人生天地间,当以忠孝为本,作为中国者,居天地之中,得天地之正气,灵气也足,其人形貌正,故而中土难生,应该珍惜。我们本土之教,不异言,因为非先王之法言不敢言。不异服,穿着黄帝之衣冠,是称黄冠,也叫黄冠道士。不毁形,身体发肤受之父母,不敢毁伤,是为孝之始。得其道者,白日上升,飞腾就天,以显父母,是为孝之终也。不去姓,不忘其亲,不灭其祖,人子之孝也。朝修有仪,行君臣之礼,人臣之义也。读圣人之书,行圣人之道,继往开来,圣义也。
其道在天地未分之先就有,其教在三皇之世所立,天上、天下、三界之内,生天、生地、生人、生万物,皆道之所化,故惟道独尊。教有先后之别,人有夷夏之分,贵贱之殊也,岂能重夷理而轻天道呢。故此:皇天无二道,圣人无两心,不悖所生之天,不忘所生之土,生于中国,奉中国之道,不忘乎本理也。
作为修行人该如何修身正己呢?修行者,心存理正,不用问前程。若能依本分,前程自然通达。若要有前程,莫做没前程之事。要知道, 顺天者存,逆天者亡,天之道也。举头三尺有神明,人间私语,天闻若雷;暗室亏心,神目如电,湛湛青天不可欺。莫作亏心事,古往今来放过谁?德不积累不足以成事,祸不积不足以毁身福。
心安茅屋稳,性定菜根香。世事静方见,人情淡始长。知足常乐,终身不辱。知止常止,终身不耻。寸心不昧,万法皆明。道以无心度有情,一切方便是修真。 无所求,胜过布施化缘,谨守正道,胜过把斋吃素。看经未为善,作福未为愿;若当权时,常与人行方便。
礼圣敬神者,应该敬圣之德;念圣号者,应该感圣之恩;看经者,明经之理;打坐者,登圣之境;得悟者,证圣之道。圣人积德不积财,执道可全身,执利而招害。所以皇天不负道心人,皇天不负孝心人,皇天不负好心人,皇天不负善心人。
我们立世该如何正鉴呢?千经万典,孝义为先;天上人间,方便第一。为善者,天报之以福;为不善者,天报之以祸。作善降之百祥,作不善降之百殃。为子孙作富贵计者,十败其九。为人行善方便者,其后受惠。以忠孝遗子孙者昌,以智术遗子孙者亡。儿孙自有儿孙福,莫与儿孙作马牛。
善不积不足以成名,恶不积不足以灭身。小人以小善为无益而不做,以小恶为无伤而常行,故恶积而不可掩,罪大而不可解。
因不义,得富且贵,犹如浮云。 富与贵,是人人都想得到。若不以其道得之,不会留久。贫与贱,是人人都想丢弃的,不以其道得之,不会离开。 正如《太上感应篇》所说曰:“祸福无门,惟人自招。善恶之报,如影随形。所以人心起于善,善虽未为,而吉神已随之。或心起于恶,恶虽未至,而凶神已随之。其有曾行恶事,后自改悔,久久必获吉庆,所谓转祸为福也。
其道在天地未分之先就有,其教在三皇之世所立,天上、天下、三界之内,生天、生地、生人、生万物,皆道之所化,故惟道独尊。教有先后之别,人有夷夏之分,贵贱之殊也,岂能重夷理而轻天道呢。故此:皇天无二道,圣人无两心,不悖所生之天,不忘所生之土,生于中国,奉中国之道,不忘乎本理也。
作为修行人该如何修身正己呢?修行者,心存理正,不用问前程。若能依本分,前程自然通达。若要有前程,莫做没前程之事。要知道, 顺天者存,逆天者亡,天之道也。举头三尺有神明,人间私语,天闻若雷;暗室亏心,神目如电,湛湛青天不可欺。莫作亏心事,古往今来放过谁?德不积累不足以成事,祸不积不足以毁身福。
心安茅屋稳,性定菜根香。世事静方见,人情淡始长。知足常乐,终身不辱。知止常止,终身不耻。寸心不昧,万法皆明。道以无心度有情,一切方便是修真。 无所求,胜过布施化缘,谨守正道,胜过把斋吃素。看经未为善,作福未为愿;若当权时,常与人行方便。
礼圣敬神者,应该敬圣之德;念圣号者,应该感圣之恩;看经者,明经之理;打坐者,登圣之境;得悟者,证圣之道。圣人积德不积财,执道可全身,执利而招害。所以皇天不负道心人,皇天不负孝心人,皇天不负好心人,皇天不负善心人。
我们立世该如何正鉴呢?千经万典,孝义为先;天上人间,方便第一。为善者,天报之以福;为不善者,天报之以祸。作善降之百祥,作不善降之百殃。为子孙作富贵计者,十败其九。为人行善方便者,其后受惠。以忠孝遗子孙者昌,以智术遗子孙者亡。儿孙自有儿孙福,莫与儿孙作马牛。
善不积不足以成名,恶不积不足以灭身。小人以小善为无益而不做,以小恶为无伤而常行,故恶积而不可掩,罪大而不可解。
