MintLip新作Voice Drama广播剧企划「Handsome Laundering ハンサムロンダリング」最新角色设定图公开✨. ..発売!试听预告:https://t.cn/A6CzolMq
花丘槙尾 CV.山下誠一郎
善知鳥 全 CV.中島ヨシキ
風見琉佳 CV.伊東健人
月城 茅 CV.木村良平
讲述各怀内幕的神秘男子们为委托人解决问题的男子群像剧,2023年3月29日起CD陆续面世!主角人设图:https://t.cn/A69gsP3S配角人设图:https://t.cn/A69sN6MW预告PV:https://t.cn/A69YEMZi 主题曲MV:https://t.cn/A69YEMZ6 人设图:https://t.cn/A69YEi7Y
Guest character
❂━━━━━━━━❂
case.1 水無月 淳
(CV. 古川慎 @ M_Furukawa929 )
case.2 月城秋桐/冬桐
(CV. 羽多野渉 @ hatano_official )
case.3 小早志静雅
(CV. 豊永利行 @ TossuiKUN )
case.4 月城蓉市
(CV. 浪川大輔 @ namidai0402 )
『夜明けの街で、僕らは足掻く──』
大企业设立的项目『L&L café space』。
咖啡厅以及洗衣店两位一体,一跃成为人气景点。
聚集在那里的工作人员全都是有着某种内情的男子。
他们负责为烦恼的人洗涤心灵,背后的另一张面孔……
与有特殊情况的委托人一起,
在旋涡的不合理中奔走的男人们的群像剧——!
【CAST】
Main cast
花丘槙尾: 山下誠一郎
善知鳥 全: 中島ヨシキ
風見琉佳: 伊東健人
月城 茅: 木村良平
海瀬隼人: 鈴木崚汰
日向野 駿:石川界人
月城葦夜: 阿座上洋平
空閑 巴: 岡本信彦
【Staff】
监督:新井菜津美(株式会社ティームエンタテインメント)
人设:わいあっと
脚本:雨宮うた
BGM:折倉俊則
大手企業が仕掛けたプロジェクト『L&L café space』。
ランドリーとカフェ、そしてクリーニングを併設したその施設は、一躍人気スポットとなった。
そこに集うスタッフは全員、とある事情を抱えたワケアリ男子達。
彼らには、悩める人の心のロンダリングを請け負うという、裏の顔が……。
特殊な事情を抱えた依頼人と、
渦巻く不合理の中を奔走するワケアリ男子達の群像劇──!
声優は、生意気で能天気な新進気鋭の小説家・花丘槙尾役に山下誠一郎さん、今を楽しむことにしか興味がない刹那主義の御曹司・善知鳥全役に中島ヨシキさん、顔を隠して活躍する人気のシンガーソングライター・風見琉佳役に伊東健人さんが抜擢。
天才的な頭脳を持ちながらも引きこもり生活を送るハッカー・月城茅役に木村良平さん、正義感が強くまっすぐで元警察官の経歴を持つ・海瀬隼人役に鈴木崚汰さん。
ランドリーカフェの店長でお調子者の元子役・日向野駿役を石川界人さん、若くして大企業の社長を務め弟に対しては過保護な・月城葦夜役を阿座上洋平さん、温和で優しいがどこか謎めいた一面を持つカウンセラー・空閑巴役を岡本信彦さんが担当します。
#ハンサムロンダリング#
花丘槙尾 CV.山下誠一郎
善知鳥 全 CV.中島ヨシキ
風見琉佳 CV.伊東健人
月城 茅 CV.木村良平
讲述各怀内幕的神秘男子们为委托人解决问题的男子群像剧,2023年3月29日起CD陆续面世!主角人设图:https://t.cn/A69gsP3S配角人设图:https://t.cn/A69sN6MW预告PV:https://t.cn/A69YEMZi 主题曲MV:https://t.cn/A69YEMZ6 人设图:https://t.cn/A69YEi7Y
Guest character
❂━━━━━━━━❂
case.1 水無月 淳
(CV. 古川慎 @ M_Furukawa929 )
case.2 月城秋桐/冬桐
(CV. 羽多野渉 @ hatano_official )
case.3 小早志静雅
(CV. 豊永利行 @ TossuiKUN )
case.4 月城蓉市
(CV. 浪川大輔 @ namidai0402 )
『夜明けの街で、僕らは足掻く──』
大企业设立的项目『L&L café space』。
咖啡厅以及洗衣店两位一体,一跃成为人气景点。
聚集在那里的工作人员全都是有着某种内情的男子。
他们负责为烦恼的人洗涤心灵,背后的另一张面孔……
与有特殊情况的委托人一起,
在旋涡的不合理中奔走的男人们的群像剧——!
