#健康身体 健康地球 健康生活#
人生100年時代、違和感の正体
公開日:2020年1月31日 09時00分
更新日:2020年1月31日 09時00分
伍藤 忠春(ごとう ただはる)
日本製薬工業協会 理事長
これから述べることがこのエッセイにふさわしい内容かどうか少し躊躇したが、意を決してタイトルのような少し大げさな表題を掲げて考えを述べてみることにした。
先ず、表題の意味するところであるが、昨今、多方面で、社会に対する明るく前向きなメッセージとして「人生100年時代」が叫ばれることが多くなってきたが、私自身はこのような風潮に何とはなしの違和感を感じているということである。ここでは、その違和感の正体は何なのか、この機会に自分なりに大胆に探りを入れてみたいと思う。
一つ目のポイントは、私自身の生物としての生存能力の問題ではないかと思う。とっくの昔に亡くなった両親の平均死亡年齢は70歳にも達しておらず、生活環境が大きく変わった今日単純な比較には意味がないとしても、基本的な体力や体質を両親から受け継ぎ、また、そう重くはないが慢性的な疾患を抱えているわが身にとって、人生100年時代は遠い夢のまた夢のような気がして、現実的な目標としては、現在の男性の平均寿命程度は何とかクリア出来ればいいなといったかなり控えめなところになる。
二つ目のポイントは、一般論ではあるが、寿命の伸長に伴い、喜びや楽しみばかりでなく、悲しみや苦しみといった生きる上での困難も同じように増大するのではないかという漠然とした不安感である。一つのエピソードを紹介してみたい。私の故郷は大分の湯布院に隣接する山間の小さな町であるが、数年前、もう廃校になって久しい小学校(1学年1クラス)の同級会が田舎で開催された。宴もすすみ話が盛り上がってきた頃、2~3人の女性陣が連れだって私のところにやってきた。幼いころの恋心でも告白されるのかと内心期待をもって聞いていると、そろそろ老境に差し掛かった彼女らから異口同音に浴びせられたのは、「忠春さん、もうこれ以上長生きするようなクスリはつくらんじょくれ。私たちもこれ以上そげー長生きしてみたいとは思わんから。」という全く予想外の驚くべき言葉であった。私が製薬メーカーの業界団体の役員をしていることを当然意識しての発言であるが、普段あちこちで「創薬やイノベーションの重要性」とか「健康寿命の延伸」とか公式的なことを発信し続けている私にとっては、誠に意表をつかれた衝撃的(?)な言葉であった。衝撃的ではあったが、日常の生活のなかで両親などの介護や看取りを通じて、衰え行く老人の姿にじかに接し苦労もしてきたであろう者たちの発する偽らざる言葉なんだろうなと素直に理解するとともに、社会の真実とはこういうごく普通の生活のなかにこそ存在するものではないかと思ったりもした。
三つ目のポイントは、格差の問題である。グローバル経済の進展に伴い、所得の不均衡が世界的規模で拡大していると言われている。かつては分厚い中間所得層の存在を誇っていた我が国においても、確実に富の偏在、二極化がすすみ、この格差が教育等を通じて次の世代に連鎖していく、そういう時代になってきたように思う。そして、このような格差の問題あるいはその帰結である貧困の問題は、社会の中の弱い層である子どもや高齢者の世代に特に顕著に表れてくるものと考えられる。現にこのような問題意識から、6年ほど前に超党派の国会議員により「子どもの貧困対策推進法」という法律も制定されている。老人の貧困問題についても、今後、推計で60万人をこえると言われる中高年の「ひきこもり」の人々や、賃金格差が指摘される非正規労働者等の人たちの高齢化が進行するにつれて、これから益々大きな社会問題になってくるのではないかと想像する。そして、このような高齢者世代内部での所得や資産格差がひいては寿命や健康寿命の格差につながり、また、各人の人生の幸福感や満足感に大きな影響を及ぼすものと思われる。現在、政府では全世代型社会保障検討会議が設置され議論がすすめられているが、私流に少し角度を変えて問題を捉えてみると全世代型格差問題検討会議なるものこそ必要ではないかということになる。
以上、違和感の正体を自分なりに探ってみたが、多分これでは「人生100年時代」をテーマにして期待されるところのエッセイにはならないのだと思う。そこで私としては、90歳とか100歳とか人生の長さにとらわれることなく、今日のような長寿時代における「私の生き方」の方に勝手に重点を置いて最後に愚見を述べてみたい。
誰が言い出したかのか知らないが、よく識者の方が講演などで強調される高齢期の生き方のコツとして、「教育」と「教養」の大切さというのがある。「教育」は「今日行く・・・・ところがある」、「教養」は「今日用・・・事がある」を意味するものであり、誠に言いえて妙と感心する。ただ、私流にこの提言を少し補強するなら、「教育」と「教養」をより深めていくには良き「教師」が必要ではないかと言いたい。その心は「今日知・・・ることがある」である。加齢とともに人間のもろもろの欲望は次第に衰えていくのであろうが、本人の努力次第ではこの新しいことを知る意欲はかなり高い水準でかつ長い間維持できるのではないかと思う。願わくばこの先、認知症などにならずに「教育」と「教養」に加えて「教師」の存在にも意を払いつつこれからの高齢期を送れたらいいなと、個人的にはそんなことを考えている。
著者
伍藤 忠春(ごとう ただはる)
昭和47年 九州大学法学部卒、昭和48年 厚生省入省、平成8年 厚生省障害保健福祉部企画課長、平成9年 厚生省児童家庭局企画課長、平成10年 厚生省社会援護局企画課長、平成11年 厚生省大臣官房人事課長、平成13年 厚生労働省大臣官房審議官(老健・健康担当)、平成15年 厚生労働省雇用均等・児童家庭局長、平成17年 辞職、同年 財団法人長寿社会開発センター 理事長、平成22年 日本製薬工業協会 理事長、現在に至る。
人生100年時代、違和感の正体
公開日:2020年1月31日 09時00分
更新日:2020年1月31日 09時00分
伍藤 忠春(ごとう ただはる)
日本製薬工業協会 理事長
これから述べることがこのエッセイにふさわしい内容かどうか少し躊躇したが、意を決してタイトルのような少し大げさな表題を掲げて考えを述べてみることにした。
