官网:https:// www.tv-asahi.co.jp/bf_kourin/news/0003/
ニュース
『ボーイフレンド降臨!』共演者:
末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、光石研、本多力、片岡凜、伊藤修子
◆「作品のいいスパイスになれたら」ダンスにミュージカルに多才な実力を誇る末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)がクセありデザイナーを熱演!
桜井演じる茶谷かしこの勤め先で、髙橋が演じるアサヒのアルバイト先となる小さな広告代理店でデザイナーとして働く黒瀬顕介を演じるのは、末澤誠也。Aぇ! group(関西ジャニーズJr.)のメンバーとしてその明るいキャラクターでグループを盛り上げる一方、長年培った高いダンスパフォーマンス力と、抜群の歌唱力を持つ多才な実力の持ち主。2019年にはリーディングシアター『キオスク』で単独初主演を務め、今年公開された『THE BOY FROM OZ』ではブロードウェイミュージカルにも出演するなど、その活躍に注目を集めています。そんな末澤が演じる黒瀬は、半人前のディレクターながら、発言はいっちょ前でなぜか常に上から目線。しかし、どこか憎めないクセ強男子。「ちょっと陽気で小生意気な青年なのですが、いいスパイスとしてこの作品に関われたらいいなと思っています」と役への意気込みを語る末澤がどんな演技を魅せてくれるのか、ぜひご期待ください!
◆光石研を筆頭に、片岡凜、伊藤修子、本多力…個性際立つ実力派たちの巧みな演技合戦で《恋の三角関係》に花を添える!
かしこが勤める広告代理店の社長で、アサヒをアルバイトとして採用する青柳有造役を演じるのは、光石研! 硬軟自在の高い演技力で活躍し、現在放送中の『六本木クラス』では愛情深い主人公の父親役で多くの人の心を鷲づかみにするなど、数々の作品でインパクトを残してきた光石。今作では会社を倒産の危機に招いてしまう頼りなさと、アサヒやかしこを見守る優しさを、緩急ある演技で体現していきます。
また、記憶喪失のアサヒの過去を唯一知る女性、津久井エマ役を演じるのは、『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(2022年)でドラマデビューながら高い演技力を発揮し、一躍注目を集めた片岡凜。エマとアサヒには何やらただならぬ関係だったようで…はたして、記憶を失ったアサヒにどんな影響を及ぼすのか、ぜひご注目ください!
さらに、アサヒとかしこ、渉の周りには個性豊かな実力派キャストが勢揃い! かしこが勤める広告代理店で事務を務める赤井美香を演じるのは、その独特の語り口と雰囲気で見る者を惹きつける伊藤修子。
そして、かしこの同僚で営業担当の白鳥陽大を演じるのは、舞台をはじめ、ドラマ、映画と数多くの作品で活躍する本多力。
個性際立つ実力派のキャスト陣が勢揃いした今作。その巧みな演技力と存在感で、髙橋&桜井&田中が織りなす《恋の三角関係》をどう盛り上げてくれるのか、乞うご期待ください!
◆末澤誠也さん(黒瀬顕介・役) コメント
オファーをいただいた時は、純粋に嬉しかったです。自分の目標として、1年に舞台1本、映像1本に出演するというのを掲げていたのですが、今年初めて達成できたことへの喜びも同時に感じました。僕が演じる黒瀬顕介は、ちょっと陽気で小生意気な青年なのですが、いいスパイスとしてこの作品に関われたらいいなと思っています。主演の髙橋くんとは、ちゃんとお話しするは今作が初めてなのですが、撮影する中でいろいろと知っていけたらいいなと思っていますし、また、少しでも座長・髙橋くんの力になれれば嬉しいです。
台本を読ませていただく中で、僕自身すでに「この先どう進んでいくんだろう!?」とめちゃくちゃ気になっているので、皆さんもワクワクしながら楽しんで見ていただけたらなと思います。
◆片岡 凜さん(津久井エマ・役) コメント
今作にオファーをいただいた時は、とても嬉しく光栄に思ったと同時に、この物語の世界観に入り込めるよう、一層身の引き締まる思いでした。とてもコミカルで、それぞれのキャラクターの性格が滲み出ている作品だと感じています。なので、無意識に世界観に引き込まれ、知らず知らずそれぞれの役に惹かれてしまうような作品になると思います。
私が演じさせて頂く津久井エマが、アサヒと渉、かしこの恋愛にどのように関わっていくのか、楽しみにしていてください。
◆伊藤修子さん(赤井美香・役) コメント
共演者の方の中にはチラリと面識中のある方もいらっしゃいますが、ほぼ初対面の方々ばかりなので、皆さんにお会いするのが楽しみです。今作では劇団や美大に関連するネタなど、美大卒業後に劇団員をやっていた自分には馴染みのあるワードが話に出てくるので、気になります。私が演じるのはお得意の噂好きな、茶谷かしこの会社の同僚という役どころです。今後どういう形で話に関わってくるのか…まだ今の時点では分かりません(笑)。
久々の連続ドラマですが、コメディー色も強そうな作品ですので、楽しくできたらと思います。
◆本多 力さん(白鳥陽大・役) コメント
高校の時に部活の先輩に「本多は歳上にモテるんちゃう?」と言われ、その言葉を希望に生きてきました。しかし歳上にモテることなく…というかモテること自体なく43歳になりました。なので、髙橋海人さんを「先輩の予言が当たった自分」だと思いながら、このドラマを隅から隅まで楽しみたいと思います。そう思って脚本を読み返したら、ドキドキが倍になりました。
今作は『トライアングル・ラブコメディー』ということで、とにかく楽しみです。なんとかして自分も加わり、途中から『スクエア・ラブコメディー』になるよう頑張りたいです。
◆光石 研さん(青柳有造・役) コメント
こういったスピード感のあるコメディーは大好きなので、オファーをいただき大変光栄です。共演者の若い皆さんに振り落とされないよう、しっかり付いて行きたいと思います! 髙橋海人くんとは、これまで数回ご一緒した事があるのですが、彼の可愛く、ちょっと天然な感じが、役柄を何倍も素敵にさせると思います。撮影現場が楽しみです。
時にはクスッと、時にはハラハラ、時にはシットリしながら、土曜日の夜にリラックスして見ていただけるラブコメです! どうぞ、よろしくお願いします!