因不义,得富且贵,犹如浮云。 富与贵,是人人都想得到。若不以其道得之,不会留久。贫与贱,是人人都想丢弃的,不以其道得之,不会离开。 正如《太上感应篇》所说曰:“祸福无门,惟人自招。善恶之报,如影随形。所以人心起于善,善虽未为,而吉神已随之。或心起于恶,恶虽未至,而凶神已随之。其有曾行恶事,后自改悔,久久必获吉庆,所谓转祸为福也。
KinKi Kids、CDデビュー25周年。ニューシングル「高純度romance」で松本隆が描いた2人の姿
text by その他
https://t.cn/A66Iu3dB
3月16日にリリースされる、KinKi Kids、44枚目のシングル「高純度romance」は、25年前、彼らのデビュー曲「硝子の少年」を手掛けた、松本隆による作詩である。CDデビュー25周年を迎えるこのアニヴァーサリーの始まりに、彼を起用した意味は大きい。この楽曲の歌詩について、昨年、松本隆50年の軌跡を追った評伝「風街とデラシネ 作詞家・松本隆の50年」(KADOKAWA)を上梓した音楽評論家、田家秀樹による考察を軸に「高純度romance」を分析する。2人を傍で、つかず離れず、ずっと見続けてきた人だからこそわかることがある。これは愛に溢れた1曲だ。
(これは『音楽と人』4月号に掲載された記事です)
松本さんらしい歌詩だな、という印象を受けました。
過剰な言葉も使わないし、説明もしないんだけど、何を唄いたいのかがすごくよくわかる。
〈絆〉ですよね。そしてこんな美しい曲なのに、美化してないし、綺麗事にもしていない。すごくリアリティがある。
〈引きこもってた日もあったよね/悩んだり凹んだり〉
何かを肯定する時に、こういう否定的なことも呼び込みながら、絶妙なバランスで書く。これは、松本隆の技以外の何者でもないですよ。
はっぴいえんどの頃からずっとそうなんですけど、松本さんは1曲の中で、光と影のどちらも書くんです。どちらかではなく全体を。すごくフラットに物を見ながら、その中にあるいろんなデコボコから目を背けない。そしてそれを肯定的に描けるから、嘘っぽさが全然ない。どんな人にも影があって、美しいだけじゃないことをわかって書いている。この曲は、言ってみれば結成25周年のお祝いソングですよね。そんなおめでたい曲に普通、〈引きこもってた日もあったよね〉なんて引き合いに出さないでしょう? でもそれが、この歌のリアリティに繋がっています。
有名なエピソードですけど、松本さんがKinKi Kidsのデビュー曲を依頼された時、なかなかジャニーさんからOKが出なかったんです。ミリオンヒットを獲れる曲という至上命令が出ていて、「Kissからはじまるミステリー」と「ジェットコースター・ロマンス」を先に書き上げていたものの、デビュー曲としてはOKがもらえなかった。煮詰まった松本さんが、仕事場の居間でテレビをつけたら偶然KinKi Kidsが唄っていて、その姿を見た松本さんは「あ、硝子の少年だ」と思った、と。
硝子は脆くて崩れやすく、だからこそピュアで透明、そして美しい。今回のタイトルの〈高純度〉とは、そういうことでもありますよね。この関係がこのままで壊れないでほしい、という願いもあったと思います。そこに松本さん自身を重ねたところもあるでしょうね。
松本さんが分身だと言ってる人が3人いるんです。細野晴臣、大滝詠一、筒美京平。きっと、自分とその人たちの間にあった、他の人にはわからない独特な関係性を、光一くんと剛くんの関係に見たんだと思います。ずっと傍にいるけど交わらない。でも絶対に離れられない。そして誰よりもお互いを理解してる。
だから、この人にはこうであってほしい、という願いが歌詩にこもってるんですよね。松本さんがそんなスタンスで歌詩を描いた唄い手は、おそらくKinKi Kidsと松田聖子さんだけだと思います。松田さんには、等身大の彼女より、ちょっとだけ大人なテーマの歌詩をつねに与えてきたんですよ。彼女は飛び抜けた歌唱力でそれを唄い、それによって、歌手としても人間としても大人になっていった。