先ず、表題の意味するところであるが、昨今、多方面で、社会に対する明るく前向きなメッセージとして「人生100年時代」が叫ばれることが多くなってきたが、私自身はこのような風潮に何とはなしの違和感を感じているということである。ここでは、その違和感の正体は何なのか、この機会に自分なりに大胆に探りを入れてみたいと思う。
一つ目のポイントは、私自身の生物としての生存能力の問題ではないかと思う。とっくの昔に亡くなった両親の平均死亡年齢は70歳にも達しておらず、生活環境が大きく変わった今日単純な比較には意味がないとしても、基本的な体力や体質を両親から受け継ぎ、また、そう重くはないが慢性的な疾患を抱えているわが身にとって、人生100年時代は遠い夢のまた夢のような気がして、現実的な目標としては、現在の男性の平均寿命程度は何とかクリア出来ればいいなといったかなり控えめなところになる。
二つ目のポイントは、一般論ではあるが、寿命の伸長に伴い、喜びや楽しみばかりでなく、悲しみや苦しみといった生きる上での困難も同じように増大するのではないかという漠然とした不安感である。一つのエピソードを紹介してみたい。私の故郷は大分の湯布院に隣接する山間の小さな町であるが、数年前、もう廃校になって久しい小学校(1学年1クラス)の同級会が田舎で開催された。宴もすすみ話が盛り上がってきた頃、2~3人の女性陣が連れだって私のところにやってきた。幼いころの恋心でも告白されるのかと内心期待をもって聞いていると、そろそろ老境に差し掛かった彼女らから異口同音に浴びせられたのは、「忠春さん、もうこれ以上長生きするようなクスリはつくらんじょくれ。私たちもこれ以上そげー長生きしてみたいとは思わんから。」という全く予想外の驚くべき言葉であった。私が製薬メーカーの業界団体の役員をしていることを当然意識しての発言であるが、普段あちこちで「創薬やイノベーションの重要性」とか「健康寿命の延伸」とか公式的なことを発信し続けている私にとっては、誠に意表をつかれた衝撃的(?)な言葉であった。衝撃的ではあったが、日常の生活のなかで両親などの介護や看取りを通じて、衰え行く老人の姿にじかに接し苦労もしてきたであろう者たちの発する偽らざる言葉なんだろうなと素直に理解するとともに、社会の真実とはこういうごく普通の生活のなかにこそ存在するものではないかと思ったりもした。
三つ目のポイントは、格差の問題である。グローバル経済の進展に伴い、所得の不均衡が世界的規模で拡大していると言われている。かつては分厚い中間所得層の存在を誇っていた我が国においても、確実に富の偏在、二極化がすすみ、この格差が教育等を通じて次の世代に連鎖していく、そういう時代になってきたように思う。そして、このような格差の問題あるいはその帰結である貧困の問題は、社会の中の弱い層である子どもや高齢者の世代に特に顕著に表れてくるものと考えられる。現にこのような問題意識から、6年ほど前に超党派の国会議員により「子どもの貧困対策推進法」という法律も制定されている。老人の貧困問題についても、今後、推計で60万人をこえると言われる中高年の「ひきこもり」の人々や、賃金格差が指摘される非正規労働者等の人たちの高齢化が進行するにつれて、これから益々大きな社会問題になってくるのではないかと想像する。そして、このような高齢者世代内部での所得や資産格差がひいては寿命や健康寿命の格差につながり、また、各人の人生の幸福感や満足感に大きな影響を及ぼすものと思われる。現在、政府では全世代型社会保障検討会議が設置され議論がすすめられているが、私流に少し角度を変えて問題を捉えてみると全世代型格差問題検討会議なるものこそ必要ではないかということになる。
以上、違和感の正体を自分なりに探ってみたが、多分これでは「人生100年時代」をテーマにして期待されるところのエッセイにはならないのだと思う。そこで私としては、90歳とか100歳とか人生の長さにとらわれることなく、今日のような長寿時代における「私の生き方」の方に勝手に重点を置いて最後に愚見を述べてみたい。
誰が言い出したかのか知らないが、よく識者の方が講演などで強調される高齢期の生き方のコツとして、「教育」と「教養」の大切さというのがある。「教育」は「今日行く・・・・ところがある」、「教養」は「今日用・・・事がある」を意味するものであり、誠に言いえて妙と感心する。ただ、私流にこの提言を少し補強するなら、「教育」と「教養」をより深めていくには良き「教師」が必要ではないかと言いたい。その心は「今日知・・・ることがある」である。加齢とともに人間のもろもろの欲望は次第に衰えていくのであろうが、本人の努力次第ではこの新しいことを知る意欲はかなり高い水準でかつ長い間維持できるのではないかと思う。願わくばこの先、認知症などにならずに「教育」と「教養」に加えて「教師」の存在にも意を払いつつこれからの高齢期を送れたらいいなと、個人的にはそんなことを考えている。
著者
伍藤 忠春(ごとう ただはる)
昭和47年 九州大学法学部卒、昭和48年 厚生省入省、平成8年 厚生省障害保健福祉部企画課長、平成9年 厚生省児童家庭局企画課長、平成10年 厚生省社会援護局企画課長、平成11年 厚生省大臣官房人事課長、平成13年 厚生労働省大臣官房審議官(老健・健康担当)、平成15年 厚生労働省雇用均等・児童家庭局長、平成17年 辞職、同年 財団法人長寿社会開発センター 理事長、平成22年 日本製薬工業協会 理事長、現在に至る。
#健康身体 健康地球 健康生活#
プロテインが免疫力を高める!?プロテインに含まれるたんぱく質に秘密が!?
目次
免疫力を上げるたんぱく質とプロテイン
プロテインの種類を知って免疫力を高めるための参考に
プロテインによって免疫力を高めることのメリット
プロテインによって免疫力を高めることのデメリット
免疫力を効率よく上げるプロテインを飲む3つのタイミング
まとめ
プロテインが身体に良いって小耳にはさんだんですが、どうなのかしら。
はい、実はプロテインに含まれるたんぱく質に免疫力をアップさせる効果があるんです!
たんぱく質はなんで免疫力を上げるんですか?
それを説明するにはたんぱく質に関する理解を深める必要があるので、これからプロテインに含まれるたんぱく質について説明していきますね!
