小松準弥(@junya_komatsu)
歌劇『桜蘭高校ホスト部』Fine
大千穐楽を終えました✨
素敵な時間を本当にありがとうございました。
環ー!君と一緒に生きることができて本当に幸せだったよ。すごい景色だったね✨
そしてキャストはじめ、関係者の皆さん、応援してくださった皆さん、心から感謝してます!
この3年間、本当にかけがえのない宝物になりました。こんなに愛情を持ったキャスト、スタッフさん方、お客様に出会えて本当に本当に幸せです。
そして葉鳥さん、本当にありがとうございました…!
沢山の愛をありがとう。
想いを、言葉を、笑顔をありがとう。
ありがとうが尽きない。大好きです!!!
#ホスミュ #須王環
歌劇『桜蘭高校ホスト部』Fine
大千穐楽を終えました✨
素敵な時間を本当にありがとうございました。
環ー!君と一緒に生きることができて本当に幸せだったよ。すごい景色だったね✨
そしてキャストはじめ、関係者の皆さん、応援してくださった皆さん、心から感謝してます!
この3年間、本当にかけがえのない宝物になりました。こんなに愛情を持ったキャスト、スタッフさん方、お客様に出会えて本当に本当に幸せです。
そして葉鳥さん、本当にありがとうございました…!
沢山の愛をありがとう。
想いを、言葉を、笑顔をありがとう。
ありがとうが尽きない。大好きです!!!
#ホスミュ #須王環
あなたのツキウタはどこから
レッスン室が並ぶ一角を歩いていたら、呼び止められた。
「良いところに」
「え、志季?めずら…
『珍しい』と言おうとして、隣に随分と若い子たちが並んでいたのを確認して、やっぱり最後まで言うことにした。
「珍しい。しーくんが後輩連れてる」
「連れてはいない」
たまたま鉢合わせして、挨拶をされていたところだと言う。
そんな俺達のゆるいやり取りを、行儀正しく聞いていた若い子たちが、順番に頭を下げてきた。
「初めまして、Six Gravityとしてデビューすることになった師走駆です!」
「同じく、如月恋です!ま、眞宮さんですよね。よ、よ、よろしくお願いします!」
「卯月新です。宜しくお願いします」
(『Six Gravity』……、あぁ、社長の)
一瞬。
本当に一瞬。
なんとも言葉にしづらい複雑な感情が頭をよぎった。
こっちが足を止めようとしている間にも、周りはどんどん動いている。
後輩たちのデビューは自分たちの状況とは関係なく決まったものだろうけれど、まるでバランスを取るように動き始めたように思えてしまって、ダメだった。
それをそのまま表に出すような無様はしなかったけれど、多分、志季にはバレている。
(絶対同じような気持ちになったでしょ)
俺は得意のポーカーフェイスを引っ張り出して、笑った。
笑うことで、平常心を呼び戻した。
笑顔は俺の鎧であり、武器だった。
「初めまして、眞宮孝明です。ちょっぴり先輩です♪
この間リーダーの始と隼とは挨拶をしたよ。
皆ともこれから絡むこともあると思うけど、よろしくね?」
「「「はい!」」」
実に良いお返事だった。
ちょっと緊張気味で、それがそのままダイレクトに伝わってくる辺りが、いかにも業界慣れしていなくて新鮮だ。
きっと素直な子たちなんだろう。
全員ジュニア上がりじゃなくて、スカウト組らしい、ということは聞いていた。
確かに、初心は初心だが、それだけで終わらない、引っ掛かる所がある。
嫌な感じのものじゃなくて、予感を感じるというか……ワクワクする感じの、ドキドキする感じの、ドラマがある顔ぶれなのだ。
(いかにも社長が好きそうだなぁ)
あの人はこういう原石を見付けるのが本当にうまいのだ。
分かりやすく業界向きなな人材はスカウト班に任せていて、社長自らが連れてくるのは、噛めば噛むほど味が出てくるような、クセのある人材ばかりだった。
例えば、三人の隣に立つ、顔なじみ。
彼も、自分から主張はしないくせに、妙に記憶に残る、妙に後を引く男だった。
本人は意図していないのだろうが、誰かを巻き込む、誰かの傷になるような、そんな生き方をする男。
良く言えばドラマチックな男で、はっきり言うなら性質が悪い男だ。
今は、いかにも無害そうなスーツを着て、サラリーマンに擬態する男に、俺は尋ねるのだった。
「それで、志季?
『良いところに』ってどういう意味?」
「付き合え。奢る」
「は?」
****
お財布さんに連れられて、かわいい三人の後輩とやってきたのは、本社から歩いて10分程の事務所御用達、隠れ家的イタリアンレストランだった。
落ち着いた照明で、程よく雑多で。
気取りすぎない居心地のいい空間が広がる店は、オーナーが社長の知り合いだとかで、顔が売れている連中が来ると、さりげなく奥まった一角へと案内してくれる。
窯焼きピザが絶品で、そこまで忙しくなかった頃、自分と呂庵は本社に顔を出した帰りには、ほぼ確定で寄り道をしていた。
一方、ユニットにいた頃でも、志季はあまり通っているイメージが無かったが……
(後輩を連れてくるってなって、咄嗟に思いついたのが、ここだったんだろうなぁ)
そう思ったら、微笑ましくなってしまった。
志季とピザ。
このミスマッチがたまらない。
後で絶対に写真を撮ってグループラインに流そうと心に決めた。
「さ~って、何を頼もうかな?
