【存档】ドリボ会見ほぼ全文②
2020/11/05
ーーどんな新しいドリームボーイズに? アクロバットなどのパフォーマンスは?
岸 ドリームボーイズやジャニーズの舞台にとって醍醐味といっても過言ではないフライングは、このご時世なので安全対策の上で厳しくなってくるんですけども、そこを逆手にとって、今回は役の内面をより一層お客様に伝えていきたいなという思いが強いですね。
神宮寺 ドリームボーイズってボクシングが舞台になっているんですけども、そこだけでなく人間関係・ヒューマンドラマも熱いところなので、もっと濃くいれていけるんじゃないですかね。
――現段階で決まっている演出はありますか?
岸 まだ1回しか打ち合わせしていないですけど、ボクシングシーンもよりミュージカル要素が強くなったり、4曲……。
神宮寺 そうだね、4曲。新しい曲が増えたり。
岸 結構ガラッと変わるんじゃないですかね。
神宮寺 そうだね、4曲って相当大きいからね、ボクシングの見せ方っていうのも今までと違った感じになると思うので、そこは楽しみにしていただきたいです。
ーージャニーズJr.のみなさんへのアドバイス、伝えておきたいことはなんですか? また、「ユウ」がつく名前の3人揃いますが何か呼び方の工夫は?
神宮寺 岸くんはいいじゃん。
岸 なんでよ。
神宮寺 だって俺のことは「ジン」って呼ぶわけでしょ? で、弟は岸くんのことなんて呼んでた?
岸・那須 兄ちゃん。
神宮寺 でしょ? 俺なんですよ、一番混乱するのは。僕が一番「ユウタ」と「ユウト」を呼ぶんです。だからそれは頭の中にすーごい叩き込みましたね。あと、はっきりユウ「タ」、ユウ「ト」、って言わないとお客さんがどっちの話をしてるんだ?って(分からなく)なっちゃうから。
今年はHiHi Jetsがいないから、あ、ユウトじゃなくなるんだな~って思ってたら、ちゃんっと那須くんが……いましたねえ。「那須雄登」っていうのは知ってましたけどね。
岸 まじで、すーごい「ユウト」だったよね。
那須 僕、結構、苗字で呼ばれるんで。
神宮寺 そうだよね、那須のイメージが強いよね。
那須 そうですね、那須がしっくりきますね。僕も「ユウト」って呼ばれるの恥ずかしいですね。
岸 新鮮にお芝居できるね。
神宮寺 (僕は)ユウタとユウトを分けながら、ですね。
岸 先輩からアドバイスしたい……というか、もしあげられるとしたらですよ? 僕から言えることは、板の上ではみんな一緒だから。先輩後輩関係ないってこと。これだけは言いたいです。東山(紀之)さんに教えてもらったことを、僕がついに伝える日がきたなと。
神宮寺 今、自分の言葉みたいに言ってたもんね?! 東山さんから頂いた言葉だよね?
岸 東山さんから頂いた大切な言葉ですね。
ーードリームボーイズの魅力ってどこにあると思いますか? せっかくなのでキャッチフレーズのような言葉でバシッと決めていただけたら。
中村 ちょっとじゃあ、後半にいくの怖いので、先にいっていいですか?
一同 (笑)
中村 容赦なくいきます。公演を重ねるごとに作品への愛が募っていくといいますか。愛情だったり、ストーリー性だったり、感動するシーンを何公演やっても感動するし、なんなら感動が増していくという意味で、「愛が止まらねえ! ドリームボーイズ!」。どうですか?
岸 シンプルイズベストだね、ストレートに伝える感じね。
中村 しかもさ、このポスターに赤い文字があるじゃん。愛ってさ、赤っぽいじゃん。なので「愛」は赤文字でお願いします!
岸 たしかにね、いろんな角度から愛が溢れてるからね。
中村 去年も最後のシーンとか、毎公演泣きそうでした。
岸 いやいや、泣け!?
中村 こらえてました、本当に。チャンプチームだったからすぐ泣くような男ではいけないなと。
ーー次は那須さん行きますか?
那須 いいですか? 僕いっても! 神宮寺くんもおっしゃっていた通り、人間関係を繊細に描いているので、登場人物の様々な思いがぶつかりあってバチバチしている舞台だと思うので、キャッチフレーズは……、うーん……、「走り喚き呻き泣く、男たち」。どうでしょうか?
一同 (笑)
岸 たしかにそれくらい色々あるわ。
那須 盛りだくさんですから。
神宮寺 よかったよかった。
岸 もしかしてラップ? これ。
那須 ちょと、はい、ありがとうございます気づいてくれて。
――「走り喚き呻き泣く、男たち」ということで。
那須 あっ、はい、そんな感じです。
岸 自分で覚えてないでしょ!(笑)
神宮寺 2回目はもう言えないよね、みんなメモしてくれてるからね。
――では、トリは岩﨑さん。
那須 よっ!
中村 よっ!
岩﨑 よ!じゃないですよ。こうやってハードルが上がるんですよね。ドリームボーイズの本当にいいところは人間関係だったり、少年の葛藤というか。悩んでいるところを素直に……、なんていうんですかね、自分の中のものを出せずに、うまくすれ違っていくところがいいなと思うんで、少年らしいところが素晴らしいのでキャッチフレーズは「若気の至り」。
会場 (笑)
(「ハハハ!」声をあげて笑う那須さん)
岩﨑 何年かあとにあのときは若かったなあって。
岸 若いからこそのエネルギーが出ちゃうっていうね。
ーー初出演のメンバーがいらっしゃるが、座長岸さん・チャンプ神宮寺さんから、初出演のみなさんへのアドバイスを。那須さんからも先輩に聞きたいことがあれば教えてください。
神宮寺 本当に楽しい舞台だよね、去年やってみて。思い出になると思うんです。あとは、毎日毎日成長を感じられる、成長していける舞台なので、毎日挑戦できるというか。そういった意味ではすごい今後の活動とかの、経験値になる舞台なんじゃないかなと。
(相槌を打つ岸さん)
岸 そうだね、ある意味本当に財産になることは間違いない。
那須 あ〜。うなずく。
神宮寺 だから、本当に稽古のときから本気でぶつかってくれればね。
岸 うん、ほんとに。
神宮寺 (岸さんに向けて)ずっと嶺亜のこと見てるけど、嶺亜は去年も出てるからね?