免疫力を上げるたんぱく質とプロテイン
プロテイン
そもそもプロテインとは、たんぱく質の英語表記(Protein)からきています。
つまり本来は、プロテイン=たんぱく質です。
ただ、一般的に日本では栄養素自体をたんぱく質、たんぱく質の摂取を目的として作られた食品のことをプロテインと呼び分けています。
たんぱく質は、炭水化物、脂質とともにエネルギーを生み出す栄養素のひとつで、全ての動植物の細胞を構成する主要な成分です。
人にとっては、筋肉、臓器、皮膚、毛髪などの身体を構成する成分、ホルモン、酵素、抗体など免疫機能に関わる成分で、生命の維持に欠かせません。
たんぱく質が不足すると成長障害や体力、免疫力の低下につながります。
免疫力をアップするためにも、たんぱく質の摂取は非常に重要なのです。
そしてそのたんぱく質をプロテインによって補給することが出来るのです。
一日に必要なたんぱく質の量
たんぱく質
一日に必要なたんぱく質は摂取エネルギーの13~20%が理想とされています。
推奨量は成人男性が一日60g、成人女性は一日50gとなっています。
たんぱく質を茹で卵で摂取しようとすると、毎日およそ7.5個食べなくてはなりません。
ウィンナーだと約25本、ヨーグルトだと約1200gとかなり大変です。
しかしプロテインでは、商品によって異なるものの、1杯(200ml)あたりおよそ15gたんぱく質を含んでおり、4杯飲めばいい計算になります。
プロテインを定期的に摂取することで簡単に免疫力を高めることができるということです。
たんぱく質が不足することによる悪影響
たんぱく質 不足
たんぱく質は筋肉を生成するのに必要な栄養素なので、不足すると筋力の低下につながります。
筋力の低下により、代謝が落ちることが明らかになっています。
代謝が低下すると、免疫力も低下するので意識してたんぱく質を摂取しましょう。
たんぱく質の過剰摂取による影響
たんぱく質 過剰摂取
たんぱく質を過剰に摂取すると腎臓の負担が大きくなり、腎機能に支障をきたす可能性があります。
さらに、たんぱく質の過剰摂取によって血液が酸性になります。
酸性になると血液の濃度を中和するするためにカルシウムを消費するので骨粗しょう症につながる危険があります。
プロテインを飲むことで、簡単にたんぱく質を摂取できるんですね。
はい。毎日たんぱく質を摂取することが免疫力アップの第一歩にもつながるんです。
でも、プロテインといってもたくさん種類がありますよね・・・
では、プロテインの種類と効果について説明します!
プロテインの種類を知って免疫力を高めるための参考に
プロテイン 種類
プロテインには大きく分けて3つの種類があります。
それぞれのプロテインがどのような効果があってどのような人におすすめか紹介していきます。
ホエイプロテイン
ホエイプロテインは、牛乳を原料とするプロテインです。
ヨーグルトの上澄みにできる液体のことをホエイといい、そのホエイに含まれるたんぱく質がホエイプロテインです。
ホエイプロテインには、たんぱく質の他にミネラルや水溶性ビタミンが含まれています。
ミネラルや水溶性ビタミンにも免疫力を上げる効果が期待できます。
また、ホエイプロテインは水溶性で吸収が早いので運動後に摂取することが最適といわれ、頻繁に運動をする方におすすめです。
カゼインプロテイン
カゼインプロテインは、ホエイプロテインと同じく牛乳を主成分としています。
牛乳からホエイと脂肪分を取り除いた残りの固形成分で、牛乳を構成するたんぱく質の約80%を占めています。
カゼインプロテインは不溶性で固まりやすく、身体への吸収速度がゆっくりであることが特徴です。
そのため、腹持ちが良く空腹感への対策にもなります。
免疫力を上げたいけど、カロリーも気になるという方やダイエットにも気を使っている方におすすめです。
ソイプロテイン
ソイプロテインは大豆を主成分としています。
食物繊維が含まれているため胃の中で固まり、ゆっくりと吸収されます。
そのため、カゼインプロテインと同様に腹持ちが良いという特徴があります。
大豆に含まれるイソフラボンの効果で皮膚や骨の強化、血流改善が期待できます。
また、牛乳でお腹がゆるくなったり、痛くなったりする人にはソイプロテインがおすすめです。
プロテインによって効果が違うんですね!
はい、自分に合ったプロテインを摂取するようにしてください。
プロテインによって免疫力を高めることのメリット
メリット
食品によってもたんぱく質を摂取できます。
しかし、食品よりもプロテインによってたんぱく質を摂取する利点もあります。
そこで、プロテインによってたんぱく質を摂取するメリットを紹介します。
必要な量のたんぱく質を簡単に摂取できる
たんぱく質
プロテインのメリットの一つに、手軽にたんぱく質を摂取できることが挙げられます。
たんぱく質を食品から摂取するには、肉や魚、卵から摂取する必要がありますが、それらを食べるためには調理する必要があります。
しかし、プロテインはドリンクタイプであればそのまま飲めますし、粉末の場合も溶かしてすぐに飲めるなど気軽に摂取することができます。
また、肉や魚と違って持ち運びも簡単なので忙しい時や外出している時も便利です。
カロリーや脂質を抑えられる
カロリー
プロテインを飲む二つ目のメリットに余計なカロリーや脂質を抑えられるという点が挙げられます。
肉や魚などからたんぱく質を摂取する時、調味料や油、米などの他の食品も摂取することになり、余分なカロリーや脂質を摂取してしまいます。
しかし、プロテインはたんぱく質の摂取を目的として作られているので、基本的に低カロリーで含まれる脂質や炭水化物が少ないという特徴があります。
そのため、体重を気にしている方でも気軽に摂取することができます。
プロテインによって免疫力を高めることのデメリット
デメリット
プロテインはたんぱく質を摂取することに適した食品です。
しかしプロテインにもデメリットはあります。
そこで食品ではなく、プロテインでたんぱく質を摂取するデメリットを紹介します。
プロテインだけでは空腹感を満たしづらい
空腹感
プロテインは、そのまま飲めるドリンクタイプや水や牛乳に溶かす粉末タイプが主流です。
それらでたんぱく質を摂取すると、満腹感を得にくいことがデメリットとして挙げられます。
しかし、最近はバータイプの商品もあるので、満腹感を得たい方にはそちらをおすすめします。
飲み過ぎるとオーバーカロリーの可能性がある
オーバーカロリー
プロテインを過剰に摂取してしまったり、一日の運動量が極端に少ない場合、カロリーの摂り過ぎで太る可能性があります。
ただ、各社プロテイン商品に記載されている目安摂取量を越えなければ太る心配はないようです。
なので、商品に記載されている成分を見て摂り過ぎないように気を付けてください。
ちなみに、目安は自分の体重×1g程度といわれています。
プロテインのメリット、デメリットについて良くわかりました。
それでは最後に効率よく摂取する方法をお教えします!
