宮城県 最大震度6強 各自治体の状況は
2022年3月17日 2時53分
最大震度6強を観測した宮城県内で、地震の際の状況について各地で取材しました。
震度6強 登米市 救急要請9件 火災3件
登米市の登米市役所の職員によりますと、下から突き上げるような揺れのあと激しい横揺れが続いたということです。庁舎の中は棚が倒れたり、机の上のパソコンなどが散乱している状態だということです。被害の詳しい状況など情報収集にあたっているということです。
登米市の消防本部によりますと、午前2時現在で少なくとも10件を超える救急の通報が入っているということで、引き続き詳しい状況を調べています。
このほか、建物の火災の通報も3件寄せられていて、このうち2件はすでに鎮火していて、もう1件は火災の状況を確認しているということです。消防では引き続き、救急車や消防車を出動させるなどして対応にあたっています。
登米市迫町にある登米市民病院によりますと、地震の揺れで、病室にある物を収納する台が倒れるなどして入院患者のうち2、3人が軽いけがをしたということです。また、午前1時の時点で、電気や水道などのライフラインは通常どおり利用できているということです。
地震のあと、CTなど一部の検査機器の電源が落ち、一時的に使えなくなりましたが、すぐに復旧したということで、救急患者の受け入れなど医療体制に支障はないということです。
また、登米警察署によりますと、登米市東和町と登米市登米町で水道管が破裂する被害が出ているということです。
震度6強 蔵王町など 消防に多数の救急要請やガス漏れの通報
蔵王町によりますと午前1時現在、けが人や建物の倒壊などの情報は入っていないということです。一方で、町内の白石市との境の地域でおよそ2600戸が停電しているほか、蔵王町北部の小村崎地区の一部で断水の情報が入っているということです。
震度6弱 岩沼市 けが人も
岩沼市、亘理町、山元町を管轄するあぶくま地区消防本部によりますと午前1時半時点で岩沼市の49歳の男性は倒れてきた物で指にけがをしたということです。
震度6弱 栗原市 けが人の通報相次ぐ
栗原市の消防本部によりますと、この地震により市内で4人がけがをして病院に搬送されたということです。このうち、男性1人と女性1人は、揺れで落ちてきたものでけがをしたということです。また、男性1人がガラスで足を切ったほか、女性1人が転倒してけがをしたということです。消防によりますと、4人とも意識はあるということです。
震度6弱 山元町 町内の国立病院で水道管が破裂
山元町にある国立病院機構「宮城病院」によりますと、地震の影響で水道管が破裂し、スプリンクラーが壊れたため、室内が水浸しの状態になっているということです。
一時、停電が発生したものの、すでに復旧し、入院患者などへの影響は確認されていないということです。
震度6弱 名取市 救急の通報8件
名取市の消防本部によりますと、午前0時半までに救急の通報が8件入っているということですが、けがの程度など詳しいことは確認中だとしています。
火災報知器が鳴っているという通報も複数あったということですが、午前0時半現在、火災は確認されていないということです。
震度6弱 亘理町 熱湯かぶった人の情報も
あぶくま地区消防本部によりますと亘理町の70歳女性は地震の揺れで転倒して足をけがしたということです。同じく亘理町の49歳の男性は地震の揺れで熱湯をかぶったということです。
震度6弱 大河原町など 救急通報9件 ガス漏れ通報など20件
大河原町にある仙南広域消防本部によりますと、午前1時現在、管轄する7つの自治体から救急の通報が9件入っているということです。けがの程度など詳しいことは確認中だとしています。
また、油漏れやガス漏れなどによる通報も20件発生しているということです。
震度6弱 石巻市 ブロック塀の倒壊や漏水情報が複数
石巻市の危機対策課によりますと、午前0時半現在、市内の5300戸で停電しているということです。
