọc, hồng ngọc, v.v., những viên đá tỏa sáng thật đẹp.
しかし、どの宝石類もプロの職人が磨き上げるから光り輝くのであって、磨かなければ単なる石であり、見た目はそこら辺に落ちている石と何も変わらないのです。
Nhưng, dù là loại đá quý nào đi nữa thì cũng vì được đánh bóng bởi người thợ thủ công chuyên nghiệp mà tỏa sáng, nếu không đánh bóng thì nó cũng chỉ là một viên đá, và trông không khác gì những viên đá bạn thấy xung quanh.
人間も同じです。
Con người cũng vậy.
人間は、他の生き物とは優れた脳を持っており、創造力、考える能力、行動する能力が他の動物よりも優れています。
Con người có bộ não vượt trội so với các sinh vật sống khác, về khả năng sáng tạo, suy nghĩ cũng như hành động.
しかし、どんなに優れた能力を持っているとしても、それを磨き上げることもせず、誰かのために、社会のために使わなければ、あまり意味はないのです。
Tuy nhiên, dù khả năng của bạn có tốt đến đâu, nếu bạn không trau dồi và sử dụng chúng vì lợi ích của người khác và xã hội, thì chúng cũng trở nên vô nghĩa.
せっかく優れた能力を持っているのに、その能力を発揮することもなく、社会に役立てようとしないのは本当にもったいないことです。
Người có khả năng lớn mà không thể hiện khả năng của mình, không cố gắng đóng góp cho xã hội thì thật là đáng tiếc.
これから５年先、１０年先、どんな世界が広がっていくのか、予想もできませんが。
Chúng ta không thể dự đoán thế giới sẽ như thế nào sau năm hoặc mười năm nữa.
Nhưng,
私たち人間には無限の可能性があります。
Con người chúng ta có khả năng vô hạn.
そしていつか、あなたが宝石のように光り輝く日が訪れるかもしれませんよ。信じて。
Và ngày nào đó, ngày mà bạn tỏa sáng như một viên ngọc quý có thể sẽ đến. Hãy tin vào điều đó!
St & dịch: Hinxu Tanoshii
【転ぶこと】
VẤP NGÃ
人生の中で、何回も転ぶことはあるだろう
Trong cuộc đời, bạn sẽ gục ngã nhiều lần.
しかし、大事なのはその後なのだ。
Nhưng, sau này mới là điều quan trọng.
何度転んでも、立ち上がるかなのだ。
Cho dù ta vấp ngã bao nhiêu lần, ta vẫn đứng lên.
転んでも、また立ち上がり
Vấp ngã lại đứng lên
身も心も惜しまず
Không tiếc cả thân thể và trái tim
時には、全力を出してみることも大切だ。
Đôi khi việc thử cố gắng hết mình rất quan trọng.
そういう全力疾走者は必ず転ぶ。
Người chạy nhanh, nhất định sẽ ngã
そうしたら、立ち上がればいい。
Nhưng nếu ngã ta chỉ cần đứng lên.
また、転んだら、再び立ち上がればいい。
Nếu lại ngã ta vẫn lại đứng lên
転ぶ度に、強くなり
Mỗi lần ngã, ta lại mạnh mẽ lên
立ち上がる度に、賢くなり
Mỗi lần đứng dậy, ta lại thông minh hơn
大きくなり、成熟していけばいい。
Dần lớn lên và trưởng thành là đủ
転ぶことを恐れない人間になろう。
Hãy là người không sợ vấp ngã.
Sưu tầm và dịch: Hinxu
VẤP NGÃ
人生の中で、何回も転ぶことはあるだろう
Trong cuộc đời, bạn sẽ gục ngã nhiều lần.
しかし、大事なのはその後なのだ。
Nhưng, sau này mới là điều quan trọng.
何度転んでも、立ち上がるかなのだ。
Cho dù ta vấp ngã bao nhiêu lần, ta vẫn đứng lên.
転んでも、また立ち上がり
Vấp ngã lại đứng lên
身も心も惜しまず
Không tiếc cả thân thể và trái tim
時には、全力を出してみることも大切だ。
Đôi khi việc thử cố gắng hết mình rất quan trọng.
そういう全力疾走者は必ず転ぶ。
Người chạy nhanh, nhất định sẽ ngã
そうしたら、立ち上がればいい。
Nhưng nếu ngã ta chỉ cần đứng lên.