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『ボーイフレンド降臨!』共演者:
末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、光石研、本多力、片岡凜、伊藤修子
◆「作品のいいスパイスになれたら」ダンスにミュージカルに多才な実力を誇る末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)がクセありデザイナーを熱演!
桜井演じる茶谷かしこの勤め先で、髙橋が演じるアサヒのアルバイト先となる小さな広告代理店でデザイナーとして働く黒瀬顕介を演じるのは、末澤誠也。Aぇ! group(関西ジャニーズJr.)のメンバーとしてその明るいキャラクターでグループを盛り上げる一方、長年培った高いダンスパフォーマンス力と、抜群の歌唱力を持つ多才な実力の持ち主。2019年にはリーディングシアター『キオスク』で単独初主演を務め、今年公開された『THE BOY FROM OZ』ではブロードウェイミュージカルにも出演するなど、その活躍に注目を集めています。そんな末澤が演じる黒瀬は、半人前のディレクターながら、発言はいっちょ前でなぜか常に上から目線。しかし、どこか憎めないクセ強男子。「ちょっと陽気で小生意気な青年なのですが、いいスパイスとしてこの作品に関われたらいいなと思っています」と役への意気込みを語る末澤がどんな演技を魅せてくれるのか、ぜひご期待ください!
◆光石研を筆頭に、片岡凜、伊藤修子、本多力…個性際立つ実力派たちの巧みな演技合戦で《恋の三角関係》に花を添える!
かしこが勤める広告代理店の社長で、アサヒをアルバイトとして採用する青柳有造役を演じるのは、光石研! 硬軟自在の高い演技力で活躍し、現在放送中の『六本木クラス』では愛情深い主人公の父親役で多くの人の心を鷲づかみにするなど、数々の作品でインパクトを残してきた光石。今作では会社を倒産の危機に招いてしまう頼りなさと、アサヒやかしこを見守る優しさを、緩急ある演技で体現していきます。
また、記憶喪失のアサヒの過去を唯一知る女性、津久井エマ役を演じるのは、『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(2022年)でドラマデビューながら高い演技力を発揮し、一躍注目を集めた片岡凜。エマとアサヒには何やらただならぬ関係だったようで…はたして、記憶を失ったアサヒにどんな影響を及ぼすのか、ぜひご注目ください!
さらに、アサヒとかしこ、渉の周りには個性豊かな実力派キャストが勢揃い! かしこが勤める広告代理店で事務を務める赤井美香を演じるのは、その独特の語り口と雰囲気で見る者を惹きつける伊藤修子。
そして、かしこの同僚で営業担当の白鳥陽大を演じるのは、舞台をはじめ、ドラマ、映画と数多くの作品で活躍する本多力。
個性際立つ実力派のキャスト陣が勢揃いした今作。その巧みな演技力と存在感で、髙橋&桜井&田中が織りなす《恋の三角関係》をどう盛り上げてくれるのか、乞うご期待ください!