岸 うんうんうん、もちろん! もちろん知ってますよ!?
神宮寺 だってずっと嶺亜見てるから! どっちかって言うと……那須くんね?
岸 これだけは言えるから! 板の上ではみんな一緒だから!
中村 多用するなあ~(笑)。
岸 だから、先輩後輩関係なしにいい舞台を作っていきたいねっていう、東山さんから教わったんですけどね。大切な言葉ですから。
――那須さんから先輩に聞きたいことは?
那須 去年見学させていただいたんですけど、お二人のまあ……お筋肉が。
神宮寺 「お」はつけなくていいのよ、そこは。
那須 お筋肉がもりもりで、食事制限とかされてたのかな?っていうところが気になります。
岸 絶対興味ないじゃん! さっき芝居の話とかしてたじゃん!
那須 いやいや気になってますよ!
神宮寺 気になったんだよね?
那須 はい、どうなってんだこれは、と思って。
岸 今年あんまり一緒にやってないね、各々ね。
神宮寺 そうだね、各々。僕はタンパク質を。今は全然絞る時期じゃなくて、筋肉の増量に向けて頑張ってますね。岸くんはもう海外のボクサーですから。去年はギリシャ彫刻だったけど、今年は海外のボクサーに。
岸 まあそこを目指したいです。
一同 (笑)
岸 あの、幼虫からさなぎに入っているところぐらいですかね。
神宮寺 おぉ、今その状況!?
岸 いっぱい食べてね。
神宮寺 そう、いっぱい食べてね。
岸 いっぱい寝てね。
神宮寺 うん、休ませてね、超回復させたりとか。
那須 ……!
神宮寺 大丈夫? 本当に興味ある!?
那須 いやいや!
岩崎 すごい小声で「すごいっすね…」って(笑)。
神宮寺 そうだよね!?
那須 いやいや! 準備大事っすね……。
ーー久しぶりの生パフォーマンスでどういったところを見せたい?
神宮寺 嶺亜からいく?
中村 俺からいく?じゃあ僕から。みなさんに直接お届けできるのが本当に久々なんで、舞台のストーリーはもちろんのこと、僕たちが届けたい、内面の部分も見せられたら。自然と見えたらなと思います。僕たちひとりひとりを。
岸 (拍手)
岩崎 去年に引き続きというのもありますし、2年目なのでもっとチャンプチームとしての貫禄やチャンプとの関係性をもっと、ぐっと引き出せたらいいなと思います。
那須 そうですね、僕は1年目ですけど、なんだろう。1年目と思わせないぐらいがむしゃらに先輩たちに食らいついていきたいと思っているので、演技をお客さんに一番見せたいところです。
神宮寺 せっかくお客さんの前で披露できるということなので、客席ひとりひとりに歌だったり台詞だったりパフォーマンスだったり、全てが届くように。それで、その日、帰っていただいて「あーお腹いっぱいだたった」って言ってもらえるようなパフォーマンスを届けていきたい。
岸 歌、ダンス、お芝居はもちろんのこと、僕自身……広背筋と上腕三頭筋と、あと、前腕にちょっと浮かんでくる血管に注目してもらいたいなって思って、個人的にですけど。そこは本当に鍛えていくんで、ぜひ注目してもらえたら嬉しいなと思いますね
神宮寺 じゃあ今度から写真もそこ撮ってほしいってことかな? 岸くん、今回から顔は使わなくていいってこと?
岸 いやいや!! 顔が命の前提ですよ。
神宮寺 顔が前提ね? それでこっち(筋肉)も写してほしいってことね?
(と岸さん節が炸裂したところで、質疑応答は終了。)
ーー今回一度9月に中止となった「ドリームボーイズ」を上演できることがわかった時の気持ちは?
岸 中止と初めて聞いたときにはこのご時世ですし、それはそうなるだろうな、と思ったんですけど、まさかこの12月1月にやらせていただけるとは、喜びが倍増したといいますか。その分、お客さんと久々にお会いできるので、最高のパフォーマンスを届けたいですよね。
神宮寺 僕もすごくびっくりしましたね。びっくりしたと同時に、いろいろ準備をしなきゃなという気持ちがよぎりましたね。あとはファンの皆さんに会えるっていうのが一番嬉しかったですね。
ーー準備するのは「からだ」だって思いませんでしたか?
神宮寺 超思いました。
岸 今回時間なかったよね?
神宮寺 時間がなかったですね〜。前回は、ジャニーさんに大カミングアウトしていただいて、結構前から知ってたんですけど、今回は本当に皆さんと同じぐらいのタイミングに。
岸 ネットで知ったので。
神宮寺 (笑)。本当にそのぐらいに知って。なので今すごい食べてます。尋常じゃなく。みなさんが引くぐらい食べてます。
――引くぐらいとは、どのくらい?
神宮寺 1日タンパク質で120gぐらいとっていて。みなさん120って聞くと「120?」ってなるじゃないですか。コンビニとかで売っているサラダチキンで、あれで25gですからね。
岩﨑 ええっ!
那須 えー!!
中村 えっぐ!
神宮寺 筋肉を肥大させるときは自分の体重×2グラムなんですよ、岸先生に教えてもらったんですけど。
那須 すごいわ……(怪訝な顔で呟く)
――去年は55kgで2人の体重を揃えていましたけど今年はどうしますか?
岸 最終的にはそこだよね? 体脂肪率一桁台で、50kg台半ばぐらいにもっていくっていう。
神宮寺 そうですね。
――これからもう少ししたら絞っていく期間が始まる?
神宮寺 始まりますね。
岸 えっと、今が何月だ?
神宮寺 11月の……5日…ですので、もうちょっとだね。
岸 あと10日後ぐらいですね。
――どうやって絞るんですか?
岸 炭水化物をこれぐらいにしていって。
(岸さんが左手で小さく作った丸の小ささを見て、目を見開いて驚く那須さんと岩﨑さん)
岸 夢にも食べ物が出てくるんですよ、揚げ物が出てきて。
岩﨑 それ危ないじゃないですか!
那須 危ないですよ。
岸 まあ、今回は健康第一ということで。
神宮寺 気をつけながらね、やっていきます。
2020/11/05
ーーどんな新しいドリームボーイズに? アクロバットなどのパフォーマンスは?