志季の奢りなんでしょ?高いの選んじゃお~っと!」
下の子たちが恐縮する前に、率先して一番高いピザを頼んでやった。
そんな俺は、先輩の鑑だと思う。
「さ、君たちも、好きなもの選びな?」
「はい!ありがとうございます!!!
ううん、どれも美味しそう…!
マルゲリータ、マリナーラ、ペスカトーレ、パルマ…。
ここがイタリアか!!」
「駆さん、落ち着いて」
「俺はこの温泉卵乗せピザが…」
「ビスマルクね???」
メニューを熱心に読み始めた三人の頭の高さが、ちょうど三段の階段みたいになっていて、実にかわいい。
俺たちも若い頃は、傍から見たらこういう感じだったのかなぁ、なんてほっこりした気分になりつつ、ネクタイを緩める男に聞いた。
「志季は?決まった?」
「……よく考えたら」
「うん?」
「お前の方が確実に稼いでるよな?
なにせ国民的アイドル様なんだから。
お前に奢るのは、違くないか?」
「いやいや~、正社員の志季さんにはかなわないよ」
「いちサラリーマンと、芸能人の稼ぎを同列で語るのはおかしいだろう」
「だから早く印税でガッポガッポ稼げるようになんなさいって」
そのために、一人の道を行ったんだから。
軽口ついでに、そんな恨み言が喉元まで出かかって、危うく飲み込んだ。
久しぶりのやり取りが嬉しくて、浮かれているんだろう。
少々箍が外れかけているようだ。
(ダメだなぁ)
俺はどこかの誰かさんたち程、傷にはなってないつもりなんだけど……それでも、うん。
大好きなお兄ちゃんが、家を出て、一人暮らしを始めてしまった。
そんな寂しさは、未だにあるんだよ、志季。
「まぁ、そうだな」
さらっと返す顔に、少々意地悪い気分になった。
「師走駆くん」
「はい!」
「如月恋くん」
「はい!」
「卯月新くん」
「はい」
「好きなもの、全部頼んじゃおう!!!」
「はい!!!!!」
「おい」
本気で遠慮なく頼む三人に、俺はコイツら大物になるぞ、と思ったのだった。
#あなたのツキウタはどこから
レッスン室が並ぶ一角を歩いていたら、呼び止められた。
「良いところに」
「え、志季?めずら…
『珍しい』と言おうとして、隣に随分と若い子たちが並んでいたのを確認して、やっぱり最後まで言うことにした。
「珍しい。しーくんが後輩連れてる」
「連れてはいない」
たまたま鉢合わせして、挨拶をされていたところだと言う。
そんな俺達のゆるいやり取りを、行儀正しく聞いていた若い子たちが、順番に頭を下げてきた。
「初めまして、Six Gravityとしてデビューすることになった師走駆です!」
「同じく、如月恋です!ま、眞宮さんですよね。よ、よ、よろしくお願いします!」
「卯月新です。宜しくお願いします」
(『Six Gravity』……、あぁ、社長の)
一瞬。
本当に一瞬。
なんとも言葉にしづらい複雑な感情が頭をよぎった。
こっちが足を止めようとしている間にも、周りはどんどん動いている。
後輩たちのデビューは自分たちの状況とは関係なく決まったものだろうけれど、まるでバランスを取るように動き始めたように思えてしまって、ダメだった。
それをそのまま表に出すような無様はしなかったけれど、多分、志季にはバレている。
(絶対同じような気持ちになったでしょ)
俺は得意のポーカーフェイスを引っ張り出して、笑った。
笑うことで、平常心を呼び戻した。
笑顔は俺の鎧であり、武器だった。
「初めまして、眞宮孝明です。ちょっぴり先輩です♪
この間リーダーの始と隼とは挨拶をしたよ。
皆ともこれから絡むこともあると思うけど、よろしくね?」
「「「はい!」」」
実に良いお返事だった。
ちょっと緊張気味で、それがそのままダイレクトに伝わってくる辺りが、いかにも業界慣れしていなくて新鮮だ。
きっと素直な子たちなんだろう。
全員ジュニア上がりじゃなくて、スカウト組らしい、ということは聞いていた。
確かに、初心は初心だが、それだけで終わらない、引っ掛かる所がある。
嫌な感じのものじゃなくて、予感を感じるというか……ワクワクする感じの、ドキドキする感じの、ドラマがある顔ぶれなのだ。
(いかにも社長が好きそうだなぁ)
あの人はこういう原石を見付けるのが本当にうまいのだ。
分かりやすく業界向きなな人材はスカウト班に任せていて、社長自らが連れてくるのは、噛めば噛むほど味が出てくるような、クセのある人材ばかりだった。
例えば、三人の隣に立つ、顔なじみ。
彼も、自分から主張はしないくせに、妙に記憶に残る、妙に後を引く男だった。
本人は意図していないのだろうが、誰かを巻き込む、誰かの傷になるような、そんな生き方をする男。
良く言えばドラマチックな男で、はっきり言うなら性質が悪い男だ。
今は、いかにも無害そうなスーツを着て、サラリーマンに擬態する男に、俺は尋ねるのだった。
「それで、志季?