【CAST】
Main cast
花丘槙尾: 山下誠一郎
善知鳥 全: 中島ヨシキ
風見琉佳: 伊東健人
月城 茅: 木村良平
海瀬隼人: 鈴木崚汰
日向野 駿:石川界人
月城葦夜: 阿座上洋平
空閑 巴: 岡本信彦
【Staff】
监督:新井菜津美(株式会社ティームエンタテインメント)
人设:わいあっと
脚本:雨宮うた
BGM:折倉俊則
大手企業が仕掛けたプロジェクト『L&L café space』。
ランドリーとカフェ、そしてクリーニングを併設したその施設は、一躍人気スポットとなった。
そこに集うスタッフは全員、とある事情を抱えたワケアリ男子達。
彼らには、悩める人の心のロンダリングを請け負うという、裏の顔が……。
特殊な事情を抱えた依頼人と、
渦巻く不合理の中を奔走するワケアリ男子達の群像劇──!
声優は、生意気で能天気な新進気鋭の小説家・花丘槙尾役に山下誠一郎さん、今を楽しむことにしか興味がない刹那主義の御曹司・善知鳥全役に中島ヨシキさん、顔を隠して活躍する人気のシンガーソングライター・風見琉佳役に伊東健人さんが抜擢。
天才的な頭脳を持ちながらも引きこもり生活を送るハッカー・月城茅役に木村良平さん、正義感が強くまっすぐで元警察官の経歴を持つ・海瀬隼人役に鈴木崚汰さん。
ランドリーカフェの店長でお調子者の元子役・日向野駿役を石川界人さん、若くして大企業の社長を務め弟に対しては過保護な・月城葦夜役を阿座上洋平さん、温和で優しいがどこか謎めいた一面を持つカウンセラー・空閑巴役を岡本信彦さんが担当します。
#ハンサムロンダリング#
2010-05-02 17:15:18
アリスとティッシュ⌒☆
こんにちは!たおです♪
GW、お元気にお過ごしですか?
東京は朝からスッキリとした日が続いてて、
すごく嬉しいです。
天気予報を見ると、みなさんの住んでいる所も、
晴れているんじゃないかな?
気温も、少しずつ少しずつ
夏に向かって上がって来てる感じで、
空気が『そろそろ夏だよー♪』と言ってます(笑)
でも…今年は気温が変わりやすいから、
もしこれでまた急に涼しくなったら…
地球、絶対おかしくなってますよね。
私が大人になっても、おばあちゃんになっても、
その先もずっと、
ちゃんとした四季がずっと続くよう、
本当に願ってます。
さて、GW二回目の休日は、
高校の友達と『アリス・イン・ワンダーランド』を
観に行ってきました!!!
『アリス・イン・ワンダーランド』は、
みなさんごぞんじのように、
あのジョニー・デップさん主演の!!!映画です。
宣伝を観ていた時点では、かなり怖そうだったので、
怖いのが苦手な私は、ちょっとドキドキしてたんですが…
高校の友達が『超観たいーーー!』とオススメしてくれたのと、
同じ事務所の先輩の河原田麻亜里ちゃんが、
ブログの中で『アリス・イン・ワンダーランド』を
とても絶賛していたので、
『ちょっと怖そうだけど…やっぱり観たい!』と思って、
すっごく楽しみにしてたんです。
今までにジョニー・デップさんが出演された映画は、
特に『シザーハンズ』や『チャーリーとチョコレート工場』を
何度も観ましたが、面白いものばかりなんですよね!
私は特に『シザーハンズ』が大好きなんですけど、
初めて観た時、味わったことのない種類の悲しさで
心がヒタヒタになって、
主人公と一緒に泣いてしまった初めての映画でした。
今回も含めて、ジョニー・デップさんの役は、
特殊メイクで演じることがとても多いですよね?