また、転んだら、再び立ち上がればいい。
Nếu lại ngã ta vẫn lại đứng lên
転ぶ度に、強くなり
Mỗi lần ngã, ta lại mạnh mẽ lên
立ち上がる度に、賢くなり
Mỗi lần đứng dậy, ta lại thông minh hơn
大きくなり、成熟していけばいい。
Dần lớn lên và trưởng thành là đủ
転ぶことを恐れない人間になろう。
Hãy là người không sợ vấp ngã.
Sưu tầm và dịch: Hinxu
2029/9/26
vol.126
自己紹介
どうも、7 MEN 侍の本髙克樹です。
唐突ではございますが世の中には
「お疲れ様でした」、最初と最後の「お」と「した」さえ合っていれば間はなんでもいける
なんて説があり、、
某テレビ番組で
「お蔵入りでした」
「大塚愛でした」
「オモローやました」
「大きなタマネギの下」
が成功しております。
これは、聞き馴染みのある言葉に関して注意深く聞いていない可能性があるということを示唆しており
非常に興味深い実験結果です。
では、自分にも他の言葉で落とし込むために聞き馴染みのある言葉はないかと探すと、一番に自分の名前が思い浮かびます。
そこで僕は思いました。
自分の名前、韻さえ踏んでいれば言葉を変えてもバレないのではないか？？
ということで、これより上記の理論を”Rap理論”と称して検証を行っていきます。
まず、「もとだかかつき」という名前に関してですが、未だに「もとだか」か「もとたか」かわかっていない人がいる程、名前界隈でも聞き取りにくい部類に入るというアドバンテージがあります。
これは「か」が連続すること、「だかか」の部分の母音が全て「あ」により発音しにくいなどが原因として挙げられます。
今回はそこを逆手に取り、利用しながら検証を行います。
それではこれより「もとだかかつき」と韻を踏んだ名前候補を発表しますので、各自復唱しながら吟味してください。
「元忠 多趣味（もとただたしゅみ）」
これはかなり期待ができそうな名前です。前半部分がほぼ一緒な上に中盤の「た」攻めにより誤魔化せる部分が大きい構成となっています。
多趣味な武将元忠としてやっていけそうです。
「Motor Audi（モーターアウディ）」
英語圏なら確実にモテそうな名前です。高級車のモーターを名前に掲げる金持ちの所業。発音次第では誤魔化しがかなりききそうな名前です。
今後英語の自己紹介では
「My name is Motor Audi」でいきます。（嘘です）
「ことわざパクり（ことわざぱくり）」
「もとだかかつき」とわずか1文字被り。かなり高難易度な上、
ことわざをパクるとは？
「そのままサプリ（そのままさぷり）」
ついに「もとだかかつき」にかすりすらしません。しかし、商品のキャッチコピーみたいで耳馴染みは良い気がします。
あなたの毎日にプラスα「そのままサプリ」
税込980円
「おこちゃまたぬき」
「ちょこまかたぬき」
こちらはたぬきシリーズ。正直「ちゃちゅちょ」の混入は「もとだかかつき」にとってはほぼ異物混入。但し勢いで言い切ればどうにかなるかもしれません。
「ノーギャラ殺意（のーぎゃらさつい）」
強い。そして、怖い。
名前に「殺意」というのはインパクトがあります。ただ１番の問題は「ギャ」。多分「ギャ」は厳しい。
ということでいくつか候補が出ましたが、この中からいくつか抜粋し、少年忍者に協力していただきながら実験したいと思います。
検証動画はISLAND TVの方に公開しますのでそちらご確認ください。
https://t.cn/A6OEmI1R
https://t.cn/A6OEmI18
https://t.cn/A6OEmI1E
https://t.cn/A6OEmI1n
来週アンサー動画も出すのでお楽しみに！
少年忍者ありがとう。
また、番外編ではございますが以下も考えてみました。
「元和田優希（もとわだゆうき）」
「ゆ」の部分こそ韻は踏めていませんが、かなり「もとだかかつき」に近いかと思います。
皆さんはどの「もとだかかつき」がお好みか発音しながら探してみてくださいな。
答え合わせは来週のかちゅーずでいで致します。
それではっ
p1
#かちゅーずでい
p.s.この間のニュー試のメルボルン大学の問題と完全な原稿載せておくので興味ある人は見てくださいなっ