KinKi Kidsもそうだと思うんです。デビューがいきなり「硝子の少年」じゃないですか。18歳で、自分たちのあり方のようなものを提示されて以降、その後の松本さんの歌詩は、つねに彼らの生き方のようなものを提示してきている気がします。「ボクの背中には羽根がある」も「スワンソング」もそう。そんな長年のいろんな積み重ねのうえに「高純度romance」が生まれている。それを思うと、25年という時間を背景に、大人になった2人に対し、その次、みたいなものを指し示してるのかもしれません。〈家庭〉という言葉もかなり踏み込んでるように聴こえますけど、でもそれが、さっき話したようなどんな人でも思い当たるリアリティを曲に与えてくれるんです。
〈純度高めの日々育んだ〉という一節もそうですね。つまり自分たちがやっている活動があって、お互いがその純度を高め続けている。プライドもあるし、自負もあるから折れない。そう簡単には交わらない。そんな状態で続けてきた彼らのことを、松本さんはちゃんと見てるということですよね。
そしてラストにある〈真実の蝶結び〉という言葉。〈蝶結び〉って、すぐ解けてしまう脆さがあるじゃないですか。ギュッと固く結ぶのではなく、綺麗だけど、紐を引いたらすぐに解けてしまう〈蝶結び〉。純度が高いからそれができるということでもあるし、そこに到達したということでもある。でも壊れやすいものでもある。これは「硝子の少年」にあった儚さ、脆さの象徴ですよね。そういうものが25年を経てもちゃんと結ばれている。
やはり松本さんがKinKi Kidsにずっと見ているのは、壊れそうで陰りのある、でもとても儚くて、ピュアな青春なんですよ。それを最初、近藤真彦さんに見たと思うんですけど、彼はソロだから、1人の人物の視点でしか描けない。KinKi Kidsはそこに2人の関係性が加わるから、近藤さんよりも歌で表現する視点が深くなる。そこにあの時代のいろんな青春群像が散りばめられているのが「硝子の少年」ですけど、それから25年経って、大人になった時に、いろんなことを言わなくてももういろいろ経験してるから、以前よりも言葉数が少なくなって、整理されて唄われていますね。
松本さんは作詞家として、太田裕美や寺尾聰、南佳孝や松田聖子の作品で、歌謡界で一時代を築いた後、89年から94年まで、作詞家としての活動を休憩するんですが、最前線に復帰したのがKinKi Kidsでした。おそらく松本さんは、2人と出会い、「硝子の少年」がミリオンヒットを飛ばし、代表曲として唄い継がれてきたことで、彼が70年代からずっと描いてきた〈青春の永遠性〉みたいなものを確信できたんじゃないでしょうか。つまり古い新しいは関係なく、みんなが持っているものなんだ、と。
松本さんの歌詩には、時折〈ジェームス・ディーン〉がモチーフとして出てきます。青春のシンボルとでも言うべきもので、矢沢永吉さんの「サブウェイ特急」や原田真二さんの「てぃーんずぶるーす」にも出てきます。若々しく孤独感があり、陰りもある。ジェームス・ディーンのそんなイメージが、松本さんの中にある普遍的な青春でしょう。それがKinKi Kidsにも繋がっているんですけど、さっきお話したように、ジェームス・ディーンは1人だけど、その精神を、2人の関係性として描けるのがKinKi Kidsなんだと思います。
ジェームス・ディーンは若くして亡くなっています。つまり孤独感や陰りというのは、それを抱えたまま死ぬことでしか永遠にならない。人によっては、歳を重ねるごとに、そういうものが失われていく。むしろそのほうが多い。でもKinKi Kidsは、2人の関係が続いていく中で、孤独や陰りが失われることがない。その素晴らしさがある。松本さんが描いてきた〈青春の永遠性〉。その先にあるものを彼らは見せてくれている。あんな硝子のように脆く、儚い美しさを湛えてきた2人の25年。この記念すべきアニヴァーサリーに書いた「高純度romance」は、松本さんが描きたかった世界観の集大成に近い。そして松本さんが、KinKi Kidsの2人に言いたかったであろう一言が、この曲の中にありました。
〈ほんとに愛してるよ〉
これが2人に伝えたかったことですよ。松本さんは大切なタイミングで、歌詩にそういうことを盛り込みますね。松田さんとのコンビを解消したアルバム『Citron』の最後の曲「林檎酒の日々」では〈もうさよならね〉と書いてますけど、それと同じです。この〈ほんとに愛してるよ〉は、松本さんがKinKi Kidsの2人に伝えたかったメッセージだと思います。
