日本一(にほんいち)軟水(なんすい)である清水寺(きよみずでら)音羽(おとわ)の滝(たき)から採取(さいしゅ)した水を使い、大阪市の水道水を浄化(じょうか)した水素水(すいそすい)と飲み比べの実験(じっけん)をしました。

①一番出汁(いちばんだし)の実験に使用した材料は、音羽の滝の水150cl、大阪市の水道水150ccと北海道根室産(ほっかいどうねむろさん)昆布(こんぶ)2g。

双方(そうほう)の水に24時間(じかん)昆布を浸(ひた)し、鍋(なべ)で70度(ど)で一分間(いっぶんかん)火を入れましました。

日本食をユネスコの無形文化遺産にした私の主観かしゅかんですが、音羽の滝の水で抽出(ちゅえしゅつ)した昆布の一番出汁は、舌触かしたざわりが円(まろ)やかでした。

大阪市の水道水は、舌触りが硬(かた)い感(かん)じがしました。

昆布に含まれるUフコイダンの抽出具合(ぐあい)はほとんど同じでした。

②お茶の実験に使用した材料は、音羽の滝の水150cl、大阪市の水道水150ccと静岡県(しずおかけん)産新茶(しんちゃ)2g。

双方(そうほう)の水を薬缶(やかん)に入れ、70度(ど)まで沸(わ)かし、お茶の葉が入った急須(きゅうす)に双方の水(=湯(ゆ))を注(そそ)ぎ入れ一分間(いっぶんかん)浸したお茶を茶碗に入れました。

音羽の滝は、昆布の時と同様に舌触りが円やかで旨味(うまみ)と甘味(あまみ・かんみ)が感じられました。

大阪市の水道水は、硬く雑味(ざつみ)があり渋味(しぶみ)が強く感じました。

見た目にも音羽の滝の水は色が黄色(きいろ)で、大阪市の水道水は緑(みどり)色が濃(こ)く濁(にご)っていました。

水に溶け出すトレーサー(鉱物成分)が水に依(よ)って違(ちが)う事(こと)が体感(たいかん)で確認(かくにん)出来(でき)ました。

↑
⑨
「ゆき、手を。」
「え？」
「すっかり冷えてます。」
「瞬兄の手は暖かいな。」
「ではもう少しこのまま、握っています。」
「う、うん//////」
「何をキョロキョロしているんです？」
「ううん、なんでもないの。」
「夕食前なので甘味は断念してください。」
「！そういうんじゃ...」
「...暖かい甘酒くらいなら」
「え？」
「今日も神子として、よく頑張りましたね。」
「ずるい....///////」
#遙かなる時空の中で5#
#瞬ゆきの異世界幕末日常#
↓
⑩

↑
⑧
「帰る前に近くの茶屋を寄りましょう。このままあなたを雪の中に居させられません。」
「うん。暖かいお茶が飲みたいかも。」
・・・・・・・・
「怨霊、封印できてよかった。庇ってくれてありがとう、瞬兄。」
「俺がいなくてもあなたなら立派に戦えます。」
「そんなことない。瞬兄がいてくれたから勝てたの。」
#遙かなる時空の中で5#
#瞬ゆきの異世界幕末日常#
↓
⑨