岸 ドリームボーイズやジャニーズの舞台にとって醍醐味といっても過言ではないフライングは、このご時世なので安全対策の上で厳しくなってくるんですけども、そこを逆手にとって、今回は役の内面をより一層お客様に伝えていきたいなという思いが強いですね。
神宮寺 ドリームボーイズってボクシングが舞台になっているんですけども、そこだけでなく人間関係・ヒューマンドラマも熱いところなので、もっと濃くいれていけるんじゃないですかね。
――現段階で決まっている演出はありますか?
岸 まだ1回しか打ち合わせしていないですけど、ボクシングシーンもよりミュージカル要素が強くなったり、4曲……。
神宮寺 そうだね、4曲。新しい曲が増えたり。
岸 結構ガラッと変わるんじゃないですかね。
神宮寺 そうだね、4曲って相当大きいからね、ボクシングの見せ方っていうのも今までと違った感じになると思うので、そこは楽しみにしていただきたいです。
ーージャニーズJr.のみなさんへのアドバイス、伝えておきたいことはなんですか? また、「ユウ」がつく名前の3人揃いますが何か呼び方の工夫は?
神宮寺 岸くんはいいじゃん。
岸 なんでよ。
神宮寺 だって俺のことは「ジン」って呼ぶわけでしょ? で、弟は岸くんのことなんて呼んでた?
岸・那須 兄ちゃん。
神宮寺 でしょ? 俺なんですよ、一番混乱するのは。僕が一番「ユウタ」と「ユウト」を呼ぶんです。だからそれは頭の中にすーごい叩き込みましたね。あと、はっきりユウ「タ」、ユウ「ト」、って言わないとお客さんがどっちの話をしてるんだ?って(分からなく)なっちゃうから。
今年はHiHi Jetsがいないから、あ、ユウトじゃなくなるんだな~って思ってたら、ちゃんっと那須くんが……いましたねえ。「那須雄登」っていうのは知ってましたけどね。
岸 まじで、すーごい「ユウト」だったよね。
那須 僕、結構、苗字で呼ばれるんで。
神宮寺 そうだよね、那須のイメージが強いよね。
那須 そうですね、那須がしっくりきますね。僕も「ユウト」って呼ばれるの恥ずかしいですね。
岸 新鮮にお芝居できるね。
神宮寺 (僕は)ユウタとユウトを分けながら、ですね。
岸 先輩からアドバイスしたい……というか、もしあげられるとしたらですよ? 僕から言えることは、板の上ではみんな一緒だから。先輩後輩関係ないってこと。これだけは言いたいです。東山(紀之)さんに教えてもらったことを、僕がついに伝える日がきたなと。
神宮寺 今、自分の言葉みたいに言ってたもんね?! 東山さんから頂いた言葉だよね?
岸 東山さんから頂いた大切な言葉ですね。
ーードリームボーイズの魅力ってどこにあると思いますか? せっかくなのでキャッチフレーズのような言葉でバシッと決めていただけたら。
中村 ちょっとじゃあ、後半にいくの怖いので、先にいっていいですか?
一同 (笑)
中村 容赦なくいきます。公演を重ねるごとに作品への愛が募っていくといいますか。愛情だったり、ストーリー性だったり、感動するシーンを何公演やっても感動するし、なんなら感動が増していくという意味で、「愛が止まらねえ! ドリームボーイズ!」。どうですか?
岸 シンプルイズベストだね、ストレートに伝える感じね。
中村 しかもさ、このポスターに赤い文字があるじゃん。愛ってさ、赤っぽいじゃん。なので「愛」は赤文字でお願いします!
岸 たしかにね、いろんな角度から愛が溢れてるからね。
中村 去年も最後のシーンとか、毎公演泣きそうでした。
岸 いやいや、泣け!?
中村 こらえてました、本当に。チャンプチームだったからすぐ泣くような男ではいけないなと。
ーー次は那須さん行きますか?
那須 いいですか? 僕いっても! 神宮寺くんもおっしゃっていた通り、人間関係を繊細に描いているので、登場人物の様々な思いがぶつかりあってバチバチしている舞台だと思うので、キャッチフレーズは……、うーん……、「走り喚き呻き泣く、男たち」。どうでしょうか?
一同 (笑)
岸 たしかにそれくらい色々あるわ。
那須 盛りだくさんですから。
神宮寺 よかったよかった。
岸 もしかしてラップ? これ。
那須 ちょと、はい、ありがとうございます気づいてくれて。
――「走り喚き呻き泣く、男たち」ということで。
那須 あっ、はい、そんな感じです。
岸 自分で覚えてないでしょ!(笑)
神宮寺 2回目はもう言えないよね、みんなメモしてくれてるからね。
――では、トリは岩﨑さん。
那須 よっ!
中村 よっ!
岩﨑 よ!じゃないですよ。こうやってハードルが上がるんですよね。ドリームボーイズの本当にいいところは人間関係だったり、少年の葛藤というか。悩んでいるところを素直に……、なんていうんですかね、自分の中のものを出せずに、うまくすれ違っていくところがいいなと思うんで、少年らしいところが素晴らしいのでキャッチフレーズは「若気の至り」。
会場 (笑)
(「ハハハ!」声をあげて笑う那須さん)
岩﨑 何年かあとにあのときは若かったなあって。
岸 若いからこそのエネルギーが出ちゃうっていうね。
ーー初出演のメンバーがいらっしゃるが、座長岸さん・チャンプ神宮寺さんから、初出演のみなさんへのアドバイスを。那須さんからも先輩に聞きたいことがあれば教えてください。
神宮寺 本当に楽しい舞台だよね、去年やってみて。思い出になると思うんです。あとは、毎日毎日成長を感じられる、成長していける舞台なので、毎日挑戦できるというか。そういった意味ではすごい今後の活動とかの、経験値になる舞台なんじゃないかなと。
(相槌を打つ岸さん)
岸 そうだね、ある意味本当に財産になることは間違いない。
那須 あ〜。うなずく。
神宮寺 だから、本当に稽古のときから本気でぶつかってくれればね。
岸 うん、ほんとに。
神宮寺 (岸さんに向けて)ずっと嶺亜のこと見てるけど、嶺亜は去年も出てるからね?
岸 うんうんうん、もちろん! もちろん知ってますよ!?