またブロック塀の倒壊や漏水の情報が複数入っているということですが、午前0時半現在、けが人の情報は入っていないということです。
震度5強 白石市 市内の病院で停電
白石市にある公立刈田綜合病院によりますと、病院内の患者や職員にはけが人はいないということですが、病院で停電が起きていて、非常用電源を活用しているということです。また、断水も発生しているということです。
また白石市中心部では16日午後11時45分ごろ、自宅の外に避難する人が多く見られました。住宅に設置してあるプロパンガスのタンクが倒れて勢いよくガスが噴き出ているところもありました。
また、停電が発生していているほか、道路のあちこちに陥没や亀裂が見られ注意しながら進む車が多数ありました。白石市の60代の女性は「大きく強い揺れだった東日本大震災よりも揺れたような気がする家の中もメチャクチャで身体の震えが止まりません」と話していました。
震度5強 仙台市青葉区 ガラス壁が大きく割れた店も
仙台市青葉区にある自動車の代理店では、歩道に面したガラスの壁が2階の高さから大きく割れ、破片が歩道や店内に飛び散っていました。建物の関係者がホウキで破片を集めるなど片付けを急いでいました。
震度5強 仙台市宮城野区 学生マンションで白煙情報
消防や警察によりますと、午前0時02分ごろ仙台市宮城野区榴岡にある学生マンションで「白煙が見える」と消防に通報があり、現在、消火活動を行っているということです。
2022年3月17日 2時53分
最大震度6強を観測した宮城県内で、地震の際の状況について各地で取材しました。
震度6強 登米市 救急要請9件 火災3件
登米市の登米市役所の職員によりますと、下から突き上げるような揺れのあと激しい横揺れが続いたということです。庁舎の中は棚が倒れたり、机の上のパソコンなどが散乱している状態だということです。被害の詳しい状況など情報収集にあたっているということです。
登米市の消防本部によりますと、午前2時現在で少なくとも10件を超える救急の通報が入っているということで、引き続き詳しい状況を調べています。
このほか、建物の火災の通報も3件寄せられていて、このうち2件はすでに鎮火していて、もう1件は火災の状況を確認しているということです。消防では引き続き、救急車や消防車を出動させるなどして対応にあたっています。
登米市迫町にある登米市民病院によりますと、地震の揺れで、病室にある物を収納する台が倒れるなどして入院患者のうち2、3人が軽いけがをしたということです。また、午前1時の時点で、電気や水道などのライフラインは通常どおり利用できているということです。
地震のあと、CTなど一部の検査機器の電源が落ち、一時的に使えなくなりましたが、すぐに復旧したということで、救急患者の受け入れなど医療体制に支障はないということです。
また、登米警察署によりますと、登米市東和町と登米市登米町で水道管が破裂する被害が出ているということです。
震度6強 蔵王町など 消防に多数の救急要請やガス漏れの通報
蔵王町によりますと午前1時現在、けが人や建物の倒壊などの情報は入っていないということです。一方で、町内の白石市との境の地域でおよそ2600戸が停電しているほか、蔵王町北部の小村崎地区の一部で断水の情報が入っているということです。
震度6弱 岩沼市 けが人も
岩沼市、亘理町、山元町を管轄するあぶくま地区消防本部によりますと午前1時半時点で岩沼市の49歳の男性は倒れてきた物で指にけがをしたということです。
震度6弱 栗原市 けが人の通報相次ぐ
栗原市の消防本部によりますと、この地震により市内で4人がけがをして病院に搬送されたということです。このうち、男性1人と女性1人は、揺れで落ちてきたものでけがをしたということです。また、男性1人がガラスで足を切ったほか、女性1人が転倒してけがをしたということです。消防によりますと、4人とも意識はあるということです。
震度6弱 山元町 町内の国立病院で水道管が破裂
山元町にある国立病院機構「宮城病院」によりますと、地震の影響で水道管が破裂し、スプリンクラーが壊れたため、室内が水浸しの状態になっているということです。