免疫力を効率よく上げるプロテインを飲む3つのタイミング
プロテイン タイミング
プロテインを飲んで免疫力を上げたいけど、量を沢山飲みたくないという方もいますよね。
そんな方へ向けて、プロテインのなるべく効率の良い飲み方をお教えします。
実は、たんぱく質を効率よく消化、吸収するためには摂取するタイミングが重要です。
今回はその中でも3つのタイミングをご紹介します。
運動後30分以内
運動後
運動をした後可能であれば30分以内に摂取しましょう。
たんぱく質は、運動後1~2時間で筋肉に合成されるということが研究で明らかになっています。
さらに、プロテインを飲んでから体内に吸収されるまでに45分かかります。
つまり、運動後30分以内を目安にプロテインを摂取すると効率よく吸収、合成されることがわかります。
運動に関しては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
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免疫力を高める運動について解説!おすすめの運動と免疫力が落ちる3つの原因
朝起きた後
起床後
朝は体内のたんぱく質が不足している状態になっています。
なぜなら、就寝中に身体の修復を行うためにたんぱく質を消費しているからです。
しかし、朝十分なたんぱく質を補給する時間を確保することは難しいのではないでしょうか。
ですので、プロテインによって効率的にたんぱく質を摂取することで、たんぱく質不足を解消することが出来るのです。
就寝前に
就寝前
就寝中は、成長ホルモンが多く分泌されます。
そのタイミングでたんぱく質を摂取することで筋肉の成長を助けたり、効率よく吸収することができます。
しかし、寝る直前に摂取すると胃に負担がかかる可能性があるので、就寝する30分~1時間前に摂取するようにしてください。
また、就寝前に摂取するプロテインの種類はたんぱく質をゆっくりと補給してくれるカゼインプロテインかソイプロテインがおすすめです。
まとめ
たんぱく質は免疫力をアップするために必要不可欠な栄養素です。
そのたんぱく質を効率よく摂取するためにプロテインをおすすめさせていただきました。
適した種類のプロテインを適したタイミングで摂取することでより一層免疫力をアップさせましょう。
今日はプロテインと免疫力について教えていただきありがとうございました!
いえいえ、免疫力をあげるためにぜひプロテインを摂取してみてください
はい、ありがとうございます!
鈴木 健吾
監修:鈴木 健吾(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。
プロテインが免疫力を高める!?プロテインに含まれるたんぱく質に秘密が!?
目次
免疫力を上げるたんぱく質とプロテイン
プロテインの種類を知って免疫力を高めるための参考に
プロテインによって免疫力を高めることのメリット
プロテインによって免疫力を高めることのデメリット
免疫力を効率よく上げるプロテインを飲む3つのタイミング
まとめ
プロテインが身体に良いって小耳にはさんだんですが、どうなのかしら。
はい、実はプロテインに含まれるたんぱく質に免疫力をアップさせる効果があるんです!
たんぱく質はなんで免疫力を上げるんですか?
それを説明するにはたんぱく質に関する理解を深める必要があるので、これからプロテインに含まれるたんぱく質について説明していきますね!
免疫力を上げるたんぱく質とプロテイン
プロテイン
そもそもプロテインとは、たんぱく質の英語表記(Protein)からきています。
つまり本来は、プロテイン=たんぱく質です。
ただ、一般的に日本では栄養素自体をたんぱく質、たんぱく質の摂取を目的として作られた食品のことをプロテインと呼び分けています。
たんぱく質は、炭水化物、脂質とともにエネルギーを生み出す栄養素のひとつで、全ての動植物の細胞を構成する主要な成分です。
人にとっては、筋肉、臓器、皮膚、毛髪などの身体を構成する成分、ホルモン、酵素、抗体など免疫機能に関わる成分で、生命の維持に欠かせません。
たんぱく質が不足すると成長障害や体力、免疫力の低下につながります。
免疫力をアップするためにも、たんぱく質の摂取は非常に重要なのです。
そしてそのたんぱく質をプロテインによって補給することが出来るのです。
一日に必要なたんぱく質の量
たんぱく質
一日に必要なたんぱく質は摂取エネルギーの13~20%が理想とされています。
推奨量は成人男性が一日60g、成人女性は一日50gとなっています。
たんぱく質を茹で卵で摂取しようとすると、毎日およそ7.5個食べなくてはなりません。
ウィンナーだと約25本、ヨーグルトだと約1200gとかなり大変です。
しかしプロテインでは、商品によって異なるものの、1杯(200ml)あたりおよそ15gたんぱく質を含んでおり、4杯飲めばいい計算になります。
プロテインを定期的に摂取することで簡単に免疫力を高めることができるということです。
たんぱく質が不足することによる悪影響
たんぱく質 不足
たんぱく質は筋肉を生成するのに必要な栄養素なので、不足すると筋力の低下につながります。
筋力の低下により、代謝が落ちることが明らかになっています。
代謝が低下すると、免疫力も低下するので意識してたんぱく質を摂取しましょう。
たんぱく質の過剰摂取による影響
たんぱく質 過剰摂取
たんぱく質を過剰に摂取すると腎臓の負担が大きくなり、腎機能に支障をきたす可能性があります。
さらに、たんぱく質の過剰摂取によって血液が酸性になります。
酸性になると血液の濃度を中和するするためにカルシウムを消費するので骨粗しょう症につながる危険があります。
プロテインを飲むことで、簡単にたんぱく質を摂取できるんですね。
はい。毎日たんぱく質を摂取することが免疫力アップの第一歩にもつながるんです。
でも、プロテインといってもたくさん種類がありますよね・・・
では、プロテインの種類と効果について説明します!