神宮寺 だってずっと嶺亜見てるから! どっちかって言うと……那須くんね?
岸 これだけは言えるから! 板の上ではみんな一緒だから!
中村 多用するなあ~(笑)。
岸 だから、先輩後輩関係なしにいい舞台を作っていきたいねっていう、東山さんから教わったんですけどね。大切な言葉ですから。
――那須さんから先輩に聞きたいことは?
那須 去年見学させていただいたんですけど、お二人のまあ……お筋肉が。
神宮寺 「お」はつけなくていいのよ、そこは。
那須 お筋肉がもりもりで、食事制限とかされてたのかな?っていうところが気になります。
岸 絶対興味ないじゃん! さっき芝居の話とかしてたじゃん!
那須 いやいや気になってますよ!
神宮寺 気になったんだよね?
那須 はい、どうなってんだこれは、と思って。
岸 今年あんまり一緒にやってないね、各々ね。
神宮寺 そうだね、各々。僕はタンパク質を。今は全然絞る時期じゃなくて、筋肉の増量に向けて頑張ってますね。岸くんはもう海外のボクサーですから。去年はギリシャ彫刻だったけど、今年は海外のボクサーに。
岸 まあそこを目指したいです。
一同 (笑)
岸 あの、幼虫からさなぎに入っているところぐらいですかね。
神宮寺 おぉ、今その状況!?
岸 いっぱい食べてね。
神宮寺 そう、いっぱい食べてね。
岸 いっぱい寝てね。
神宮寺 うん、休ませてね、超回復させたりとか。
那須 ……!
神宮寺 大丈夫? 本当に興味ある!?
那須 いやいや!
岩崎 すごい小声で「すごいっすね…」って(笑)。
神宮寺 そうだよね!?
那須 いやいや! 準備大事っすね……。
ーー久しぶりの生パフォーマンスでどういったところを見せたい?
神宮寺 嶺亜からいく?
中村 俺からいく?じゃあ僕から。みなさんに直接お届けできるのが本当に久々なんで、舞台のストーリーはもちろんのこと、僕たちが届けたい、内面の部分も見せられたら。自然と見えたらなと思います。僕たちひとりひとりを。
岸 (拍手)
岩崎 去年に引き続きというのもありますし、2年目なのでもっとチャンプチームとしての貫禄やチャンプとの関係性をもっと、ぐっと引き出せたらいいなと思います。
那須 そうですね、僕は1年目ですけど、なんだろう。1年目と思わせないぐらいがむしゃらに先輩たちに食らいついていきたいと思っているので、演技をお客さんに一番見せたいところです。
神宮寺 せっかくお客さんの前で披露できるということなので、客席ひとりひとりに歌だったり台詞だったりパフォーマンスだったり、全てが届くように。それで、その日、帰っていただいて「あーお腹いっぱいだたった」って言ってもらえるようなパフォーマンスを届けていきたい。
岸 歌、ダンス、お芝居はもちろんのこと、僕自身……広背筋と上腕三頭筋と、あと、前腕にちょっと浮かんでくる血管に注目してもらいたいなって思って、個人的にですけど。そこは本当に鍛えていくんで、ぜひ注目してもらえたら嬉しいなと思いますね
神宮寺 じゃあ今度から写真もそこ撮ってほしいってことかな? 岸くん、今回から顔は使わなくていいってこと?
岸 いやいや!! 顔が命の前提ですよ。
神宮寺 顔が前提ね? それでこっち(筋肉)も写してほしいってことね?
(と岸さん節が炸裂したところで、質疑応答は終了。)
ーー今回一度9月に中止となった「ドリームボーイズ」を上演できることがわかった時の気持ちは?
岸 中止と初めて聞いたときにはこのご時世ですし、それはそうなるだろうな、と思ったんですけど、まさかこの12月1月にやらせていただけるとは、喜びが倍増したといいますか。その分、お客さんと久々にお会いできるので、最高のパフォーマンスを届けたいですよね。
神宮寺 僕もすごくびっくりしましたね。びっくりしたと同時に、いろいろ準備をしなきゃなという気持ちがよぎりましたね。あとはファンの皆さんに会えるっていうのが一番嬉しかったですね。
ーー準備するのは「からだ」だって思いませんでしたか?
神宮寺 超思いました。
岸 今回時間なかったよね?
神宮寺 時間がなかったですね〜。前回は、ジャニーさんに大カミングアウトしていただいて、結構前から知ってたんですけど、今回は本当に皆さんと同じぐらいのタイミングに。
岸 ネットで知ったので。
神宮寺 (笑)。本当にそのぐらいに知って。なので今すごい食べてます。尋常じゃなく。みなさんが引くぐらい食べてます。
――引くぐらいとは、どのくらい?
神宮寺 1日タンパク質で120gぐらいとっていて。みなさん120って聞くと「120?」ってなるじゃないですか。コンビニとかで売っているサラダチキンで、あれで25gですからね。
岩﨑 ええっ!
那須 えー!!
中村 えっぐ!
神宮寺 筋肉を肥大させるときは自分の体重×2グラムなんですよ、岸先生に教えてもらったんですけど。
那須 すごいわ……(怪訝な顔で呟く)
――去年は55kgで2人の体重を揃えていましたけど今年はどうしますか?
岸 最終的にはそこだよね? 体脂肪率一桁台で、50kg台半ばぐらいにもっていくっていう。
神宮寺 そうですね。
――これからもう少ししたら絞っていく期間が始まる?
神宮寺 始まりますね。
岸 えっと、今が何月だ?
神宮寺 11月の……5日…ですので、もうちょっとだね。
岸 あと10日後ぐらいですね。
――どうやって絞るんですか?
岸 炭水化物をこれぐらいにしていって。
(岸さんが左手で小さく作った丸の小ささを見て、目を見開いて驚く那須さんと岩﨑さん)
岸 夢にも食べ物が出てくるんですよ、揚げ物が出てきて。
岩﨑 それ危ないじゃないですか!