◆末澤誠也さん(黒瀬顕介・役) コメント
オファーをいただいた時は、純粋に嬉しかったです。自分の目標として、1年に舞台1本、映像1本に出演するというのを掲げていたのですが、今年初めて達成できたことへの喜びも同時に感じました。僕が演じる黒瀬顕介は、ちょっと陽気で小生意気な青年なのですが、いいスパイスとしてこの作品に関われたらいいなと思っています。主演の髙橋くんとは、ちゃんとお話しするは今作が初めてなのですが、撮影する中でいろいろと知っていけたらいいなと思っていますし、また、少しでも座長・髙橋くんの力になれれば嬉しいです。
台本を読ませていただく中で、僕自身すでに「この先どう進んでいくんだろう!?」とめちゃくちゃ気になっているので、皆さんもワクワクしながら楽しんで見ていただけたらなと思います。
◆片岡 凜さん(津久井エマ・役) コメント
今作にオファーをいただいた時は、とても嬉しく光栄に思ったと同時に、この物語の世界観に入り込めるよう、一層身の引き締まる思いでした。とてもコミカルで、それぞれのキャラクターの性格が滲み出ている作品だと感じています。なので、無意識に世界観に引き込まれ、知らず知らずそれぞれの役に惹かれてしまうような作品になると思います。
私が演じさせて頂く津久井エマが、アサヒと渉、かしこの恋愛にどのように関わっていくのか、楽しみにしていてください。
◆伊藤修子さん(赤井美香・役) コメント
共演者の方の中にはチラリと面識中のある方もいらっしゃいますが、ほぼ初対面の方々ばかりなので、皆さんにお会いするのが楽しみです。今作では劇団や美大に関連するネタなど、美大卒業後に劇団員をやっていた自分には馴染みのあるワードが話に出てくるので、気になります。私が演じるのはお得意の噂好きな、茶谷かしこの会社の同僚という役どころです。今後どういう形で話に関わってくるのか…まだ今の時点では分かりません(笑)。
久々の連続ドラマですが、コメディー色も強そうな作品ですので、楽しくできたらと思います。
◆本多 力さん(白鳥陽大・役) コメント
高校の時に部活の先輩に「本多は歳上にモテるんちゃう?」と言われ、その言葉を希望に生きてきました。しかし歳上にモテることなく…というかモテること自体なく43歳になりました。なので、髙橋海人さんを「先輩の予言が当たった自分」だと思いながら、このドラマを隅から隅まで楽しみたいと思います。そう思って脚本を読み返したら、ドキドキが倍になりました。
今作は『トライアングル・ラブコメディー』ということで、とにかく楽しみです。なんとかして自分も加わり、途中から『スクエア・ラブコメディー』になるよう頑張りたいです。
◆光石 研さん(青柳有造・役) コメント
こういったスピード感のあるコメディーは大好きなので、オファーをいただき大変光栄です。共演者の若い皆さんに振り落とされないよう、しっかり付いて行きたいと思います! 髙橋海人くんとは、これまで数回ご一緒した事があるのですが、彼の可愛く、ちょっと天然な感じが、役柄を何倍も素敵にさせると思います。撮影現場が楽しみです。
時にはクスッと、時にはハラハラ、時にはシットリしながら、土曜日の夜にリラックスして見ていただけるラブコメです! どうぞ、よろしくお願いします!
my family受赏 脚本赏
黑岩勉 访问全文
「マイファミリー」で脚本賞を初受賞した感想を聞かせてください。
選んでいただいて、ありがとうございます。「週刊ザテレビジョン」は高校時代、お金がない中で買って読んでいただけに、すごくうれしいです。これまで脚本を担当した「グランメゾン東京」(2019年、TBS系)、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021年、TBS系)が作品賞を取ったときもうれしかったですが、脚本賞では縁がないのかなと思っていました。
「マイファミリー」は連続ドラマの新しいフォーマットを見せるという挑戦をした作品だったので、脚本を評価していただいたのはありがたいです。
投票した審査員や記者からは「連続ドラマの特性を生かし、事件を決着させながら次へとつないでいく展開が見事だった」と評価されました。原作のないドラマオリジナルですが、そもそもこの物語はどうやって発想したのですか?
昔から誘拐事件を描くサスペンスが好きで、誘拐ものがやりたかったんです。それを全10話の連続ドラマでやってみようと思いました。誘拐ものは映画のフォーマットには当てはまりやすいけれど、連続ドラマでは一つの事件で引っ張るのは難しい。何か新しいフォーマットを作れればいいなと考えたのが始まりでした。
リアルタイムで連続誘拐事件を見ているような感じで、1回も休みを入れずに作れるように構成を考えました。そして、二宮和也さんが主演だということも早い段階で決まったので、主人公・鳴沢温人のキャラクターは基本的に二宮さんに“当て書き”をしました。
温人は最初、娘を誘拐された“被害者”だったのに、第4話以降、犯人に利用され、まるで“共犯者”のような立場になってしまいます。そこが誘拐ものとして斬新でしたね。
僕も主人公の立場が入れ替わるところがポイントだと思いました。被害者だったはずが、犯人が誰だか分からないままにどんどん巻き込まれていく。そして、「マイファミリー」のタイトルどおり、犯人から「私たちはファミリーですから」と言われ仲間として扱われてしまう場面が一番ゾッとするところになるので、中盤のピークに持っていこうと考えました。
その後も温人の周囲の人が誘拐され、二転三転して最後に真犯人が判明しましたが、この展開は第1話執筆時から決めていましたか?