よーーーく見ても、ジョニー・デップさんって全然分からない…
でも、その特殊メイクにピッタリの演技をするから、
特殊メイクが特殊メイクに見えないというか、
だんだん自然に感じてきて、
ジョニー・デップさんではなく役の人だけ存在するっていうのが、
本当にすごいと思います。
ストーリーも、本当に面白かった!!!
高校の友達のオススメと、
麻亜里ちゃんの絶賛を信じて、よかったです☆
自分も不思議な国に引き込まれてしまったような気分が
味わえる映画でした。
思ったんですけど、ジョニー・デップさん本人が
アリスみたいだと思うんですよ。
現実の世界って、実際はすごく変な世界だと思うし、
その中で、いつもは静かで恥ずかしそうなのに、
映画っていう穴の中の世界に入ると
何でもやっちゃうジョニー・デップさんは、
リアルアリスだな?と思いました(男の人だけど)
そういう意味では
私の大好きな香川照之さんもリアルアリスだなーと思います。
『アリス・イン・ワンダーランド』を
ちょっと怖そうだな…と思ってるかたがいたら、ぜひぜひ怖がらずに、観てみて下さい!
他にも、今月は観たい映画がいっぱいあります。
『ダーリンは外国人』も観たいし、
事務所の先輩の高木古都ちゃんが出ている
『武士道シックスティーン』も観たい!
これは、ハナチューの先輩で、ちょっとだけ撮影でお会いしたことある成海璃子ちゃんとか
山下リオちゃんも出演しているので、
すごく興味があるんですよ。
今は遠い人たちばっかりですけど、
オーディションや撮影で一緒になった人たちの演技を観るのは、
すっごい刺激になるからです。
早く観に行きたい!!!
映画って、本当に面白いですよね♪
その日はもうひとつ、驚いたことがありました!
映画を観終わって友達と帰っていたら、
まず一人、ティッシュを配っている人が、
ティッシュを手渡してくれたんです。
私は『トウキョウソナタ』を観てから、
ティッシュを配っている人は仕事で配っているんだ、
ということに気づかされたので
(どうしてかはトウキョウソナタを観るとわかるので、
まだ観てない人はぜひ観てみてください♪)
ティッシュはあまり断らないんですけど、
この日は、雑誌を持っていて、
両方の手がふさがってたので、
ティッシュを配る人がどんどん集まってきて、
荷物の上にティッシュをどんどん置いていくんですよ。
面白いような、ちょっと怖いような体験でした。
この日もらったティッシュが、今日の写真です。
でも、GWに東京に来る人がいたら気をつけてほしいんですけど、
道で配られてるティッシュの中には、
一見可愛いけど怪しい宣伝のティッシュもたくさんあるので、
そういう宣伝を信じたり危ない場所に行ったりしないよう、
気をつけて下さい!!!
それからコメントを、本当にありがとうございます!
新しい人のコメントは本当に嬉しいし、
前のブログから御名前をよく見る人のコメントを見つけると、
やっぱりすごくホッとします。
いろいろ工夫したいから、アドバイスとか質問があったら、
よろしくお願いします!
たお
アリスとティッシュ⌒☆
こんにちは!たおです♪
GW、お元気にお過ごしですか?
東京は朝からスッキリとした日が続いてて、
すごく嬉しいです。
天気予報を見ると、みなさんの住んでいる所も、
晴れているんじゃないかな?
気温も、少しずつ少しずつ
夏に向かって上がって来てる感じで、
空気が『そろそろ夏だよー♪』と言ってます(笑)
でも…今年は気温が変わりやすいから、
もしこれでまた急に涼しくなったら…
地球、絶対おかしくなってますよね。
私が大人になっても、おばあちゃんになっても、
その先もずっと、
ちゃんとした四季がずっと続くよう、
本当に願ってます。
さて、GW二回目の休日は、
高校の友達と『アリス・イン・ワンダーランド』を
観に行ってきました!!!