プロテインの種類を知って免疫力を高めるための参考に
プロテイン 種類
プロテインには大きく分けて3つの種類があります。
それぞれのプロテインがどのような効果があってどのような人におすすめか紹介していきます。
ホエイプロテイン
ホエイプロテインは、牛乳を原料とするプロテインです。
ヨーグルトの上澄みにできる液体のことをホエイといい、そのホエイに含まれるたんぱく質がホエイプロテインです。
ホエイプロテインには、たんぱく質の他にミネラルや水溶性ビタミンが含まれています。
ミネラルや水溶性ビタミンにも免疫力を上げる効果が期待できます。
また、ホエイプロテインは水溶性で吸収が早いので運動後に摂取することが最適といわれ、頻繁に運動をする方におすすめです。
カゼインプロテイン
カゼインプロテインは、ホエイプロテインと同じく牛乳を主成分としています。
牛乳からホエイと脂肪分を取り除いた残りの固形成分で、牛乳を構成するたんぱく質の約80%を占めています。
カゼインプロテインは不溶性で固まりやすく、身体への吸収速度がゆっくりであることが特徴です。
そのため、腹持ちが良く空腹感への対策にもなります。
免疫力を上げたいけど、カロリーも気になるという方やダイエットにも気を使っている方におすすめです。
ソイプロテイン
ソイプロテインは大豆を主成分としています。
食物繊維が含まれているため胃の中で固まり、ゆっくりと吸収されます。
そのため、カゼインプロテインと同様に腹持ちが良いという特徴があります。
大豆に含まれるイソフラボンの効果で皮膚や骨の強化、血流改善が期待できます。
また、牛乳でお腹がゆるくなったり、痛くなったりする人にはソイプロテインがおすすめです。
プロテインによって効果が違うんですね!
はい、自分に合ったプロテインを摂取するようにしてください。
プロテインによって免疫力を高めることのメリット
メリット
食品によってもたんぱく質を摂取できます。
しかし、食品よりもプロテインによってたんぱく質を摂取する利点もあります。
そこで、プロテインによってたんぱく質を摂取するメリットを紹介します。
必要な量のたんぱく質を簡単に摂取できる
たんぱく質
プロテインのメリットの一つに、手軽にたんぱく質を摂取できることが挙げられます。
たんぱく質を食品から摂取するには、肉や魚、卵から摂取する必要がありますが、それらを食べるためには調理する必要があります。
しかし、プロテインはドリンクタイプであればそのまま飲めますし、粉末の場合も溶かしてすぐに飲めるなど気軽に摂取することができます。
また、肉や魚と違って持ち運びも簡単なので忙しい時や外出している時も便利です。
カロリーや脂質を抑えられる
カロリー
プロテインを飲む二つ目のメリットに余計なカロリーや脂質を抑えられるという点が挙げられます。
肉や魚などからたんぱく質を摂取する時、調味料や油、米などの他の食品も摂取することになり、余分なカロリーや脂質を摂取してしまいます。
しかし、プロテインはたんぱく質の摂取を目的として作られているので、基本的に低カロリーで含まれる脂質や炭水化物が少ないという特徴があります。
そのため、体重を気にしている方でも気軽に摂取することができます。
プロテインによって免疫力を高めることのデメリット
デメリット
プロテインはたんぱく質を摂取することに適した食品です。
しかしプロテインにもデメリットはあります。
そこで食品ではなく、プロテインでたんぱく質を摂取するデメリットを紹介します。
プロテインだけでは空腹感を満たしづらい
空腹感
プロテインは、そのまま飲めるドリンクタイプや水や牛乳に溶かす粉末タイプが主流です。
それらでたんぱく質を摂取すると、満腹感を得にくいことがデメリットとして挙げられます。
しかし、最近はバータイプの商品もあるので、満腹感を得たい方にはそちらをおすすめします。
飲み過ぎるとオーバーカロリーの可能性がある
オーバーカロリー
プロテインを過剰に摂取してしまったり、一日の運動量が極端に少ない場合、カロリーの摂り過ぎで太る可能性があります。
ただ、各社プロテイン商品に記載されている目安摂取量を越えなければ太る心配はないようです。
なので、商品に記載されている成分を見て摂り過ぎないように気を付けてください。
ちなみに、目安は自分の体重×1g程度といわれています。
プロテインのメリット、デメリットについて良くわかりました。
それでは最後に効率よく摂取する方法をお教えします!
免疫力を効率よく上げるプロテインを飲む3つのタイミング
プロテイン タイミング
プロテインを飲んで免疫力を上げたいけど、量を沢山飲みたくないという方もいますよね。
そんな方へ向けて、プロテインのなるべく効率の良い飲み方をお教えします。
実は、たんぱく質を効率よく消化、吸収するためには摂取するタイミングが重要です。
今回はその中でも3つのタイミングをご紹介します。
運動後30分以内
運動後
運動をした後可能であれば30分以内に摂取しましょう。
たんぱく質は、運動後1~2時間で筋肉に合成されるということが研究で明らかになっています。
さらに、プロテインを飲んでから体内に吸収されるまでに45分かかります。
つまり、運動後30分以内を目安にプロテインを摂取すると効率よく吸収、合成されることがわかります。
運動に関しては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
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朝起きた後
起床後
朝は体内のたんぱく質が不足している状態になっています。
なぜなら、就寝中に身体の修復を行うためにたんぱく質を消費しているからです。
しかし、朝十分なたんぱく質を補給する時間を確保することは難しいのではないでしょうか。
ですので、プロテインによって効率的にたんぱく質を摂取することで、たんぱく質不足を解消することが出来るのです。
就寝前に
就寝前
就寝中は、成長ホルモンが多く分泌されます。
そのタイミングでたんぱく質を摂取することで筋肉の成長を助けたり、効率よく吸収することができます。
しかし、寝る直前に摂取すると胃に負担がかかる可能性があるので、就寝する30分~1時間前に摂取するようにしてください。
また、就寝前に摂取するプロテインの種類はたんぱく質をゆっくりと補給してくれるカゼインプロテインかソイプロテインがおすすめです。
まとめ
たんぱく質は免疫力をアップするために必要不可欠な栄養素です。
そのたんぱく質を効率よく摂取するためにプロテインをおすすめさせていただきました。
適した種類のプロテインを適したタイミングで摂取することでより一層免疫力をアップさせましょう。
今日はプロテインと免疫力について教えていただきありがとうございました!