Q. 日本の昔話の有名な登場人物があなたの部屋に現れ、重要な仕事を手伝ってほしいと頼んできた。この訪問から始まる物語を書きなさい。これは日本の神話や伝説についての出版物に掲載されるものとする。
A. ある日突如として私の元に現れたおとこ、通称わらしべ長者はこんなことを言ってきました。「私は観音様の声に従い、手にしたわらしべを大切にすると、わらしべが蜜柑に、蜜柑が反物に、反物が馬に、馬が家にと物々交換によっていつの間にか長者になることができたのです。これは大変喜ばしいのですが、なぜ長者になれたのかわからず納得できません。」
これを聞いた私はおとこが長者となれた理由を「あなたが大切にしたわらしべは相手の主観価値によって、本来わらが持つ価格すなわち客観価値よりも高く評価され、この連鎖によって生まれた余剰の富により長者となれたのです。」と説明しました。おとこはこの説明をなんとか理解しましたが、一方で他の者たちが依然として貧しいことに罪悪感を感じ始め、「長者となった自分が村人たちにできることはないか教えて欲しい。」と依頼してきました。私は最初、「観音様の教えを普及しあなたの真似をさせてみては？」と提案しようとしましたが流石に合理的ではありません。というのも、わらしべ長者の事象は、局所的な需要への合致により主観価値が高まる出会いが、奇跡的に連続して富を得た極めて再現性の低い事象だからです。
そこで、蜜柑などのように季節、期限等で価値が左右されてしまう価値保存のきかない資源が大きな富を得るには不利な環境下であることを指摘し、貨幣を導入することをおとこに提案しました。貨幣を導入すれば、資源を客観価値に準じて貨幣に変換することができ、万人が財産を確保することができます。また、客観価値が普及することで、双方にとって合理的な取引も可能になります。もちろん個人が富を得れるかは生産する資源に依存しますが、誰もが平等に富を得る環境を作ることができます。これを聞いたおとこは「どうせなら自分が富を得たわらしべで貨幣を作りたい。」と言い、わらしべで貨幣を作り普及させます。
間も無くして人々はわらしべ貨幣を用いて物品の交換をするようになり、わらしべ貨幣が村人の生活に根付きました。しかし、しばらくすると人々はわらしべ貨幣が簡単に作れてしまうことを知り、わらしべ貨幣を偽造するようになってしまいます。世の中はわらしべ貨幣に溢れて、わらしべ貨幣の信用はなくなってしまいました。村人たちはわらしべ貨幣そのものに価値がないことに気づくと、わらしべ貨幣を廃棄します。わらしべ貨幣を貯めることに夢中になっていたおとこには、最終的に大量のわらしべだけが残りました。
vol.126
自己紹介
どうも、7 MEN 侍の本髙克樹です。
唐突ではございますが世の中には
「お疲れ様でした」、最初と最後の「お」と「した」さえ合っていれば間はなんでもいける
なんて説があり、、
某テレビ番組で
「お蔵入りでした」
「大塚愛でした」
「オモローやました」
「大きなタマネギの下」
が成功しております。
これは、聞き馴染みのある言葉に関して注意深く聞いていない可能性があるということを示唆しており
非常に興味深い実験結果です。
では、自分にも他の言葉で落とし込むために聞き馴染みのある言葉はないかと探すと、一番に自分の名前が思い浮かびます。
そこで僕は思いました。
自分の名前、韻さえ踏んでいれば言葉を変えてもバレないのではないか？？
ということで、これより上記の理論を”Rap理論”と称して検証を行っていきます。
まず、「もとだかかつき」という名前に関してですが、未だに「もとだか」か「もとたか」かわかっていない人がいる程、名前界隈でも聞き取りにくい部類に入るというアドバンテージがあります。
これは「か」が連続すること、「だかか」の部分の母音が全て「あ」により発音しにくいなどが原因として挙げられます。
今回はそこを逆手に取り、利用しながら検証を行います。
それではこれより「もとだかかつき」と韻を踏んだ名前候補を発表しますので、各自復唱しながら吟味してください。
「元忠 多趣味（もとただたしゅみ）」
これはかなり期待ができそうな名前です。前半部分がほぼ一緒な上に中盤の「た」攻めにより誤魔化せる部分が大きい構成となっています。
多趣味な武将元忠としてやっていけそうです。
「Motor Audi（モーターアウディ）」
英語圏なら確実にモテそうな名前です。高級車のモーターを名前に掲げる金持ちの所業。発音次第では誤魔化しがかなりききそうな名前です。
今後英語の自己紹介では
「My name is Motor Audi」でいきます。（嘘です）
「ことわざパクり（ことわざぱくり）」