一時、停電が発生したものの、すでに復旧し、入院患者などへの影響は確認されていないということです。
震度6弱 名取市 救急の通報8件
名取市の消防本部によりますと、午前0時半までに救急の通報が8件入っているということですが、けがの程度など詳しいことは確認中だとしています。
火災報知器が鳴っているという通報も複数あったということですが、午前0時半現在、火災は確認されていないということです。
震度6弱 亘理町 熱湯かぶった人の情報も
あぶくま地区消防本部によりますと亘理町の70歳女性は地震の揺れで転倒して足をけがしたということです。同じく亘理町の49歳の男性は地震の揺れで熱湯をかぶったということです。
震度6弱 大河原町など 救急通報9件 ガス漏れ通報など20件
大河原町にある仙南広域消防本部によりますと、午前1時現在、管轄する7つの自治体から救急の通報が9件入っているということです。けがの程度など詳しいことは確認中だとしています。
また、油漏れやガス漏れなどによる通報も20件発生しているということです。
震度6弱 石巻市 ブロック塀の倒壊や漏水情報が複数
石巻市の危機対策課によりますと、午前0時半現在、市内の5300戸で停電しているということです。
またブロック塀の倒壊や漏水の情報が複数入っているということですが、午前0時半現在、けが人の情報は入っていないということです。
震度5強 白石市 市内の病院で停電
白石市にある公立刈田綜合病院によりますと、病院内の患者や職員にはけが人はいないということですが、病院で停電が起きていて、非常用電源を活用しているということです。また、断水も発生しているということです。
また白石市中心部では16日午後11時45分ごろ、自宅の外に避難する人が多く見られました。住宅に設置してあるプロパンガスのタンクが倒れて勢いよくガスが噴き出ているところもありました。
また、停電が発生していているほか、道路のあちこちに陥没や亀裂が見られ注意しながら進む車が多数ありました。白石市の60代の女性は「大きく強い揺れだった東日本大震災よりも揺れたような気がする家の中もメチャクチャで身体の震えが止まりません」と話していました。
震度5強 仙台市青葉区 ガラス壁が大きく割れた店も
仙台市青葉区にある自動車の代理店では、歩道に面したガラスの壁が2階の高さから大きく割れ、破片が歩道や店内に飛び散っていました。建物の関係者がホウキで破片を集めるなど片付けを急いでいました。
震度5強 仙台市宮城野区 学生マンションで白煙情報
消防や警察によりますと、午前0時02分ごろ仙台市宮城野区榴岡にある学生マンションで「白煙が見える」と消防に通報があり、現在、消火活動を行っているということです。
「抗原検査キット」 需要増で入手困難なケースも
試薬不足 学校などでの濃厚接触者検査を当面見合わせ 名古屋
2022年1月24日 18時57分
新型コロナウイルスの感染の急拡大で需要が高まる抗原検査。薬局や診療所の中には、短時間で結果が分かる「抗原検査キット」が不足するところも出てきています。
こうした中、検査キットのメーカーは、国からの増産の要請を受けて、夜間も操業するなど生産体制を強化しています。
検査キットの不足に直面している現場はどのような状況に置かれているのか。そして政府やメーカーの対応は。
東京 中央区にある薬局では、去年の秋以降、医療用の抗原検査キットを販売しています。
抗原検査キットはその場で15分から30分ほどで結果が分かるのが特徴で、この薬局では、感染が拡大した今月中旬ごろから買い求める人が増え始め、ことしに入ってからおよそ30回分を販売したということです。
しかし、先週半ば以降、業者に追加の注文をしても確保できない状態になっていて、24日の時点でも今後の入荷の見通しは立っていないということです。
薬局では24日も朝から抗原検査キットの購入を求める電話が相次いでいて、対応したスタッフが現状を説明していました。