『良いところに』ってどういう意味?」
「付き合え。奢る」
「は?」
****
お財布さんに連れられて、かわいい三人の後輩とやってきたのは、本社から歩いて10分程の事務所御用達、隠れ家的イタリアンレストランだった。
落ち着いた照明で、程よく雑多で。
気取りすぎない居心地のいい空間が広がる店は、オーナーが社長の知り合いだとかで、顔が売れている連中が来ると、さりげなく奥まった一角へと案内してくれる。
窯焼きピザが絶品で、そこまで忙しくなかった頃、自分と呂庵は本社に顔を出した帰りには、ほぼ確定で寄り道をしていた。
一方、ユニットにいた頃でも、志季はあまり通っているイメージが無かったが……
(後輩を連れてくるってなって、咄嗟に思いついたのが、ここだったんだろうなぁ)
そう思ったら、微笑ましくなってしまった。
志季とピザ。
このミスマッチがたまらない。
後で絶対に写真を撮ってグループラインに流そうと心に決めた。
「さ~って、何を頼もうかな?
志季の奢りなんでしょ?高いの選んじゃお~っと!」
下の子たちが恐縮する前に、率先して一番高いピザを頼んでやった。
そんな俺は、先輩の鑑だと思う。
「さ、君たちも、好きなもの選びな?」
「はい!ありがとうございます!!!
ううん、どれも美味しそう…!
マルゲリータ、マリナーラ、ペスカトーレ、パルマ…。
ここがイタリアか!!」
「駆さん、落ち着いて」
「俺はこの温泉卵乗せピザが…」
「ビスマルクね???」
メニューを熱心に読み始めた三人の頭の高さが、ちょうど三段の階段みたいになっていて、実にかわいい。
俺たちも若い頃は、傍から見たらこういう感じだったのかなぁ、なんてほっこりした気分になりつつ、ネクタイを緩める男に聞いた。
「志季は?決まった?」
「……よく考えたら」
「うん?」
「お前の方が確実に稼いでるよな?
なにせ国民的アイドル様なんだから。
お前に奢るのは、違くないか?」
「いやいや~、正社員の志季さんにはかなわないよ」
「いちサラリーマンと、芸能人の稼ぎを同列で語るのはおかしいだろう」
「だから早く印税でガッポガッポ稼げるようになんなさいって」
そのために、一人の道を行ったんだから。
軽口ついでに、そんな恨み言が喉元まで出かかって、危うく飲み込んだ。
久しぶりのやり取りが嬉しくて、浮かれているんだろう。
少々箍が外れかけているようだ。
(ダメだなぁ)
俺はどこかの誰かさんたち程、傷にはなってないつもりなんだけど……それでも、うん。
大好きなお兄ちゃんが、家を出て、一人暮らしを始めてしまった。
そんな寂しさは、未だにあるんだよ、志季。
「まぁ、そうだな」
さらっと返す顔に、少々意地悪い気分になった。
「師走駆くん」
「はい!」
「如月恋くん」
「はい!」
「卯月新くん」
「はい」
「好きなもの、全部頼んじゃおう!!!」
「はい!!!!!」
「おい」
本気で遠慮なく頼む三人に、俺はコイツら大物になるぞ、と思ったのだった。
#あなたのツキウタはどこから
#ururu领养站[超话]##ururu四格##跟着ururu记新歌#
《SHOUT》
誰しも僕らは
自分の人生の主人公だろう
脇役でいい 君の映画のWoah
エンドロールに僕の名前があったなら
何回会っても、どんなに想っても
変わらない想い
言いたいことが積もり積もるんだ
生まれてきた理由を探していた モラトリアム
全部叫んで諦めたの...
初めて会って、初めて想った
あの日の思い出
言いたいことは全て言えないけど
生まれてきた理由に気づいていた
今の僕なら君に笑顔でできるだろう
初めての日のハイタッチを
《SHOUT》
誰しも僕らは
自分の人生の主人公だろう
脇役でいい 君の映画のWoah
エンドロールに僕の名前があったなら
何回会っても、どんなに想っても
変わらない想い
言いたいことが積もり積もるんだ
生まれてきた理由を探していた モラトリアム
全部叫んで諦めたの...
初めて会って、初めて想った
あの日の思い出
言いたいことは全て言えないけど
生まれてきた理由に気づいていた
今の僕なら君に笑顔でできるだろう
初めての日のハイタッチを
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