そうですね。最初の段階で結末までのプロットは完成していました。だから、脚本に取り掛かってから「どういう展開にしよう」と悩むことはなかったのですが、真相が明らかになるタイミングは悩みました。
東堂(濱田岳)の娘が過去に誘拐されたことはどの段階で明かすか、東堂はいつ自分の罪を告白するのか、それらを同時に伝えるのか小出しにするのかなど…。ドラマの撮影が始まると、役者さんの演技によってそこは調整しましたし、隠してもしょうがない部分は早めに明かすなど、いろいろ考えました。
スマホの通信機能やゲームアプリなどを駆使した展開は、考えるのが大変だったのではないでしょうか。
実は令和になってから身代金目的の誘拐事件は発生していないんですよね。昭和から平成の初期までしか起きていない。これだけ防犯カメラが多くなり、GPS追跡システムが発達し、ほとんどの人がスマホを持っている。そんな中で、誘拐事件が起きたらどうなるかということは、何度もシミュレーションしました。
犯人からの電話連絡も「無機質で無感情な声が最も怖いのでは」と思い、これまでのドラマではボイスチェンジャーを使っていたところを、AIによるテキスト読み上げ機能という設定にしました。
視聴者の皆さんも「誘拐犯は誰なのか」と盛り上がっていましたね。
その反応は感じていました。ただ、プロデューサーさんたちと一致していたのは「考察ドラマにはならないようにしよう」ということ。誘拐事件が起きてしまうけれど、結果的にそれによって各家族の絆が強くなる。温人の会社の仲間を含めてファミリーが絆を深める話にしたかった。
元々、この連続誘拐事件は一人の女の子が「家庭を壊したくない」と思ったことから始まっているわけで、その子の家はハッピーになれなかったけれど、彼女のその強い思いが、最終的にいろいろな家族を幸せに導いたというように見えればいいなとも思っていました。
ところで、黒岩さんは、こういったアクション・サスペンス作も書く一方で、アニメ「ONE PIECE」の脚本を手掛けたり、前作「消えた初恋」(2021年、テレビ朝日系)ではボーイズラブ(BL)に挑戦したりするなど、ジャンルレスに仕事をしてらっしゃいますね。
意識的に違うジャンルを選んでいるわけではないけれど、一つのジャンルしかできない人と思われたくはない。どんなジャンルも書ける作家になりたいですね。
以前から「ラブコメを書きたい」とも言ってきたんですが、なかなかチャンスがなく、「消えた初恋」は「深夜枠でBLですがラブコメです」と振っていただいたので、二つ返事で引き受けました。BLというジャンルではあったけれど、人間愛というか、「人を好きになるって素晴らしいことだよね」ということを描いたつもりです。
「マイファミリー」もそうですよね。サスペンス要素はあるけれど、家族愛で人間愛。「TOKYO MER―」もコロナ禍の中、奮闘している医療従事者の姿を描きたいという思いがありました。脚本家になったばかりの頃は、展開や構成に一番、興味があったんですけれど、最近は歳を取ったからか、人間ドラマを描きたいという思いが強くなりましたね。
2022年4月クールはTVerでの全局ライブ配信が始まる一方、地上波でのドラマ視聴率が全体的に下がってしまうなど、動きがありました。ドラマの作り手として、この状況をどう見ていますか?
そうですね。僕らドラマの脚本家は芸術家ではないので、世の中が求めている商品を作らないといけない。では、「求められているものは何か?」と考えると、やっぱりシンプルな家族の物語というよりは、もうちょっとスピード感のあるパッケージでないと見てもらえないだろうなと…。今回は、その仕掛けを作ったことで、根底にある家族のドラマを見てもらえたらという挑戦でした。
よく言われるように、TVerも録画視聴もあるから、「もはや視聴率は関係ないのか?」と考えると、やはり作り手には数字が宿命としてつきまとうし、「どうやってリアルタイムで見てもらうのか」という工夫を放棄してしまうのは違うという気がしますね。それを放棄したら、ドラマはどんどんダメになっていくような気がして、すごく怖い。
「マイファミリー」は4月クールで平均視聴率トップ。最終回の視聴率は16%を超えました。どうしたらこんなヒット作を作れるのでしょうか?
僕が偉そうに言うことではないですけど、やっぱり諦めずに工夫をするしかないですね。エンターテインメントとして工夫する、全てのシーンを面白くするという意気込みで作るしかないんですよね。
今は、面白いものが他にもたくさんあるから、一瞬でも「面白くない」と思われてしまう隙(すき)があると、見る人はそっぽを向いてしまう。テレビ屋にとっては本当にきつい状況だけれど、やっていくしかない。
そうやって、ドラマの作り手はみんな頑張っているとは思うけれど、特にこの日曜劇場枠はキャスト、スタッフの皆さんが深いこだわりを持ってクオリティーを追求してくれるので、脚本を書く立場としても喜びが大きい。今回、良いチームで仕事できたことが本当にうれしかったです。
黑岩勉 访问全文
「マイファミリー」で脚本賞を初受賞した感想を聞かせてください。
選んでいただいて、ありがとうございます。「週刊ザテレビジョン」は高校時代、お金がない中で買って読んでいただけに、すごくうれしいです。これまで脚本を担当した「グランメゾン東京」(2019年、TBS系)、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021年、TBS系)が作品賞を取ったときもうれしかったですが、脚本賞では縁がないのかなと思っていました。
「マイファミリー」は連続ドラマの新しいフォーマットを見せるという挑戦をした作品だったので、脚本を評価していただいたのはありがたいです。
投票した審査員や記者からは「連続ドラマの特性を生かし、事件を決着させながら次へとつないでいく展開が見事だった」と評価されました。原作のないドラマオリジナルですが、そもそもこの物語はどうやって発想したのですか?
