ＮＨＫ大河「どうする家康」爪をかまなくなったプリンスと「ラスボス茶々」覚醒！三英傑最初で最後の直接対決へ…第３１回みどころ
嵐の松本潤が江戸幕府初代将軍の徳川家康を演じるＮＨＫ大河ドラマ「どうする家康」（日曜・後８時）の第３１回「史上最大の決戦」（１３日放送）で家康が豊臣秀吉（ムロツヨシ）と直接対決する。
賤ヶ岳の戦いで、織田信長（岡田准一）の妹・お市（北川景子）を死に追いやった秀吉に、家康は激怒。さらに秀吉は信長の築いた安土城から、信長の次男・信雄（浜野謙太）を追い出すなど、目に余る行動が増えてくる。信雄は家康に泣きつき、秀吉に怒る家康も「打倒秀吉」で一致。両雄がぶつかり合う。三英傑（信長・秀吉・家康）同士が戦った唯一の戦いで知られる「小牧・長久手の戦い」だ。
なおタイトルから関ヶ原の戦い（１６００年）も連想できるものの、同戦は秀吉死後に発生しているので、まだ先の話となる。
前週第３０回「新たなる覇者」（６日放送）では、秀吉が増長する様子が描かれた。お市は、信長家臣の筆頭格だった柴田勝家（吉原光夫）と結婚して秀吉と対抗するものの敗北。お市は家康に助けを求める手紙を再三送るが、家康は動かない。お市の娘・茶々（白鳥玉季）は「やはりお見えになりませんでしたな。見て見ぬふり」と絶望。「徳川殿はウソツキということでございます。茶々はあの方を恨みます」と言い放つ。
そして三姉妹が出て行き、お市が死の覚悟を語った後、部屋を去ったふりをしていた茶々がお市に抱きつく。そして「母上の無念は茶々が晴らします」と静かに誓うシーンは涙を誘った。
この茶々こそが後年、家康に最後まで立ちはだかる存在になる。柴田とお市の敗北後、お市の三姉妹は秀吉のもとへ。弱冠１３～１４歳の茶々は４６歳の秀吉の両手を握り妖艶な表情に。たちまち秀吉の心をつかんでしまう。現実社会にこんな１３歳がいたら恐ろしいが、ネタバレだらけの大人物が描かれていると、こういう伏線が楽しめる。ＳＮＳでも「ラスボス誕生の瞬間だった」「最高にゾクゾクした」「秀吉はたじろぐわ。役者さんたちすごいなあ」などの絶賛の声が相次ぐ。
前週第３０回の平均世帯視聴率は９・４％でわずかにダウン。ライバルのテレビ朝日系「ポツンと一軒家」の１１・３％、日本テレビ系「ウルトラマンＤＡＳＨ２０２３夏ＳＰ」の１０・２％に次ぐ数字だった。夏のお出かけシーズンでドラマも録画組が増える季節と感じさせる。
ドラマも気付けば３０回を越え、完全に後半戦。家康は困ると爪をかむクセがあったのは有名ながら、そんなシーンも減ってきた。番組関係者も「成長したということですね」と認める。松本の慌てふためく演技が少なくなりそうなのも寂しい気がしている。
（ＮＨＫ担当・浦本将樹）
※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区
報知新聞社
嵐の松本潤が江戸幕府初代将軍の徳川家康を演じるＮＨＫ大河ドラマ「どうする家康」（日曜・後８時）の第３１回「史上最大の決戦」（１３日放送）で家康が豊臣秀吉（ムロツヨシ）と直接対決する。
賤ヶ岳の戦いで、織田信長（岡田准一）の妹・お市（北川景子）を死に追いやった秀吉に、家康は激怒。さらに秀吉は信長の築いた安土城から、信長の次男・信雄（浜野謙太）を追い出すなど、目に余る行動が増えてくる。信雄は家康に泣きつき、秀吉に怒る家康も「打倒秀吉」で一致。両雄がぶつかり合う。三英傑（信長・秀吉・家康）同士が戦った唯一の戦いで知られる「小牧・長久手の戦い」だ。
なおタイトルから関ヶ原の戦い（１６００年）も連想できるものの、同戦は秀吉死後に発生しているので、まだ先の話となる。
前週第３０回「新たなる覇者」（６日放送）では、秀吉が増長する様子が描かれた。お市は、信長家臣の筆頭格だった柴田勝家（吉原光夫）と結婚して秀吉と対抗するものの敗北。お市は家康に助けを求める手紙を再三送るが、家康は動かない。お市の娘・茶々（白鳥玉季）は「やはりお見えになりませんでしたな。見て見ぬふり」と絶望。「徳川殿はウソツキということでございます。茶々はあの方を恨みます」と言い放つ。
