#綾瀬はるか さんスペシャルインタビュー「柔らかいけど芯のある人」《後編》
ストイックに役柄に向き合う一方、周囲を包み込むような優しさにいつもあふれている綾瀬さん。時代を代表するトップ女優は、働くバイラ世代がお手本にしたい女性でもありました。インタビュー前後編の後編です。
余計なものをどれだけ捨てられるか。それが自分の今のテーマです
60年間、同じルーティンを続けるおばあちゃんは本当に芯の強い人
「それにしてもなぜこんなに緊張するのだろう」──と考えるうちに、綾瀬さんはあることに気がついた。それは「プレッシャーをかけているのは自分自身」ということだった。
「たとえば監督さんに『頼むよ、ここ綾瀬さんにかかってるから』とか言われると、『キャリア的にできて当然』『立場的に失敗できない』と考えて、欲張りになった結果、自分を緊張させているんじゃないかと思うんですね。だから本当に新人のつもりで、『できません、私』っていうところからやるほうがいいなっ て。それくらい、いらないものを捨てていくのがいいんじゃないかって思うようになりました」
いらないものを捨てていく?
「はい。プライドとか、へんな自信とか、余計な欲とかをどれだけ捨てられるか、というのがすごく大事だなと考えていて、この2~3年、ずっとそれが自分のテーマになっています」
キャリアを重ねるほど、よりシンプルに、より身軽に。その覚悟と潔さが、彼女の中に丈夫で、しなやかな幹を育たせることになった。
「10代の頃は、『全然できなかった』と思うと悔しくて。トイレで、えーんと泣いて、目を腫らして現場に戻るということもありましたけれど、今は、うまくいかなくても『そんなときもあるよね』と流すことができるようになりました。少し強くなったのかな。できるだけの準備をしたら、あとは『適当な具合で、適当にやればいい』と思っています。“適当”というのは、“いいかげん”という意味ではなくて、おおまかなところははずさないようにして、あとは流れに任せるという感じ。現場では柔軟に対応しなければならないことも多いので、そういう余白を残しておくことも大事だと思うので」
将来は、ほわほわ~っとした、おばあちゃんになりたいな
まさにプロフェッショナルな仕事人。そんな彼女から見て、「芯がある」と感じるのはどんな人か聞いたところ、出てきたのは、家族の話だった。
「広島にいるおばあちゃんは94歳なんですけれど、毎朝かならず部屋に掃除機をかけて、床拭きをして、トイレ掃除をして、お庭を掃いて、ラジオ体操をするんです。それを60年くらい毎日続けているんですね。雨の日も風の日も。すごいですよね。もう掃除という領域を超えているんじゃないかなって思います。また、おかあさんも家族のためにごはんを作ったり、自分より人のことを優先して、毎日過ごしてる。変わることのない、家族への深い愛情にも芯の強さを感じます。毎日、同じことを続けられるって、芯がないとできないと思うんですよね」
では。綾瀬さんも何か毎日続けていることがあるのだろうか。
「まったくないです。たまに思いついたようにおばあちゃんのマネをして掃除をするけれど、毎日は続かなくて。プライベートに関しては、本当になまけ者なんですよ、私(笑)」
なんだかまたほっこりしてしまった。
ドラマ初共演、大泉洋さんとのかけあい、楽しんでください!!
そんな綾瀬さんが現在、出演中のドラマ「元彼の遺言状」も注目だ。演じているのは、勝つためには手段を選ばない、才色兼備の辣腕弁護士・剣持麗子。意外とハマり役だったりして!?