『アリス・イン・ワンダーランド』は、
みなさんごぞんじのように、
あのジョニー・デップさん主演の!!!映画です。
宣伝を観ていた時点では、かなり怖そうだったので、
怖いのが苦手な私は、ちょっとドキドキしてたんですが…
高校の友達が『超観たいーーー!』とオススメしてくれたのと、
同じ事務所の先輩の河原田麻亜里ちゃんが、
ブログの中で『アリス・イン・ワンダーランド』を
とても絶賛していたので、
『ちょっと怖そうだけど…やっぱり観たい!』と思って、
すっごく楽しみにしてたんです。
今までにジョニー・デップさんが出演された映画は、
特に『シザーハンズ』や『チャーリーとチョコレート工場』を
何度も観ましたが、面白いものばかりなんですよね!
私は特に『シザーハンズ』が大好きなんですけど、
初めて観た時、味わったことのない種類の悲しさで
心がヒタヒタになって、
主人公と一緒に泣いてしまった初めての映画でした。
今回も含めて、ジョニー・デップさんの役は、
特殊メイクで演じることがとても多いですよね?
よーーーく見ても、ジョニー・デップさんって全然分からない…
でも、その特殊メイクにピッタリの演技をするから、
特殊メイクが特殊メイクに見えないというか、
だんだん自然に感じてきて、
ジョニー・デップさんではなく役の人だけ存在するっていうのが、
本当にすごいと思います。
ストーリーも、本当に面白かった!!!
高校の友達のオススメと、
麻亜里ちゃんの絶賛を信じて、よかったです☆
自分も不思議な国に引き込まれてしまったような気分が
味わえる映画でした。
思ったんですけど、ジョニー・デップさん本人が
アリスみたいだと思うんですよ。
現実の世界って、実際はすごく変な世界だと思うし、
その中で、いつもは静かで恥ずかしそうなのに、
映画っていう穴の中の世界に入ると
何でもやっちゃうジョニー・デップさんは、
リアルアリスだな?と思いました(男の人だけど)
そういう意味では
私の大好きな香川照之さんもリアルアリスだなーと思います。
『アリス・イン・ワンダーランド』を
ちょっと怖そうだな…と思ってるかたがいたら、ぜひぜひ怖がらずに、観てみて下さい!
他にも、今月は観たい映画がいっぱいあります。
『ダーリンは外国人』も観たいし、
事務所の先輩の高木古都ちゃんが出ている
『武士道シックスティーン』も観たい!
これは、ハナチューの先輩で、ちょっとだけ撮影でお会いしたことある成海璃子ちゃんとか
山下リオちゃんも出演しているので、
すごく興味があるんですよ。
今は遠い人たちばっかりですけど、
オーディションや撮影で一緒になった人たちの演技を観るのは、
すっごい刺激になるからです。
早く観に行きたい!!!
映画って、本当に面白いですよね♪
その日はもうひとつ、驚いたことがありました!
映画を観終わって友達と帰っていたら、
まず一人、ティッシュを配っている人が、
ティッシュを手渡してくれたんです。
私は『トウキョウソナタ』を観てから、
ティッシュを配っている人は仕事で配っているんだ、
ということに気づかされたので
(どうしてかはトウキョウソナタを観るとわかるので、
まだ観てない人はぜひ観てみてください♪)
ティッシュはあまり断らないんですけど、
この日は、雑誌を持っていて、
両方の手がふさがってたので、
ティッシュを配る人がどんどん集まってきて、
荷物の上にティッシュをどんどん置いていくんですよ。
面白いような、ちょっと怖いような体験でした。
この日もらったティッシュが、今日の写真です。
でも、GWに東京に来る人がいたら気をつけてほしいんですけど、
道で配られてるティッシュの中には、
一見可愛いけど怪しい宣伝のティッシュもたくさんあるので、
そういう宣伝を信じたり危ない場所に行ったりしないよう、
気をつけて下さい!!!
それからコメントを、本当にありがとうございます!
新しい人のコメントは本当に嬉しいし、
前のブログから御名前をよく見る人のコメントを見つけると、
やっぱりすごくホッとします。
いろいろ工夫したいから、アドバイスとか質問があったら、
よろしくお願いします!