そして三姉妹が出て行き、お市が死の覚悟を語った後、部屋を去ったふりをしていた茶々がお市に抱きつく。そして「母上の無念は茶々が晴らします」と静かに誓うシーンは涙を誘った。
この茶々こそが後年、家康に最後まで立ちはだかる存在になる。柴田とお市の敗北後、お市の三姉妹は秀吉のもとへ。弱冠１３～１４歳の茶々は４６歳の秀吉の両手を握り妖艶な表情に。たちまち秀吉の心をつかんでしまう。現実社会にこんな１３歳がいたら恐ろしいが、ネタバレだらけの大人物が描かれていると、こういう伏線が楽しめる。ＳＮＳでも「ラスボス誕生の瞬間だった」「最高にゾクゾクした」「秀吉はたじろぐわ。役者さんたちすごいなあ」などの絶賛の声が相次ぐ。
前週第３０回の平均世帯視聴率は９・４％でわずかにダウン。ライバルのテレビ朝日系「ポツンと一軒家」の１１・３％、日本テレビ系「ウルトラマンＤＡＳＨ２０２３夏ＳＰ」の１０・２％に次ぐ数字だった。夏のお出かけシーズンでドラマも録画組が増える季節と感じさせる。
ドラマも気付けば３０回を越え、完全に後半戦。家康は困ると爪をかむクセがあったのは有名ながら、そんなシーンも減ってきた。番組関係者も「成長したということですね」と認める。松本の慌てふためく演技が少なくなりそうなのも寂しい気がしている。
（ＮＨＫ担当・浦本将樹）
※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区
報知新聞社
自分の辛さは自分でしか救えないと感じる一方で、人に話すことで心が軽くなる瞬間もある、ただ、その場合、愚痴ばかり言って周囲の人々にイライラをぶつけてしまう弱々しい、自分を後から振り返ると、自分を否定する気持ちが強くなり、結果的には死にたくなるような感情が湧いてくるので 心身強くなれるまでもう誰にもなにも言わない方がいいような気がしている。
いやいや 自分さえ救えないのに、アナタも私も救えない 必死に足掻いて生きてるなんてバカみたい!
幾つか生きた自分はなんの為に生まれてきたのか
生まれてきた事に多分意味はない。
この世に生まれたのが多分不幸。
別に親が悪い訳でもない。
誰も悪くない。
死ぬまで苦しまされる為しか頭に浮かんでこなかった！
いやいや 自分さえ救えないのに、アナタも私も救えない 必死に足掻いて生きてるなんてバカみたい!
幾つか生きた自分はなんの為に生まれてきたのか
生まれてきた事に多分意味はない。
この世に生まれたのが多分不幸。
別に親が悪い訳でもない。
誰も悪くない。
死ぬまで苦しまされる為しか頭に浮かんでこなかった！
解放后的事，那一场场残酷疯狂的内斗与可怕的全国饥荒，我不敢写下去了，怕被封号。
毕竟，莫言写《丰乳肥臀》的处理结果就在眼前，我不想重蹈覆辙。
还是退回去，再写点晚清到民国时的故事吧，至少能安全一些。
————————————————
その人にまた逢ふときには、何だか予感といふやうなものがございます。ふと、たゞこれだけの月日、たゞこれだけの自分ではといふやうな不満が覚えられて莫迦々々しい気持になりかけます。
けれども思へばその気持もまた莫迦らしく、かうして互ひ違ひに胸に浮ぶことを打ち消すさまは、ちやうど闇の夜空のネオンでせうか。するうち屹度その人に逢ふ機会が出て来るのでございます。
逢つて見る眼には思ひの外、あつさりして白いものゝ感じの人でございます。たゞそれに濡れ濡れした淡い青味の感じが梨の花片のやうに色をさしてるのが私にはきつと邪魔になるのでございませう。
その人は何も言ひません。細眼にした間から穏かな瞳をしづかに私の胸の辺に投げて楽器を奏でます。私の不思議な苦しみはこれから起ります。
私の魂はどこか入口はないかとその人の身体のまはりを探し歩くやうです。苦しく切ない稲妻がもぬけの私の身体の中を駆け廻り、ところ／″＼皮膚を徹して無理な放電をするから痛い粟粒が立ちます。戸惑つた私の魂はとき／″＼その人の唇とか額とかに向つても打ち当つて行くやうです。アーク燈に弾ね返される夜の蝉のやうに私の魂は滑り落ちてはにじむやうな声で鳴くやうです。