いえいえ、免疫力をあげるためにぜひプロテインを摂取してみてください
はい、ありがとうございます!
鈴木 健吾
監修:鈴木 健吾(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。
#健康身体 健康地球 健康生活#
にんじんで免疫力アップ!免疫力アップ以外の嬉しい効能も紹介!
目次
免疫力を上げるにんじんの主な栄養素
意外と知らない?免疫力アップ以外の嬉しい効能
にんじんの選び方と保存方法
免疫力をさらにアップさせる!にんじんのおすすめの食べ方
まとめ
にんじんが免疫力アップに効果が期待できるって話を聞いたんですけど、本当ですか
はい、にんじんは免疫力アップに効果が期待できます。
何でにんじんと免疫力が関係しているんでしょうか?
にんじんは免疫力をアップさせる栄養素を豊富に含んでいるからです!以下で詳しく説明します!
免疫力を上げるにんじんの主な栄養素
にんじんはカロテン類や、ビタミンC、ビタミンK、食物繊維、ミネラルなど、多くの栄養素を含んでいる緑黄色野菜です。
一般的に緑黄色野菜は「原則として可食部100g当たりカロテン(カロチン)含量が600マイクログラム(μg)以上の野菜」と定義されている栄養素を多く含んだ野菜のことです。
次から、免疫力アップに効果が期待できるにんじんに多く含まれる栄養素に関して、それぞれ説明します。
β-カロテン
にんじんにはβ-カロテンがとても多く含まれています。
β-カロテンは体内でビタミンAに変換されて作用し、皮膚や粘膜の免疫を増強し、さらに有害な活性酸素から身体を守る抗酸化作用があります。
また余談ですが、「カロテン」の語源はにんじんの英語名「キャロット」からきていると言われています。
食物繊維
食物繊維は第6の栄養素ともいわれており、主な効果は腸内環境を整え、免疫細胞を活性化させることです。
さらに、食物繊維は便秘の解消だけでなく、血糖値上昇の抑制や血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな効果が期待できます。
食物繊維のこれらの効果から、食物繊維の摂取は免疫力アップにつながると言われています。
カリウム
カリウムは人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧を調節して体内を一定に保つはたらきがあります。
カリウムは筋肉のエネルギー代謝や収縮、神経の伝達を補助したり、体液のpHバランスを保ち、塩分の摂り過ぎを調整するのに役立っています。
カリウムが不足すると、これらに影響するほか脱力感や食欲不振、精神障害や不整脈などの症状がみられ、免疫力が低下します。
カリウムを定期的に摂取することで、免疫力の維持を心がけましょう。
にんじんに含まれている栄養素が免疫力アップに深く関わっているんですね!
はい。実は免疫力アップ以外にもさまざまな効能があるんですよ。
意外と知らない?免疫力アップ以外の嬉しい効能
にんじんには免疫力アップのための豊富な栄養素が含まれていることが分かりました。
そして、にんじんに含まれる栄養素は免疫力アップ以外にもさまざまな効果が見込めます。
それでは実際に他の効能を紹介していきます。
動脈硬化の予防
動脈硬化は、ダイオキシンや排気ガスなどの汚染物質や加工食品の添加物、紫外線、たばこ、ストレスなどによって増加した活性酸素が原因で引き起こされます。
にんじんに含まれるβ-カロテンは体内の活性酸素を除去するはたらきがあります。
にんじんを摂取することで、血中の脂質の酸化を防ぎ血管を若々しく保てるので動脈硬化の予防効果が見込めます。
視力低下の防止
にんじんに含まれるβ-カロテンは目にとっても重要な栄養素の一つです。
β-カロテンは目の筋肉の弾力性を回復させる効果があり、夜盲症や眼精疲労、ドライアイなどを予防します。
にんじんを摂取することが、目の周辺のさまざまな病気の予防にもつながります。
美肌効果
肌のシミやシワの原因に活性酸素の増加が挙げられます。
しかし、活性酸素増加の原因となる排気ガスや紫外線、ストレスなどを日常で生活する中で遠ざけることは難しいです。
なので、抗酸化作用を持つ栄養素を摂取することで活性酸素の増加を防ぎましょう。
にんじんに含まれるβ-カロテンには強い抗酸化作用があり、にんじんを多く摂取することで肌を綺麗に保つことができます。
便秘解消
にんじんに多く含まれる食物繊維は便通を整えるので便秘を防ぐうえで欠かせないものです。
食物繊維は直接腸のはたらきを刺激するだけでなく、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌のエサになるので、菌を増やし、お腹の調子を整えます。
水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維に大別できます。
その両方をバランスよく摂取することが大切ですが、なんとにんじんにはそのどちらも含まれています。
現代の日本人に不足しがちな食物繊維を摂取することで、便秘の解消に役立ちます。
血圧の低下
塩分の取り過ぎによってナトリウムが血中に多く存在すると、体内で水分の移動が難しくなり高血圧を引き起こします。
にんじんに含まれているカリウムにはナトリウムを体外に排出する効果があり、血液中の塩分濃度を抑えることで血圧を下げます。
また、にんじんに含まれる食物繊維によって、血糖値の上昇を防いだり、血液中のコレステロール濃度の低下も見込めます。
にんじんを食べることで様々な効果があることがよくわかりました!さっそく買って食べたいので、にんじんの選び方と保存方法を教えて下さい!