越前堀薬局の薬剤師の犬伏洋夫さんは「自分も感染しているのではないかという不安がかなり強いのではないかと思います。不安を払拭(ふっしょく)するための検査もしてもらいたいという思いもありますが、この状況では本当に必要な人のところに検査キットが回らないのではないかと不安に思っています。私たちも適切に説明をして、本当に必要な方に行き渡るようにしたいです」と話しています。
【診療所でも底をつく状況が】
千葉市の診療所でも、キットが底をつく状況が起きています。
千葉市稲毛区にある診療所の発熱外来では抗原検査を行って、患者の治療方針などを決めています。
この診療所では、先週はじめの時点で400人分の抗原検査キットを用意していましたが、先週半ばから患者が急増し、23日は100人余りの患者が訪れたため、患者が70人を超えたところで検査キットがなくなったということです。
残りの30人余りについては採取した検体を民間のPCR検査に回し、1日から2日の間、結果を待ってもらっています。
24日朝、以前から注文していた200人分の抗原検査キットが届きましたが、今後の供給のめどは立っておらず、このままのペースだと2日で足りなくなる見込みだということです。
24日も午前中だけで59人に検査し、20人が陽性だったということで、診療所の河内文雄医師は「PCR検査では結果が出るのに時間がかかり、その間に感染を拡散させるおそれがあるし、治療が難しくなることもある。正直とても不安ですが多くの患者が来るので対応せざるをえない」と話していました。
名古屋市は、PCR検査の試薬が不足し始めているとして、学校や事業所などで新型コロナウイルスの感染者が出た場合に行っていた濃厚接触者の検査を当面見合わせると発表しました。
市は濃厚接触者と疑われ症状が出ていない場合は自宅に待機して様子を見るよう呼びかけています。
名古屋市は、新型コロナウイルスへの対応について24日午後、緊急の記者会見を開き、PCR検査の試薬や抗原検査キットが不足し始めているとして、学校や事業所などで感染者が出た場合に行っていた濃厚接触者のスクリーニング検査を当面見合わせると発表しました。
この中で、名古屋市健康福祉局の浅井清文医監は「検査試薬がしっかりあれば濃厚接触者で無症状の人も検査するのが理想だが現実はそうはいかない。無症状の人はなるべく自宅で待機し、資源を症状がある人に振り向けてほしい」と述べ、濃厚接触者と疑われる場合でも症状が出ていなければ検査を控えるよう協力を求めました。
そのうえで、そうした人に対し感染者と最後に接触した日から10日間は自宅に待機して外出を自粛し、症状が出た場合には医療機関に連絡して受診するよう呼びかけました。
市ではこうした措置により、重症化のリスクが高い基礎疾患のある人や高齢者などへの検査態勢を確保したいとしています。
試薬不足 学校などでの濃厚接触者検査を当面見合わせ 名古屋
2022年1月24日 18時57分
新型コロナウイルスの感染の急拡大で需要が高まる抗原検査。薬局や診療所の中には、短時間で結果が分かる「抗原検査キット」が不足するところも出てきています。
こうした中、検査キットのメーカーは、国からの増産の要請を受けて、夜間も操業するなど生産体制を強化しています。
検査キットの不足に直面している現場はどのような状況に置かれているのか。そして政府やメーカーの対応は。
東京 中央区にある薬局では、去年の秋以降、医療用の抗原検査キットを販売しています。
抗原検査キットはその場で15分から30分ほどで結果が分かるのが特徴で、この薬局では、感染が拡大した今月中旬ごろから買い求める人が増え始め、ことしに入ってからおよそ30回分を販売したということです。
しかし、先週半ば以降、業者に追加の注文をしても確保できない状態になっていて、24日の時点でも今後の入荷の見通しは立っていないということです。
薬局では24日も朝から抗原検査キットの購入を求める電話が相次いでいて、対応したスタッフが現状を説明していました。