たお
【blog】2023.02.17
祈冬
とても自分勝手な文章です。
何を書いても、そう感じる。
今の僕をよく表している気がする。
こんな赤裸々な自分を公開することに、意味があるのかわからない。
それでもやってみる。
誇りもプライドも捨てて、たった一つの大切な何かが、手元に残るのか知りたい。
/
思いやりを持った人間になりたい。
自分を脱却し、誰かを楽しませる人になりたい。
このLINEブログも6月にはサービスが終了されることが決まっている。
その先のことは決めていない。
こんなに好き勝手な表現をするのは、もうそろそろ最後かもしれないと思う。
思いやりに欠けるほど、僕が書きたいことを書き、
僕が読みたい詩を、読みたいように読む。
その難しさや責任に苦しみ、大切な生活を犠牲にするような表現は卒業すべきかもしれない。
一人黙々と、独りよがりな稽古をするのも、もう終わりだ。
今回の朗読は、観に来てくださった人々と、改めて繋がることができた朗読だった。その存在の大切さに深く気付かされ、感謝した。
僕が一人で完成させようとしていた表現は、決して一人じゃ完成しなかった。
共にステージにいる高井息吹さんの楽音に耳を澄ませ、僕らを見つめる一人一人の心にアクセスする。
その術を知るまでに、時間がかかってしまった。
僕が一人だったからだ。
/
独りよがりの文章も
「祈冬」も、もうすぐ終わる。
もうすぐ春が来る。
書きたいように、最後まで書きます。
今回の朗読で僕が読んだのは、
童話「雪渡り」と
「春と修羅」のなかにあるいくつかの心象スケッチだ。
宮沢賢治は自分の詩を、詩ではなく心象スケッチと呼んだ。
スケッチだからとても生々しい、その時の心が書かれている。
僕が読んだのは、宮沢賢治の妹のトシが亡くなった当日、その日に書かれた悲しみのスケッチだ。
そしてその翌年、花巻から北海道を旅した鉄道の中でトシを想いながら書いたスケッチだ。
/
宮沢賢治を読もうと決めたのは、2022年の11月末だった。後から知ったのだが、賢治の妹のトシが亡くなったのは1922年の11月27日だった。奇しくも、ちょうど百年の時が経っていた。
「百年待っていてください。きっと会いに来ますから」
いつかの朗読で読んだ夏目漱石の「夢十夜」において、死にゆく女が叫ぶ台詞だ。百年という言葉を聞くと、この台詞を思い出す。
宮沢賢治の言葉たちは、トシがかくれている雲の向こうの、天の青に向かって昇ってゆく。
もしくはそのさらに向こうの銀河まで。
亡くなった少年と、その友人は鉄道に乗って銀河を旅をした。
かなしみに満ちた世界を、美しく強さに変えてゆく。それが宮沢賢治の言葉だ。
/
一方僕は日々、言葉を失っている。
トルコとシリアで亡くなった人たちの数を思えば、その悲しみは想像力の外にある。
悲しみは海の向こう側だ。
最近友人に「お節介」と言われた。
雑誌かなんかに載っていた星占いに、
「お節介を、励ましや静かな祈りに変えて」
みたいなことが書かれていた。
励ましや、静かな祈りのいかに難しいことか。
でも、そんな人間になりたいな。
落ち込んでいる人がいたら
「大丈夫。君はめちゃくちゃ最高だ。今まで出会ったことないくらいイケてるよ」
と励まして抱きしめてあげたい。
苦しんでいる人がいたら、何もしてやることが出来なくても、静かに祈りたい。そうして自分の生活を明るく送りたい。
僕のお節介は、どうしたら助けてあげられるんだろうと、自分まで苦しんでしまうことだ。
おかげでずいぶんスマートじゃない生き方をしてきてしまった。
それに気づいたのが、最近だ。
僕はこれから変わっていってしまうかもしれない。
痛みに鈍感になるかもしれない。
人の弱さにも鈍感になるかもしれない。
そのことを、少し悲しく思う。
/
童話「雪渡り」は少年の四郎と妹のかん子の冒険物語だ。
この物語を読みながら、僕は少年に返った。
きっと心をシンクロして音楽を奏でていた高井息吹さんも童心に返っていたかもしれない。
青白い銀世界で歌い踊りながら、自分はこれからどんな人間になるんだろうと思った。
純真な心はどこまでも傷つきやすく、脆い。
悲しみに満ちた世界の暗闇と、少年と妹がキラキラの瞳で見つめた光明、その間に僕は立っていた。
/
なんかわからないけど。
負けたくないな。