よく松本さんは「人の心を引きつける詞は、5%の真実と95%の想像から出来ている」とおっしゃっているんですが、その5%の真実が、25周年というタイミングもあって、そういうところににじみ出た気がします。それと、〈そんな時背中をポンと叩く/君の手に救われたのさ〉という一節は、ジャニーさんの病室で光一さんと剛さんが交わした光景を、KinKi Kidsとして歌にしていると編集長の金光さんから聞いたんですが(註:「YOU... ~ThanKs 2 YOU~」のKinKi Kidsヴァージョン。『KinKi Kids Concert Tour2019-2020 ThanKs 2 YOU』で披露)、松本さんはその話を知らなかったかもしれないですね。というのは、マーケットリサーチみたいなことをする人じゃないんですよ。人から聞かされたのなら別ですけど、自分から最近のKinKi Kidsについて細かく調べたりはしてないと思います。だとしたらすごい話ですけど、松本隆という人とKinKi Kidsの関係を知れば、そんな偶然もありそうだなと、そんな気持ちになりますね。
談=田家秀樹
構成=金光裕史
text by その他
https://t.cn/A66Iu3dB
3月16日にリリースされる、KinKi Kids、44枚目のシングル「高純度romance」は、25年前、彼らのデビュー曲「硝子の少年」を手掛けた、松本隆による作詩である。CDデビュー25周年を迎えるこのアニヴァーサリーの始まりに、彼を起用した意味は大きい。この楽曲の歌詩について、昨年、松本隆50年の軌跡を追った評伝「風街とデラシネ 作詞家・松本隆の50年」(KADOKAWA)を上梓した音楽評論家、田家秀樹による考察を軸に「高純度romance」を分析する。2人を傍で、つかず離れず、ずっと見続けてきた人だからこそわかることがある。これは愛に溢れた1曲だ。
(これは『音楽と人』4月号に掲載された記事です)
松本さんらしい歌詩だな、という印象を受けました。
過剰な言葉も使わないし、説明もしないんだけど、何を唄いたいのかがすごくよくわかる。
〈絆〉ですよね。そしてこんな美しい曲なのに、美化してないし、綺麗事にもしていない。すごくリアリティがある。
〈引きこもってた日もあったよね/悩んだり凹んだり〉
何かを肯定する時に、こういう否定的なことも呼び込みながら、絶妙なバランスで書く。これは、松本隆の技以外の何者でもないですよ。
はっぴいえんどの頃からずっとそうなんですけど、松本さんは1曲の中で、光と影のどちらも書くんです。どちらかではなく全体を。すごくフラットに物を見ながら、その中にあるいろんなデコボコから目を背けない。そしてそれを肯定的に描けるから、嘘っぽさが全然ない。どんな人にも影があって、美しいだけじゃないことをわかって書いている。この曲は、言ってみれば結成25周年のお祝いソングですよね。そんなおめでたい曲に普通、〈引きこもってた日もあったよね〉なんて引き合いに出さないでしょう? でもそれが、この歌のリアリティに繋がっています。
有名なエピソードですけど、松本さんがKinKi Kidsのデビュー曲を依頼された時、なかなかジャニーさんからOKが出なかったんです。ミリオンヒットを獲れる曲という至上命令が出ていて、「Kissからはじまるミステリー」と「ジェットコースター・ロマンス」を先に書き上げていたものの、デビュー曲としてはOKがもらえなかった。煮詰まった松本さんが、仕事場の居間でテレビをつけたら偶然KinKi Kidsが唄っていて、その姿を見た松本さんは「あ、硝子の少年だ」と思った、と。
硝子は脆くて崩れやすく、だからこそピュアで透明、そして美しい。今回のタイトルの〈高純度〉とは、そういうことでもありますよね。この関係がこのままで壊れないでほしい、という願いもあったと思います。そこに松本さん自身を重ねたところもあるでしょうね。
松本さんが分身だと言ってる人が3人いるんです。細野晴臣、大滝詠一、筒美京平。きっと、自分とその人たちの間にあった、他の人にはわからない独特な関係性を、光一くんと剛くんの関係に見たんだと思います。ずっと傍にいるけど交わらない。でも絶対に離れられない。そして誰よりもお互いを理解してる。