越前堀薬局の薬剤師の犬伏洋夫さんは「自分も感染しているのではないかという不安がかなり強いのではないかと思います。不安を払拭(ふっしょく)するための検査もしてもらいたいという思いもありますが、この状況では本当に必要な人のところに検査キットが回らないのではないかと不安に思っています。私たちも適切に説明をして、本当に必要な方に行き渡るようにしたいです」と話しています。
【診療所でも底をつく状況が】
千葉市の診療所でも、キットが底をつく状況が起きています。
千葉市稲毛区にある診療所の発熱外来では抗原検査を行って、患者の治療方針などを決めています。
この診療所では、先週はじめの時点で400人分の抗原検査キットを用意していましたが、先週半ばから患者が急増し、23日は100人余りの患者が訪れたため、患者が70人を超えたところで検査キットがなくなったということです。
残りの30人余りについては採取した検体を民間のPCR検査に回し、1日から2日の間、結果を待ってもらっています。
24日朝、以前から注文していた200人分の抗原検査キットが届きましたが、今後の供給のめどは立っておらず、このままのペースだと2日で足りなくなる見込みだということです。
24日も午前中だけで59人に検査し、20人が陽性だったということで、診療所の河内文雄医師は「PCR検査では結果が出るのに時間がかかり、その間に感染を拡散させるおそれがあるし、治療が難しくなることもある。正直とても不安ですが多くの患者が来るので対応せざるをえない」と話していました。
名古屋市は、PCR検査の試薬が不足し始めているとして、学校や事業所などで新型コロナウイルスの感染者が出た場合に行っていた濃厚接触者の検査を当面見合わせると発表しました。
市は濃厚接触者と疑われ症状が出ていない場合は自宅に待機して様子を見るよう呼びかけています。
名古屋市は、新型コロナウイルスへの対応について24日午後、緊急の記者会見を開き、PCR検査の試薬や抗原検査キットが不足し始めているとして、学校や事業所などで感染者が出た場合に行っていた濃厚接触者のスクリーニング検査を当面見合わせると発表しました。
この中で、名古屋市健康福祉局の浅井清文医監は「検査試薬がしっかりあれば濃厚接触者で無症状の人も検査するのが理想だが現実はそうはいかない。無症状の人はなるべく自宅で待機し、資源を症状がある人に振り向けてほしい」と述べ、濃厚接触者と疑われる場合でも症状が出ていなければ検査を控えるよう協力を求めました。
そのうえで、そうした人に対し感染者と最後に接触した日から10日間は自宅に待機して外出を自粛し、症状が出た場合には医療機関に連絡して受診するよう呼びかけました。
市ではこうした措置により、重症化のリスクが高い基礎疾患のある人や高齢者などへの検査態勢を確保したいとしています。
小池知事 “交通機関の運休 東京でも” 感染拡大防止に協力を
2022年1月14日 17時07分
東京都内で感染が急拡大していることについて、小池知事は、海外で起きた公共交通機関の運休などが、いつ東京で起きてもおかしくないとして、感染拡大に歯止めをかけるため協力を重ねて呼びかけました。
東京都内では新型コロナウイルスの感染が急拡大していて、都の専門家は、新規陽性者がこのまま高水準で増加すれば、社会活動の停止を余儀なくされる可能性があると指摘しています。
こうした状況について、東京都の小池知事は記者会見で「各国の状況を見ても、ニューヨークで地下鉄が止まったり、イギリスでゴミが積もって衛生状態が懸念されたりしている。沖縄を見ても、学校や医療機関などで支障が出ていて、いつ東京で起こってもおかしくない」と述べ、強い危機感を示しました。
そのうえで「マスクや手洗いといった『専守防衛』だけでなく、抗体カクテルや経口薬などの『武器』をそろえ、実際に投与する。オミクロン株は、それをすぐに上回るぐらいの感覚を持っているが、打つべき手はしっかり打っていきたい」と述べました。