「かなり強めのキャラクターで、個人的にはもう少し優しい人が好きですけど(笑)、勇猛果敢に切り込んでいくところは爽快感があります。相棒役の大泉洋さんとの共演は初めてですが、とても緻密にお芝居をされる方なので、私もそれについていきたい。二人のかけあいも楽しんでください!」
充実の時を迎えて、輝きはさらに増すばかり。この先、どこを目指して、彼女は進んでいくのだろうか。
「昨年、京都の太泰映画村で撮影をしたとき、すっごく素敵な女性に出会いました。衣装部の方で、72歳の大ベテランなんですけれど、天然ボケで(笑)可愛いんですよ。いつも『ない、ない、どこいったんやろか』って捜し物をしていて、『マイクをつけ忘れたから、もう一回衣装を脱いで』なんてことも(笑)。『ええ~、また?』って感じなんですけれど、『忘れとったわぁ』なんて言われると憎めなくて。キャリアを積むと誰でも強くなりがちですけれど、彼女には隙があって、人からしょっちゅう突っ込まれてる。顔を見るとほっとするんですね。『私、こういう人、大好き!』って思いました」
ストイックなだけでなく、抜け感があって、おおらかな人。綾瀬さんが目指すのは、そんな人なのだろう。
「だから頑張りすぎなくてもいいんじゃないのかなって、最近は思います。仕事を続けていると、いろんなことが見えてきて、気になっちゃうけれど、鈍感なくらいのほうがいいのかなって。私も彼女みたいなほわほわ~っとしたおばあちゃんになりたいな。これからもより自然に、流れにゆだねて、今を楽しみながら生きていきたいです」
https://t.cn/A6XqX3va
ストイックに役柄に向き合う一方、周囲を包み込むような優しさにいつもあふれている綾瀬さん。時代を代表するトップ女優は、働くバイラ世代がお手本にしたい女性でもありました。インタビュー前後編の後編です。
余計なものをどれだけ捨てられるか。それが自分の今のテーマです
60年間、同じルーティンを続けるおばあちゃんは本当に芯の強い人
「それにしてもなぜこんなに緊張するのだろう」──と考えるうちに、綾瀬さんはあることに気がついた。それは「プレッシャーをかけているのは自分自身」ということだった。
「たとえば監督さんに『頼むよ、ここ綾瀬さんにかかってるから』とか言われると、『キャリア的にできて当然』『立場的に失敗できない』と考えて、欲張りになった結果、自分を緊張させているんじゃないかと思うんですね。だから本当に新人のつもりで、『できません、私』っていうところからやるほうがいいなっ て。それくらい、いらないものを捨てていくのがいいんじゃないかって思うようになりました」
いらないものを捨てていく?
「はい。プライドとか、へんな自信とか、余計な欲とかをどれだけ捨てられるか、というのがすごく大事だなと考えていて、この2~3年、ずっとそれが自分のテーマになっています」
キャリアを重ねるほど、よりシンプルに、より身軽に。その覚悟と潔さが、彼女の中に丈夫で、しなやかな幹を育たせることになった。
「10代の頃は、『全然できなかった』と思うと悔しくて。トイレで、えーんと泣いて、目を腫らして現場に戻るということもありましたけれど、今は、うまくいかなくても『そんなときもあるよね』と流すことができるようになりました。少し強くなったのかな。できるだけの準備をしたら、あとは『適当な具合で、適当にやればいい』と思っています。“適当”というのは、“いいかげん”という意味ではなくて、おおまかなところははずさないようにして、あとは流れに任せるという感じ。現場では柔軟に対応しなければならないことも多いので、そういう余白を残しておくことも大事だと思うので」
将来は、ほわほわ~っとした、おばあちゃんになりたいな
まさにプロフェッショナルな仕事人。そんな彼女から見て、「芯がある」と感じるのはどんな人か聞いたところ、出てきたのは、家族の話だった。
「広島にいるおばあちゃんは94歳なんですけれど、毎朝かならず部屋に掃除機をかけて、床拭きをして、トイレ掃除をして、お庭を掃いて、ラジオ体操をするんです。それを60年くらい毎日続けているんですね。雨の日も風の日も。すごいですよね。もう掃除という領域を超えているんじゃないかなって思います。また、おかあさんも家族のためにごはんを作ったり、自分より人のことを優先して、毎日過ごしてる。変わることのない、家族への深い愛情にも芯の強さを感じます。毎日、同じことを続けられるって、芯がないとできないと思うんですよね」
では。綾瀬さんも何か毎日続けていることがあるのだろうか。
「まったくないです。たまに思いついたようにおばあちゃんのマネをして掃除をするけれど、毎日は続かなくて。プライベートに関しては、本当になまけ者なんですよ、私(笑)」
なんだかまたほっこりしてしまった。
ドラマ初共演、大泉洋さんとのかけあい、楽しんでください!!