だから、この人にはこうであってほしい、という願いが歌詩にこもってるんですよね。松本さんがそんなスタンスで歌詩を描いた唄い手は、おそらくKinKi Kidsと松田聖子さんだけだと思います。松田さんには、等身大の彼女より、ちょっとだけ大人なテーマの歌詩をつねに与えてきたんですよ。彼女は飛び抜けた歌唱力でそれを唄い、それによって、歌手としても人間としても大人になっていった。
KinKi Kidsもそうだと思うんです。デビューがいきなり「硝子の少年」じゃないですか。18歳で、自分たちのあり方のようなものを提示されて以降、その後の松本さんの歌詩は、つねに彼らの生き方のようなものを提示してきている気がします。「ボクの背中には羽根がある」も「スワンソング」もそう。そんな長年のいろんな積み重ねのうえに「高純度romance」が生まれている。それを思うと、25年という時間を背景に、大人になった2人に対し、その次、みたいなものを指し示してるのかもしれません。〈家庭〉という言葉もかなり踏み込んでるように聴こえますけど、でもそれが、さっき話したようなどんな人でも思い当たるリアリティを曲に与えてくれるんです。
〈純度高めの日々育んだ〉という一節もそうですね。つまり自分たちがやっている活動があって、お互いがその純度を高め続けている。プライドもあるし、自負もあるから折れない。そう簡単には交わらない。そんな状態で続けてきた彼らのことを、松本さんはちゃんと見てるということですよね。
そしてラストにある〈真実の蝶結び〉という言葉。〈蝶結び〉って、すぐ解けてしまう脆さがあるじゃないですか。ギュッと固く結ぶのではなく、綺麗だけど、紐を引いたらすぐに解けてしまう〈蝶結び〉。純度が高いからそれができるということでもあるし、そこに到達したということでもある。でも壊れやすいものでもある。これは「硝子の少年」にあった儚さ、脆さの象徴ですよね。そういうものが25年を経てもちゃんと結ばれている。
やはり松本さんがKinKi Kidsにずっと見ているのは、壊れそうで陰りのある、でもとても儚くて、ピュアな青春なんですよ。それを最初、近藤真彦さんに見たと思うんですけど、彼はソロだから、1人の人物の視点でしか描けない。KinKi Kidsはそこに2人の関係性が加わるから、近藤さんよりも歌で表現する視点が深くなる。そこにあの時代のいろんな青春群像が散りばめられているのが「硝子の少年」ですけど、それから25年経って、大人になった時に、いろんなことを言わなくてももういろいろ経験してるから、以前よりも言葉数が少なくなって、整理されて唄われていますね。
松本さんは作詞家として、太田裕美や寺尾聰、南佳孝や松田聖子の作品で、歌謡界で一時代を築いた後、89年から94年まで、作詞家としての活動を休憩するんですが、最前線に復帰したのがKinKi Kidsでした。おそらく松本さんは、2人と出会い、「硝子の少年」がミリオンヒットを飛ばし、代表曲として唄い継がれてきたことで、彼が70年代からずっと描いてきた〈青春の永遠性〉みたいなものを確信できたんじゃないでしょうか。つまり古い新しいは関係なく、みんなが持っているものなんだ、と。
松本さんの歌詩には、時折〈ジェームス・ディーン〉がモチーフとして出てきます。青春のシンボルとでも言うべきもので、矢沢永吉さんの「サブウェイ特急」や原田真二さんの「てぃーんずぶるーす」にも出てきます。若々しく孤独感があり、陰りもある。ジェームス・ディーンのそんなイメージが、松本さんの中にある普遍的な青春でしょう。それがKinKi Kidsにも繋がっているんですけど、さっきお話したように、ジェームス・ディーンは1人だけど、その精神を、2人の関係性として描けるのがKinKi Kidsなんだと思います。