昔から誘拐事件を描くサスペンスが好きで、誘拐ものがやりたかったんです。それを全10話の連続ドラマでやってみようと思いました。誘拐ものは映画のフォーマットには当てはまりやすいけれど、連続ドラマでは一つの事件で引っ張るのは難しい。何か新しいフォーマットを作れればいいなと考えたのが始まりでした。
リアルタイムで連続誘拐事件を見ているような感じで、1回も休みを入れずに作れるように構成を考えました。そして、二宮和也さんが主演だということも早い段階で決まったので、主人公・鳴沢温人のキャラクターは基本的に二宮さんに“当て書き”をしました。
温人は最初、娘を誘拐された“被害者”だったのに、第4話以降、犯人に利用され、まるで“共犯者”のような立場になってしまいます。そこが誘拐ものとして斬新でしたね。
僕も主人公の立場が入れ替わるところがポイントだと思いました。被害者だったはずが、犯人が誰だか分からないままにどんどん巻き込まれていく。そして、「マイファミリー」のタイトルどおり、犯人から「私たちはファミリーですから」と言われ仲間として扱われてしまう場面が一番ゾッとするところになるので、中盤のピークに持っていこうと考えました。
その後も温人の周囲の人が誘拐され、二転三転して最後に真犯人が判明しましたが、この展開は第1話執筆時から決めていましたか?
そうですね。最初の段階で結末までのプロットは完成していました。だから、脚本に取り掛かってから「どういう展開にしよう」と悩むことはなかったのですが、真相が明らかになるタイミングは悩みました。
東堂(濱田岳)の娘が過去に誘拐されたことはどの段階で明かすか、東堂はいつ自分の罪を告白するのか、それらを同時に伝えるのか小出しにするのかなど…。ドラマの撮影が始まると、役者さんの演技によってそこは調整しましたし、隠してもしょうがない部分は早めに明かすなど、いろいろ考えました。
スマホの通信機能やゲームアプリなどを駆使した展開は、考えるのが大変だったのではないでしょうか。
実は令和になってから身代金目的の誘拐事件は発生していないんですよね。昭和から平成の初期までしか起きていない。これだけ防犯カメラが多くなり、GPS追跡システムが発達し、ほとんどの人がスマホを持っている。そんな中で、誘拐事件が起きたらどうなるかということは、何度もシミュレーションしました。
犯人からの電話連絡も「無機質で無感情な声が最も怖いのでは」と思い、これまでのドラマではボイスチェンジャーを使っていたところを、AIによるテキスト読み上げ機能という設定にしました。
視聴者の皆さんも「誘拐犯は誰なのか」と盛り上がっていましたね。
その反応は感じていました。ただ、プロデューサーさんたちと一致していたのは「考察ドラマにはならないようにしよう」ということ。誘拐事件が起きてしまうけれど、結果的にそれによって各家族の絆が強くなる。温人の会社の仲間を含めてファミリーが絆を深める話にしたかった。
元々、この連続誘拐事件は一人の女の子が「家庭を壊したくない」と思ったことから始まっているわけで、その子の家はハッピーになれなかったけれど、彼女のその強い思いが、最終的にいろいろな家族を幸せに導いたというように見えればいいなとも思っていました。
ところで、黒岩さんは、こういったアクション・サスペンス作も書く一方で、アニメ「ONE PIECE」の脚本を手掛けたり、前作「消えた初恋」(2021年、テレビ朝日系)ではボーイズラブ(BL)に挑戦したりするなど、ジャンルレスに仕事をしてらっしゃいますね。
意識的に違うジャンルを選んでいるわけではないけれど、一つのジャンルしかできない人と思われたくはない。どんなジャンルも書ける作家になりたいですね。
以前から「ラブコメを書きたい」とも言ってきたんですが、なかなかチャンスがなく、「消えた初恋」は「深夜枠でBLですがラブコメです」と振っていただいたので、二つ返事で引き受けました。BLというジャンルではあったけれど、人間愛というか、「人を好きになるって素晴らしいことだよね」ということを描いたつもりです。
「マイファミリー」もそうですよね。サスペンス要素はあるけれど、家族愛で人間愛。「TOKYO MER―」もコロナ禍の中、奮闘している医療従事者の姿を描きたいという思いがありました。脚本家になったばかりの頃は、展開や構成に一番、興味があったんですけれど、最近は歳を取ったからか、人間ドラマを描きたいという思いが強くなりましたね。
2022年4月クールはTVerでの全局ライブ配信が始まる一方、地上波でのドラマ視聴率が全体的に下がってしまうなど、動きがありました。ドラマの作り手として、この状況をどう見ていますか?
そうですね。僕らドラマの脚本家は芸術家ではないので、世の中が求めている商品を作らないといけない。では、「求められているものは何か?」と考えると、やっぱりシンプルな家族の物語というよりは、もうちょっとスピード感のあるパッケージでないと見てもらえないだろうなと…。今回は、その仕掛けを作ったことで、根底にある家族のドラマを見てもらえたらという挑戦でした。
よく言われるように、TVerも録画視聴もあるから、「もはや視聴率は関係ないのか?」と考えると、やはり作り手には数字が宿命としてつきまとうし、「どうやってリアルタイムで見てもらうのか」という工夫を放棄してしまうのは違うという気がしますね。それを放棄したら、ドラマはどんどんダメになっていくような気がして、すごく怖い。
「マイファミリー」は4月クールで平均視聴率トップ。最終回の視聴率は16%を超えました。どうしたらこんなヒット作を作れるのでしょうか?