そんな綾瀬さんが現在、出演中のドラマ「元彼の遺言状」も注目だ。演じているのは、勝つためには手段を選ばない、才色兼備の辣腕弁護士・剣持麗子。意外とハマり役だったりして!?
「かなり強めのキャラクターで、個人的にはもう少し優しい人が好きですけど(笑)、勇猛果敢に切り込んでいくところは爽快感があります。相棒役の大泉洋さんとの共演は初めてですが、とても緻密にお芝居をされる方なので、私もそれについていきたい。二人のかけあいも楽しんでください!」
充実の時を迎えて、輝きはさらに増すばかり。この先、どこを目指して、彼女は進んでいくのだろうか。
「昨年、京都の太泰映画村で撮影をしたとき、すっごく素敵な女性に出会いました。衣装部の方で、72歳の大ベテランなんですけれど、天然ボケで(笑)可愛いんですよ。いつも『ない、ない、どこいったんやろか』って捜し物をしていて、『マイクをつけ忘れたから、もう一回衣装を脱いで』なんてことも(笑)。『ええ~、また?』って感じなんですけれど、『忘れとったわぁ』なんて言われると憎めなくて。キャリアを積むと誰でも強くなりがちですけれど、彼女には隙があって、人からしょっちゅう突っ込まれてる。顔を見るとほっとするんですね。『私、こういう人、大好き!』って思いました」
ストイックなだけでなく、抜け感があって、おおらかな人。綾瀬さんが目指すのは、そんな人なのだろう。
「だから頑張りすぎなくてもいいんじゃないのかなって、最近は思います。仕事を続けていると、いろんなことが見えてきて、気になっちゃうけれど、鈍感なくらいのほうがいいのかなって。私も彼女みたいなほわほわ~っとしたおばあちゃんになりたいな。これからもより自然に、流れにゆだねて、今を楽しみながら生きていきたいです」
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【#每日一卡#】
6月17日发售的TCG 卡片战斗先导者的VG₋D₋VS05 「Vクランコレクション Vol.5」收录的「恵愛の神器 フリッグ」&「祈誓の神器 ルリジッサ」&「オーダイン・オウル」&「宇宙の神器 CEO ユグドラシル」&「運命の神器 ノルン」&「黄昏の狩人 アルテミス♪」
#VG# #Vanguard# #卡片战斗先导者#
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#清宫玲[超话]##清宫玲[超话]##清宫玲#
この春、高校を卒業した8名の高校生として"最後の制服"姿を撮り下ろし。女優、アイドル、インフルエンサー、声優、お天気キャスター、ギャルモデル、キックボクサー、それぞれのジャンルで活躍する彼女たちに学生時代の思い出や卒業後の目標などについて語ってもらった。
今回は、乃木坂46の4期生メンバー、清宮レイ。2018年から乃木坂46に加入し、4年目となる今も「乃木坂46での活動が一番楽しい」と満面の笑みで話す。
「仕事がすごく楽しくて! 高校生の途中くらいから忙しくなってきたんですけど、休みはなくてもいいってタイプなんです。家にいてもやることがないので、仕事が早く終わったときとかお休みの日は『何をしたらいいんだろう?』って困っちゃいます(笑)」
地元の中学を卒業し、高校は都内の学校へ。アイドル活動は楽しいものの、学業との両立は日を追うごとに大変になっていった。
「体力的にもしんどかったです。日曜の夜に仕事が終わって、メンバーが『明日は午後からだね』って話しているときに『私は朝6時に起きて学校行かなきゃいけないんだ』って思っちゃって。でも、お仕事を頑張っているコがたくさんいる学校だったので、私ひとりだけだったらもっと苦労していたと思います。クラスメイトが活躍している姿を見るとうれしくて、そういう環境が励みになってました」
コロナ禍もあり学校行事は少ない中、体育祭には参加した。今年2月に開催されたインターネット番組『乃木坂46時間TV』内の大運動会のように活躍できたかと思いきや......。
「1年生のときは徒競走に出たんですけど、みんなの前で走らされるのがすごく恥ずかしくてもう絶対にやりたくないと思いました。乃木坂46は身内感があるので思いきりできるんですけど、リアルな体育祭での私は空気です(笑)。静かに出番が終わるのを待って、お菓子をもらって帰りました!」