そして、小池知事は「『感染は止める、社会は止めない』をモットーにしていく。『大谷の二刀流』ではないが、2つとも行うのはすごく大変だ。一人一人が、今できることをやり遂げていただきたい」と述べ、感染拡大に歯止めをかけるため、都民や事業者の協力を重ねて呼びかけました。
警察と消防職員対象 3回目接種 都の大規模会場で開始へ
東京都は、社会や暮らしを支える「エッセンシャルワーカー」の3回目のワクチン接種を急ぐため、警視庁と東京消防庁の職員を対象にした接種を都の大規模会場3か所で早いところでは来週から始めます。
都が「エッセンシャルワーカー」の3回目の接種に向けて開設する大規模会場は、
▽千代田区の行幸地下ワクチン接種センター、
▽新宿区の都庁南展望室のワクチン接種センター、
それに、
▽立川市の立川南ワクチン接種センターの3か所です。
対象は、警視庁と東京消防庁の職員およそ6万人で、
千代田区の会場は今月19日から、都庁の会場は今月26日から、立川市の会場は来月1日から、それぞれ開始します。
都の大規模会場では先月から医療従事者などを対象にした3回目の接種が始まっています。
都は会場や接種対象を順次、拡大していくことにしています。
都 自宅療養者への健康観察 代行の医療機関に協力金
新型コロナウイルスの感染が急拡大し自宅療養者が増えるなか、東京都は保健所の負担を減らすため、医療機関が健康観察を代わりに行った場合、協力金を支払う取り組みを始めています。
感染者の急拡大に伴い、都内では自宅で療養する人が13日時点で3874人に上っており今月1日のおよそ45倍になるなど急増しています。
こうした中、都は、これまで原則保健所が行ってきた自宅療養者への健康観察などを、医療機関が代わりに行った場合、協力金を支払う取り組みを12日から始めました。
自宅療養者の急増による保健所の業務負担を減らすことがねらいで、自宅療養者1人当たり2万800円から3万1200円を都が医療機関に支払っています。
都によりますと、14日時点で協力金を受け取るために登録している医療機関は、およそ1000にのぼっているということです。
小池知事は14日の記者会見で「オミクロン株の特徴を考えると自宅療養者は今後も増えていくと思う。医療機関の協力も得ながら、総力を挙げて対策を取っていきたい」と話していました。
宿泊療養施設で駅弁や機内食提供 積極的利用促す
東京都は、新型コロナウイルスの家庭内での感染を防ぐために、積極的に宿泊療養施設を利用してもらおうと、週に1回程度、駅弁や航空機で提供されている機内食などを提供することになりました。
これは14日、小池都知事が記者会見で明らかにしました。
都が提供する駅弁は、東京の郷土料理でアサリを炊き込んだ「深川めし」や宮城の「炭火焼牛たん弁当」、神奈川の「鯛めし」、山形の「牛肉どまん中」です。
これらの駅弁は16日に合わせて1000食が提供されます。
今後は、日本航空の航空機で出されている機内食のメニューの弁当や、料亭「なだ万」の仕出し弁当なども用意するということです。
都内では新型コロナの感染が急拡大する中、感染経路がわかっている人のうち「家庭内」で感染した人が最も多くなっていて、宿泊療養施設の活用が課題です。
都としては特色ある食事にすることで、利用してもらえる環境を整えたい考えです。
小池知事は「日常と違うそして単調になりがちな宿泊療養施設での療養に、少しでも彩りを添えるための工夫もしようということだ」と話しています。
2022年1月14日 17時07分
東京都内で感染が急拡大していることについて、小池知事は、海外で起きた公共交通機関の運休などが、いつ東京で起きてもおかしくないとして、感染拡大に歯止めをかけるため協力を重ねて呼びかけました。
東京都内では新型コロナウイルスの感染が急拡大していて、都の専門家は、新規陽性者がこのまま高水準で増加すれば、社会活動の停止を余儀なくされる可能性があると指摘しています。
こうした状況について、東京都の小池知事は記者会見で「各国の状況を見ても、ニューヨークで地下鉄が止まったり、イギリスでゴミが積もって衛生状態が懸念されたりしている。沖縄を見ても、学校や医療機関などで支障が出ていて、いつ東京で起こってもおかしくない」と述べ、強い危機感を示しました。