なんかわからないけど。
負けてたまるか。
朝、目が覚める。
このまま眠っていたら本番は中止だろうな。
劇場に着く。
このまま逃げ出せばこの緊張から解放される。
幕が開き、舞台袖で出番が来る。
この足を進めなければ、朗読は始まらないんだ。
全ての自由が、全ての選択が、僕のこの足にある。
それでも僕は進んだ。進んでいった。
この反省も、恥も、友愛も、絶望も、希望も、暖かい拍手も、涙も、三日間で味わい尽くした。
/
たくさんの人と出会った。
花巻の人々、闘病中の大切な人、友達、家族や親戚。
この公演をやるために、宮沢賢治の言葉を考え続け、何日も何日も列車に乗って、旅をしながら、たくさんの人と出会った。
そうして劇場に辿り着いた。
劇場には友達であり企画者の八十嶋淳(ヤソシマジュン)がいて、高井息吹さんがいて、スタッフたちがいた。
そして観客のみんながいた。
たくさんの出会いだ。
/
もうすぐ、季節と朗読「祈冬」が終わる。
明日からの一週間、千秋楽公演の配信をもってして、僕の宮沢賢治との旅は終わる。
終わって、また始まる。
少しだけ、少しだけ、貴方の悲しみに触れた。
土沢駅。
銀河鉄道の始発駅のモデルになった列車に乗って、僕はこっそり泣いた。
この客車の窓が水族館の窓になって、
大きな水素のりんごの中をかけていって、
サザンクロスを目指して昇っていったんだ。
/
かなしみはちからに。
負けない。悲しみに負けるな。
勝たなくていい。負けるな。
悲しみは心にあっていい。
それを美しく強さに変えるんだ。
僕が物語を読むから。
明日読む物語があれば生きられる。
明日聴く物語があれば生きられる。
がんばろうよ。
君は最高だ。
最高にイケてる。
思慮深くて賢くて優しい人間だ。
部屋の片隅でスマホに文字を打ち込みながら、
僕は静かに祈っている。
この物語と、自分勝手な表現が、誰か一人の心に届きますように。
花巻で出会った七十七歳の伊藤諒子さんは、
僕のために、かつて宮沢賢治がいた川岸で、朗読をしてくれた。
僕の心はあのとき救われた。
役所の人に「宮沢賢治は古い」と言われて落ち込んでいた諒子さん。
「古くなんかないですよ。こんなに歳が離れて、遠くに住んでいる僕たちが賢治を通して出会ったんですよ。すごいことじゃないですか」
/
「朗読、緊張してるんですよね」
「なるようにしかならね。
努力した上で、なるようにしかならね。
みんなじゃなくて、
誰か一人でも感動してくれればいいんだから」
読み続ける。
下手くそでも。誰もいなくなってしまっても。
世界で戦争していても。海の向こうで悲しみが広がっても。
目の前のたった一人のために。
あの諒子さんの川岸に立つ凛とした姿と声を思い出して。
昨夜、配信の映像を見た。
高井息吹さんの歌う曲が、最後まで素晴らしかった。
こんなにまでも心がシンクロして、物語を歌い上げていたんだと改めて知った。
そして自分が高井さんの歌に、ピアノに、無意識のうちにどれだけ助けられていたかを知った。
高井息吹さん、音を捧げてくださって、ほんとうに、ありがとうございました。
/
ご来場いただいた皆さま、心から、ありがとうございました。
あの暖かい拍手を忘れません。
よければまたあの空間に会いに来てください。もっと成長します。
そして、まだ物語を届けることが出来ていない全国の皆さまも、「祈冬」をどうぞよろしくお願いします。
感想があれば、ぜひここに書き込んでください。
ブログのサービスが終了しても、いただいたコメントは保管したいです。
パーソナルBOOKもコツコツ執筆中です。
少しでも恩返しになればと、ひーひー言いながら書いています。
「祈冬」の配信は明日から一週間です。
寂しいとき、眠る前、料理を作りながら、ぜひ何度でも再生してお楽しみください。
https://t.cn/A69hgnp7
本日もおつかれさまでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2023年2月17日
藤原季節
写真:垂水佳菜
https://t.cn/A6C2nJb0
祈冬
とても自分勝手な文章です。
何を書いても、そう感じる。
今の僕をよく表している気がする。
こんな赤裸々な自分を公開することに、意味があるのかわからない。