ジェームス・ディーンは若くして亡くなっています。つまり孤独感や陰りというのは、それを抱えたまま死ぬことでしか永遠にならない。人によっては、歳を重ねるごとに、そういうものが失われていく。むしろそのほうが多い。でもKinKi Kidsは、2人の関係が続いていく中で、孤独や陰りが失われることがない。その素晴らしさがある。松本さんが描いてきた〈青春の永遠性〉。その先にあるものを彼らは見せてくれている。あんな硝子のように脆く、儚い美しさを湛えてきた2人の25年。この記念すべきアニヴァーサリーに書いた「高純度romance」は、松本さんが描きたかった世界観の集大成に近い。そして松本さんが、KinKi Kidsの2人に言いたかったであろう一言が、この曲の中にありました。
〈ほんとに愛してるよ〉
これが2人に伝えたかったことですよ。松本さんは大切なタイミングで、歌詩にそういうことを盛り込みますね。松田さんとのコンビを解消したアルバム『Citron』の最後の曲「林檎酒の日々」では〈もうさよならね〉と書いてますけど、それと同じです。この〈ほんとに愛してるよ〉は、松本さんがKinKi Kidsの2人に伝えたかったメッセージだと思います。
よく松本さんは「人の心を引きつける詞は、5%の真実と95%の想像から出来ている」とおっしゃっているんですが、その5%の真実が、25周年というタイミングもあって、そういうところににじみ出た気がします。それと、〈そんな時背中をポンと叩く/君の手に救われたのさ〉という一節は、ジャニーさんの病室で光一さんと剛さんが交わした光景を、KinKi Kidsとして歌にしていると編集長の金光さんから聞いたんですが(註:「YOU... ~ThanKs 2 YOU~」のKinKi Kidsヴァージョン。『KinKi Kids Concert Tour2019-2020 ThanKs 2 YOU』で披露)、松本さんはその話を知らなかったかもしれないですね。というのは、マーケットリサーチみたいなことをする人じゃないんですよ。人から聞かされたのなら別ですけど、自分から最近のKinKi Kidsについて細かく調べたりはしてないと思います。だとしたらすごい話ですけど、松本隆という人とKinKi Kidsの関係を知れば、そんな偶然もありそうだなと、そんな気持ちになりますね。
談=田家秀樹
構成=金光裕史
《明月无用》(上)
上半年最后一则古风查。
⚠️追夫在我这里有门胜似没门。
——
你同未来夫君,一人骑着一匹骏马,逛着他的御花园。
说什么婚约,不过是给敌国当质子,讨好他们,软禁罢了。
一开始,那位皇子与其说不待见你,不如说根本不见你,当没你这个人。
但你数次主动接近他,不能算刻意,只是这个国家宫廷内有什么活动,你都去参加便是了。
做得好也有,做不好也有,终于是引得那位太子注目。
你不觉得自己在讨好他,这不过是卧薪尝胆罢了,他并非如同传闻般暴戾,反倒宅心仁厚。
查理苏虽说心高气傲,不近女色,但他身边的女子只有你,友人们不在身边时,也愿意同你作伴。即便你称不上名花解语柔情似水,也算是通情达理,诚心待人。
笃笃蹄音,鸟鸣婉转,正值季春,他也提起兴致和你一同踏春。
“想要什么?想回家么?”
“想,但我更想要天下太平。”
你的国家并不安宁,四面虎视眈眈,迟早有一日被吞并。
“天下太平比拿下天下还难。”
“那便拿下。”
你提着缰绳,神情还是淡淡的,好像刚才同他全然是闲聊。
路过一树洋丁香,文弱花朵开在枝头,抱成一团。光晖普照,它们才得开得艳如紫暮。
你停在花下,闭上眼仔细嗅那绵长的香气。
“雅致幽香,很好闻,你喜欢吗?喜欢我命人裁下几枝,安排在你屋内。”查理苏在衣食住行还有享受的方面从未亏待你。
你嗅着这雅致的香气,“谢谢殿下,但它若不离树干,还有再生时候。”
查理苏笑着,扯了扯缰绳,马儿打了个弯,踏着一地落花,靠近你,“没想到未婚妻方才有气吞山河之势,竟然是如此慈悲心肠。”
你随他靠近你,阳辉透过花叶,在你们身上留下斑影,不答他的调侃,只笑,对着他说,“这颜色与殿下的瞳色相近,想必往后,我看见殿下的眼睛,就会想起花香,或者闻见丁香清芳,便会想起殿下眼睛。”
查理苏眨着眼睛看你,便是听过一万句赞美的言辞,也不及你这一句。
他绕着你打转,一遍又一遍,你奇怪他做什么,最后查理苏一步跨下了马,又走到你面前,将你腰扣住,一同与他下了马。
两人牵着马,又牵着手,走到夕阳昏黄。
—
“未婚妻,看池子里,那群是黑鱼。”
池水表面如绿绸绵延,深如长渊,任凭如何你都瞧不见的。你摇摇头,“殿下怎么看见的?”