那須 危ないですよ。
岸 まあ、今回は健康第一ということで。
神宮寺 気をつけながらね、やっていきます。
日本語版
#魔道祖師##魔道祖师#
「なあなあ、江澄〜〜!!」
「……なんだ」
「一生のお願い!」
眉を八の字にし、掌を合わせた魏無羨が突然蓮花塢に一人でやってきた。雲深不知処から決して近い距離ではないし、そもそも自分を頼ってくるのが珍しくて少し驚いた。
と、同時に、嫌な予感がする。基本的に藍忘機にべったりな魏無羨が来たということは、その相手が迎えにくる可能性が高いのだ。藍忘機は人として嫌いではないが、魏無羨のこととなると途端に面倒くささを発揮する。
「貴様、俺に何度一生のお願いをしてきたと思っている?」
思わず眉間に皺が寄ってしまうのが自分でもわかる。金凌にしかめっ面と呼ばれるのも無理はない。
「そんな冷たい事言わずにさ〜〜! 俺、本当に困ってて……」
犬が苦手なのに、しょぼくれた霊犬のように見上げてくる魏無羨に、深くて長い溜息を吐かずにはいられなかった。
「はぁ…………何に、……困っているって?」
「さっすが江澄! 江澄なら話を聞いてくれると思ったんだよな!」
現金にも掌を返したように元気になる魏無羨が、わざとしょんぼりしたふりをしていたのも理解しているし、それを子供の頃からずっと良しとしてきてしまっていた自分の甘さにも舌打ちしたくなる。ので、実際にした。
「ちっ」
「おぉ、怖っ」
「それで。なんなんだ一体。雲深不知処からわざわざこんなところにまで出向いてきたんだ。余程の用件じゃなければ池に沈めるぞ」
「それがさ……」
「因みに、藍忘機関係の惚気なら紫電で鞭打ちだ」
罰則について口にすると、魏無羨は口を眇めた。どうやら自分の予想は外れていなかったらしい。うっかり余計な事に時間を費やしてしまうところだったようだ。
「こ、江澄〜〜」
「聞かん」
「いやいや! 藍湛の事ではあるけど! 惚気じゃないんだって! 本当に! ただ、その……」
突然深刻そうな顔になった魏無羨に、少しだけ罪悪感を抱く。そうだ、わざわざ蓮花塢まで一人で出向いてきたのだ。そして昔のような関係には戻れなくなっている自分にこうして相談事を持ち込んできたくらいだ。頭から惚気だと決めつけるのはよくないかもしれない。
顎をしゃくって続きを促すと、魏無羨は目を瞬いてから、にっと笑みを浮かべた。この屈託のない笑顔にこれまで何度振り回されてきたことか。
「藍湛が激しくて困ってる……俺は昼過ぎまで寝てても問題ないけど、藍湛はとても早起きだろう? いつ寝てるのか心配で……」
掌で顔を覆うべき内容だった。
自分の甘さに頭を抱えたい。
「それを惚気だと言うんだが、理解しているか?」
右手の人差し指の指輪を思わず弄ってしまうと、魏無羨は体をぎくりと震わせた。
「いやいや!? 藍湛の体調の心配だって! 別に惚気てないだろ! 惚気っていうのは、何回致して、どこに何をされたかだとか…………ああ、そうか」
突如、何かに気が付いたように目を見開いた魏無羨は気の毒そうな顔でこちらを窺ってきた。
「江澄は童貞だもんな、わからなくても仕方がない、うんうん」
指輪を撫でて、紫電を鞭に変化させた。これは例え、自分のように紫電を持っていない者であったとしても、何かしらの行動を起こしているだろう。
「ひいっ」
「ほぉ……? よくも俺にそんな口を聞けたな。藍忘機から聞くところによると、……貴様とて童貞との話だが? どの口が言う」
「は、はあ!? な、っんで……っ!? 藍湛!?」
昔からずっと近くにいたのだ。女性に笑顔を向けることはあっても、傍に置いたことがない事くらい知っている。あの日から今こうして顔を合わせるまで、長い時間空白であっても、魏無羨の本質が変わった訳でもない。
ーーよく、知っている。
極め付けは、藍忘機を見れば、わかる。
「ふんっ」
さて鞭打ちの時間だと一度、紫電で地面を打った時、外弟子の一人が慌てたように駆け寄ってくるのが見えた。
「江宗主!」
「どうした」
「その……姑蘇の……、が、含光君がお見えです……」
外弟子の後ろから、藍忘機が静かに姿を現した。
「ここに、魏嬰がいるだろう」
ああ、もったいない。
問題児を鞭打ちで躾けるのはお預けになったようだ。
#魔道祖師##魔道祖师#
「なあなあ、江澄〜〜!!」
「……なんだ」
「一生のお願い!」
眉を八の字にし、掌を合わせた魏無羨が突然蓮花塢に一人でやってきた。雲深不知処から決して近い距離ではないし、そもそも自分を頼ってくるのが珍しくて少し驚いた。
と、同時に、嫌な予感がする。基本的に藍忘機にべったりな魏無羨が来たということは、その相手が迎えにくる可能性が高いのだ。藍忘機は人として嫌いではないが、魏無羨のこととなると途端に面倒くささを発揮する。
「貴様、俺に何度一生のお願いをしてきたと思っている?」
思わず眉間に皺が寄ってしまうのが自分でもわかる。金凌にしかめっ面と呼ばれるのも無理はない。
「そんな冷たい事言わずにさ〜〜! 俺、本当に困ってて……」
犬が苦手なのに、しょぼくれた霊犬のように見上げてくる魏無羨に、深くて長い溜息を吐かずにはいられなかった。
「はぁ…………何に、……困っているって?」
「さっすが江澄! 江澄なら話を聞いてくれると思ったんだよな!」
現金にも掌を返したように元気になる魏無羨が、わざとしょんぼりしたふりをしていたのも理解しているし、それを子供の頃からずっと良しとしてきてしまっていた自分の甘さにも舌打ちしたくなる。ので、実際にした。
「ちっ」
「おぉ、怖っ」
「それで。なんなんだ一体。雲深不知処からわざわざこんなところにまで出向いてきたんだ。余程の用件じゃなければ池に沈めるぞ」
「それがさ……」
「因みに、藍忘機関係の惚気なら紫電で鞭打ちだ」
罰則について口にすると、魏無羨は口を眇めた。どうやら自分の予想は外れていなかったらしい。うっかり余計な事に時間を費やしてしまうところだったようだ。
「こ、江澄〜〜」
「聞かん」