それでもやってみる。
誇りもプライドも捨てて、たった一つの大切な何かが、手元に残るのか知りたい。
/
思いやりを持った人間になりたい。
自分を脱却し、誰かを楽しませる人になりたい。
このLINEブログも6月にはサービスが終了されることが決まっている。
その先のことは決めていない。
こんなに好き勝手な表現をするのは、もうそろそろ最後かもしれないと思う。
思いやりに欠けるほど、僕が書きたいことを書き、
僕が読みたい詩を、読みたいように読む。
その難しさや責任に苦しみ、大切な生活を犠牲にするような表現は卒業すべきかもしれない。
一人黙々と、独りよがりな稽古をするのも、もう終わりだ。
今回の朗読は、観に来てくださった人々と、改めて繋がることができた朗読だった。その存在の大切さに深く気付かされ、感謝した。
僕が一人で完成させようとしていた表現は、決して一人じゃ完成しなかった。
共にステージにいる高井息吹さんの楽音に耳を澄ませ、僕らを見つめる一人一人の心にアクセスする。
その術を知るまでに、時間がかかってしまった。
僕が一人だったからだ。
/
独りよがりの文章も
「祈冬」も、もうすぐ終わる。
もうすぐ春が来る。
書きたいように、最後まで書きます。
今回の朗読で僕が読んだのは、
童話「雪渡り」と
「春と修羅」のなかにあるいくつかの心象スケッチだ。
宮沢賢治は自分の詩を、詩ではなく心象スケッチと呼んだ。
スケッチだからとても生々しい、その時の心が書かれている。
僕が読んだのは、宮沢賢治の妹のトシが亡くなった当日、その日に書かれた悲しみのスケッチだ。
そしてその翌年、花巻から北海道を旅した鉄道の中でトシを想いながら書いたスケッチだ。
/
宮沢賢治を読もうと決めたのは、2022年の11月末だった。後から知ったのだが、賢治の妹のトシが亡くなったのは1922年の11月27日だった。奇しくも、ちょうど百年の時が経っていた。
「百年待っていてください。きっと会いに来ますから」
いつかの朗読で読んだ夏目漱石の「夢十夜」において、死にゆく女が叫ぶ台詞だ。百年という言葉を聞くと、この台詞を思い出す。
宮沢賢治の言葉たちは、トシがかくれている雲の向こうの、天の青に向かって昇ってゆく。
もしくはそのさらに向こうの銀河まで。
亡くなった少年と、その友人は鉄道に乗って銀河を旅をした。
かなしみに満ちた世界を、美しく強さに変えてゆく。それが宮沢賢治の言葉だ。
/
一方僕は日々、言葉を失っている。
トルコとシリアで亡くなった人たちの数を思えば、その悲しみは想像力の外にある。
悲しみは海の向こう側だ。
最近友人に「お節介」と言われた。
雑誌かなんかに載っていた星占いに、
「お節介を、励ましや静かな祈りに変えて」
みたいなことが書かれていた。
励ましや、静かな祈りのいかに難しいことか。
でも、そんな人間になりたいな。
落ち込んでいる人がいたら
「大丈夫。君はめちゃくちゃ最高だ。今まで出会ったことないくらいイケてるよ」
と励まして抱きしめてあげたい。
苦しんでいる人がいたら、何もしてやることが出来なくても、静かに祈りたい。そうして自分の生活を明るく送りたい。
僕のお節介は、どうしたら助けてあげられるんだろうと、自分まで苦しんでしまうことだ。
おかげでずいぶんスマートじゃない生き方をしてきてしまった。
それに気づいたのが、最近だ。
僕はこれから変わっていってしまうかもしれない。
痛みに鈍感になるかもしれない。
人の弱さにも鈍感になるかもしれない。
そのことを、少し悲しく思う。
/
童話「雪渡り」は少年の四郎と妹のかん子の冒険物語だ。
この物語を読みながら、僕は少年に返った。
きっと心をシンクロして音楽を奏でていた高井息吹さんも童心に返っていたかもしれない。
青白い銀世界で歌い踊りながら、自分はこれからどんな人間になるんだろうと思った。
純真な心はどこまでも傷つきやすく、脆い。
悲しみに満ちた世界の暗闇と、少年と妹がキラキラの瞳で見つめた光明、その間に僕は立っていた。
/
なんかわからないけど。
負けたくないな。
なんかわからないけど。
負けてたまるか。
朝、目が覚める。
このまま眠っていたら本番は中止だろうな。
劇場に着く。
このまま逃げ出せばこの緊張から解放される。
幕が開き、舞台袖で出番が来る。