そのうえで「マスクや手洗いといった『専守防衛』だけでなく、抗体カクテルや経口薬などの『武器』をそろえ、実際に投与する。オミクロン株は、それをすぐに上回るぐらいの感覚を持っているが、打つべき手はしっかり打っていきたい」と述べました。
そして、小池知事は「『感染は止める、社会は止めない』をモットーにしていく。『大谷の二刀流』ではないが、2つとも行うのはすごく大変だ。一人一人が、今できることをやり遂げていただきたい」と述べ、感染拡大に歯止めをかけるため、都民や事業者の協力を重ねて呼びかけました。
警察と消防職員対象 3回目接種 都の大規模会場で開始へ
東京都は、社会や暮らしを支える「エッセンシャルワーカー」の3回目のワクチン接種を急ぐため、警視庁と東京消防庁の職員を対象にした接種を都の大規模会場3か所で早いところでは来週から始めます。
都が「エッセンシャルワーカー」の3回目の接種に向けて開設する大規模会場は、
▽千代田区の行幸地下ワクチン接種センター、
▽新宿区の都庁南展望室のワクチン接種センター、
それに、
▽立川市の立川南ワクチン接種センターの3か所です。
対象は、警視庁と東京消防庁の職員およそ6万人で、
千代田区の会場は今月19日から、都庁の会場は今月26日から、立川市の会場は来月1日から、それぞれ開始します。
都の大規模会場では先月から医療従事者などを対象にした3回目の接種が始まっています。
都は会場や接種対象を順次、拡大していくことにしています。
都 自宅療養者への健康観察 代行の医療機関に協力金
新型コロナウイルスの感染が急拡大し自宅療養者が増えるなか、東京都は保健所の負担を減らすため、医療機関が健康観察を代わりに行った場合、協力金を支払う取り組みを始めています。
感染者の急拡大に伴い、都内では自宅で療養する人が13日時点で3874人に上っており今月1日のおよそ45倍になるなど急増しています。
こうした中、都は、これまで原則保健所が行ってきた自宅療養者への健康観察などを、医療機関が代わりに行った場合、協力金を支払う取り組みを12日から始めました。
自宅療養者の急増による保健所の業務負担を減らすことがねらいで、自宅療養者1人当たり2万800円から3万1200円を都が医療機関に支払っています。
都によりますと、14日時点で協力金を受け取るために登録している医療機関は、およそ1000にのぼっているということです。
小池知事は14日の記者会見で「オミクロン株の特徴を考えると自宅療養者は今後も増えていくと思う。医療機関の協力も得ながら、総力を挙げて対策を取っていきたい」と話していました。
宿泊療養施設で駅弁や機内食提供 積極的利用促す
東京都は、新型コロナウイルスの家庭内での感染を防ぐために、積極的に宿泊療養施設を利用してもらおうと、週に1回程度、駅弁や航空機で提供されている機内食などを提供することになりました。
これは14日、小池都知事が記者会見で明らかにしました。
都が提供する駅弁は、東京の郷土料理でアサリを炊き込んだ「深川めし」や宮城の「炭火焼牛たん弁当」、神奈川の「鯛めし」、山形の「牛肉どまん中」です。
これらの駅弁は16日に合わせて1000食が提供されます。
今後は、日本航空の航空機で出されている機内食のメニューの弁当や、料亭「なだ万」の仕出し弁当なども用意するということです。
都内では新型コロナの感染が急拡大する中、感染経路がわかっている人のうち「家庭内」で感染した人が最も多くなっていて、宿泊療養施設の活用が課題です。
都としては特色ある食事にすることで、利用してもらえる環境を整えたい考えです。
小池知事は「日常と違うそして単調になりがちな宿泊療養施設での療養に、少しでも彩りを添えるための工夫もしようということだ」と話しています。
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