僕が偉そうに言うことではないですけど、やっぱり諦めずに工夫をするしかないですね。エンターテインメントとして工夫する、全てのシーンを面白くするという意気込みで作るしかないんですよね。
今は、面白いものが他にもたくさんあるから、一瞬でも「面白くない」と思われてしまう隙(すき)があると、見る人はそっぽを向いてしまう。テレビ屋にとっては本当にきつい状況だけれど、やっていくしかない。
そうやって、ドラマの作り手はみんな頑張っているとは思うけれど、特にこの日曜劇場枠はキャスト、スタッフの皆さんが深いこだわりを持ってクオリティーを追求してくれるので、脚本を書く立場としても喜びが大きい。今回、良いチームで仕事できたことが本当にうれしかったです。
KinKi Kids25周年、事務所唯一の2人組「両極」だからこそ長期継続…記者の目
https://t.cn/A6S7VBnF
KinKi Kidsが7日、東京ドームでデビュー25周年記念イベント「24451~君と僕の声~」を開催した。デビュー曲の「硝子の少年」から大ヒット曲「ジェットコースター・ロマンス」や「全部だきしめて」、最新曲の「Amazing Love」まで四半世紀を彩った全14曲を披露。堂本光一(43)と堂本剛(43)は9回のMCでも、あうんの呼吸でやり取りし、変わらぬ絆を示した。
* * * *
現在のジャニーズ所属タレントで、企画ユニットを除くと2人組はキンキのみ。過去を見てもタッキー&翼しか存在せず、ソロでもグループでもないのは異例だ。
そんなキンキは、現在同事務所に所属するメンバー不動のユニットでは最長のデビュー25周年を迎えた。長期にわたり活動を続けられるのは、デュオでありながら全く別の人間であると受け入れ、それを隠そうとも繕おうともしない「キンキたるゆえん」がある。
互いの家も連絡先も知らない。楽屋も異なれば、互いにインスタグラムもフォローしていないが、剛は「両極にいるからこそ本人たちも想像していないものが出来上がる」と話す。言葉にせずとも奥深くで通ずる“熟年夫婦"の姿が重なるようだ。
それは、相棒への思いにも表れている。剛が「全く意識していないに等しいくらいに意識していない」と話せば、光一も「2人のことを聞かれることが多いけど、聞かれない限り考えない」。答えは全く同じだった。(田中 雄己)
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KinKi Kids25周年ライブ「この歴史、地球、宇宙、時代の中で2人を出会わせてくれて、ありがとう」
https://t.cn/A6S7VBnk
KinKi Kidsが7日、東京ドームでデビュー25周年記念イベント「24451~君と僕の声~」を開催した。デビュー曲の「硝子の少年」から大ヒット曲「ジェットコースター・ロマンス」や「全部だきしめて」、最新曲の「Amazing Love」まで四半世紀を彩った全14曲を披露。堂本光一(43)と堂本剛(43)は9回のMCでも、あうんの呼吸でやり取りし、変わらぬ絆を示した。
約2時間半のステージを終えた2人は、ゆっくりと東京ドーム全体を見渡した。歓声や物音一つしない中で、光一は「これならライブができるという見本を示してくれた。我々からも拍手を送りたい」。5万5000人超満員の会場は、さらに静寂に包まれた。剛も「本当にマナーが協力的で。皆さんと僕たちの人生がつながっている喜びと幸せをかみ締めている」と感慨深げに語った。
記録尽くしのデビュー25年だ。1998年12月30日の初ドームから、この日で「単独アーティストによる東京ドーム最多公演数」を62に更新。3月16日発売の「高純度romance」でギネス世界記録の「シングル連続1位獲得年数」を26年に、「デビューからのシングル連続1位獲得数」を44とした。7月27日発売の最新曲「Amazing Love」も1位となっており、申請が通れば45まで伸ばすこととなる。前人未到の記録を打ち立て続ける2人だが、そのすごみは記録のみでは測れない。
この日は、派手な演出も特殊効果もない。ステージ上には2人だけ。それでも物足りなさを感じさせないのは、キンキならではだ。1曲目の「FRIENDS」をしっとりと、デビュー曲の「硝子の少年」をクールに、「全部だきしめて」ではギターを奏でた。曲間では9度もMCを挟んだ。光一が「なにわ男子の…やばい、間違えた」と言えば、剛も「誰かに曲を提供していただけるというのはすごいことで。皆さんも曲を提供してもらってください」と変わらぬやり取りで会場を沸かせた。
5年前の20周年記念公演では、左耳の突発性難聴でステージに立つことがかなわなかった剛は今回、「バラードであれば乗れるかな」と7年ぶりに移動ステージの演出を提案した。「このまま手をつないで」と「Anniversary」で会場内を移動すると「皆さんの目を見て歌うと、大げさじゃなくて泣くのをこらえるのに必死で」。光一も「2人でステージに立って思いを届ける。いろいろ語るよりも、その姿を感じてもらえれば」と語りかけた。
二人三脚で歩んだ四半世紀。未到の道は続くが、光一は「この歴史、地球、宇宙、時代の中で2人が組むのはとんでもないこと。この2人を組ませていただき、出会わせてくれて、ありがとう」と言うと、剛も「両極の2人だからこそ生み出すものがちょっと癖があって、面白い」。今後は「分からない」と口をそろえたが、光一は去り際に「また冬に、ここでお会いしましょう」と満面の笑みで再会を約束した。(田中 雄己)