「いやいや! 藍湛の事ではあるけど! 惚気じゃないんだって! 本当に! ただ、その……」
突然深刻そうな顔になった魏無羨に、少しだけ罪悪感を抱く。そうだ、わざわざ蓮花塢まで一人で出向いてきたのだ。そして昔のような関係には戻れなくなっている自分にこうして相談事を持ち込んできたくらいだ。頭から惚気だと決めつけるのはよくないかもしれない。
顎をしゃくって続きを促すと、魏無羨は目を瞬いてから、にっと笑みを浮かべた。この屈託のない笑顔にこれまで何度振り回されてきたことか。
「藍湛が激しくて困ってる……俺は昼過ぎまで寝てても問題ないけど、藍湛はとても早起きだろう? いつ寝てるのか心配で……」
掌で顔を覆うべき内容だった。
自分の甘さに頭を抱えたい。
「それを惚気だと言うんだが、理解しているか?」
右手の人差し指の指輪を思わず弄ってしまうと、魏無羨は体をぎくりと震わせた。
「いやいや!? 藍湛の体調の心配だって! 別に惚気てないだろ! 惚気っていうのは、何回致して、どこに何をされたかだとか…………ああ、そうか」
突如、何かに気が付いたように目を見開いた魏無羨は気の毒そうな顔でこちらを窺ってきた。
「江澄は童貞だもんな、わからなくても仕方がない、うんうん」
指輪を撫でて、紫電を鞭に変化させた。これは例え、自分のように紫電を持っていない者であったとしても、何かしらの行動を起こしているだろう。
「ひいっ」
「ほぉ……? よくも俺にそんな口を聞けたな。藍忘機から聞くところによると、……貴様とて童貞との話だが? どの口が言う」
「は、はあ!? な、っんで……っ!? 藍湛!?」
昔からずっと近くにいたのだ。女性に笑顔を向けることはあっても、傍に置いたことがない事くらい知っている。あの日から今こうして顔を合わせるまで、長い時間空白であっても、魏無羨の本質が変わった訳でもない。
ーーよく、知っている。
極め付けは、藍忘機を見れば、わかる。
「ふんっ」
さて鞭打ちの時間だと一度、紫電で地面を打った時、外弟子の一人が慌てたように駆け寄ってくるのが見えた。
「江宗主!」
「どうした」
「その……姑蘇の……、が、含光君がお見えです……」
外弟子の後ろから、藍忘機が静かに姿を現した。
「ここに、魏嬰がいるだろう」
ああ、もったいない。
問題児を鞭打ちで躾けるのはお預けになったようだ。
#河西智美[超话]##宫泽佐江[超话]#
Spice 二人对谈采访
2019年7月21日(日)に開幕するブロードウェイミュージカル『ピーターパン』。ウェンディを演じる河西智美とタイガー・リリー役の宮澤佐江はAKB時代の同期にして大親友という間柄で、本作での共演を心待ちにしていたという。互いの役柄への印象や意気込みはもちろん、夏に控えたとある一大イベントに至るまで語ってもらった仲良し対談をお届けする。
ーー出演が決まった時のご感想をお聞かせください。
河西:今年もこうしてお話をいただいて、また楽しい夏が来るなというワクワク感が大きいです。昨年はプレッシャーや不安があったんですが、もちろんそこも感じつつ今年はより楽しみたいですし、何よりさえがいる。お互いの成長した姿を舞台で見せることができたらいいなと思っています。
宮澤:私事ながら、昨年の夏からお仕事をお休みしておりまして。いつかは戻りたいとは思っていたものの具体的に(復帰の時期は)何も考えていない状況だったのですが、スタッフの方から直接このお話をいただいたとき、自然と「やりたい!」とスイッチがガツンと入ったんです。一度味わったことのあるカンパニーで再スタートを切れるのはとてもありがたいですし、智美と「一緒にやりたかったね」と過去形で話していたことがこうして叶ったことが嬉しくて。スタッフさんにもすぐ「ウェンディはともですか?」って聞いたくらい。緊張感をしっかり持ちつつ、新たな気持ちといろんな感情をタイガー・リリーにぶつけて、等身大を見せられたらと思います。
ーー河西さんが昨年に引き続き、宮澤さんが2年ぶりのご出演となります。前回を踏まえて、改めて役に感じていることは?
河西:何度も作品を観させていただいて、さらに昨年出演させていただいたことである程度自分のなかの“ウェンディ像”が出来上がった気持ちでいたんですけど、作品について深く掘り下げるほど「こんな気持ちになると思わなかった」と感じることがあって。昨年舞台に立てたことでいろんな情報をたくさんもらったので、また新しく深い世界を感じられたらと思っています。
物語のなかでウェンディが唯一、子供から大人になる役。演出の藤田(俊太郎)さんからもその部分は大切に演じてほしいと言われていますし、切り替えは大切にしたいです。
宮澤:今まで舞台やミュージカルで演じた役の中でも、タイガー・リリーが一番難しい。出番がたくさんあるわけではないのに、出た時にすごくエネルギーを使うんです。同じ役を演じるからといって、前回と全く同じものをやるのは絶対に嫌。芯の部分はそのまま活かしつつ、2年前とは違うものをお届けできるよう仕込んでいきたいです。ピーターパンと絡む機会が一番多いのですが、どんどん成長していく(吉柳)咲良についていけば新しいタイガー・リリーが生み出されるんだろうなとワクワクしています。あとは……腹筋づくりを頑張らないと(笑)。
河西:間に合わなかったらおなかに書こうか?
宮澤:本番、油性ペンで書いてたらごめんなさい(笑)
ーーこれまでにお互いのご出演された『ピーターパン』をご観劇されたということですが……。
宮澤:あっ、嫌な予感がする! もしかして恥ずかしいやつじゃないですか?
ーー(笑)。ぜひお互いの役についてご感想を交換していただけないでしょうか?
宮澤:やっぱり(笑)。私はもうこの人が言うことわかってるんですよ。もう、何回も何回も……。
河西:ふふっ(笑)。タイガー・リリーの登場って毎回違うんですけど、私が観に行ったときは客席から出てきたんです。グッとお客さんの気持ちをひとつにして引き込んだかと思うと……仮面を取って「み・や・ざ・わです!」って言わんばかりのドヤ顔!
宮澤:アハハ!