“你要看得很认真才行。”查理苏目如鹰隼,自然看得清池塘里有什么。
你往他那边走了几步,眼睛却低着,专心看黑鱼摆动的痕迹。几乎要贴近身后人的怀里,搭着大理石栏杆的扶手,掌与掌的距离不过一寸。
他不催促你,任凭你的发丝吹到他面颊,直到你侧过脸,对上他的眼睛,用你最平常的模样面对他,查理苏整个人被定在哪儿。
“怎……怎么?看出什么了?还是想看你未来官人?”他强装镇定,睫毛不听使唤地颤了颤。
“我想,那些光景能倒映在殿下眼中,我看殿下的眼睛,是不是就足够了呢?”你心里明白,自己视力不如他,人的瞳孔又深邃,哪里能看清什么鱼。
风掠过河,一道道波纹推起,鸟儿们掠过水面,往远处去了。
岁月如梭,各个大国国势动荡不安,你们的婚事一直未定下。
查理苏见你思乡成疾,偷偷将你送回国,违抗了父王的命令,被禁足以示惩戒,但他离别前答应你,一定会来娶你。
-
你屋内不燃太多灯盏,节俭应当从国君开始。
“未婚妻!”他的笑意能点亮屋内的晦涩般,“我来娶你了。”
你早知他会如约而至,才熬到午夜,但只是低着头,让旁边研墨的小厮手别停。
“未婚妻?”
“我是本国国君,您身份自然尊贵,但也应该称我一声王上。”你有些疲惫,但眉目不再是顺从温柔。纸页上的墨色淡了,笔尖又沾了沾浓墨,在端砚旁拂了拂,接着在折子旁批注。
“……王上?”如此陌生的称呼,竟要从他口中说出?
查理苏往前一步,差点没吓坏你的书童,你只得让他们先去歇息。
“你说过,将来要当我的皇后,全是玩笑?”
“殿下记错了吧,我不愿婚嫁的,多年前与殿下相遇,也不过是我国国力甚弱,不得不寄人篱下罢了。”你这句说完,明显感到查理苏眼神变了。
你瞥了他一眼,不改语气,也不露惧色,“若是要娶妻,还请殿下换别家小姐,我非贤惠,只想尽心竭力,当一世明君。”
查理苏不再欲言又止,杵在那儿,即使他知道你没有再想说的话。
原来那日你与他江边相视,川河动,风动,只有情没有动。
查理苏站在那儿看你好久,你只看今日的奏折,拿着羊毫笔将要事记下,随他观望,装作未曾发现过他。最后,那位皇子,也只是安静地离去罢了。
————
——
古时候也喊未婚妻。
我真不知道怎么形容丁香紫,因为这个色就叫紫丁香(沉默)
我也不知道怎么形容花了,因为在我眼里,形容人事物像是花最高赞美(但非常土,没办法)
原本想开连载,想了想“光启国”太鲨臂了,去给宫殿庭院起名字我也不想,前面感情铺垫我扔一半。
这几天把下半部分搞出来(结局想好了,中间难写
上半年最后一则古风查。
⚠️追夫在我这里有门胜似没门。
——
你同未来夫君,一人骑着一匹骏马,逛着他的御花园。
说什么婚约,不过是给敌国当质子,讨好他们,软禁罢了。
一开始,那位皇子与其说不待见你,不如说根本不见你,当没你这个人。
但你数次主动接近他,不能算刻意,只是这个国家宫廷内有什么活动,你都去参加便是了。
做得好也有,做不好也有,终于是引得那位太子注目。
你不觉得自己在讨好他,这不过是卧薪尝胆罢了,他并非如同传闻般暴戾,反倒宅心仁厚。
查理苏虽说心高气傲,不近女色,但他身边的女子只有你,友人们不在身边时,也愿意同你作伴。即便你称不上名花解语柔情似水,也算是通情达理,诚心待人。
笃笃蹄音,鸟鸣婉转,正值季春,他也提起兴致和你一同踏春。
“想要什么?想回家么?”