この足を進めなければ、朗読は始まらないんだ。
全ての自由が、全ての選択が、僕のこの足にある。
それでも僕は進んだ。進んでいった。
この反省も、恥も、友愛も、絶望も、希望も、暖かい拍手も、涙も、三日間で味わい尽くした。
/
たくさんの人と出会った。
花巻の人々、闘病中の大切な人、友達、家族や親戚。
この公演をやるために、宮沢賢治の言葉を考え続け、何日も何日も列車に乗って、旅をしながら、たくさんの人と出会った。
そうして劇場に辿り着いた。
劇場には友達であり企画者の八十嶋淳(ヤソシマジュン)がいて、高井息吹さんがいて、スタッフたちがいた。
そして観客のみんながいた。
たくさんの出会いだ。
/
もうすぐ、季節と朗読「祈冬」が終わる。
明日からの一週間、千秋楽公演の配信をもってして、僕の宮沢賢治との旅は終わる。
終わって、また始まる。
少しだけ、少しだけ、貴方の悲しみに触れた。
土沢駅。
銀河鉄道の始発駅のモデルになった列車に乗って、僕はこっそり泣いた。
この客車の窓が水族館の窓になって、
大きな水素のりんごの中をかけていって、
サザンクロスを目指して昇っていったんだ。
/
かなしみはちからに。
負けない。悲しみに負けるな。
勝たなくていい。負けるな。
悲しみは心にあっていい。
それを美しく強さに変えるんだ。
僕が物語を読むから。
明日読む物語があれば生きられる。
明日聴く物語があれば生きられる。
がんばろうよ。
君は最高だ。
最高にイケてる。
思慮深くて賢くて優しい人間だ。
部屋の片隅でスマホに文字を打ち込みながら、
僕は静かに祈っている。
この物語と、自分勝手な表現が、誰か一人の心に届きますように。
花巻で出会った七十七歳の伊藤諒子さんは、
僕のために、かつて宮沢賢治がいた川岸で、朗読をしてくれた。
僕の心はあのとき救われた。
役所の人に「宮沢賢治は古い」と言われて落ち込んでいた諒子さん。
「古くなんかないですよ。こんなに歳が離れて、遠くに住んでいる僕たちが賢治を通して出会ったんですよ。すごいことじゃないですか」
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「朗読、緊張してるんですよね」
「なるようにしかならね。
努力した上で、なるようにしかならね。
みんなじゃなくて、
誰か一人でも感動してくれればいいんだから」
読み続ける。
下手くそでも。誰もいなくなってしまっても。
世界で戦争していても。海の向こうで悲しみが広がっても。
目の前のたった一人のために。
あの諒子さんの川岸に立つ凛とした姿と声を思い出して。
昨夜、配信の映像を見た。
高井息吹さんの歌う曲が、最後まで素晴らしかった。
こんなにまでも心がシンクロして、物語を歌い上げていたんだと改めて知った。
そして自分が高井さんの歌に、ピアノに、無意識のうちにどれだけ助けられていたかを知った。
高井息吹さん、音を捧げてくださって、ほんとうに、ありがとうございました。
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ご来場いただいた皆さま、心から、ありがとうございました。
あの暖かい拍手を忘れません。
よければまたあの空間に会いに来てください。もっと成長します。
そして、まだ物語を届けることが出来ていない全国の皆さまも、「祈冬」をどうぞよろしくお願いします。
感想があれば、ぜひここに書き込んでください。
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パーソナルBOOKもコツコツ執筆中です。
少しでも恩返しになればと、ひーひー言いながら書いています。
「祈冬」の配信は明日から一週間です。
寂しいとき、眠る前、料理を作りながら、ぜひ何度でも再生してお楽しみください。
https://t.cn/A69hgnp7
本日もおつかれさまでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2023年2月17日
藤原季節
写真:垂水佳菜
https://t.cn/A6C2nJb0
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