河西:もう、顔の横に吹き出しが浮かんで見えるくらい(笑)。さえのタイガー・リリーは「こんなに出番多かったっけ?」って思うくらい存在感が強い。勝手ながら同期として誇らしい気持ちになりましたし、同時に「私も出たい!」って思いました。
宮澤:私が出演するよりも前から、ともが「ウェンディをやりたい」って言っていたのをずっと聞いていたので、実際に見た時はさすがだなと。ともが演じているって意識することがないくらい完璧なウェンディでした。ここが良かったっていう部分的な感想よりも、全部が素晴らしかった。
河西:(髪をなびかせながら)嬉しい!
宮澤:そうそう、まさにこういう髪の触り方とかスカートのさばき方とか、女の子らしい仕草がすごい。ぶりっ子すぎて嫌だなというよりも「あら、カワイイ!」って素直に感じられる気持ちになれました。
河西:天性だね!
宮澤:……天性のものかどうかは、稽古のなかで見極めたいと思います(笑)
ーーこれから本格的な稽古がスタートしますが(取材時点)、準備しておきたいことはありますか?
河西:フライングのために体幹を鍛えたいです。ソロで飛ぶシーンはワイヤー一本で支えているので、正面をずっと向いて飛ぶのが結構難しくて昨年も苦戦した部分。美しく飛べるようにしたいです。
宮澤:私はブランクがある分、体力づくりを。腹筋はもちろん、自分の家でできるレベルですが今年4月くらいから走っています。「1年空いたからね」と言われない完成度を初日からお見せしたいです。
ーーお休みしている間、お芝居に対してはどういう思いを?
宮澤:この1年、映画や舞台やいろんなお芝居をたくさん見たんですけど客観的になれなかったというか、自分だったらこういう風にセリフを言うだろうなって考えちゃうんです。そういうのでお芝居がやりたいという気持ちを再確認させてもらったような気がします。出せるものを出し切りたいです。
ーー公演期間はちょうど夏休みの時期。もし夏休みがあったら何をしたいですか?
河西:海に行きたいです!
宮澤:(聞き間違えて)飲み!?
河西:う・み! それは普通に行けるでしょ(笑)
宮澤:ああ、海ね(笑)。やだ、日焼けするもん。
河西:あとは川でバーベキューも憧れます。
宮澤:川ならいいよ。
河西:オッケー! ピーターパンチームで行こう! さえのスケジュールは把握できてるので逃しません(笑)。夏はさえの誕生日もありますしね。
宮澤:そう、そうなの!
河西:この人、「誕生日あるからサプライズしてね」って言ってくるんですよ。もう私、それがストレスで(笑)
宮澤:だって、誕生日ですよ? 欲しい物、何にしようかな~。
河西:そうそう、リクエストしておいて。そのほうが楽だから。
ーーこれまでにバースデーサプライズをしてもらったことは?
宮澤:ともからはないです。
河西:私だってさえにされたことないよ(笑)。一昨年、出演者の方にサプライズをしてもらったのがすごくうれしかったみたいで、今年はそれを私に求めてくるんですよ。
宮澤:もちろん。私の誕生日って夏休みの真っ最中なので、家族以外に祝ってもらえることがなかったんです。それがメンバーやファンの方に祝っていただける喜びを知ってしまった(笑)。特に今年は20代最後のバースデーになりますし。
河西:29回も誕生日迎えるならサプライズはもういいでしょ?
宮澤:ええ~やだやだ!
ーー当日が楽しみですね(笑)。最後に、公演へ向けて意気込みをお願いします。
宮澤:過去数回この作品を見てきて感じたのは、タイガー・リリーは大人の女性が憧れるくらいキレイで背も高くスタイルもいい、凛としたイメージ。私は背も高くないし、スタイルもあまりよくない分、インディアンチームの力強さに負けないパワーを見せたいと思っています。「強そう!」って感じてもらえるようなタイガー・リリーを演じたいです。
河西:私が初めて『ピーターパン』を見たときのワクワク感を、観に来てくださった皆様にも感じていただけたら嬉しいです。ファンタジーの世界を堪能して「すごく楽しかった!」って言っていただけたら。もちろん、私たちが一番ワクワクしながら演じたいです。観に来て下った方にとって最高の夏になれば。
宮澤:「ピーターパンになりたい」って思ってもらえたら優勝ですね。
河西:女の子はぜひウェンディに!
宮澤:(笑)。出たい、なりたいって思ってもらいたいね。優勝の夏にしましょう!
河西:ぜひお越しください!
取材・文=潮田茗 撮影=中田智章
Spice 二人对谈采访
2019年7月21日(日)に開幕するブロードウェイミュージカル『ピーターパン』。ウェンディを演じる河西智美とタイガー・リリー役の宮澤佐江はAKB時代の同期にして大親友という間柄で、本作での共演を心待ちにしていたという。互いの役柄への印象や意気込みはもちろん、夏に控えたとある一大イベントに至るまで語ってもらった仲良し対談をお届けする。
ーー出演が決まった時のご感想をお聞かせください。
河西:今年もこうしてお話をいただいて、また楽しい夏が来るなというワクワク感が大きいです。昨年はプレッシャーや不安があったんですが、もちろんそこも感じつつ今年はより楽しみたいですし、何よりさえがいる。お互いの成長した姿を舞台で見せることができたらいいなと思っています。
宮澤:私事ながら、昨年の夏からお仕事をお休みしておりまして。いつかは戻りたいとは思っていたものの具体的に(復帰の時期は)何も考えていない状況だったのですが、スタッフの方から直接このお話をいただいたとき、自然と「やりたい!」とスイッチがガツンと入ったんです。一度味わったことのあるカンパニーで再スタートを切れるのはとてもありがたいですし、智美と「一緒にやりたかったね」と過去形で話していたことがこうして叶ったことが嬉しくて。スタッフさんにもすぐ「ウェンディはともですか?」って聞いたくらい。緊張感をしっかり持ちつつ、新たな気持ちといろんな感情をタイガー・リリーにぶつけて、等身大を見せられたらと思います。
ーー河西さんが昨年に引き続き、宮澤さんが2年ぶりのご出演となります。前回を踏まえて、改めて役に感じていることは?