“想,但我更想要天下太平。”
你的国家并不安宁,四面虎视眈眈,迟早有一日被吞并。
“天下太平比拿下天下还难。”
“那便拿下。”
你提着缰绳,神情还是淡淡的,好像刚才同他全然是闲聊。
路过一树洋丁香,文弱花朵开在枝头,抱成一团。光晖普照,它们才得开得艳如紫暮。
你停在花下,闭上眼仔细嗅那绵长的香气。
“雅致幽香,很好闻,你喜欢吗?喜欢我命人裁下几枝,安排在你屋内。”查理苏在衣食住行还有享受的方面从未亏待你。
你嗅着这雅致的香气,“谢谢殿下,但它若不离树干,还有再生时候。”
查理苏笑着,扯了扯缰绳,马儿打了个弯,踏着一地落花,靠近你,“没想到未婚妻方才有气吞山河之势,竟然是如此慈悲心肠。”
你随他靠近你,阳辉透过花叶,在你们身上留下斑影,不答他的调侃,只笑,对着他说,“这颜色与殿下的瞳色相近,想必往后,我看见殿下的眼睛,就会想起花香,或者闻见丁香清芳,便会想起殿下眼睛。”
查理苏眨着眼睛看你,便是听过一万句赞美的言辞,也不及你这一句。
他绕着你打转,一遍又一遍,你奇怪他做什么,最后查理苏一步跨下了马,又走到你面前,将你腰扣住,一同与他下了马。
两人牵着马,又牵着手,走到夕阳昏黄。
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“未婚妻,看池子里,那群是黑鱼。”
池水表面如绿绸绵延,深如长渊,任凭如何你都瞧不见的。你摇摇头,“殿下怎么看见的?”
“你要看得很认真才行。”查理苏目如鹰隼,自然看得清池塘里有什么。
你往他那边走了几步,眼睛却低着,专心看黑鱼摆动的痕迹。几乎要贴近身后人的怀里,搭着大理石栏杆的扶手,掌与掌的距离不过一寸。
他不催促你,任凭你的发丝吹到他面颊,直到你侧过脸,对上他的眼睛,用你最平常的模样面对他,查理苏整个人被定在哪儿。
“怎……怎么?看出什么了?还是想看你未来官人?”他强装镇定,睫毛不听使唤地颤了颤。
“我想,那些光景能倒映在殿下眼中,我看殿下的眼睛,是不是就足够了呢?”你心里明白,自己视力不如他,人的瞳孔又深邃,哪里能看清什么鱼。
风掠过河,一道道波纹推起,鸟儿们掠过水面,往远处去了。
岁月如梭,各个大国国势动荡不安,你们的婚事一直未定下。
查理苏见你思乡成疾,偷偷将你送回国,违抗了父王的命令,被禁足以示惩戒,但他离别前答应你,一定会来娶你。
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你屋内不燃太多灯盏,节俭应当从国君开始。
“未婚妻!”他的笑意能点亮屋内的晦涩般,“我来娶你了。”
你早知他会如约而至,才熬到午夜,但只是低着头,让旁边研墨的小厮手别停。
“未婚妻?”
“我是本国国君,您身份自然尊贵,但也应该称我一声王上。”你有些疲惫,但眉目不再是顺从温柔。纸页上的墨色淡了,笔尖又沾了沾浓墨,在端砚旁拂了拂,接着在折子旁批注。
“……王上?”如此陌生的称呼,竟要从他口中说出?
查理苏往前一步,差点没吓坏你的书童,你只得让他们先去歇息。
“你说过,将来要当我的皇后,全是玩笑?”
“殿下记错了吧,我不愿婚嫁的,多年前与殿下相遇,也不过是我国国力甚弱,不得不寄人篱下罢了。”你这句说完,明显感到查理苏眼神变了。
你瞥了他一眼,不改语气,也不露惧色,“若是要娶妻,还请殿下换别家小姐,我非贤惠,只想尽心竭力,当一世明君。”
查理苏不再欲言又止,杵在那儿,即使他知道你没有再想说的话。
原来那日你与他江边相视,川河动,风动,只有情没有动。
查理苏站在那儿看你好久,你只看今日的奏折,拿着羊毫笔将要事记下,随他观望,装作未曾发现过他。最后,那位皇子,也只是安静地离去罢了。
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古时候也喊未婚妻。
我真不知道怎么形容丁香紫,因为这个色就叫紫丁香(沉默)
我也不知道怎么形容花了,因为在我眼里,形容人事物像是花最高赞美(但非常土,没办法)
原本想开连载,想了想“光启国”太鲨臂了,去给宫殿庭院起名字我也不想,前面感情铺垫我扔一半。
这几天把下半部分搞出来(结局想好了,中间难写
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