私は苦しみに堪へ兼ねて必死と両手を組み合せ、わけの判らない哀願の言葉を口の中で咏きます。けれどもその人は相変らず身体をしやんと立て、細い眼の間から穏かな瞳を私の胸に投げたまゝ殆ど音の聞えぬ楽器を奏でてゐます。私の魂は最後に、その人の胸元に向つて牙を立てます。噛み破ります。
ふと、気がつくと、私は首尾よくその人の中に飛び込めて、川に融け合つたやうです。川はもう見えません。私自身が川になつたのでせうか。何だか私には逞ましい力が漲り、野のどこへでも好き放題に流れて行けさうです。明るくて強い匂ひが衝つき上げるやうな野です。
いま男の誰でもが私に触つたら、ぢりゝと焼け失せて灰になりませう。そのことを誰でも男たちに知らせたいです。だのにその人は、もとの儘、しづかに楽器を奏でてゐます。ただ今度の私は、大仏の中に入つた見物人のやうに、その人を内側から眺めるだけです。楽器の音が初めて高く聞えます。それは水の瀬々らぎのやうな楽しい音です。私はそこからまた再びもとの自分に戻るのには、また一苦労です。海山の寂しさを越えねばなりません。
毕竟，莫言写《丰乳肥臀》的处理结果就在眼前，我不想重蹈覆辙。
还是退回去，再写点晚清到民国时的故事吧，至少能安全一些。
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その人にまた逢ふときには、何だか予感といふやうなものがございます。ふと、たゞこれだけの月日、たゞこれだけの自分ではといふやうな不満が覚えられて莫迦々々しい気持になりかけます。
けれども思へばその気持もまた莫迦らしく、かうして互ひ違ひに胸に浮ぶことを打ち消すさまは、ちやうど闇の夜空のネオンでせうか。するうち屹度その人に逢ふ機会が出て来るのでございます。
逢つて見る眼には思ひの外、あつさりして白いものゝ感じの人でございます。たゞそれに濡れ濡れした淡い青味の感じが梨の花片のやうに色をさしてるのが私にはきつと邪魔になるのでございませう。
その人は何も言ひません。細眼にした間から穏かな瞳をしづかに私の胸の辺に投げて楽器を奏でます。私の不思議な苦しみはこれから起ります。
私の魂はどこか入口はないかとその人の身体のまはりを探し歩くやうです。苦しく切ない稲妻がもぬけの私の身体の中を駆け廻り、ところ／″＼皮膚を徹して無理な放電をするから痛い粟粒が立ちます。戸惑つた私の魂はとき／″＼その人の唇とか額とかに向つても打ち当つて行くやうです。アーク燈に弾ね返される夜の蝉のやうに私の魂は滑り落ちてはにじむやうな声で鳴くやうです。
私は苦しみに堪へ兼ねて必死と両手を組み合せ、わけの判らない哀願の言葉を口の中で咏きます。けれどもその人は相変らず身体をしやんと立て、細い眼の間から穏かな瞳を私の胸に投げたまゝ殆ど音の聞えぬ楽器を奏でてゐます。私の魂は最後に、その人の胸元に向つて牙を立てます。噛み破ります。
ふと、気がつくと、私は首尾よくその人の中に飛び込めて、川に融け合つたやうです。川はもう見えません。私自身が川になつたのでせうか。何だか私には逞ましい力が漲り、野のどこへでも好き放題に流れて行けさうです。明るくて強い匂ひが衝つき上げるやうな野です。
いま男の誰でもが私に触つたら、ぢりゝと焼け失せて灰になりませう。そのことを誰でも男たちに知らせたいです。だのにその人は、もとの儘、しづかに楽器を奏でてゐます。ただ今度の私は、大仏の中に入つた見物人のやうに、その人を内側から眺めるだけです。楽器の音が初めて高く聞えます。それは水の瀬々らぎのやうな楽しい音です。私はそこからまた再びもとの自分に戻るのには、また一苦労です。海山の寂しさを越えねばなりません。
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