「もとだかかつき」とわずか1文字被り。かなり高難易度な上、
ことわざをパクるとは？
「そのままサプリ（そのままさぷり）」
ついに「もとだかかつき」にかすりすらしません。しかし、商品のキャッチコピーみたいで耳馴染みは良い気がします。
あなたの毎日にプラスα「そのままサプリ」
税込980円
「おこちゃまたぬき」
「ちょこまかたぬき」
こちらはたぬきシリーズ。正直「ちゃちゅちょ」の混入は「もとだかかつき」にとってはほぼ異物混入。但し勢いで言い切ればどうにかなるかもしれません。
「ノーギャラ殺意（のーぎゃらさつい）」
強い。そして、怖い。
名前に「殺意」というのはインパクトがあります。ただ１番の問題は「ギャ」。多分「ギャ」は厳しい。
ということでいくつか候補が出ましたが、この中からいくつか抜粋し、少年忍者に協力していただきながら実験したいと思います。
検証動画はISLAND TVの方に公開しますのでそちらご確認ください。
https://t.cn/A6OEmI1R
https://t.cn/A6OEmI18
https://t.cn/A6OEmI1E
https://t.cn/A6OEmI1n
来週アンサー動画も出すのでお楽しみに！
少年忍者ありがとう。
また、番外編ではございますが以下も考えてみました。
「元和田優希（もとわだゆうき）」
「ゆ」の部分こそ韻は踏めていませんが、かなり「もとだかかつき」に近いかと思います。
皆さんはどの「もとだかかつき」がお好みか発音しながら探してみてくださいな。
答え合わせは来週のかちゅーずでいで致します。
それではっ
p1
#かちゅーずでい
p.s.この間のニュー試のメルボルン大学の問題と完全な原稿載せておくので興味ある人は見てくださいなっ
Q. 日本の昔話の有名な登場人物があなたの部屋に現れ、重要な仕事を手伝ってほしいと頼んできた。この訪問から始まる物語を書きなさい。これは日本の神話や伝説についての出版物に掲載されるものとする。
A. ある日突如として私の元に現れたおとこ、通称わらしべ長者はこんなことを言ってきました。「私は観音様の声に従い、手にしたわらしべを大切にすると、わらしべが蜜柑に、蜜柑が反物に、反物が馬に、馬が家にと物々交換によっていつの間にか長者になることができたのです。これは大変喜ばしいのですが、なぜ長者になれたのかわからず納得できません。」
これを聞いた私はおとこが長者となれた理由を「あなたが大切にしたわらしべは相手の主観価値によって、本来わらが持つ価格すなわち客観価値よりも高く評価され、この連鎖によって生まれた余剰の富により長者となれたのです。」と説明しました。おとこはこの説明をなんとか理解しましたが、一方で他の者たちが依然として貧しいことに罪悪感を感じ始め、「長者となった自分が村人たちにできることはないか教えて欲しい。」と依頼してきました。私は最初、「観音様の教えを普及しあなたの真似をさせてみては？」と提案しようとしましたが流石に合理的ではありません。というのも、わらしべ長者の事象は、局所的な需要への合致により主観価値が高まる出会いが、奇跡的に連続して富を得た極めて再現性の低い事象だからです。
そこで、蜜柑などのように季節、期限等で価値が左右されてしまう価値保存のきかない資源が大きな富を得るには不利な環境下であることを指摘し、貨幣を導入することをおとこに提案しました。貨幣を導入すれば、資源を客観価値に準じて貨幣に変換することができ、万人が財産を確保することができます。また、客観価値が普及することで、双方にとって合理的な取引も可能になります。もちろん個人が富を得れるかは生産する資源に依存しますが、誰もが平等に富を得る環境を作ることができます。これを聞いたおとこは「どうせなら自分が富を得たわらしべで貨幣を作りたい。」と言い、わらしべで貨幣を作り普及させます。
間も無くして人々はわらしべ貨幣を用いて物品の交換をするようになり、わらしべ貨幣が村人の生活に根付きました。しかし、しばらくすると人々はわらしべ貨幣が簡単に作れてしまうことを知り、わらしべ貨幣を偽造するようになってしまいます。世の中はわらしべ貨幣に溢れて、わらしべ貨幣の信用はなくなってしまいました。村人たちはわらしべ貨幣そのものに価値がないことに気づくと、わらしべ貨幣を廃棄します。わらしべ貨幣を貯めることに夢中になっていたおとこには、最終的に大量のわらしべだけが残りました。
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