堂本光一「もともと周年は、感謝の気持ちを伝えるという思いでやっているんですけど、その結果、(愛情を)もらってしまうばかりで。どうなるかということを考えずにやってきたので、25年間やれたと思う。その年、翌年とかは漠然としたことを考えていますけど、長い目で見ると、目標を設定してこなかったので。目標を達成したら、きっと満足しちゃうと思うので」
堂本剛「大変な時代の中で25周年を迎えて、今まで支えてくださったファンの方、共演者、スタッフの皆さま全ての人たちに感謝の気持ちを伝えたくて。何より、会場のマナーがすごく協力的で。本当に幸せいっぱいの時間ばかりですし、たくさんの人の愛に包まれて、自分たちがあることを実感しています。この先は何も考えていません。あまり深く考えていないのでね」
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KinKi Kids堂本剛「東京ドームに足を踏み入れると、亡きジャニーさんの姿が思い浮かぶ」25周年ライブ
https://t.cn/A6S7VBns
KinKi Kidsが7日、東京ドームでデビュー25周年記念イベント「24451~君と僕の声~」を開催した。デビュー曲の「硝子の少年」から大ヒット曲「ジェットコースター・ロマンス」や「全部だきしめて」、最新曲の「Amazing Love」まで四半世紀を彩った全14曲を披露。堂本光一(43)と堂本剛(43)は9回のMCでも、あうんの呼吸でやり取りし、変わらぬ絆を示した。
* * * *
◆2人に聞く
―コンサートではなくて、イベントという形式に。
光一「コンサートのような派手な演出はないので。素晴らしい曲がたくさんあるので、それをしっかり伝えようと」
―東京ドームでは62公演目となる。
剛「ここに足を踏み入れると、亡きジャニー(喜多川)さんの姿が思い浮かびます。いつもベンチに座って見上げてくれていたので、そういう姿がどうしてもよみがえってきます。最初に立った時、こんなにもできると思っていなくて。回を重ねるごとに当たり前のことが当たり前じゃないと実感している。チャレンジする勇気をもらった場所」
―名付け親であり、育ての親でもあるジャニーさんのお別れ会を行った場所でもある。
光一「『ボクの背中には羽根がある』を歌っていて思いますけど、羽根をくれたのはジャニーさんだったんだな、とか。イベント中にも思いましたね」
剛「ジャニーさん(がいつも座っていた)ゾーンを通る時は、切なくなります。でもきっと『ピアノ一本で(移動ステージ)やればいいじゃない』と言ってくれると思うし、声が聞こえてきますね」
○…夏以降の生のステージは、ソロでの活動が続く。光一は、福岡・博多座で主演舞台「Endless SHOCK」(来月5日~10月2日まで)の公演が控える。一方の剛は、ソロプロジェクト「ENDRECHERI(エンドリケリー)」として、今月21日に音楽フェスティバル「SUMMER SONIC 2022」(千葉・幕張メッセ)に出演。また、京都・平安神宮でのソロライブ(9月2~4日)や、東京、大阪での独演会の開催を予定している。
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KinKi Kidsが7日、東京ドームでデビュー25周年記念イベント「24451~君と僕の声~」を開催した。デビュー曲の「硝子の少年」から大ヒット曲「ジェットコースター・ロマンス」や「全部だきしめて」、最新曲の「Amazing Love」まで四半世紀を彩った全14曲を披露。堂本光一(43)と堂本剛(43)は9回のMCでも、あうんの呼吸でやり取りし、変わらぬ絆を示した。
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現在のジャニーズ所属タレントで、企画ユニットを除くと2人組はキンキのみ。過去を見てもタッキー&翼しか存在せず、ソロでもグループでもないのは異例だ。
そんなキンキは、現在同事務所に所属するメンバー不動のユニットでは最長のデビュー25周年を迎えた。長期にわたり活動を続けられるのは、デュオでありながら全く別の人間であると受け入れ、それを隠そうとも繕おうともしない「キンキたるゆえん」がある。
互いの家も連絡先も知らない。楽屋も異なれば、互いにインスタグラムもフォローしていないが、剛は「両極にいるからこそ本人たちも想像していないものが出来上がる」と話す。言葉にせずとも奥深くで通ずる“熟年夫婦"の姿が重なるようだ。
それは、相棒への思いにも表れている。剛が「全く意識していないに等しいくらいに意識していない」と話せば、光一も「2人のことを聞かれることが多いけど、聞かれない限り考えない」。答えは全く同じだった。(田中 雄己)
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KinKi Kids25周年ライブ「この歴史、地球、宇宙、時代の中で2人を出会わせてくれて、ありがとう」
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KinKi Kidsが7日、東京ドームでデビュー25周年記念イベント「24451~君と僕の声~」を開催した。デビュー曲の「硝子の少年」から大ヒット曲「ジェットコースター・ロマンス」や「全部だきしめて」、最新曲の「Amazing Love」まで四半世紀を彩った全14曲を披露。堂本光一(43)と堂本剛(43)は9回のMCでも、あうんの呼吸でやり取りし、変わらぬ絆を示した。
約2時間半のステージを終えた2人は、ゆっくりと東京ドーム全体を見渡した。歓声や物音一つしない中で、光一は「これならライブができるという見本を示してくれた。我々からも拍手を送りたい」。5万5000人超満員の会場は、さらに静寂に包まれた。剛も「本当にマナーが協力的で。皆さんと僕たちの人生がつながっている喜びと幸せをかみ締めている」と感慨深げに語った。