はい、わかりました。
にんじんの選び方と保存方法
にんじんを買うとき、せっかくなら美味しいにんじんを選びたいと思います。
ですので、美味しいにんじんの選び方と、誤ってにんじんを多めに買ってしまった時の保存方法を紹介していきます。
にんじんの選び方
にんじんの選び方のコツですが、にんじんの表面に傷がついていない、なめらかでハリがあるものを選びましょう。
なぜなら、茎の切り口は細いもののほうが、芯自体が細いので肉質が柔らかく、美味しく感じられるからです。
にんじんに葉がついているものを選ぶときは、いきいきとしている緑色の葉がついたにんじんを意識しましょう。
にんじんの保存方法
にんじんは夏場と冬場で保存の方法が異なるので気を付けましょう。
にんじんは湿気に弱いので新聞紙で、使いかけのものはラップでくるむようにしてください。
夏場は新聞紙でくるんだにんじんを冷蔵庫の中へ、冬場はそのまま常温で保管します。
にんじんに葉がついているものは、そのままにしておくと栄養が葉に奪われて味が落ちてしまうので、葉を切り落としておきましょう。
さっそく今からにんじん料理を作ろうかな~
その前に!効率よく栄養素を摂るために覚えておいてほしいことを紹介します。
免疫力をさらにアップさせる!にんじんのおすすめの食べ方
にんじんを買う時期や調理方法によってにんじんの栄養素は増減します。
ですので、効率よく免疫力を上げるためのおすすめの食べ方をご紹介します。
旬な時に食べる
「旬」とはある特定の食材において、他の時期よりも一層新鮮で美味しく食べられる時期をさします。
また、旬のものはよく市場に出回るため、値段も安価になりやすいです。
さらに、旬な時期に摂取するほうが旬じゃない時期に比べて栄養価が高いことがわかっています。
つまり、旬な時期に摂取すると簡単に、美味しく免疫力をアップすることができます。
にんじんの旬な時期は二回あり、4~5月と10~12月になります。
皮付きのまま茹で
食品は調理をしていく過程で、食品中のビタミンが減少してしまうことが分かっています。
にんじんの中に含まれるβ-カロテンは、茹でたときに残るβ-カロテンが約87%だったのに対し、炒めると残るβ-カロテンは約55%と含有率が下がります。
食品の状態や加熱温度、調理時間によって異なりますが「茹でる」操作のほうがにんじんに含まれる栄養を保てます。
加えて、皮付きのまま調理することによってより一層ビタミンの減少を抑えられることも研究によって明らかになっています。
にんじんに多く含まれているβ-カロテンは生の野菜から摂るよりもジュースなどの加工品として摂取するほうが吸収率が高いです。
研究の結果で、生の野菜よりもジュースにした時のほうがβ-カロテンの吸収率が1.5倍になることがわかっています。
また、「茹でる」「炒める」などの加熱処理を行うとビタミンが減少しますが、ジュースにすることで加熱処理が原因となるビタミンの減少を防げます。
高速ジューサーで作ると摩擦熱が発生して栄養素が減少してしまう可能性があるので、もしご家庭にスロージューサーがあればそちらで作ってもいいかもしれません。
にんじんジュースに関しては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
アイコンこちらの記事も読まれています
簡単に免疫力をあげたい!それ、にんじんジュースで出来ます!
なるほど!これらを意識してにんじんを摂取しようと思います!
はい、頭の片隅に入れておいてください!
まとめ
ここまでご拝読いただき、誠にありがとうございます。
ここまで読んでいただけた方には、にんじんが免疫力をアップさせる効果的な野菜だという理解が深まったかと思います。
にんじんには免疫力だけでなくさまざまな嬉しい効果もあります。
これを期に身体に気を使い、効率よく簡単に免疫力を上げてみてはいかがでしょうか。
鈴木さん今日は「免疫力とにんじん」について教えてくれてありがとうございます!
いえいえ、免疫力を上げる為にぜひにんじんを食べてみてください
はい!ありがとうございました!
鈴木 健吾
監修:鈴木 健吾(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。
にんじんで免疫力アップ!免疫力アップ以外の嬉しい効能も紹介!
目次
免疫力を上げるにんじんの主な栄養素
意外と知らない?免疫力アップ以外の嬉しい効能
にんじんの選び方と保存方法
免疫力をさらにアップさせる!にんじんのおすすめの食べ方
まとめ
にんじんが免疫力アップに効果が期待できるって話を聞いたんですけど、本当ですか
はい、にんじんは免疫力アップに効果が期待できます。
何でにんじんと免疫力が関係しているんでしょうか?
にんじんは免疫力をアップさせる栄養素を豊富に含んでいるからです!以下で詳しく説明します!
免疫力を上げるにんじんの主な栄養素
にんじんはカロテン類や、ビタミンC、ビタミンK、食物繊維、ミネラルなど、多くの栄養素を含んでいる緑黄色野菜です。
一般的に緑黄色野菜は「原則として可食部100g当たりカロテン(カロチン)含量が600マイクログラム(μg)以上の野菜」と定義されている栄養素を多く含んだ野菜のことです。
次から、免疫力アップに効果が期待できるにんじんに多く含まれる栄養素に関して、それぞれ説明します。
β-カロテン
にんじんにはβ-カロテンがとても多く含まれています。
β-カロテンは体内でビタミンAに変換されて作用し、皮膚や粘膜の免疫を増強し、さらに有害な活性酸素から身体を守る抗酸化作用があります。
また余談ですが、「カロテン」の語源はにんじんの英語名「キャロット」からきていると言われています。
食物繊維
食物繊維は第6の栄養素ともいわれており、主な効果は腸内環境を整え、免疫細胞を活性化させることです。
さらに、食物繊維は便秘の解消だけでなく、血糖値上昇の抑制や血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな効果が期待できます。
食物繊維のこれらの効果から、食物繊維の摂取は免疫力アップにつながると言われています。
カリウム
カリウムは人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧を調節して体内を一定に保つはたらきがあります。
カリウムは筋肉のエネルギー代謝や収縮、神経の伝達を補助したり、体液のpHバランスを保ち、塩分の摂り過ぎを調整するのに役立っています。
カリウムが不足すると、これらに影響するほか脱力感や食欲不振、精神障害や不整脈などの症状がみられ、免疫力が低下します。
カリウムを定期的に摂取することで、免疫力の維持を心がけましょう。
にんじんに含まれている栄養素が免疫力アップに深く関わっているんですね!