そんな高校生活が終わり、卒業後は進学せずに芸能の道で頑張っていくと決意。新生活に期待する一方、高校生ではなくなる不安もあるという。
「大人っぽく見られるのか、グループ以外の現場に行くと『高校生!? そんなに若いんだ!』ってビックリされることが多かったです。高校生だからって言われると、保険をかけるみたいな安心できる部分もあって。でも、これからは高校生の若さを言い訳にできなくなると思うと、ちょっと怖いです。うまくできるようになるしかないって話ですね(笑)。
高校を卒業しても今みたいな楽しいお仕事をずっと続けられたら幸せだなぁと思います。乃木坂46のグループとしても今は攻めどきだと思うので、いろいろなことに挑戦していきたいです!」
(スタイリング/米丸友子 ヘア&メイク/PON)
●清宮レイ(せいみや・れい)
2003年8月1日生まれ 埼玉県出身 身長164cm
○乃木坂46の4期生メンバー。乃木坂46の最新シングル『Actually...』発売中!
この春、高校を卒業した8名の高校生として"最後の制服"姿を撮り下ろし。女優、アイドル、インフルエンサー、声優、お天気キャスター、ギャルモデル、キックボクサー、それぞれのジャンルで活躍する彼女たちに学生時代の思い出や卒業後の目標などについて語ってもらった。
今回は、乃木坂46の4期生メンバー、清宮レイ。2018年から乃木坂46に加入し、4年目となる今も「乃木坂46での活動が一番楽しい」と満面の笑みで話す。
「仕事がすごく楽しくて! 高校生の途中くらいから忙しくなってきたんですけど、休みはなくてもいいってタイプなんです。家にいてもやることがないので、仕事が早く終わったときとかお休みの日は『何をしたらいいんだろう?』って困っちゃいます(笑)」
地元の中学を卒業し、高校は都内の学校へ。アイドル活動は楽しいものの、学業との両立は日を追うごとに大変になっていった。
「体力的にもしんどかったです。日曜の夜に仕事が終わって、メンバーが『明日は午後からだね』って話しているときに『私は朝6時に起きて学校行かなきゃいけないんだ』って思っちゃって。でも、お仕事を頑張っているコがたくさんいる学校だったので、私ひとりだけだったらもっと苦労していたと思います。クラスメイトが活躍している姿を見るとうれしくて、そういう環境が励みになってました」
コロナ禍もあり学校行事は少ない中、体育祭には参加した。今年2月に開催されたインターネット番組『乃木坂46時間TV』内の大運動会のように活躍できたかと思いきや......。
「1年生のときは徒競走に出たんですけど、みんなの前で走らされるのがすごく恥ずかしくてもう絶対にやりたくないと思いました。乃木坂46は身内感があるので思いきりできるんですけど、リアルな体育祭での私は空気です(笑)。静かに出番が終わるのを待って、お菓子をもらって帰りました!」

そんな高校生活が終わり、卒業後は進学せずに芸能の道で頑張っていくと決意。新生活に期待する一方、高校生ではなくなる不安もあるという。
「大人っぽく見られるのか、グループ以外の現場に行くと『高校生!? そんなに若いんだ!』ってビックリされることが多かったです。高校生だからって言われると、保険をかけるみたいな安心できる部分もあって。でも、これからは高校生の若さを言い訳にできなくなると思うと、ちょっと怖いです。うまくできるようになるしかないって話ですね(笑)。
高校を卒業しても今みたいな楽しいお仕事をずっと続けられたら幸せだなぁと思います。乃木坂46のグループとしても今は攻めどきだと思うので、いろいろなことに挑戦していきたいです!」
(スタイリング/米丸友子 ヘア&メイク/PON)
●清宮レイ(せいみや・れい)
2003年8月1日生まれ 埼玉県出身 身長164cm
○乃木坂46の4期生メンバー。乃木坂46の最新シングル『Actually...』発売中!
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