記録尽くしのデビュー25年だ。1998年12月30日の初ドームから、この日で「単独アーティストによる東京ドーム最多公演数」を62に更新。3月16日発売の「高純度romance」でギネス世界記録の「シングル連続1位獲得年数」を26年に、「デビューからのシングル連続1位獲得数」を44とした。7月27日発売の最新曲「Amazing Love」も1位となっており、申請が通れば45まで伸ばすこととなる。前人未到の記録を打ち立て続ける2人だが、そのすごみは記録のみでは測れない。
この日は、派手な演出も特殊効果もない。ステージ上には2人だけ。それでも物足りなさを感じさせないのは、キンキならではだ。1曲目の「FRIENDS」をしっとりと、デビュー曲の「硝子の少年」をクールに、「全部だきしめて」ではギターを奏でた。曲間では9度もMCを挟んだ。光一が「なにわ男子の…やばい、間違えた」と言えば、剛も「誰かに曲を提供していただけるというのはすごいことで。皆さんも曲を提供してもらってください」と変わらぬやり取りで会場を沸かせた。
5年前の20周年記念公演では、左耳の突発性難聴でステージに立つことがかなわなかった剛は今回、「バラードであれば乗れるかな」と7年ぶりに移動ステージの演出を提案した。「このまま手をつないで」と「Anniversary」で会場内を移動すると「皆さんの目を見て歌うと、大げさじゃなくて泣くのをこらえるのに必死で」。光一も「2人でステージに立って思いを届ける。いろいろ語るよりも、その姿を感じてもらえれば」と語りかけた。
二人三脚で歩んだ四半世紀。未到の道は続くが、光一は「この歴史、地球、宇宙、時代の中で2人が組むのはとんでもないこと。この2人を組ませていただき、出会わせてくれて、ありがとう」と言うと、剛も「両極の2人だからこそ生み出すものがちょっと癖があって、面白い」。今後は「分からない」と口をそろえたが、光一は去り際に「また冬に、ここでお会いしましょう」と満面の笑みで再会を約束した。(田中 雄己)
堂本光一「もともと周年は、感謝の気持ちを伝えるという思いでやっているんですけど、その結果、(愛情を)もらってしまうばかりで。どうなるかということを考えずにやってきたので、25年間やれたと思う。その年、翌年とかは漠然としたことを考えていますけど、長い目で見ると、目標を設定してこなかったので。目標を達成したら、きっと満足しちゃうと思うので」
堂本剛「大変な時代の中で25周年を迎えて、今まで支えてくださったファンの方、共演者、スタッフの皆さま全ての人たちに感謝の気持ちを伝えたくて。何より、会場のマナーがすごく協力的で。本当に幸せいっぱいの時間ばかりですし、たくさんの人の愛に包まれて、自分たちがあることを実感しています。この先は何も考えていません。あまり深く考えていないのでね」
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KinKi Kids堂本剛「東京ドームに足を踏み入れると、亡きジャニーさんの姿が思い浮かぶ」25周年ライブ
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KinKi Kidsが7日、東京ドームでデビュー25周年記念イベント「24451~君と僕の声~」を開催した。デビュー曲の「硝子の少年」から大ヒット曲「ジェットコースター・ロマンス」や「全部だきしめて」、最新曲の「Amazing Love」まで四半世紀を彩った全14曲を披露。堂本光一(43)と堂本剛(43)は9回のMCでも、あうんの呼吸でやり取りし、変わらぬ絆を示した。
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◆2人に聞く
―コンサートではなくて、イベントという形式に。
光一「コンサートのような派手な演出はないので。素晴らしい曲がたくさんあるので、それをしっかり伝えようと」
―東京ドームでは62公演目となる。
剛「ここに足を踏み入れると、亡きジャニー(喜多川)さんの姿が思い浮かびます。いつもベンチに座って見上げてくれていたので、そういう姿がどうしてもよみがえってきます。最初に立った時、こんなにもできると思っていなくて。回を重ねるごとに当たり前のことが当たり前じゃないと実感している。チャレンジする勇気をもらった場所」
―名付け親であり、育ての親でもあるジャニーさんのお別れ会を行った場所でもある。
光一「『ボクの背中には羽根がある』を歌っていて思いますけど、羽根をくれたのはジャニーさんだったんだな、とか。イベント中にも思いましたね」
剛「ジャニーさん(がいつも座っていた)ゾーンを通る時は、切なくなります。でもきっと『ピアノ一本で(移動ステージ)やればいいじゃない』と言ってくれると思うし、声が聞こえてきますね」
○…夏以降の生のステージは、ソロでの活動が続く。光一は、福岡・博多座で主演舞台「Endless SHOCK」(来月5日~10月2日まで)の公演が控える。一方の剛は、ソロプロジェクト「ENDRECHERI(エンドリケリー)」として、今月21日に音楽フェスティバル「SUMMER SONIC 2022」(千葉・幕張メッセ)に出演。また、京都・平安神宮でのソロライブ(9月2~4日)や、東京、大阪での独演会の開催を予定している。
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