河西:何度も作品を観させていただいて、さらに昨年出演させていただいたことである程度自分のなかの“ウェンディ像”が出来上がった気持ちでいたんですけど、作品について深く掘り下げるほど「こんな気持ちになると思わなかった」と感じることがあって。昨年舞台に立てたことでいろんな情報をたくさんもらったので、また新しく深い世界を感じられたらと思っています。
物語のなかでウェンディが唯一、子供から大人になる役。演出の藤田(俊太郎)さんからもその部分は大切に演じてほしいと言われていますし、切り替えは大切にしたいです。
宮澤:今まで舞台やミュージカルで演じた役の中でも、タイガー・リリーが一番難しい。出番がたくさんあるわけではないのに、出た時にすごくエネルギーを使うんです。同じ役を演じるからといって、前回と全く同じものをやるのは絶対に嫌。芯の部分はそのまま活かしつつ、2年前とは違うものをお届けできるよう仕込んでいきたいです。ピーターパンと絡む機会が一番多いのですが、どんどん成長していく(吉柳)咲良についていけば新しいタイガー・リリーが生み出されるんだろうなとワクワクしています。あとは……腹筋づくりを頑張らないと(笑)。
河西:間に合わなかったらおなかに書こうか?
宮澤:本番、油性ペンで書いてたらごめんなさい(笑)
ーーこれまでにお互いのご出演された『ピーターパン』をご観劇されたということですが……。
宮澤:あっ、嫌な予感がする! もしかして恥ずかしいやつじゃないですか?
ーー(笑)。ぜひお互いの役についてご感想を交換していただけないでしょうか?
宮澤:やっぱり(笑)。私はもうこの人が言うことわかってるんですよ。もう、何回も何回も……。
河西:ふふっ(笑)。タイガー・リリーの登場って毎回違うんですけど、私が観に行ったときは客席から出てきたんです。グッとお客さんの気持ちをひとつにして引き込んだかと思うと……仮面を取って「み・や・ざ・わです!」って言わんばかりのドヤ顔!
宮澤:アハハ!
河西:もう、顔の横に吹き出しが浮かんで見えるくらい(笑)。さえのタイガー・リリーは「こんなに出番多かったっけ?」って思うくらい存在感が強い。勝手ながら同期として誇らしい気持ちになりましたし、同時に「私も出たい!」って思いました。
宮澤:私が出演するよりも前から、ともが「ウェンディをやりたい」って言っていたのをずっと聞いていたので、実際に見た時はさすがだなと。ともが演じているって意識することがないくらい完璧なウェンディでした。ここが良かったっていう部分的な感想よりも、全部が素晴らしかった。
河西:(髪をなびかせながら)嬉しい!
宮澤:そうそう、まさにこういう髪の触り方とかスカートのさばき方とか、女の子らしい仕草がすごい。ぶりっ子すぎて嫌だなというよりも「あら、カワイイ!」って素直に感じられる気持ちになれました。
河西:天性だね!
宮澤:……天性のものかどうかは、稽古のなかで見極めたいと思います(笑)
ーーこれから本格的な稽古がスタートしますが(取材時点)、準備しておきたいことはありますか?
河西:フライングのために体幹を鍛えたいです。ソロで飛ぶシーンはワイヤー一本で支えているので、正面をずっと向いて飛ぶのが結構難しくて昨年も苦戦した部分。美しく飛べるようにしたいです。
宮澤:私はブランクがある分、体力づくりを。腹筋はもちろん、自分の家でできるレベルですが今年4月くらいから走っています。「1年空いたからね」と言われない完成度を初日からお見せしたいです。
ーーお休みしている間、お芝居に対してはどういう思いを?
宮澤:この1年、映画や舞台やいろんなお芝居をたくさん見たんですけど客観的になれなかったというか、自分だったらこういう風にセリフを言うだろうなって考えちゃうんです。そういうのでお芝居がやりたいという気持ちを再確認させてもらったような気がします。出せるものを出し切りたいです。
ーー公演期間はちょうど夏休みの時期。もし夏休みがあったら何をしたいですか?
河西:海に行きたいです!
宮澤:(聞き間違えて)飲み!?
河西:う・み! それは普通に行けるでしょ(笑)
宮澤:ああ、海ね(笑)。やだ、日焼けするもん。
河西:あとは川でバーベキューも憧れます。
宮澤:川ならいいよ。
河西:オッケー! ピーターパンチームで行こう! さえのスケジュールは把握できてるので逃しません(笑)。夏はさえの誕生日もありますしね。
宮澤:そう、そうなの!
河西:この人、「誕生日あるからサプライズしてね」って言ってくるんですよ。もう私、それがストレスで(笑)
宮澤:だって、誕生日ですよ? 欲しい物、何にしようかな~。
河西:そうそう、リクエストしておいて。そのほうが楽だから。
ーーこれまでにバースデーサプライズをしてもらったことは?
宮澤:ともからはないです。
河西:私だってさえにされたことないよ(笑)。一昨年、出演者の方にサプライズをしてもらったのがすごくうれしかったみたいで、今年はそれを私に求めてくるんですよ。
宮澤:もちろん。私の誕生日って夏休みの真っ最中なので、家族以外に祝ってもらえることがなかったんです。それがメンバーやファンの方に祝っていただける喜びを知ってしまった(笑)。特に今年は20代最後のバースデーになりますし。
河西:29回も誕生日迎えるならサプライズはもういいでしょ?
宮澤:ええ~やだやだ!
ーー当日が楽しみですね(笑)。最後に、公演へ向けて意気込みをお願いします。
宮澤:過去数回この作品を見てきて感じたのは、タイガー・リリーは大人の女性が憧れるくらいキレイで背も高くスタイルもいい、凛としたイメージ。私は背も高くないし、スタイルもあまりよくない分、インディアンチームの力強さに負けないパワーを見せたいと思っています。「強そう!」って感じてもらえるようなタイガー・リリーを演じたいです。
河西:私が初めて『ピーターパン』を見たときのワクワク感を、観に来てくださった皆様にも感じていただけたら嬉しいです。ファンタジーの世界を堪能して「すごく楽しかった!」って言っていただけたら。もちろん、私たちが一番ワクワクしながら演じたいです。観に来て下った方にとって最高の夏になれば。
宮澤:「ピーターパンになりたい」って思ってもらえたら優勝ですね。
河西:女の子はぜひウェンディに!
宮澤:(笑)。出たい、なりたいって思ってもらいたいね。優勝の夏にしましょう!
河西:ぜひお越しください!
取材・文=潮田茗 撮影=中田智章
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