はい。実は免疫力アップ以外にもさまざまな効能があるんですよ。
意外と知らない?免疫力アップ以外の嬉しい効能
にんじんには免疫力アップのための豊富な栄養素が含まれていることが分かりました。
そして、にんじんに含まれる栄養素は免疫力アップ以外にもさまざまな効果が見込めます。
それでは実際に他の効能を紹介していきます。
動脈硬化の予防
動脈硬化は、ダイオキシンや排気ガスなどの汚染物質や加工食品の添加物、紫外線、たばこ、ストレスなどによって増加した活性酸素が原因で引き起こされます。
にんじんに含まれるβ-カロテンは体内の活性酸素を除去するはたらきがあります。
にんじんを摂取することで、血中の脂質の酸化を防ぎ血管を若々しく保てるので動脈硬化の予防効果が見込めます。
視力低下の防止
にんじんに含まれるβ-カロテンは目にとっても重要な栄養素の一つです。
β-カロテンは目の筋肉の弾力性を回復させる効果があり、夜盲症や眼精疲労、ドライアイなどを予防します。
にんじんを摂取することが、目の周辺のさまざまな病気の予防にもつながります。
美肌効果
肌のシミやシワの原因に活性酸素の増加が挙げられます。
しかし、活性酸素増加の原因となる排気ガスや紫外線、ストレスなどを日常で生活する中で遠ざけることは難しいです。
なので、抗酸化作用を持つ栄養素を摂取することで活性酸素の増加を防ぎましょう。
にんじんに含まれるβ-カロテンには強い抗酸化作用があり、にんじんを多く摂取することで肌を綺麗に保つことができます。
便秘解消
にんじんに多く含まれる食物繊維は便通を整えるので便秘を防ぐうえで欠かせないものです。
食物繊維は直接腸のはたらきを刺激するだけでなく、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌のエサになるので、菌を増やし、お腹の調子を整えます。
水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維に大別できます。
その両方をバランスよく摂取することが大切ですが、なんとにんじんにはそのどちらも含まれています。
現代の日本人に不足しがちな食物繊維を摂取することで、便秘の解消に役立ちます。
血圧の低下
塩分の取り過ぎによってナトリウムが血中に多く存在すると、体内で水分の移動が難しくなり高血圧を引き起こします。
にんじんに含まれているカリウムにはナトリウムを体外に排出する効果があり、血液中の塩分濃度を抑えることで血圧を下げます。
また、にんじんに含まれる食物繊維によって、血糖値の上昇を防いだり、血液中のコレステロール濃度の低下も見込めます。
にんじんを食べることで様々な効果があることがよくわかりました!さっそく買って食べたいので、にんじんの選び方と保存方法を教えて下さい!
はい、わかりました。
にんじんの選び方と保存方法
にんじんを買うとき、せっかくなら美味しいにんじんを選びたいと思います。
ですので、美味しいにんじんの選び方と、誤ってにんじんを多めに買ってしまった時の保存方法を紹介していきます。
にんじんの選び方
にんじんの選び方のコツですが、にんじんの表面に傷がついていない、なめらかでハリがあるものを選びましょう。
なぜなら、茎の切り口は細いもののほうが、芯自体が細いので肉質が柔らかく、美味しく感じられるからです。
にんじんに葉がついているものを選ぶときは、いきいきとしている緑色の葉がついたにんじんを意識しましょう。
にんじんの保存方法
にんじんは夏場と冬場で保存の方法が異なるので気を付けましょう。
にんじんは湿気に弱いので新聞紙で、使いかけのものはラップでくるむようにしてください。
夏場は新聞紙でくるんだにんじんを冷蔵庫の中へ、冬場はそのまま常温で保管します。
にんじんに葉がついているものは、そのままにしておくと栄養が葉に奪われて味が落ちてしまうので、葉を切り落としておきましょう。
さっそく今からにんじん料理を作ろうかな~
その前に!効率よく栄養素を摂るために覚えておいてほしいことを紹介します。
免疫力をさらにアップさせる!にんじんのおすすめの食べ方
にんじんを買う時期や調理方法によってにんじんの栄養素は増減します。
ですので、効率よく免疫力を上げるためのおすすめの食べ方をご紹介します。
旬な時に食べる
「旬」とはある特定の食材において、他の時期よりも一層新鮮で美味しく食べられる時期をさします。
また、旬のものはよく市場に出回るため、値段も安価になりやすいです。
さらに、旬な時期に摂取するほうが旬じゃない時期に比べて栄養価が高いことがわかっています。
つまり、旬な時期に摂取すると簡単に、美味しく免疫力をアップすることができます。
にんじんの旬な時期は二回あり、4~5月と10~12月になります。
皮付きのまま茹で
食品は調理をしていく過程で、食品中のビタミンが減少してしまうことが分かっています。
にんじんの中に含まれるβ-カロテンは、茹でたときに残るβ-カロテンが約87%だったのに対し、炒めると残るβ-カロテンは約55%と含有率が下がります。
食品の状態や加熱温度、調理時間によって異なりますが「茹でる」操作のほうがにんじんに含まれる栄養を保てます。
加えて、皮付きのまま調理することによってより一層ビタミンの減少を抑えられることも研究によって明らかになっています。
にんじんに多く含まれているβ-カロテンは生の野菜から摂るよりもジュースなどの加工品として摂取するほうが吸収率が高いです。
研究の結果で、生の野菜よりもジュースにした時のほうがβ-カロテンの吸収率が1.5倍になることがわかっています。
また、「茹でる」「炒める」などの加熱処理を行うとビタミンが減少しますが、ジュースにすることで加熱処理が原因となるビタミンの減少を防げます。
高速ジューサーで作ると摩擦熱が発生して栄養素が減少してしまう可能性があるので、もしご家庭にスロージューサーがあればそちらで作ってもいいかもしれません。
にんじんジュースに関しては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
アイコンこちらの記事も読まれています
簡単に免疫力をあげたい!それ、にんじんジュースで出来ます!
なるほど!これらを意識してにんじんを摂取しようと思います!
はい、頭の片隅に入れておいてください!
まとめ
ここまでご拝読いただき、誠にありがとうございます。
ここまで読んでいただけた方には、にんじんが免疫力をアップさせる効果的な野菜だという理解が深まったかと思います。
にんじんには免疫力だけでなくさまざまな嬉しい効果もあります。
これを期に身体に気を使い、効率よく簡単に免疫力を上げてみてはいかがでしょうか。
鈴木さん今日は「免疫力とにんじん」について教えてくれてありがとうございます!
いえいえ、免疫力を上げる為にぜひにんじんを食べてみてください
はい!ありがとうございました!
鈴木 健吾
監修:鈴木 健吾(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。
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